称名滝BS〜大日小屋〜五色ケ原山荘〜薬師岳山荘〜折立
- GPS
- 74:01
- 距離
- 45.2km
- 登り
- 4,399m
- 下り
- 4,008m
コースタイム
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 5:15
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 8:43
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 9:24
天候 | 7/28、7/29 曇りと濃霧、一時小雨、後半は時々晴れ間も。 7/30,7/31 晴れ時々曇りと濃霧。 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:折立からバスで富山駅。 富山駅から新幹線で東京。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
すべてのコースは一般登山道。大岩ゴロゴロ帯が随所にありバランス崩さないように注意した。雪渓を通過する箇所も時折あるが危険なし。 |
写真
感想
■台風6号の進路状況が気になったが、雨に遭うのは28日(日)だけだろうと覚悟を決めて予定通り夜行バスで出発した。ザックは軽くしたいためすべて山小屋泊まりとしたが、家を出る時に計量した結果11kgだった。
(1日目。富山駅から大日小屋まで。)
■立山駅からバスで終点の称名滝下車。ここから前方に称名滝を眺めながら大日岳登山口まで10数分。大日平山荘までほぼ2時間かかって到着。途中一時的に雨がパラパラと降ってもすぐに止むということが何度かあった。山荘の裏手から不動滝鑑賞。深い谷の底の称名川を挟んだ先の台地に弥陀ヶ原でホテルが見えた。
■大日小屋には13:02到着。予定では、1時間ばかりかけて大日岳まで往復する積りであったが、濃いガスで全く何も見えない中で登っても意味がない。ガスが晴れたら往復する積りで待機したがずっとダメだった。
(2日目。大日小屋から五色ケ原山荘まで。)
■4時ころ起床。外は相変わらず深いガスに覆われていた。心づもりでは今日から夏の晴天が始まって素晴らしい展望の尾根歩きを期待してたのに心が沈む。5:30からの朝食を薄暗いランプの下で食べたが、どんなものを食べたかの印象まで暗い。
■5:53いよいよ小屋を出発。奥大日岳でもガスで眺めは無し。新室堂乗越から稜線を離れて雷鳥沢へ下る。このころになって少しガスが晴れてきて周りの山並みが見えるようになったが、それでもガスったり晴れたり、また、一時的に雨がパラつきすぐ止んだりと、何ともはっきりしない天気。歩いてきた大日岳の稜線は今回の山行で主目的にしてたのに残念。
■雷鳥沢から一ノ越までは思ったより長く感じた。一ノ越は大勢の登山者で賑わっていた。雄山の人気が高いということだろう。ここから五色ケ原山荘までは7年前に歩いたことがあるので多少は余裕も感じ40分も長休憩した。
■獅子岳の頂上で休んでいるとき85歳という単独行の男性と出合った。五色が原山荘泊りという。自分もその年までとは言わないがまだまだ山登りは続けられるかもしれないという希望と勇気を覚えた。獅子岳からザラ峠への下りはザレて滑りやすい。7年前にこの下りで滑って膝を痛めたことがあるので同じ轍は踏まないように用心した。五色ケ原山荘に14:37到着した。受付で明日の宿泊予定の薬師岳山荘までは行程が長いので、朝早く出立した方が良いし予約もしてたが良いとも言われた。ドコモは圏外になってしまうため小屋の人が替って予約を入れてくれた。
(3日目、五色ケ原山荘〜薬師岳山荘)
■まだ歩いたことがない五色ヶ原から薬師岳までの区間は今回山行の副目的にしており期待して臨んだ。4:25に小屋を出た。既に明るくなっていてヘッドランプの灯りは最早不要。初めは木道の連続。30分ほど歩いたら鳶山。完全な晴れではないが先ず雨はなさそう。スゴノ頭からの下りも大岩場の連続。躓けば大怪我するので慎重に足運びした。
スゴ乗越から登り返して乗越小屋に到着。予定より早く薬師岳山荘に着きそうなので約30分休憩した。
間山を過ぎ、北薬師岳、薬師岳のコースはまたまた大岩の上を歩くことしきり。躓いたりしないように細心の注意をはらって進んだ。
■薬師岳山荘も登山客で混雑していた。受付をするとき折立からのバスは予約しておいた方が良いとアドバイスを受けた。ここではドコモの通信圏内だったので教えられた番号に11:10の便を予約した。部屋は20数人雑魚寝の大部屋。人の発する熱のせいなのか暑くてたまらない。掛布団は要らず、半袖下着だけになってもなお暑い。自分の体が異常をきたしたのかと気になったが、隣の男が上半身裸になっていたので自分だけの体感ではなかったと変な安心。また、頭のすぐ傍で寝ている男が無呼吸症候群というのだろう、呼吸停止状態の人が息を吹き返すような異音を発する。ひょっとしてそのまま呼吸停止してしまうのではと気になって仕方がない。耳栓をして難を防ごうとしたが効果は半分くらい。
(4日目、薬師岳山荘〜折立、 帰途)
■途中何度か目が覚めたが何とか一定時間の睡眠はとれたようだ。天気は良さそうなのだが相変わらずガスに覆われている。小屋を出立してしばらくしたらガスも晴れはじめた。ガスが晴れて景色が広がるときは幻想的でもある。
薬師峠のテント場を抜けて若干の登り後平坦な木道を行くと太郎平小屋前に到着。ベンチに座り、周りの景色を眺めながら山への別れを惜しんだ。
折立へ下る途中に登山者とのすれ違いが半端ではなかった。これだけ大勢の人が山に入るのだから周りの山小屋やテント場が混雑するのは当然。長かった梅雨がやっとあけたので一気にどっと山に押し寄せてきたのか、それともこの時季はいつもこんなかも。
(全日程とも多くの高山植物に出合い写真にも収めたが、量が多いのでアップするのは略した。)
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