アポイ岳 吉田岳
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- GPS
- 07:46
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 1,123m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
笹藪、ダニ注意に尽きます。 |
写真
後に寄ったビジターセンターでもっと下の方で良くコールを聞くとのことでした。
感想
日の出とともに目覚め、コンビニの無い豊似を出発。朝焼けで日高が綺麗。空が開いているのにGPSが天馬街道で効かず、見える山をiphoneで確認しようとしたが、出来ないまま写真も撮らず様似まで行ってしまった。セイコマで朝食と食料を調達し、様似のセブンでレギュラーコーヒーを見つけモーニングコーヒー。最近、セブンのバリスタがどんどん減っているのが残念だ。外からパッと見でバリスタのある店を見分けられたらもっと飲めるのだが。
思ったより早く登山口到着。実に25年ぶりのアポイ岳。さっぱり覚えていない。雪の美幌峠を越えてきたので、長袖のヒートテックなんぞ着てしまった。当然Tシャツで出発。靴洗いの小川を越えるとすぐオオサクラソウが。雄阿寒程の密集度ではないが、ずっと咲いている。ヒメイチゲも出だし、スミレ(たぶんフイリミヤマスミレ)も出だす。結構な数にしたばっかり見て登り続け、美しい緩やかな森を抜けると五合目。一気に展望が開け、見覚えのある山小屋とアポイ岳がドーンと。海も見える。更に登ると斜面は急になり、日差しとヒートテックのせいで汗だくとなる。アポイアズマギク、サマニユキワリがちらほら出て、馬の背まで行くと絶景。様似の海とピンネシリとその奥の日高の白い山が見える。ここから大輪のヒダカイワザクラが現れ出す。数の多さに1人でアホみたいに笑いながら幌満分岐。前回大したことなかったのは覚えているので、先に向かうことにする。樹林帯の笹藪をトラバース気味に進むと森の中にガレ場が。ナキウサギでもいそうなガレ場だが、コールは無い。風穴ではないので涼しくはない。トカゲがガサガサ居るくらい温かいということか。幌満のお花畑に出るとキンバイ少々あるだけ。ふと足元を見ると無数のちっちゃいダニと普通のダニ数匹がスパッツ上をうごめいている。あまりの数にびっくりして虫よけスプレーをかけると、ちっちゃいのは吹き飛んで、普通のは指で弾いた。しかし、予想だにしてなかった数にげんなり。一気にテンションが下がる。向かう山頂へは背の低い笹藪が。虫よけをかけチャッチャと登り、山頂でダニチェック。数匹指で弾き、そのまま吉田岳へ。
尾根を急降下。展望が開けピンネシリと吉田岳、その向こうに日高が広がる。エゾキスミレが現れ、ヒダカイワザクラとの共演が始まる。ジオパークの看板を越えると東側にガレ場が現れナキウサギ連続音コール。暑いせいか、コールが少ない。吉田岳の看板を越え、反対側からも登れるかと思ってどんどん進むと登り返す道は無い。ダニのせいでピンネシリに行くつもりはさらさらないが、進んでしまったので仕方なく進む。所々低い笹藪を越えるたびにダニチェック、虫よけかけ。虫よけはちっちゃいのには効いているようだが、普通のはたびたび見つけ払い落しながら進み、登山道のロープが消え本格的な笹藪が目の前に見える所でダニを見つけうんざりギブアップ。帰りもダニチェックしながら吉田岳へ。山頂は意外と狭い。東側はハイマツも生え、寸断されるが展望は良い。白い大きな猛禽が山を越えていく。シロハヤブサ?っぽかったが、冬鳥のはず。ただのハヤブサか? 時間も早いので山頂でのんびり。数人やってきて、ダニが酷いことを話すがイマイチの反応。もしかして、私だけ? 何か誘引するものがあるのだろうか? 事前に調べたナキウサギの生息地は吉田岳北面になっていたが、登山道上からは明確なガレ場が見えなかった。ホントにいるのか疑っていたら、北西の沢大分下の方でナキウサギ連続音コール。三回聞いたがいまいちガレ場を特定できない。
チンタラ帰途につきアポイ岳北東面のコールを探すが全く無い。中間部のコールは少ないが大きなコールが響いて気持ちいい。アポイ山頂には数人休憩していた。帰りは通常ルート。急斜面を海に向かって下っていく。たまに西側を見下ろして確認するが、やはりコールは無い。エゾキスミレが結構咲いていてびっくり。吉田岳まで行かなくても、花は十分見られるということになる。下りも良い花を見つけては撮ってダラダラと下山。
ビジターセンターを覗いて花を確認しようと思ったが、ヒダカソウの話だけに。最近は見るのが難しいそうで、昔は馬の背から上でも普通に見られたようだ。幌満は群落があったそうで、十数年前百株以上盗られ、そのまま壊滅状態とのこと。
ダニはやはり酷いようで、いつもの通りのようだ。やはり、南部日高は酷いのか?
ナキウサギは幌満分岐下の方で良く聞くと教えてもらった。ピンネシリのほうとニカンベツ川のコールの話も聞き、新たな生息地かと思ったが、家に帰って資料を見るとプロットしてあった。
アポイ山荘500円シャンプーソープ付きでダニチェックと汗を流し、幌満川の最低高度生息地を見物に行く。幌満川西岸は林の中にガレ場が潜在していて、プロットされている以外にも居そう、窓を開けて車で走ったが、結局コールは確認できなかった。東岸は何のためか山が削られてしまっている。ニカンベツ川も入口まで行ったが、夕方なので止めた。機会があったら晩秋、ダニが減ってからだろう。
電話で上川の天気予報を聞いて少し期待したが、iphoneワンセグで見たら何処も曇りのち雨、少しでも良さそうな帯広まで戻り、音更の道の駅で車中泊。ここも制約付きフリースポットになっていた。
吉田岳山頂のパノラマ↓
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アポイ岳山頂展望がないので馬の背からのパノラマ↓
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