金時山〜明神ヶ岳から小田原城が見えた!証拠あり(笑)
- GPS
- 10:10
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,567m
- 下り
- 1,524m
コースタイム
7:50 夕日の滝駐車場(金時山登山口分岐)
8:22 分岐(足柄峠ハイキングコース⇔金太郎ハイキングコース/道標なし)
8:52 ゲート前駐車場
9:18 猪鼻砦跡 9:35 (休憩)
10:20 △金時山山頂 11:35(昼食/買物)
11:50 分岐(明神ヶ岳⇔仙石原)
12:09 矢倉沢峠(うぐいす茶屋/休業中?)
13:29 △火打石岳
14:31 △明神ヶ岳山頂 14:53(休憩)
15:18 明神水(水場)
15:45 神明水(水場)
16:00 明神ヶ岳見晴小屋
16:05 林道交差
16:23 林道交差
16:42 最乗寺
16:47 道了尊バス停着 16:48〜(大雄山駅行)〜16:58 大雄山駅着(関本BS)
17:50 関本BS〜(内山 矢倉沢行)〜18:13 矢倉沢BS着
18:14 矢倉沢BS出発(徒歩)
18:40 足柄古道入口BS(徒歩)
19:10 地蔵堂BS到着(地蔵堂駐車場)
行程
■地蔵堂→金時山 2時間27分
■金時山→火打石岳 1時間54分
■火打石岳→明神ヶ岳 1時間02分
■明神ヶ岳→最乗寺 1時間54分
■最乗寺−バス→矢倉沢BS 1時間25分(乗換待ち50分含)
■矢倉沢BS→地蔵堂駐車場 0時間56分
・標高差 949m(MAX.1213m/ MIN.264m)
・累計登攀高度 1860.9m (GPS)
・累計下降高度 1811.3m (GPS)
・累計歩行距離 19.007km(GPS)
※注)
ルート地図の距離グラフでは、バス移動した(道了尊BS〜矢倉沢BS)間が直線で繋がれているため、
正確な距離ではありません。(複数ルートの登録ができない様です)
天候 | 朝:快晴 〜 午後:やや曇り 気温 17 〜 26 ℃ 風 ・地蔵堂〜10:00 ほぼ無風 ・金時山山頂 微風 ・矢倉沢峠〜明神ヶ岳 最大 7m/sec程度 ・〜最乗寺〜地蔵堂 ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
目の前に「地蔵堂バス停」:商店、飲み物自販機あり。 ★金時山から駐車場に戻る予定でしたが、金太郎にそそのかされて最乗寺まで行ってしまいました。 ■最乗寺(道了尊バス停)〜関本(大雄山駅)10分 \260 ☆最終 17:20 ※地蔵堂に行く場合の最終 16:20 http://www.izuhakone.co.jp/bus/search/timetable/route/route084.php ■関本(大雄山駅)〜矢倉沢 23分 \300 ☆地蔵堂行き最終 16:50 ※内山行き最終 18:30 http://www.hakone-tozanbus.co.jp/pdf/20101-002001.pdf ■利用した公共機関■ 16:48 道了尊BS 〜 17:00 関本 (大雄山駅行/伊豆箱根バス) 17:50 関本BS 〜 18:13 矢倉沢BS (内山 矢倉沢行/箱根登山バス) 18:13 矢倉沢BS 〜 19:10 地蔵堂BS 徒歩=とほほ…(笑) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■地蔵堂駐車場 〜 分岐(0:46) 17 〜 18℃ 地蔵堂から15分程度の夕日の滝手前に駐車場あり。 今回はパスしましたが、夕日の滝で水浴びもイイかも… ■分岐 〜 猪鼻砦跡(0:56) 18 〜 19℃ 分岐の道標は「右方向/足柄峠ハイキングコース」とのみ書いてありました。 左は沢を渡った先のトレースが確認できなかった事と、 初めてで自信がないので右に進みましたが、尾根伝いの急登でヘバりました…危険箇所はありません。 後から追いついてこられた方に「左の方が楽ダヨ!」と教えていただきました。次は左ね!(金太郎ハイキングコース) 猪鼻砦跡はベンチあり、富士山絶景の休憩ポイントです。富士山右裾野の先に「北岳」が顔を出しています。 ■猪鼻砦跡 〜 金時山(0:45) 19 〜 18℃ 有名なハシゴ階段が12ヶ所あり、それぞれ干支になぞらえてあります。 数えながら登ればあっという間に頂上です。 「No.9 さる」の先にベンチがあり、富士山を見ながら休憩できます。 ■金時山 〜 矢倉沢峠(0:34) 18 〜 22℃ 赤土+土留め+時々岩場:危険箇所はありませんが非常に混雑しており、 どこですれ違うかを早めに判断し、譲り合う事が大切です。 ■矢倉沢峠 〜 火打石岳(1:20) 22 〜26〜 20℃ 両側をハコネダケ(箱根竹)に挟まれたユニークな登山道です。登り下りを繰り返しますが、危険箇所はありません。 ■火打石岳 〜 明神ヶ岳(1:02) 20 〜24〜 22℃ 後半は岩場の急登があります。大きな段差はありませんが、落石させない様に注意しましょう。 ■明神ヶ岳 〜 明神ヶ岳見晴小屋(1:07) 22 〜17〜 20℃ 北側斜面という事もあり、昨日の雨が赤土と程よくミックスされて、天然のすべり台です(笑) 滑って手を突く場合などに。怪我をする危険があります。ストックがあれば使用した方が良いでしょう。 今日のような雨の翌日は湿っていると思われますので要注意です。 途中に水場あり 〔誠誠絖⊃戚誠紂,匹舛蕕睥笋燭て美味しかったです。 ■見晴小屋 〜 最乗寺/道了尊バス停(0:47) 20 〜 19℃ 露出した杉の根と赤土。場所によっては1m位の段差がありますので、つまづき注意です。 最後の区間、最乗寺の手前は石階段です。コケが濡れていると超滑ります! バス停手前右に綺麗な水洗トイレあり。みやげもの屋さんあり。16:47時点では全て閉まってました。 ■道了尊バス停 〜 大雄山駅(関本BS) 〜 矢倉沢バス停(1:25) 19 〜 22℃ 関本BSで乗換え/50分待ち。 ■矢倉沢バス停 〜 地蔵堂駐車場(0:56) 22 〜 17℃ 県道78号線を歩きました。下山が30分早ければ地蔵堂行きのバスがありました…(TT) 県道は左側を歩けば車道に出る事なく最後まで歩道を安全に歩く事ができます。 (参考)交通量:車13台+バイク1台/56分間 でした。 |
写真
感想
登山を始めてからもうすぐ一年になります。
そろそろ解禁しますか…
はじめての単独行。
なんちゃって!
一人だけ浮いてしまいました、今週末…。友人、師匠も都合が合いません。
ならば、ひとりでも行っちゃうもんね〜!
未踏ルートだもんね〜金時山ですが…(笑)
前日夜準備を開始。天気…OK。食料…OK。使わないと思うけど使うかもしれない道具類…OK(笑)
ルート確認→今回は金時山の北東稜からの初登攀に挑戦です(大笑)
地蔵堂駐車場に到着。先行パーティーは3組です。
見事登頂に成功したら早めに下山して、駐車場近くの「万葉うどん」でおいしい釜揚うどんを食べたいな(^^)
14:00には戻れるかな?と思いつつ速攻スタートします。
夕日の滝には以前来た事がありますが、その先は未踏ルートです。
ブナの新緑の色・香・音を全身に浴びながら、足が自然に前に出て行きます。
ほどなく分岐点に到着しましたが、「あれ?どっち…」状態になりました。
左右どちらも未踏ルートです。計画では左の北東稜(笑)ですが、左は沢を渡った先にトレースが見つかりません。
しかも分岐道標に左矢印がありません。どうするか…?
ここは経験不足とひとりの悲しさ、長いものに巻かれる方式で行きます。右です…
右へ進路変更後すぐに尾根伝いの急登が続きます。後から追いついてくるパーティーに抜かれまいと、
オーバーペースになり、心臓が破裂しそうです。
それでもMっ気根性で登り切るとそこは…駐車場ダ?あれれ?
そうです。やっぱり分岐は左でした…(TT)
ひとりの弱さが出たのかな〜?
ここまで車で来られるなら…少し損しちゃった気分です。ところが…
猪鼻砦跡に到着すると、そこには先客がひとり。富士山を眺めておられました。
こんなに裾野をあからさまにした富士山を間近に見るのは初めてです!
その方はおっしゃいました、「北岳が見える…」
お話を伺うと、金時山へは1000回以上登っておられる方でした。
富士山の右裾野の向こうに、白い山頂が頭を出しているのが見えます!!
それが北岳でした。さらにその右に見えるのが、「何だっけ?ほらっ!」ですって(笑)
すみません…おいらにもわかりません。次までに調べておきますね!
にこやかで、とっても素敵な方でした。
さて、いよいよ有名な十二支階段です。山頂までに12本の階段(アルミのハシゴ状)があり、
それぞれ干支の名前がついています。カワイイ…
でもね、No.1ねずみ・No.8ひつじは、顔と名前が貼ってありませんでした。
もしかして、名前をプリントしているラベルプリンタに、そのキャラクター絵が無かったのかなぁ?
考えすぎかな?(笑)
ちなみに、すべての階段と、ナンバー・名前ラベルの写真はコンプリートしました(笑)
山頂到着は10:20。すでに混雑が始まってます。記念撮影の後、昼食場所を物色。
岩場の隙間で、カップヌードル塩!とオニギリから揚げを食べながら、ある妄想が湧き上がってきました…
このまま駐車場に下山していいのか?
どうせひとりなんだ。挑戦してみろよ。準備もしてきたんだろ?
そうです。ゆうべ悩んだのが、金時山→明神ヶ岳 縦走です。
コンディションが良ければ行ってみようかと準備はしてきました。
14:00明神ヶ岳着ならば、最乗寺からバスを乗り継いで地蔵堂駐車場に戻れます。
トイレの前で青空を見上げる金太郎像に励まされ(そそのかされたかも)
縦走に挑戦する事にしました。もし時間に間に合わなかった場合でも、
大雄山駅まで行ければ最悪タクシーで地蔵堂に戻れます。
そうと決まればとっとと下山です。矢倉沢峠方面に下山開始です。
ところが、結構混んでます。すれ違い渋滞もあり、思ったより時間が掛かります。
矢倉沢峠から明神ヶ岳に進路をとると、なんと持病の膝痛の気配が。やばい…
火打石岳への登り返しがキツいです。後ろから追いついてくる人がいます…
おいら、そんなにペースが落ちてるのかな…?足が上がらない…
ん?なんか違うんじゃない?別に誰かと競争してる訳じゃないよね。
そっか、別にいいじゃん!今のおいらの実力はこんなもんだよ。
今の実力、体力から、行動見込みを冷静に判断し修正していくのが必要なんじゃないの?
なんか、急に力みがとれて、気が楽になりました。
ここまで、金時山を越えてきて、かなり疲労が蓄積しています。
思った以上に時間が掛かっているのも無理もありません。
理想的な計画より一時間遅れそうです。でもいいのさ… ひとりだもん!
ゆっくりと膝をいたわりながら歩をすすめます。
小さな花も目にとまる様になりました。
さっきまで見えていた富士山は雲の向こうです。
明神ヶ岳の山頂に14:31到着。地蔵堂行きのバスを諦め、休憩する事にしました。
写真を撮ってもらったり、下山に備えてストック準備したり、ストレッチしたり。
山頂から見える金時山はあんな遠くに!達成感が湧き上がってきます。
最乗寺に向かって下山開始します。小田原の町が良く見えます。と、
あれ?なんと、小田原城が見えます。へぇ〜、明神ヶ岳からでも見えるんだ!
最大ズームで撮影に成功。一眼だったら、もっと綺麗に撮れるんだろなぁ〜
下山路は北側斜面という事もあり、昨日の雨を吸った赤土が、嫌なスリルを演出しています。
ダブルストックでバランスを取りながら慎重に進みます。
途中二ヶ所の水場のおいしい事!顔洗って出直しました(笑)
日が傾き、周りが杉の森に変化してくると最乗寺の鐘の音が聞こえました。
16:20。まさにバス時間切れのタイミングでした。
でもいいのさ… 覚悟はできてます。
道了尊バス停にちょうどバスが入ってきました。
少し小走りで、飛び乗ったおかげで、バス停の写真を撮り忘れました。
大雄山駅まで約10分です。
やっぱりね。覚悟していたとはいえ、地蔵堂行き最終バスは8分前に発車済みでした…
目の前のタクシー誘惑に抗いながら、最後の歩きに備えて予備食料のオニギリなどでカロリー補給します。
なぜか、タクシーを使う気にはなりませんでした。矢倉沢行きのバスは50分後です。
矢倉沢バス停に降り、バスの排気音が遠ざかると急に寂しくなってきました。
気分を盛り上げるため、変なポーズでセルフ撮影。
地蔵堂駐車場まで4キロ弱。1時間程度と見積もりました。
だんだんと薄暗くなる国道を無言で登り続けます。
関本BSからタクシーだとたぶん4000円くらいだろうな〜と考えると少し嬉しくなります。
路端に、意外と花が咲いてるもんだなぁ〜。
車で走ってるとたぶん、気が付かないだろうな。
地蔵堂トンネルで自分の影に驚かされながらも、予想通りの56分で駐車場に到着。帰還したというべきか…(笑)
すでに筋肉痛警報が発令中ですが、気分は最高です。
反省点は大いにありますが、ある程度の安全圏の中で小さな冒険と大きな発見ができたと感じています。
いい年こいて、大げさだね。いつもの事ですが…
やっぱやめられないね… やまのぼり!
※毎度の事になりましたが、勝手に写真を掲載させていただいた方々、
美しいお顔には、ぼかしを入れましたので、ご容赦くださいませ。
■写真 372枚 2.08GB 動画 4本 557MB ひとりだと動画が少ない事が判明(笑)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する