残雪の中央アルプスを貸し切り縦走♪ 千畳敷〜空木岳

2012年05月26日(土) ~ 2012年05月27日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 17.2km
• 登り: 925m
• 下り: 2,702m

コースタイム

5/26　千畳敷8:27　→　9:24極楽平9:45　→　12:45檜尾岳13:16　→　14:45熊沢岳15:05　→　16:22東川岳16:40　→　17:00木曽殿山荘　

5/27　木曽殿山荘9:02　→　10:10第一ピーク　→　11:27空木岳12:35　→　15:28水場15:43　→　17:05菅ノ台駐車場

天候

26日　晴れのち曇り
27日　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・伊那〜菅ノ台P　30分程度w　1回500円、先払い。トイレあり。
・菅ノ台〜しらび平〜千畳敷　バス＋ロープウェイ　片道1980円　バス始発7:12

コース状況／危険箇所等

【千畳敷〜極楽平】
まだまだ雪がたっぷり。ハイマツのそばでたまに踏み抜く程度の腐り具合。急斜面なのでアイゼン着用。

【極楽平〜檜尾岳〜熊沢岳〜東川岳〜木曽殿山荘】
・ほとんど夏道が露出しておりアイゼンOFFにて。夏道上はペンキ印が豊富。
所々雪に覆われている箇所があり、そこはトラバースあるいは雪庇（の名残）となっているので慎重に。
・檜尾への登り返しがどえらい雪庇に覆われているように見えるが、木曽側に夏道がしっかり出ているので問題無し。
・檜尾手前からそれ以降全体を通じて、岩岩の痩せ気味の箇所が増える。日陰で雪が凍っている部分もあり。アップダウンも多く熊沢岳までが割と核心。
・熊沢岳〜東川岳　ハイマツ帯をゆるやかに下っていき最後登り返す感じ。
・東川岳〜木曽殿　雪は無し。傾斜のきつい下りで、左手（伊那側）は崖。

【木曽殿〜空木岳】
・残雪率10％？？といった印象。ほぼ夏道たまに雪。
・第1ピーク手前にある岩のトンネルの直後が日陰で雪が硬く、蹴っても掘れずちょっと不安だったのでここだけアイゼン着用。
・第1ピークのちょい下〜空木岳山頂はアスレチックな岩場。

【空木岳〜駒石〜迷い尾根】
・駒石までは踏み抜き街道。
・樹林帯に入っても残雪が続く。
・日帰りピストンの先行者のトレースおよびたまにあるテープを確認しながら下山。
・北側への厄介な巻きが2回。トレースがなかったらどこで尾根に復帰すべきか迷ったに違いない・・・。2回目のトラバースを終えたところからは尾根の南側を進む。雰囲気としては仙丈3合目から駒仙小屋までの道に似ている。

【迷い尾根〜菅ノ台】
・看板でも注意喚起がある通り、崩落箇所があったり痩せ尾根だったりと気の休まらない道。
・しばらく下って同じ看板がある。そこから先は平和。平和だがとにかく長い。

写真

5/26 5:44

昨年末に購入したBora80、いよいよデビュー。この時点で19.8kg、コンビニで飲料や行動食を買い足したので約21kgでの出発です。

5/26 8:20

千畳敷ホテルの外へ。南ア全見えです、全見え。
甲斐駒、仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥岳、富士山、塩見岳、悪沢岳、中岳、（荒川岳は隠れているらしい？）、小赤石岳、赤石岳、聖岳。

5/30 5:45

5月いっぱい営業の千畳敷スキー場。

5/26 8:27

宝剣はさすがにパス、極楽平を目指します。

5/26 8:32

どんなんなってるのか見てみたい気もするのだが。

5/26 8:34

オジサマ2人組は三ノ沢岳を滑りに行くのだそうです。

5/26 8:41

ここ数回、雪壁の直登が続きますなあ・・・

5/26 8:47

よっこいしょ、yokkoいしょ。

5/26 9:05

腐り具合はこんなんです。踏み抜いて困るほどではない。

5/26 9:12

荷重の身にいきなりこの登りはこたえる・・・。

5/26 9:12

お互い頑張りましょう！

5/30 5:49

そろそろ稜線かな〜？

5/30 5:51

どーん！　三ノ沢岳。何かの機会に行ってみたい。

5/30 5:51

どーん！　御嶽山。ラブ。

5/26 9:25

極楽極楽♪

5/30 5:54

雪がキラキラ凍っていてキレイ。どれどれ、向こうの景色は・・・？

5/30 6:03

キター☆☆☆伊那谷サイコウ！！

5/30 6:01

カールを見下ろす。

5/30 6:02

遙かなる空木岳。

5/26 9:46

雪に残る不思議な模様、そして南アのスター達。

5/26 9:49

5/26 10:02

カ・・・カッコイイ！

5/30 6:14

THE・縦走路！

5/30 6:18

まずは下らなきゃ行けないっていう。

5/26 10:15

風はひんやり。

5/26 10:20

三ノ沢岳。カッコイイのにね。

5/26 10:21

振り返って。しばしばこんな残雪トラバースあり。

5/26 10:26

5/30 6:21

アップダウンありますねー。

5/26 10:37

虹っぽく輪っかができてる。画面中央にはセスナ。

5/26 10:42

おおぅ！？　すんごい雪庇（の名残）が見えるが！？

5/26 10:45

いえいえご安心を。右手（木曽側）に夏道がしっかり出てます。

5/30 6:55

5/26 11:11

5/26 11:12

燕さながらの奇岩。

5/26 11:16

チョイ痩せ箇所。

5/26 11:18

ながーい旅路ですねえ。

5/26 11:19

木曽の町に続く谷。

5/26 11:20

遊具（笑）は使わなくてもOK。

5/26 11:24

ここから下って、からの、檜尾への登り返し・・・見るからに辛い。

5/26 11:23

檜尾名産、カマボコ。

5/26 11:26

しらび平駅を見下ろす。

5/26 11:42

一部雪の上を歩きます。

5/30 6:58

5/26 11:51

檜尾岳への登り返し。ここを乗り切れば・・・！ようやく半分orz。

5/30 7:03

あ、虹！　・・・おや？逆さの弧を描いている？？

5/30 7:08

ふしぎ〜。

5/30 7:10

どんどん伸びてくる。

5/26 12:08

太陽のまわりを大きく取り囲むような虹なのかな？

5/26 12:12

山に歓迎されているようで嬉しい♪

5/31 21:17

5/30 22:21

5/30 22:32

5/26 12:30

5/26 12:30

虹にぶち抜かれたw

5/30 22:35

5/26 12:35

5/26 12:42

檜尾山頂まであとちょっと。虹もまだ見えてる。

5/26 12:45

やっと着いた！

5/31 21:25

中間ゴールその�　�　あーー疲れた！

5/30 22:38

檜尾避難小屋と檜尾尾根、伊那谷の向こうに南アルプス。えーがなー。

5/26 13:10

山頂より奥に御嶽山、どどんと三ノ沢岳、とんがり宝剣。

5/30 22:40

5/26 12:54

5/26 13:16

5/26 13:19

まだ先は長いのだ。

5/26 13:23

5/26 13:25

檜尾岳、千畳敷を振り返る。

5/26 13:25

二重稜線ちっく。萌えー。

5/26 13:27

5/26 13:30

細かなアップダウンが続きます。

5/26 13:34

また雪だい。

5/26 13:36

木曽殿乗越のV字越しに南駒。

5/26 13:37

5/26 13:40

ハイマツ帯をゆく。夏道ときどき雪。

5/26 13:42

振り返る。

5/26 13:44

平然と歩いているようで、実はぶっちぎりで踏み抜いているのがわかる（笑）手の跡がくっきり。

5/26 13:48

熊さん、まだかい？

5/26 13:49

振り返ると実はそれなりの雪庇だった！？

5/26 14:04

ここが結構嫌らしくてヒヤヒヤした。雪がちょっと凍ってて、足場も狭くて。

5/26 14:06

続いて岩をよじ登る。

5/26 14:07

ザックが邪魔だー・・・

5/26 14:10

熊沢岳もうちょい。

5/26 14:10

5/26 14:11

リーゼントというほどではないが、見た目ちょっとビビる雪庇（の名残）。

5/26 14:14

土器土器。

5/26 14:14

ゴール�△泙任劼氾个蠅世爾�。

5/26 14:15

！！　こんときはさすがにヒヤリとした。

5/26 14:16

引きで撮ると空木が入っていい感じ。

5/26 14:17

巨大な鳥の足跡と見せかけて、私の手の跡です。

5/26 14:15

アイゼン着用すべしだね。

5/26 14:18

あ〜ヒヤヒヤしたわ。

5/26 14:20

こうして見ると結構危険ポイントだったようだ。

5/26 14:28

あそこが偽ピーじゃありませんように・・・

5/26 14:42

よし！・・・ん？？　いや、ヨシヨシ。ホンモノだった〜よかった〜〜。

5/26 15:06

ゴール�¬技�到着！

5/26 14:50

空木ちゃんもだいぶ近づいた。

5/26 15:14

平和な夏道。ハイマツの緑と、残雪の白と、石のグレーと、山の青さが素敵。ハイジっぽいなー。

5/26 15:22

ぉウ！！　ハイマツに寄りすぎるとこうなる。

5/26 15:51

今日は日の長さを存分に活用ですね。

5/26 16:04

お前は偽ピーだから！だまされないぞ。

5/26 16:13

5/26 16:23

5/26 16:20

よし！あれだ！

5/26 16:26

やっとの思いでゴール�Ｅ貔邀戞�あとはホントに下るだけーー！！！

5/26 16:31

ガスってきましたな。雨だけは勘弁してくれ。

6/2 4:08

「注」？　まあ確かに、崖ですね。

5/26 16:52

5/26 17:00

ビールビールビールビールビール・・・

5/26 17:01

本日の最終ゴール！　木曽殿山荘到着〜〜。あああああ、長かった。案の定、誰も居ません。

5/26 17:06

下りはあっという間でした。

5/26 17:01

明日の一本目はキツそうだ。

5/26 17:02

冬季小屋（「倉庫」だそうです）。

5/26 17:30

お米の支度が先決先決。食器で計量しーの、体積1.5倍の水を入れーの、漬けおき。

5/31 6:41

小屋の奥へまわると木曽方面への道。

5/26 17:09

とにかく乾杯！！　生き返る〜！！

5/26 18:24

ビール片手におかず作成。yoko1品目：　ベーコンを炒め、キノコは少量のワインで蒸し煮に、ピーマンは自宅で細切りに。チーズ＆ナッツ入りの粉末ドレッシングの素で和えて完成。

5/26 18:25

yoko2品目の仕込み：車麩を水で戻す。

5/26 18:39

Junさん1品目。トマトとチーズにオリーブオイルのソースをトッピング。

5/26 18:45

Junさん2品目：じゃがりこに浸るくらいのお湯を注いでしばらく待ち、潰してポテトサラダの完成！これって超山向きのメニュー！！乾物だし、味はすでに完成されてるし。目からウロコ。「え、知らなかったの！？」とJunさん。

5/26 18:50

yoko3品目：白菜と豚バラの蒸し煮。おうちでカット済みの白菜、塩麹と一緒にもみもみして冷凍しておいた豚バラ肉、塩昆布ふたつまみを鍋にAll in One。呼び水のつもりでビールをちょっと振りかけて、火に掛けるだけ〜。簡単で美味しい。

5/26 18:53

やっちまった。事件発生。米の鍋をひっくり返してしまった。ここまで派手に倒したのは山人生初めてだよショック・・・。

5/26 19:09

yoko2品目：車麩の卵とじ、的な・・・。タマネギ半玉を現地で刻み、もどしたお麩と共にめんつゆ等で煮て、卵でとじてみつばを飾って完成。食べ応えあってお腹いっぱい。おやすみ〜。

6/2 4:27

4：15起床。方角的に日の出が空木の尾根にかぶってしまうかと心配でしたがこれなら大丈夫そう。

6/2 4:29

うー、朝は冷えるなあ。

5/27 4:36

ぼちぼち。

6/2 4:52

いらっしゃいまし〜。

6/2 4:57

おざーす。

6/2 5:00

まるっとな。

6/2 5:03

きらきらひかる。

5/27 4:44

乗越の夜明け。

5/27 4:46

5/27 4:47

カマボコの夜明け。

6/2 20:22

南駒もお目覚め。

5/27 4:49

朝焼けに染まる山荘。

5/27 6:46

二度寝から起きるとすっかり明るくなっていました。

6/2 5:05

朝ごはん♪　蕪とウィンナーのソテーに、

6/2 5:06

目玉焼き丼with韓国海苔。夕飯のあまりも食べ、お腹いっぱい・・・。

5/27 9:02

うーんいい天気！　さあ、今日もがんばるぞー！　

5/27 9:11

また来る・・・か、な？？

6/2 20:56

ハイマツきれいだなー。

6/2 21:00

さわやか〜。

5/27 9:24

もし忘れ物をしたら相当ヘコむであろう朝イチの急登。

6/3 6:03

ヨーロッパアルプスのような雰囲気？？

6/3 6:06

千畳敷方面。ガスがもくもくと。

6/3 6:10

稜線の木曽側（ハイマツ）と伊那側（崖）とが対照的な表情でおもしろい。こうやって見下ろすとナイフっぽくてスリリング。

6/4 22:18

ハイマツ帯を気持ち良く歩く。

6/3 6:14

6/3 6:18

ハイマツと南駒。どちらも美しい。

5/27 10:06

ちょっち雪登場。

6/5 3:41

ガスに巻かれる空木。かっこいい〜。

5/27 10:16

「第1ピーク」に出ました。

6/3 6:24

今度はヒマラヤっぽい？？

5/27 10:18

ちょっち雪2。

6/3 6:25

ちょっち雪3。

6/3 6:29

6/3 6:34

5/27 10:36

岩岩してきた。

6/5 3:53

5/27 10:39

ちょっち雪4。

5/27 10:41

アスレチックで遊ぶ。

5/27 10:40

乾いた岩の感触がたまらん。

5/27 10:42

5/27 10:42

こういうとこ好き♪

6/3 6:38

5/27 10:47

雪5。

5/27 10:50

岩のトンネルの間から突っ込んだが雪が硬く嫌な斜度だったので戻ってアイゼン荘着。

5/27 10:57

へっぴりで通過中。

5/27 10:55

ちょっとの距離だけども、そこは針ノ木の反省を踏まえて・・・w

5/27 10:59

Junさんはトンネルを通らずに攻める。

5/27 11:02

ここを通過したら外してOK。

5/27 11:01

5/27 11:11

あと10〜15分かな。

5/27 11:21

ラストーー！！

6/3 6:39

ようやく着いた！！　Junさん念願の空木岳山頂です！！　長かった〜〜！！

6/3 7:04

5/27 11:43

結局誰にも会わずにここまで来た。いい縦走路なのにな〜。

5/27 11:56

5/27 11:30

南駒へつづく稜線・・・ああ、行きたい！　たまらず一人散歩へGO！

6/3 7:08

振り返り空木。

6/3 7:10

とりあえず2つめの微ピークのところまで。ああ、いい眺めだなあ・・・。行きたいなあ・・・。しばしぽーっと見つめていた。

5/27 12:05

空木に佇むJunさん。そろそろ帰るか。

5/27 12:12

ジョーズがいた。

5/27 12:12

なんか合成っぽく見える（笑）

5/27 12:19

後ろ髪ひかれる・・・　空木以南、必ずや。

5/27 12:29

待ってろよ、南駒！

6/3 21:02

さーーーーーーて、長い下りに取り掛かりますか！　こっちはまだ雪がたっぷり。

5/27 12:38

下り出しはいい斜度、尻セーできそう。

5/27 12:42

駒峰ヒュッテ。扉を開けたら木のいい匂いがした。

6/3 21:03

6/3 21:04

千畳敷はるか。改めて、THE・稜線歩きだったな〜としみじみ。

5/27 12:49

6/3 21:07

私も飛んで一気に下山してしまいたい。・・・あれ、このセリフどこかでw

6/3 21:11

あれが駒石か。

5/27 13:11

でっかいどー！！

5/27 13:15

残雪ゾーンは踏み抜き街道。めんどい。

6/3 21:18

以後道の状況を気まぐれに撮影。

6/3 21:26

5/27 13:24

6/3 21:29

6/3 21:35

下界へと延々つづく尾根・・・。

5/27 13:32

5/27 13:36

尾根通しに下ればいいのですが、雪融け時期は道が不明瞭で不安になる。

6/3 21:36

尾根の北斜面を巻く��

5/27 13:38

ザックが歩いているwww

6/3 21:48

ちょっとわかりにくいけど、画面左下に赤符があります。

6/3 21:52

これね。北へ巻く�△里呂犬泙蝓�

6/3 21:54

厄介な巻きだった。尾根筋をまたぐように今度は南斜面へと道が続く。

6/3 21:57

残雪期の仕方なさ？綺麗とは言い難く荒れた印象の道。

6/3 22:04

6/3 22:05

GWに行った仙丈3合目から駒仙ヒュッテに戻る道と似たような雰囲気。

6/3 22:07

地獄と呼ばれるあたりまで来たのだろうか。

6/3 22:09

迷尾根へはトラロープで通せんぼ。これなら迷うまい。

6/3 22:14

看板にあったとおり痩せ尾根になってきた。鎖場。

6/3 22:16

痩せた尾根筋に正直に道がついている。細かなアップダウンがしんどい。

6/3 22:17

・・・。とにかく、黙々と、ひたすらに、下る。正直しんどい。そんな折にお花は救いだ。さて図鑑で照らし合わせるに・・・「バイカオウレン」かしら？？

6/3 22:17

駒峰ヒュッテのちょっと下で今回唯一すれ違ったトレランの男性。どっかで抜かれるだろうとは思ってましたが・・・は、速〜〜！あっというまに見えなくなった。

6/3 22:17

ようやく道が平和になってきた。

6/3 22:19

分岐。「登山道」を選択。

6/4 4:15

あー平和だ。

6/4 4:15

水場で合流。

6/4 4:15

鉄砲水のようにじゃっぶじゃぶ出てます。ここから先も道は平和ですが、地味に長いんだなー・・・。

6/4 4:16

やっと林道終点のP。

6/4 4:16

6/4 4:17

ここからもまた、地味に長い・・・。

6/4 4:17

林道と合流��

5/27 16:33

合流��

5/27 16:50

合流��。スキー場の脇だったかな。

5/27 17:02

菅ノ台に帰還！！！！　くたびれ果てた・・・。ジュースで乾杯、お疲れ様！

6/4 4:17

松川まで足を延ばして、「アルル」にて夕飯♪このボリュームもペロリでございました。以上！

撮影機器：

PENTAX K-5 ペンタックス

感想

yokowv

Junさんがずっと行きたがっていた空木岳を縦走で攻めてみました。

私自身も2008年の秋連休に行って以来4年ぶり。
覚えていることといえば、「空木からの下山がひたすら長くて辛かった、ぜったい登りでは使うまい」ということだけ（笑）

残雪期にどんな表情を見せてくれるか期待を胸に臨みました。

【5月26日】
千畳敷ではまだスキー場が営業しており、スキーヤー・ボーダーでにぎわっていました。
登山客のほとんどは木曽駒へ向かい、極楽平へ進むのは少数派。

雪はまだたっぷり。
急勾配なのでアイゼン着用、ピッケルを杖代わりに、
今回めでたくデビューを迎えたBora80を背負って、のっそのっそと斜面を直登
・・・極楽とは対極の状況ですが何か（笑）

でもいい天気で、南アがずら〜り勢ぞろい！！気持ちいい〜。

稜線へ上がりきると御嶽山がドーン。いつ見てもいい形でうっとり。

そして進行方向へ目をやると・・・

これぞ　THE・縦・走・路！！！

ハイマツと残雪と山肌とのコントラストが最っ高に綺麗です！たまりませんな〜。
この風景を見られただけでも来た甲斐があったってもんです。

見た感じほぼ夏道が出ていたのでアイゼンピッケルはOFFにて稜線歩き開始。
暑くなく寒くなく風が心地よい・・・気持ちよすぎる・・・。
こんなにいい縦走路なのに、だれ〜も居ません。それがまた素晴らしい。

あ〜、気持ちいい〜。

ただ荷重の2人には小ピークのアップダウンがなかなかこたえます。
檜尾岳への登り返しは気合いで。きつかった。
ここでようやく半分、木曽殿までまだまだ長い。V字の底見えてないしね。

檜尾〜熊沢が個人的には一日目の核心部。
これまでの道に比べると痩せていて岩岩してくる。
相変わらず小ピークのアップダウンがこたえるし、残雪のトラバース箇所、残雪が凍結気味の岩場の通過で、ドキドキ・ヒヤヒヤする場面が多かった。

アップダウンしながら緩やかに下り、最後ちょいと登り返すと東川岳。
ここまでくればも〜〜〜下るだけ！！　
深いV字の下りです。体はくたくただし、「あと少し」と気も緩みがちですが油断せぬよう。

長い道のりを終え、やっとやっとこの日のゴール、木曽殿山荘。つ、か、れ、た。

【5月27日】
4時15分起床。ちょうど空がうっすら赤くなってきたところだ。
尾根に隠れて見えないかなと心配でしたが、バッチリ御来光を拝むことが出来ました。
雲海が広がっている。昼にはガスが上がってきそうだ。

二度寝してゆっくりご飯して、いざ出陣。
V字の今度は登り返し。
右手の南駒がとてもカッコイイ。
ハイマツの緑が清々しい。
乾いた岩場をよじ登り、第1ピークからもうひと登りで・・・

空木岳山頂なり！

振り返ると千畳敷が遙か彼方。よく歩いた。
この先の稜線歩きも気持ちよさそうだ。必ずや歩きたい。

の〜んびり休んで、下山開始。
こちらは雪がたっぷり残っており踏み抜き地帯。体力奪われるなぁ・・・。
樹林帯に入っても雪が続く。
日帰り客のトレースと赤符を確認しながら進む。

迷尾根からはハシゴや鎖ありの急峻な痩せ尾根。
脚が限界ですよう。
やがて笹が広がる平和な道へと変わり、水場を経て、さらにひたすらに歩き歩き歩き・・・
林道終点からもまだまだ歩き・・・
スキー場に着いたらあとちょっと、道路を歩いて菅ノ台に無事帰還。
疲労困憊。まいった。

さて。
4年ぶりの中央アルプス。残雪の風景はとても美しく、身近にこんな素敵な山があることを誇らしく思います。
記憶もうっすらだったために、新鮮な気持ちで歩くことができました。

ただやっぱし、空木からの下山のしんどさはハンパ無かった。
雪山としての空木をピストンで行ってみようかと話が出たこともありましたが、安易な考えだったと思い知らされた・・・。

何もかもが長かった今回の山行。
空木までの道のりも、空木からの下山も、下山後のレコ編集も・・・。

下山後2週間かかってようやく編集終了です。

コメント

ryouma01

ザックいいな〜
YOKOさん・・・小屋泊1泊で21ｋって

有り得ん・・・

半分は酒か？

yokowv

もう半分は山を愛する心です。
ビールは３５０mlと５００ml1本ずつと控えめ。
水場をあてにしなかったので、飲料水３リットル強を真面目に担いだのと、食事を豪華にしたのとで重くなっちゃいました。
でもさすがアーク、だんだん身体になじんできて重さが気にならなくなってきましたよ。
見た目が「デカっ」と感じるのが玉に瑕ですけど、やっぱBora買ってよかったです♪

ようやく1日目の写真編集は終了、2日目も盛りだくさんです。
ryoumaさんのお眼鏡に適う写真があるといいな〜。

ryouma01

アーク高いじゃん・・・
夕食の写真が美味しそうで、お眼鏡に適いました

さすが20ｋ！！

豪華な食事だ

じゃがりこは知ってましたよ

来週は鳳凰3山逝きますよ

ゲスト

こりゃ編集が大変そうだ(笑)
すてきな写真たくさんですね。
山の稜線の写真ってたまらないものがあります

以前、木曽駒にいったときは、ガスでなんにも見えなくてどこに登ったのかもよくわからなかったのですが、この写真達をみて「こんなにきれいな景色がひろがっているんだ
」ともう１回行ってみたくなりました！

料理も手が込んでますね〜すごーい
20kgは重い

yokowv

まだ終わらない・・・
枚数がとんでもない上に、帰宅後すぐ眠くなってしまって遅々として編集が終わりません〜〜。あと少し！

ガスってしまった山ってリベンジしたいですよね！
私の場合は西穂がそう。

もう一回といわず、何度でも来てください♪

ザックの容量としてはもっと入るんですけどね、ビールとかビールとかビールとか笑。

noborunda

yokoさん、こんにちは
今更ですが・・・、ちょっとだけ。

このザックでしたか、年末にポチリとやってしまった奴って。

でも、インプレッションからすると良さ気なザックですね、かなり高いけど。

研いであった米をひっくり返した？

WVの時にやったら皆から殴り倒されそうですね。

で、結局はご飯抜きでしたか、それとも拾い集めて水を少なめにして焚きました？

その辺り、微妙に知りたいですねぇ。


ところで30日は自炊ですか、それとも小屋食？

あっちの登山口に車1台デポしてこっちの登山口から登りますか？

yokowv

noboさんおかえりなさーい。
尾瀬、楽しさが十分に伝わってきて、微笑ましくもあるし、悔しくもある（笑）

「今更」なんてことないです。レコの完成を待ってコメント下さったようで、嬉しいですー。

Bora８０は年末にさかいやでちゃんと試着してから買いましたよ。肉厚の腰ベルがよいですね。
グレゴリーのバルトロ75とよくよく比べてから買うつもりでしたが、アークというブランドに目が眩んで即決でした笑

しかしいざ荷物を入れて背負ってみると、バシっと決まらない・・・。背面長をショートにすべきだったのか！？と行動中疑問を抱いたりもしましたが、だんだんなじんできて気にならなくなりました。
なにせ容量はまだ余裕がありましたので、重さの許す限りビールを詰め込めそうですｗ

お米は鍋に残ったものを炊き直しましたが惨敗でした。食べられないことはない状態にもってくのが精一杯。朝にまわして、目玉焼き丼にして頂きました。
やっぱり米を炊くときは米だけに集中すべし。他の調理と並行してやったから米が怒ったに違いない。

30日は小屋食でいかがでしょう？あそこの小屋食はまだ頂いたことがないので食べてみたいです♪
車もデポ作戦がいいと思います！
詳しいことはメールで相談しましょう〜。
よろしくお願いします！