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Yamareco

記録ID: 1899380
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ハイキング
富士・御坂

烏帽子山・横沢の頭・五湖山・女坂峠/廃道同然の女坂に四苦八苦

2019年06月17日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.3km
登り
746m
下り
730m

コースタイム

出発7:50−尾根取付き7:55〜8:05−烏帽子山頂上9:15〜10:00−主稜線合流11:05−横沢の頭11:30〜12:25−合流地点12:40−1330m地点13:10−標点13:30−五湖山頂上13:35〜14:10−女坂峠14:45〜15:00−ザドウ沢横断15:35−1004m地点15:50−国道16:05−ゴール16:20
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
河口湖から国道139号線で西に進み、精進湖東端で国道358号線に右折する。精進湖トンネルを抜けた1.2kmほど先、大きく沢で曲折した少し先に、谷側から林道が上がって来る。その出口に駐車可能。
コース状況/
危険箇所等
感想欄に詳述。
駐車地点から国道を横切った山側に、林道が斜上している。地形図に破線で描かれている道だ。ここに入る
2019年06月17日 07:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 7:50
駐車地点から国道を横切った山側に、林道が斜上している。地形図に破線で描かれている道だ。ここに入る
この林道を距離200mほど進んだヘアピンカーブに露岩がある。この岩の左側から尾根に取付く
2019年06月17日 07:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 7:56
この林道を距離200mほど進んだヘアピンカーブに露岩がある。この岩の左側から尾根に取付く
露岩の上に立つと藪が無いすっきりした派生尾根となるので、ここを登る
2019年06月17日 08:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 8:08
露岩の上に立つと藪が無いすっきりした派生尾根となるので、ここを登る
直ぐに烏帽子山西尾根に合流し、傾斜40度程の急な尾根を突き上げていく
2019年06月17日 08:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 8:28
直ぐに烏帽子山西尾根に合流し、傾斜40度程の急な尾根を突き上げていく
一部に小さな露岩が現れるが、ここだけ
2019年06月17日 08:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 8:42
一部に小さな露岩が現れるが、ここだけ
標高1030m辺りから一段と急斜面となる
2019年06月17日 08:46撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 8:46
標高1030m辺りから一段と急斜面となる
標高1100mを越えた辺りから低い藪がうるさくなるが、適当に獣道を拾いながら進む
2019年06月17日 09:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 9:03
標高1100mを越えた辺りから低い藪がうるさくなるが、適当に獣道を拾いながら進む
あっけなく烏帽子山の頂上に着いた。山名を示す物は何も無い。木々に囲まれ、眺望も無い
2019年06月17日 09:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 9:51
あっけなく烏帽子山の頂上に着いた。山名を示す物は何も無い。木々に囲まれ、眺望も無い
烏帽子山から南東に伸びるなだらかな尾根を登る。痩せた尾根に馬酔木やヒメシャラの灌木が茂り、かき分けながら進む
2019年06月17日 10:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 10:06
烏帽子山から南東に伸びるなだらかな尾根を登る。痩せた尾根に馬酔木やヒメシャラの灌木が茂り、かき分けながら進む
標高1200m付近で平坦地となり、藪も無く一息つける
2019年06月17日 10:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 10:28
標高1200m付近で平坦地となり、藪も無く一息つける
踏跡かと思うほど明瞭な獣道が断続的に現れるので、これを辿れば楽だ
2019年06月17日 10:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 10:48
踏跡かと思うほど明瞭な獣道が断続的に現れるので、これを辿れば楽だ
尾根筋には馬酔木が多い。北風が強いのか枝が南側に倒れているので、北斜面を巻き気味に進むと藪漕ぎはしないで済む
2019年06月17日 10:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 10:53
尾根筋には馬酔木が多い。北風が強いのか枝が南側に倒れているので、北斜面を巻き気味に進むと藪漕ぎはしないで済む
標高1380mを越えると尾根は消え、急な広い斜面を突き上げる。どこでも歩けるが足場は悪い。主稜線は近い
2019年06月17日 11:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 11:03
標高1380mを越えると尾根は消え、急な広い斜面を突き上げる。どこでも歩けるが足場は悪い。主稜線は近い
1430m圏で主稜線に飛び出した。明瞭な縦走路が通じている
2019年06月17日 11:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 11:06
1430m圏で主稜線に飛び出した。明瞭な縦走路が通じている
この合流地点で灌木の切れ間から富士山が望めた。辛うじて頂上が雲の切れ間から顔を出していたが、数分後には雲に覆われた
2019年06月17日 11:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 11:07
この合流地点で灌木の切れ間から富士山が望めた。辛うじて頂上が雲の切れ間から顔を出していたが、数分後には雲に覆われた
時間があるので1450m圏の北東端まで往復することにした。明瞭な縦走路が笹の中を抜けている
2019年06月17日 11:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 11:14
時間があるので1450m圏の北東端まで往復することにした。明瞭な縦走路が笹の中を抜けている
高さ2m程の小さな岩場。縦走路で唯一の岩場
2019年06月17日 11:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 11:21
高さ2m程の小さな岩場。縦走路で唯一の岩場
標高1465mの横沢の頭。木に巻かれたテープに山名が手書きされていた
2019年06月17日 11:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 11:29
標高1465mの横沢の頭。木に巻かれたテープに山名が手書きされていた
この頂は平坦で木々に覆われ、眺望は利かない
2019年06月17日 11:30撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 11:30
この頂は平坦で木々に覆われ、眺望は利かない
さあ女坂峠まで縦走路を南下しよう。振り返ると、標高1623mの王岳が立派だ。その左が先ほど登った横沢の頭
2019年06月17日 12:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 12:35
さあ女坂峠まで縦走路を南下しよう。振り返ると、標高1623mの王岳が立派だ。その左が先ほど登った横沢の頭
王岳の南尾根。数年前にここを降りたが、ポッコリ盛り上がった吉井岩の通過に緊張した
2019年06月17日 12:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 12:35
王岳の南尾根。数年前にここを降りたが、ポッコリ盛り上がった吉井岩の通過に緊張した
烏帽子山からの合流地点を過ぎ、なだらかな主稜線をさらに南下する。こんな平坦な道を歩むとルンルン気分に浸れる
2019年06月17日 12:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 12:45
烏帽子山からの合流地点を過ぎ、なだらかな主稜線をさらに南下する。こんな平坦な道を歩むとルンルン気分に浸れる
しかし多くは低い笹原の切通し。こんな笹藪が烏帽子山から登って来た枝尾根上に無くて良かった!
2019年06月17日 12:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 12:59
しかし多くは低い笹原の切通し。こんな笹藪が烏帽子山から登って来た枝尾根上に無くて良かった!
頭を隠していた富士山がチラリと頂上を見せてくれた。でも、ほんの一時で、直ぐにまた雲の中
2019年06月17日 13:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 13:04
頭を隠していた富士山がチラリと頂上を見せてくれた。でも、ほんの一時で、直ぐにまた雲の中
五湖山北端の1340m圏のコブに登ると道端に標識が埋められていた。三角点ではないようだが何だろう?
2019年06月17日 13:31撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 13:31
五湖山北端の1340m圏のコブに登ると道端に標識が埋められていた。三角点ではないようだが何だろう?
山名板が立っているから、ここが五湖山の頂上らしいが、平坦な上、木々に囲まれて眺望は皆無
2019年06月17日 13:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 13:36
山名板が立っているから、ここが五湖山の頂上らしいが、平坦な上、木々に囲まれて眺望は皆無
頂上から女坂峠を目指して西へ降りる途中、展望が利く地点に出た。南南東方向の富士山は依然として頭を隠している。裾野の右寄りは大室山
2019年06月17日 14:12撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 14:12
頂上から女坂峠を目指して西へ降りる途中、展望が利く地点に出た。南南東方向の富士山は依然として頭を隠している。裾野の右寄りは大室山
真西に見えるのは右が三方分山、少し下がった左が精進山。手前のコブとの間が女坂峠
2019年06月17日 14:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 14:14
真西に見えるのは右が三方分山、少し下がった左が精進山。手前のコブとの間が女坂峠
精進湖が眼下に見える。湖の背後、右がパノラマ台、左が烏帽子岳。その後ろが竜ヶ岳。中央の奥が雨ヶ岳、右寄り最奥が毛無山
2019年06月17日 14:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 14:24
精進湖が眼下に見える。湖の背後、右がパノラマ台、左が烏帽子岳。その後ろが竜ヶ岳。中央の奥が雨ヶ岳、右寄り最奥が毛無山
女坂峠手前のコブへは小さな露岩をぬって登る
2019年06月17日 14:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 14:36
女坂峠手前のコブへは小さな露岩をぬって登る
このコブから北東方向、最奥に王岳、左寄り手前に横沢の頭に続く1430m圏コブ、そこから左に下る尾根の先に烏帽子山が望めた
2019年06月17日 14:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 14:38
このコブから北東方向、最奥に王岳、左寄り手前に横沢の頭に続く1430m圏コブ、そこから左に下る尾根の先に烏帽子山が望めた
真東には降りてきた五湖山。その右に伸びる尾根は南尾根で、数年前、これを登って王岳の南尾根を降りて周回したが面白かった
2019年06月17日 14:39撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 14:39
真東には降りてきた五湖山。その右に伸びる尾根は南尾根で、数年前、これを登って王岳の南尾根を降りて周回したが面白かった
女坂峠に着いた。さあ、ここから道標に従って、北側の上九一色村古関目指して降りれば、簡単にゴールできるはずだったが・・・
2019年06月17日 14:46撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 14:46
女坂峠に着いた。さあ、ここから道標に従って、北側の上九一色村古関目指して降りれば、簡単にゴールできるはずだったが・・・
ここは古い峠道で、阿難坂とも呼ばれる難所とのこと。亡くなった旅人を供養する石仏が祀られていた
2019年06月17日 15:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 15:00
ここは古い峠道で、阿難坂とも呼ばれる難所とのこと。亡くなった旅人を供養する石仏が祀られていた
最初は緩やかでのどかな峠道だったが、ジグザグ道になると一転して荒れた道になる。石がゴロゴロして歩きにくいことおびただしい
2019年06月17日 15:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 15:09
最初は緩やかでのどかな峠道だったが、ジグザグ道になると一転して荒れた道になる。石がゴロゴロして歩きにくいことおびただしい
さらに随所で道が崩れている。写真左奥の肩に平坦部が見えるが、そこまで崩れた斜面をトラバース
2019年06月17日 15:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 15:21
さらに随所で道が崩れている。写真左奥の肩に平坦部が見えるが、そこまで崩れた斜面をトラバース
あちこちが崩落していてルートの続きを読み取れない。仕方ない、写真左側に写っているザドウ沢底目指して急な支尾根を下る
2019年06月17日 15:33撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 15:33
あちこちが崩落していてルートの続きを読み取れない。仕方ない、写真左側に写っているザドウ沢底目指して急な支尾根を下る
ザドウ沢に降り立った。このままこの沢を下れば国道がトンネルを抜けた個所に出られるが、途中に堰堤があるので止めた
2019年06月17日 15:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 15:36
ザドウ沢に降り立った。このままこの沢を下れば国道がトンネルを抜けた個所に出られるが、途中に堰堤があるので止めた
ザドウ沢の右岸は緩やかな山腹だ。ここを横切って行くと再び峠道の続きに出た。やれやれこれで一安心
2019年06月17日 15:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 15:40
ザドウ沢の右岸は緩やかな山腹だ。ここを横切って行くと再び峠道の続きに出た。やれやれこれで一安心
と思ったのも束の間、小さな沢を横切る道は崩落している。写真中央奥の肩を目指して不安定な斜面を突き上げる
2019年06月17日 15:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 15:41
と思ったのも束の間、小さな沢を横切る道は崩落している。写真中央奥の肩を目指して不安定な斜面を突き上げる
地形図の1004m地点まで来た。峠道に復して僅か300mの間に道の崩落は2ヶ所。先が思いやられるので、写真の支尾根を降りて国道に出ることにした
2019年06月17日 15:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 15:49
地形図の1004m地点まで来た。峠道に復して僅か300mの間に道の崩落は2ヶ所。先が思いやられるので、写真の支尾根を降りて国道に出ることにした
国道側面は法面なので、橋の際を目指して右寄りに降りる。国道直前は小石の多い急斜面なので、落石しないように気を遣う
2019年06月17日 16:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 16:01
国道側面は法面なので、橋の際を目指して右寄りに降りる。国道直前は小石の多い急斜面なので、落石しないように気を遣う
狙った通りに山葵沢橋の脇に降り立てた。橋の先で法面工事をしていた。交通量の多い国道を1km、15分程歩けばゴール
2019年06月17日 16:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
6/17 16:06
狙った通りに山葵沢橋の脇に降り立てた。橋の先で法面工事をしていた。交通量の多い国道を1km、15分程歩けばゴール
撮影機器:

感想

御坂山塊には「烏帽子」を冠する山が二つある。一つは精進湖と本栖湖の間、パノラマ台の南にある「烏帽子岳」(写真29)。もう一つは王岳から五湖山に続く主稜線の1430m圏コブから北西に伸びる枝尾根上にある「烏帽子山」(写真31)。両者は僅か5kmほどしか離れていないのに、似たような名前の山があるのは何故だろう?

後者の烏帽子山は枝尾根上の肩みたいなもので、コブとも言えないほど小さいが、前々から気になっていた山なので、今回登ることにした。
なお、酔狂な輩は他にもいるようで、今回の記録をこのヤマレコに登録するためにコース作成図を開いてみると、烏帽子山の頂上から真西に伸びる尾根(西尾根と仮称)に、かつて登った人々が付けたトレースが朱色で描かれていた。ただし既存のトレースは、国道から烏帽子山の頂上までしか付いていない。ということは、皆さんは往復しているらしい。それでは余りにも短くてつまらない。そこで一工夫。
烏帽子山から1430m圏コブの枝尾根を詰めて主稜線に立つ。さらに縦走路を南下して、五湖山経由で女坂峠まで辿る。後は、北側の女坂を通る昔の峠道を下れば、周回ルートを構成できる。

烏帽子山にはあっけなく登れた。藪も無く、悪場も無く、ひたすら急な尾根を詰めて行けば頂上。拍子抜けである。
烏帽子山から1430m圏コブまでも似たようなものだった。尾根筋には馬酔木が多いが、腕で枝を払う程度の軽い藪漕ぎで済むし、明瞭な獣道を拾って行けば、楽して登れた。
結局、西尾根の取付きから主稜線まで2ピッチで登れて、気負いこんで取付いたので、あまりにも拍子抜けであった。
なお、取付きから主稜線まで道標も赤テープも皆無。踏跡も無い。

主稜線に出たのは11時。時間はたっぷりあるので、快適な昼食場所を求めて横沢の頭まで足を延ばした。展望が良い王岳まで行こうかと思ったが、既に2回も登っているので止め、その分、のんびりと大休止を取った。

その後は良く踏まれた歩き易い縦走路をルンルン気分で歩き、五湖山経由で女坂峠(阿難坂)まで降りて来た。さあ、ここから先は昔の峠道を辿れば良いのだから、楽々車に戻れると踏んだ。でも、これが大きな誤算であった。

降り始めは緩やかで幅広い快適な道だった。しかし、ジグザグ道になると、石がゴロゴロして歩きにくい上、所々で道が崩れている。最近、通った人がいるのかしら?道が大きく崩壊して急な土の斜面を慎重にトラバースすることもしばしば。そのうちルートの先が読めなくなった。
さあ困った。仕方ない、一旦、ザドウ沢に降りる事にし、急な支尾根を強引に下った。沢を横切り、右岸の緩やかな斜面を横切って行くと、見失った峠道に復することが出来た。ヤレヤレである。

ところがこの先も崩落個所が立て続けに現れた。これでは古い峠道を辿って行っても、かなり梃子釣りそうだ。そこで、地形図の1004m地点から北西に落ちる幅広い尾根を降りて国道へ出た。

なお、ジグザグが始まって2つ目(3つ目?)の左カーブの頂点で、良く踏まれた明瞭な踏跡が直進していた。左へカーブした旧道は石がゴロゴロ、こちらの踏跡は良く踏まれて歩き易そう。しかし、旧道はジグザグに降りて行くのに、この踏跡は山腹をトラバースして行く。
よっぽどこの踏跡に入ろうか、と迷った。しかしこの踏跡は何かの作業道かも知れず、どこに降りていくかは全く分からない。このため、無難に、荒れた旧道を降りて行った結果、難渋する状況に追い込まれた。

女坂峠の道標には「上九一色村古関」と明示されていた。これを信じて降りて行ったのに、この峠道は廃道なの?
地形図に描かれている破線の道を辿って酷い目にあったことは何度もあるが、今回は最悪の部類に入るだろう。荒れているだけならまだしも、あちこちで崩れていて通れない。挙句の果てにルートを見失って、際どい下降を繰り返すことになった。滑落すれば「無謀な後期高齢者!」と非難されるのが落ちである。
それにしても、峠の道標に明示されているので、これを信じて降りて行って立往生したり、崩落個所で滑落したり、といった遭難事故は無かったのかしら?不思議だ。
忠告!女坂峠から「上九一色村古関」へ降りることは止めた方が良いですよ!道標は信用できません!

今回は、烏帽子山と、その先の1430m圏コブまでの枝尾根が主目的であった。しかし、結果的に、変化に乏しいルートで、拍子抜けするくらいにあっさり登れて、期待を裏切られた感である。
その先は周回ルートにするための繋ぎであったが、女坂峠からの峠道はひどかった。廃道同然であり、ルートを見失って強引に突破したが、後味の悪い印象だけが残る。
今回は充実感を味わうには程遠い山行になってしまいました。

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