大日岳・ザクロ谷(直登沢)アルプスのハイジィ!
- GPS
- 11:27
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,467m
- 下り
- 2,452m
コースタイム
- 山行
- 10:31
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 11:28
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
牛ノ首からの下降に釣り師のためのロープが残置されていた 白糸の滝は右岸から大きく高巻き ゴルジュ帯はウィペットを駆使して突破 山頂直下100mは激ハイマツ漕ぎ |
写真
感想
今日は大魔人と大日岳の雑穀谷・直登沢に挑戦した。過去に一度スキーで滑ったことのある沢で快適だったので是非沢登りで詰めたかった。称名滝ゲート発2時半と約束していた。深夜に自宅に出て現地に着くとすでに大魔人はスタンバイであった。
ゲートが開く6時まで待てないのでチャリを使う。標高差300mの激坂を25分で漕ぎ切った。レストハウス裏にチャリをデポ、登山口まで進んだ大魔人もデポのためまた降りてきた。ご苦労さま、登山口から標高差400mをガシガシ登り牛首に着いた。まだ暗かった。
牛首から沢まで標高差30mほどの崖を下るがへましてプチ滑落して手を打ちつけた。沢に降り立つもまだ暗かった。歩いてしばらくでデカイ滝があった。白糸の滝ですか、立派です。ここはまかないと進めない右岸から高巻いたが厳しいトラバースを強いられてハラハラドキドキであった。ウィペット持ってくるべきだった。大魔人はダブルウィペットでサクサク超えて行った。高巻いて下るとザクロ谷出合であった。ナメもあり良い場所である。
ここからいよいよゴルジュ帯が続く、水量は多くはないが水しぶきを受けるとマジ寒かった。腰まで水に浸かったり超えられない滝が出てきたりその都度岩名人が先行してロープを下ろしてもらった。大魔人さまさまである。ダブルのウイペットがなければ突破できない場所ばかりであった。やはり超えれない滝を高巻いた時懸垂して降りようとするが支点が全く無く万事休すかと思ったが大魔人が草を束ねて支点を作った。力を加えないでそろりと懸垂したがマジ怖かった。
ゴルジュ帯を超えるとようやく核心は終わったが1800m地点で馬鹿話に夢中になり右俣に入り込んでしまい30分ロスした。沢は次第に水が細り最後はゴロー沢をヤブ無しで2300m付近へ、ここはアルプスの少女が出てきそうな草原だった。草原で大の字になり僕たちはハイジおじさんになった。
山頂まで草原が続いてくれと祈ったがやはり甘くはなく最後の標高差100mは激ハイマツ漕ぎになった。足を抜くだけでも大変で傷だらけになりハイマツを突破した。山頂の標識が見えた時はようやく戦いは終わった。9時間近い格闘であった。剣岳は見えなかったが僕たちは大満足であった。
さあ後は下るだけもう暑すぎです。残雪を帽子に詰めたらさあ帰りましょう。水場が出てきたら水浴び、ダッシュで大日平山荘まで下り、牛首へも木道が続くので早かったです。牛首から急登をダッシュして登山口へ、ここからはチャリに跨りあっという間でした。初めての大日岳直登沢はアドベンチャーワールドでした。
コメント
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はじめまして。大日岳への登路を考える際、これは発想として中々思いつかない良いラインですね。下部の渓相も予想通りだったのでしょうか?
こんにちは下部の渓相は難儀なゴルジュが時折現れます。気合で頑張ってみて下さい!
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