沓掛山〜みすぎ山〜牛松山
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- GPS
- 10:58
- 距離
- 33.7km
- 登り
- 1,737m
- 下り
- 1,696m
コースタイム
- 山行
- 10:04
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 10:58
20分ぐらいだと思われますが、通常よりも余分にかかっているはずなので、コースタイムを参考にされる場合には、留意を。
天候 | 晴れ/曇り/雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - JR嵯峨野線の保津峡駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■上桂駅〜丁塚〜沓掛山〜林道出合 この山行の前半では、唐櫃越と呼ばれる道を辿ります。 上桂駅からは一般道を歩き、住宅地が途切れる辺りからは林道となり、少し先の墓地を過ぎると山道となります。 丁塚にて松尾谷林道からのルートと合流。 基本的に歩きやすい道が続きますが、滑りやすそうな所もあります。 桂坂野鳥遊園の周遊路があり、今回は少しそちらを歩いていますが、通行禁止となっているルートもあり、注意が必要。 『周遊路』と書いていますが、普通に山道です。 沓掛山山頂を過ぎると、未処理の倒木が増え、京都府警による規制線や目印もあります。 跨いだり、くぐったりで対処できる範囲ですが、所々で少し進路が分かりにくいかも。 ■林道出合〜みすぎ山〜トロッコ亀岡駅 しばらく舗装林道を歩き、未舗装の林道へ。 いくつか分岐があるけど、ほぼ標識があるはずです。 送電線と交差する辺りで右側の展望が開け、愛宕山や保津峡がきれいに見えます。 林道を逸れ、山道になると、すぐにみすぎ山山頂に至ります。 ゆったりと下った後、方向転換してからは谷筋を進む事になり、路面は湿りがちになるようで、足元に注意しておきたいルートでしょう。 尾根を歩く辺りで雰囲気は良くなり、その後はジグザグに下る感じだったかな? ゲートがあり、その先は一般道となります。 ■トロッコ亀岡駅〜牛松山 トロッコ亀岡駅の先は少し迷走しており、参考にされる場合には、ご注意を。 地形図に表記の道は失われており、新たな道が施設されているよう。 福性寺のすぐ先にゲートがあり、ここが登山口となっています。 濡れていると滑りやすそうな岩が露出している区間が多く、下りだと気を使いそう。 道は明瞭で、一定の間隔で丁石があり、歩く際の目安になるでしょう。 標高500m付近に展望所があり、ここが休憩適地でしょうか。 金刀比羅神社を経て、すぐに牛松山山頂へ至ります。 三角点は少し離れた位置にあります。 ■牛松山〜神明峠〜保津峡駅 山頂から北寄りに延びる尾根に乗ります。 歩く人は多くなさそうだけど、きちんと認識できるだけの踏み跡はあり、目印もあります。 P643への尾根道の辺りで左側に林道を見るようになり、近い位置を歩きます。 P643の一帯は緩やかな地形となっており、進路の把握をしっかりしておきたいとの印象。 北へ延びる尾根を下り、最後はそれなりの傾斜となるので、注意しつつ進み、林道に合流します。 ここからの進路はいくつか選択肢がありそうだけど、今回は樒原へ向かい、神明峠経由で水尾から保津峡駅へ進んでいます。 |
写真
あまり処理をされていないようで、跨いだり、くぐったり。
少し進路が分かりにくい所もあるけど、京都府警による規制線や目印があるし、特に問題なし。
感想
この週末も土曜日の天候は良くなさそうなので、日曜日の山行となり、今回もアクセスのしやすい山域へ。
京都西山の唐櫃越は林道と出合うまでの東側の区間しか歩いておらず、その先が気になったまま放置となっており、愛宕山の隣ながらも未踏の牛松山と併せて歩いてみます。
前回の六甲山への山行では、たくさんの人が歩いておられ、今回はあまり人が多くなさそうな辺りが良いと思っていたので、丁度良いはず。
これまでに唐櫃越を歩く時には、嵐山駅スタートで松尾山経由で向かっていたのだけど、後半に未踏の山が控えているので、今回は素直に最短となる上桂駅からスタートします。
墓地を過ぎた辺りから山道となり、丁塚にていつものルートと合流。
風が感じられる時は涼しいけど、湿度は高めのはずで、じんわりと汗が浮かびます。
歩いていると、足元には大きめの米粒のような物が大量に転がっており、こんなにネジキが生えているのかと驚かされます。
花期は終わりに近く、残り少ない花は高い位置にあるかないかで、被写体にはならず。
京都市街展望所からは近くの市街地が見えており、朝日を浴びて輝く桂川が印象的。
少し先の桂坂野鳥遊園の周遊路へ進もうとすると、ソヨゴ坂は倒木多数で危険なために立入禁止となっています。
リョウブ坂は通行可能なので下って行きますが、周遊路という感じではなく、普通に山道だし、唐櫃越よりも難易度が高いぐらい。
結果としては、せっかく下ったのだけど、開園時間前なので中に入る事ができず。
引き返して来て、引き続き唐櫃越を進みます。
以前から荒れ気味でしたが、昨年の秋の台風によると思われる倒木も加わっており、それなりに荒れてはいるけど、処理済みだったりして、通行への支障はあまりなさそう。
沓掛山山頂に到着し、少し空腹なので、パンを食べつつ休憩。
少し進んだ辺りからだったか、京都府警によるテープが見られるようになり、荒れている方面への通行を止めていたり、目印として進路へ誘導していたり。
この辺りで遅ればせながら、少し倒木の処理を開始。
その影響もあり、余分に時間がかかったけど、程なくして林道に出合います。
これまでは老ノ坂峠へ下っていたのだけど、今回は初めてみすぎ山方面へ向かいます。
舗装林道をしばらく歩き、未舗装の林道へ。
標高点には立ち寄らず、黙々と進んで行くと、ササユリが一輪だけ咲いているのを発見。
まさか見られるとは思っておらず、嬉しい誤算です。
送電線の下を通過する辺りで愛宕山方面の展望が大きく開け、牛松山や愛宕山が保津峡越しにどっしりと横たわっていて、結構な迫力です。
退屈な林道歩きでしたが、愛宕山に何度も足を運んでいる身としては、この展望は見る価値が十分にあり、心動かされるものがありました。
分岐にて左へ進み、山道へ進むと、すぐにみすぎ山山頂へ至ります。
なだらかな山頂はススキなどで覆われていて、その隙間に少し居心地が悪そうにササユリが咲いていますが、花は後半を迎えつつある感じ。
亀岡市街地方面の展望があり、雲海が見られそうな時期に訪れるのが良さそう。
下山路は地味で、方向転換後の辺りからは谷ルートとなりますが、降雨後にだけ沢となるのかなという道を下ります。
少し歩きにくいし、雰囲気も良いとは言い難く、あまり通りたくない感じ。
尾根を辿る辺りはまずまず良い感じで、ジグザグ道を経て、ゲートを通過します。
この先は主に舗装路を歩き、牛松山の登山口へ向かいます。
トロッコ亀岡駅を過ぎた辺りで、どちらに進むのかが分かりにくく、少しうろうろ。
馬車が周回する道をまずは辿るようで、そちらへ。
その後も地形図とは違う位置に新たな道ができているようで、迷いつつ。
細い路地を進むのは不安かなと思い、はっきりした道を歩き、登山口へ向かいます。
ゲートの手前の福性寺の参道は苔むしていて、良い感じ。
ゲートを開閉して、入山です。
粘土質の岩が露出しがちで、前夜の降雨の影響がまだ微妙に残っているせいか、登山道は少し滑りやすそう。
丁石や常夜燈があり、山頂近くにある金刀比羅神社の参道として歩かれていた道と思われるけど、この日は人の気配はなく、今では歩く人は多くなさそう?
それら以外に見所らしき物はないように感じられ、『何もない山』と牛松山を評する声に納得してしまう感じ。
ただ、山名通りなのか、松の木が多く、これは特徴として挙げておきたい。
そんな松の木越しに展望が開ける休憩所にて、昼食にします。
少し登って行くと、人の声が聞こえて来ます。
この日は誰も見かけないままかと思っていたので、ちょっと残念?
下りて来られるのかと思ったら、団体さんが何かの講習をされているよう。
挨拶しつつ、そこを通過。
その先の鳥居の手前ぐらいからだったか、ツルアリドオシの花がたくさん咲いており、他に花はあまりないし、貴重な存在ですね。
ひっそりとした金刀比羅神社で手を合わせ、すぐに牛松山山頂に到着です。
何かの施設の横にピークハンターさんのプレートがあり、これがあるだけで救われた気分になります。
少し離れた位置にある三角点に立ち寄り、山頂に戻って来ます。
ここからは『山と高原地図』に未記載のルートで、北寄りに延びる尾根を辿ります。
ヤマレコMAPに足跡はあり、それなりに踏み跡はあるし、目印もあるので、ほぼ問題なし。
鉄塔のあるP578には、ピークハンターさんのプレートがあります。
別の送電線に近づいた辺りで巡視路へ少しだけ寄り道してみると、愛宕三山方面が見えているのだけど、いつもとは違う角度から見ており、どこがどこか分かりにくい。
この辺りで林道に出合い、間近の山道を歩いて行きます。
この辺りはまずまず良い雰囲気で、今年初のギンリョウソウを見る事もできました。
P643はなだらかなピークで、プレートは見当たらず。
進行方向に注意して進み、ちょっと怪しげな標識を見て、左折。
ゆったりと進んだ後、グングンと下って行く辺りで雨が降り始めてしまいます。
まずまずの急斜面の所もあり、注意しつつ下り、舗装林道に降り立ちます。
予定では三郎ヶ岳まで向かうはずだったけど、雨でもあり、初めての山に向かうには遅い時間となっているので、取り止めにします。
どちらに下るかで迷ったものの、歩き慣れている道の安心感を採用。
まずは初めて歩く道で樒原へ向かいますが、道中にはユキノシタが怖いぐらいに群生している所があり、これだけあると雑草っぽく見えてしまう感じ?
樒原の集落内を歩き、愛宕神社の鳥居のある所に到着。
近くの原バス停まで行き、バス便のチェックをしてみるも、次の便までは時間がある。
ここからは以前にも歩いており、水尾経由で保津峡駅へ向かいます。
長い舗装路歩きで、慰めとなる物は少ないけど、淡々と歩き、神明峠を過ぎ、水尾に到着。
こちらのバスも次の便までは時間があり、歩き慣れた道を進みます。
特に書いておくべき事はなく、保津峡駅に到着し、今回も無事にゴールです。
地味な山行になるだろうと思っていたけれど、写真を見ても分かる通り、予想は的中でしょうか?
もうちょっと樹木の花を見られるかなと思っていたけど、ピークを過ぎたネジキが目立つぐらいで、写したくなるような花は少なかったですね。
そんな中、予想していなかったササユリや、今年は見ないままかと諦めかけていたギンリョウソウも見られたので、意外と歩いた甲斐はあったかも。
みすぎ山へ向かう途中の、保津峡越しの愛宕山の雄姿も印象的だったし、また忘れた頃に訪れてみるのも良いかも知れませんね。
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