539 槍ヶ岳・大キレット・北穂高岳
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- GPS
- 80:00
- 距離
- 41.9km
- 登り
- 2,462m
- 下り
- 2,453m
コースタイム
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 8:21
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 6:47
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 3:43
- 合計
- 11:53
- 山行
- 2:31
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 2:48
南岳小屋 夕食17時、朝食5時
横尾山荘 夕食17時〜19時、入浴16時〜20時、朝食5時〜7時
天候 | 4日間とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
8月6日 上高地10:05(バス)11:07新島々駅11:28(電車)11:57松本駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大キレットを含め道の整備、道標はしっかりしており、迷うことはない。 |
その他周辺情報 | 新島々駅で今までなかった物販が行われていた。 波田名物の西瓜にちなんで「西瓜ジュース」と塩尻名物山賊焼きをはさんだ「山賊焼きバーガー」 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
ハーネス
スリング120cm2本
安環カラビナ2個
|
---|---|
共同装備 |
30mロープ
|
感想
会の友人に誘われて大キレットへ。
高い所が大嫌いなkokudoが、まさか大キレットへ行くなんて、想像もつかなかったが、今回は、その友人の師匠のリーダーT氏がサポートしてくださるとのこと。
寝不足は集中力と体力低下につながるので、2日金曜日終業後、あずさ号で松本へ。
駅前のホテルIに宿泊。ただ、駅前過ぎて暴走族と酔っ払いの声で余り眠れず・・・
【3日土曜日 晩飯に間に合うか?】
朝5時。ロビーで集合し、駅前のバスターミナルから5:30発上高地行き直通バスに乗車。夜行列車ムーンライト信州91号がこの春から廃止になってしまい、4時半頃の電車とバスによる上高地入りよりも30分以上も遅くなってしまった・・・
アルピコさん、ピークシーズンだけでもいいから、もう1時間くらい早いバスを出してよ〜。
上高地には定刻通り到着。でもなんか湿っぽい。雲も沸いている・・・こりゃあ今日は夕立来るかな?と不安を抱きつつも、それでも、全店の8割以上に雲はなく、焼岳や穂高に歓声を上げながら、明神、徳沢、横尾と歩き続ける。
今日は槍沢ロッジ宿泊の予定だったが、順調に歩みが進む。幹事のA氏から
「今日中に殺生ヒュッテまで行こうよ〜」と提案があった。
聞けば、16時までに小屋に入る必要があるが、コースタイム通りなら間に合いそうだという。リーダーT氏とサブリーダーK氏、そしてT女史とは、槍沢ロッジで待ち合わせの予定だったが、もともと彼らは明日、槍の穂先には寄らないし、伝言を残していくから平気だとの事。
念のため槍沢ロッジから電話すると、槍沢ロッジ通過11時半までしか予約は取らないとの一点張り。とにかく16時までに入るように、早く出発してくれと言われてしまい、少々焦りながら、ピッチを上げて進む。幸い、心配していた夕立は来そうもないような空模様。
大曲(水俣乗越への分岐)まで、地図上1時間40分の所、ほぼ1時間で到達。それほど急いでいないのに、なんかちょっと変。
この後は、ほぼコースタイムどおりで殺生ヒュッテには16時少し前に無事到着。
槍の穂先が見える〜。槍沢のお風呂を諦めた甲斐があったと喜びつつ、寝不足のPさまを寝かせて、幹事A氏とビールで乾杯。
ちなみに、ちょっと位遅れてもご飯は出たようです・・・。でも、早め到着は山の鉄則ですよね。
【4日日曜日 槍の穂先へ】
今日は槍にアタックしてから、南岳小屋まで。昨日頑張ったおかげで今日は短めの行動。しかし、槍の穂先を踏んでからなので、渋滞の覚悟が必要か?
ぐっすり眠って体調回復のPさま曰く「前回は3時間かかった」とのこと。
kokudoの前回の槍登頂は雨とガスで全く見えなかったが、今日は時折雲が流れてくるものの快晴。殺生ヒュッテからの登っている間にも、もうドンドン下山してくる人たちがいる。こりゃあ大渋滞かと危惧していたら、やっぱり渋滞。登りに1時間くらいを要するが、後ろで待っていると焦らなくてもいいので、かえって良かったかも。
槍ヶ岳山荘で休憩を取ったあとは、大喰岳、中岳と順調に稜線散歩。
中岳から下りきったところで、残雪の伏流水が湧き出ている所があり、大休止。
遮るもののない稜線では、まさにオアシス。
足を冷やしてから、待望のビールの待つ南岳小屋へ・
と思いきや、ビールは15時までないとのこと。今は12時。ううっ、あと3時間もある。
とりあえず、おなかも減ったのでハヤシライスを注文。
ところが目ざといA氏、冷たいチューハイがあるとの情報をゲット。
まずはチューハイで乾杯して、Tリーダーらの到着を待つ。
15時頃、ビールに合わせたかのようにリーダーらが到着。
挨拶して早速酒宴を開いて、明日の打ち合わせ。
【5日月曜日 大キレット通過】
いよいよ今日は大キレット通過だ。
これから下り始めるという地点から見える大キレットははるか下・・・そして、そこからごつごつとした岩の急斜面で北穂高岳へと稜線が駆け上がる。
まずは、慎重に岩の急斜面を下っていく。1ヵ所、ザレたところでリーダーがロープを出してくれたが、ここはそれほど怖くない。
鞍部に下ってひとまず休憩。雲が時折流れるが、まだまだ快晴。天気の心配はない。
今度は長谷川ピークに向かっての登り。
しつこいくらいペンキマークがあってルートに不安はない。
また、登りならさほど怖くもない。
長谷川ピークを過ぎると信州側から飛騨側へと岩の突起を乗り越えていく・・・
怖い…めちゃくちゃ怖い・・・どちら側もほんとに切れ落ちている・・・
トラバースする箇所と一枚岩を降りる箇所で、またもやロープを出してもらい安全確保で進む。(あれ、1枚岩を降りるところってA沢のコルの前だっけ?)
やっとの思いでA沢のコルに到着。ここで休憩を取ってから、大きく登り始める。ものすごい急登りなのに、斜面は切れ落ち、浮石もたくさん。
「石を落とさないようにね。ゆっくり慎重に!」
リーダーからの指示通り、一歩一歩足元を確かめながら進む。
長谷川ピーク付近ほどは怖くないけど、やはり落ちたら即死の斜面。緊張感をもって進む。
もう一度休憩を取った箇所からは、はるかに北穂の小屋が見える。
「まだまだあるなぁ・・・」というのが正直な感想。
岩の斜面をトラバース気味に登った後は、最後の急登。
そして、ひょいっと北穂の小屋に到着。
今までの緊張感から解放され、ccレモンを一気飲み。
そして、広がる風景を眺める。
前穂高、吊尾根。
遠くには浅間山や八ヶ岳、そして富士山も見える。
目線を移すと、歩いてきた大キレット、南岳へと駆け上がり・・・そして槍が!
自分でも行けた!
という実感がひしひしと湧いてくる。
お茶を入れたり、カップ麺を食べたりして大休止を経て、これからどうするかを相談する。
Tリーダーら3名は、涸沢岳を経て穂高岳山荘に1泊。翌日は前穂高岳を経て、上高地へ下山の予定であったが、Tリーダーは、腰が痛いので、涸沢に下山するという。
結局全員で下山して、横尾か徳澤で風呂に入って、ビールを飲もうということで衆議一決。
北穂南稜を下る。
高度感はさほどではないものの、こちらも結構な急こう配。ゆっくり下って行く。
周りの山がどんどん高くなっていくが、涸沢ヒュッテはなかなか大きくならない。
しかも、高度が下がるにつれて暑くなる・・・今日の上高地の最高気温は32℃の予想。
途中の沢で水取り休憩して、14時に涸沢小屋に到着。
デッキで生ビールを飲んでいる人がいる・・・羨ましい。
だが、我々は風呂に入るべく、さらに横尾を目指す。
我慢したビールの味は格別であった。
【6日火曜日 消化試合】
最終日、今日は上高地までののんびり歩き・・・もはや特筆すべきことはないが、上高地への下山で天気が良かったのは、初めての経験であった。徳澤のソフトクリームも初めて食べました!
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