金袋山のミズナラ巨樹


- GPS
- --:--
- 距離
- 2.9km
- 登り
- 537m
- 下り
- 526m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【一石山神社-一石山】 山と高原地図では破線ルートですが小川谷林道が鍾乳洞駐車場から先が通行止めのため本ルートである籠岩北側のルートが使えないため現在はこのルートでしかタワ尾根へは行けません。燕岩の南側を捲くように登っていきます。 トラロープの設置とか標識設置とか、最近応急処置的に整備された雰囲気があります。 破線ルートとは思えないほど道は明瞭でベンチや階段もあり迷うことはないですが、けっこうな急登のうえに狭く、湿った粘土質の土がすべりやすく歩きづらいところが続きます。 林道に続く分岐には必ず「小川谷林道通行止めのため通行不可」の標識がありました。 【一石山-ミズナラ巨樹】 一石山からミズナラの巨樹がある人形山まではそれまでと打って変わってゆるやかな尾根ルート。危険個所なし。 【ミズナラ巨樹-北側ルート】 はじめは破線ルートで踏み跡薄くテープもなし。 多少のルーファイ要。 途中から林道通行止めの前は本来のルートである実線ルートに合流します。 やはり登りに使った破線ルートよりも歩きやすい。 【小川谷林道】 H23年3月から通行止めのままです。 鍾乳洞上流の駐車場も閉鎖されています。 林道に合流してから駐車場までのたかだか400mの林道歩き、これが今回の核心部。 右手の燕岩からの落石に注意してほとんど走って通り抜けました。道には小さな、しかし断面が新しめの落石が散在していました。 |
写真
感想
全休のはずが午後半休に。
長沢背稜をがっつり歩く予定だったのだが。
しかたないので以前から気になっていた金袋山のミズナラの巨樹をちょろっと見に行きました。今年行こうと思ってるウトウの頭の導入部の偵察もかねて。
「金袋山の」といわれてますが実際は人形山の山頂直下にあります。
13:00に仕事を終え青梅の職場からそのまま車で日原鍾乳洞へ。
いきなりカメラを忘れて携帯(スマートフォンじゃありません)で撮影するはめに。
画質が悪いです。そろそろiPhoneに替えようかな。
平日のバリエーションルートということで誰にも会わないと思ってたら驚いたことに下山中の中高年パーティと数組もすれちがいました。そのうち14人の大所帯と狭くすべりやすい急登ですれちがい待機スペースもないので山側に登って足場の悪いところで待機。ゆっくり通過するおばちゃん軍団をずり落ちる足をぷるぷる震わせながらひたすら耐えていたのでした。すると、トラロープをつかんで下っていたおばちゃんの1人がロープをつかんだまま後ろ向きに谷側へ転倒、勢いで1回転して腹這いのまま10m下へ滑落。!!、やばいっ、と思いましたがおばちゃんはケガもなく無事で自力であがってきたので、ほっとしました。ちなみに彼らは篶坂ノ丸に行ってきたそうです。すれちがった人でウトウの頭に行かれた人は残念ながらいませんでした。情報聞きたかったんだけどな。
怖いと思ったことがもう一つありました。
途中でかなり大きな落石の派手な音が燕岩のほうから聞こえてきました。木にさえぎられて見えませんでしたがかなり間近で聞こえて肝を冷やしました。
一石山を過ぎると以後は誰にも会うことなく左手に杉の人工林、右手にブナななどの広葉樹の森を鳥の声をききながらのんびりと歩きヤマを静かに1人堪能します。こういう雰囲気に浸りたかったのです。
そうこうしているうちにミズナラの巨樹に到着。
暗い森の中ウッドサークルに囲まれて彼はひっそり佇んでいました。
私は巨樹や古樹を神々しく感じたり人格化してしまう種類の人間ですので
こういう樹はたまらないです。。
静かな森の中巨樹と1人向き合っていると異空間にいるような錯覚を覚えます。
滞在時間は10分たらずでしたがそこだけ時間がゆっくり流れているような気がしてずいぶん時間が長く感じられました。
帰りは北側のルートを下りました。つまりオキテ破りで林道を使おうという魂胆です。冬に長沢背稜からのエスケープルートが閉ざされてて悔しい思いをしたのでどんな状況なのかこの目で確かめたかったのです。
登りで落石の音をきいて十分だと言われればそれまでですが。
現場を目の当たりにしてその危険性がよくわかりましたし、小川谷林道が開通する見通しが立たないのも理解できました。もしかするとこのまま廃道になるんじゃないかと思いました。燕岩は危険です。
ほとんど走りぬけるように通過しゲートまであとちょとのところで
ふと前を見るとゲートのところに関係者らしき人がこちらを凝視しています。
「まずい、怒られる」
ふと右横をみると一石神社へのエスケープルートが。
これ幸いと一石神社へ避難。
神様に無事を感謝して何食わぬ顔で車にもどれました。
今回通行止めの林道を短距離とはいえ通ったことはほめられた行為ではありませんが、実際に通ったことでその危険性がよくわかりました。
好奇心に煽られるとロクなことにならないことは承知してるつもりですが...
大英帝国の諺にもあります
『 Curiosity killed the OYAJI. 』
釈迦に説法で恐縮ですが聡明なヤマレコ諸氏は厳に自粛してください。
おまえが言うなって?
おっしゃる通りでございますorz
コメント
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その知識はどこから仕入れているのでしょう?
あの林道はやはり危険なのですね。
二度と通っちゃイケマセンよ!
立派な木ですね
観に行きたくなります
滑落したオバサマ、無事で良かった。
そして林道はとても危険な事が分かりました。
情報ありがとうございます。
最後も、無事にエスケープされたようで、何よりです
geraniumさんこんにちは。
ミズナラの巨樹はウトウの頭に行きたくて情報収集すると
必然的に入ってきちゃうんです。
あと、山と高原地図にも載っているのでヒマなときに眺めていると気になる岩とか場所とかがあるとネットで調べたりしています。
知らないことだらけですよ
私の場合いろんなことを知ってるというより情報が偏ってるんだと思いますよ。
基本的にルールは守る、が私のスタンスですが(山においてはですが)
今回はどうしても気になってたんで禁を犯してしまいました。
反省ですorz
巨樹が好きな人にはオススメです。
人も少ないのでゆっくりと静かに対峙できます。
奥多摩にはいろんな名木がありますが
そういうのをひとつひとつ見て回るのもいいなと思います
今のところ御岳の神代のケヤキ、天狗の腰掛杉ぐらいですが。
おばちゃんは無事でよかったです。
岩場じゃなくてやわらかい土だったのが幸いでした。
何かあったらミズナラどころじゃないですからね。
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