芦別岳 ユーフレ本谷〜新道
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- GPS
- 08:27
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,725m
- 下り
- 1,722m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
先週のネット上にユーフレ本谷のゴルジュはしばらく大丈夫と出ていた。で、行くことにしたが、前日近くまで行って車中泊の予定が、色々あって出発が遅れ、やっとこさ美瑛の道の駅に11時過ぎに到着。そのまま就寝。
朝、ゆっくり起きるつもりが、4時に起きてしまった。あまり早く出るとまた先頭になって道を間違えると困るので、コンビニで朝飯をとりゆっくりとコーヒーを飲んで出発。美瑛のセブンはレギュラーコーヒーがあるのでありがたい。
旧道登山口、林道終点には車三台。チンタラ出発。ニリンソウの咲く登山道を進み、崩壊している所も水が少ないので簡単に通過し、ずっと右側(川下を向いて左岸)を歩き続け、花を楽しみながら右からの沢を渡る所まで。前回増水し、渡るのが大変だったが、今日は呆気なく普通に渡渉。そしてすぐ旧道分岐、ちょっと歩いてユーフレ小屋へ到着。中で先客が休んでいた。小屋の奥に芦別の稜線が見える。小屋裏の遭難の碑から本谷へ向かうが、赤布が消える。あれ、確か道があったはず。地図を見てもどうしても藪の中。そういえば、ユーフレ小屋から雪と先週の記録にはあった。仕方なく笹藪に突入。大した距離もなく川原に出る。しばらく右を歩き雪渓が出てくると、あとはずっと雪渓歩き。問題のゴルジュもやはり雪がたっぷり。隙間もないが、左右から轟音が漏れてくる。先行者に追い付き、更にその先に先行者。斜度も出てきたのでアイゼンを装着する。本来ならば土曜日。もっと人がたくさんいて、ステップも切ってあるはずだったが、トレースが妙に薄い(結局これで全部の人だった)。ステップがあれば軽アイゼンでと思っていたが、仕方なくテレマークブーツ用のアイゼンを装着し、つま先の金具に草鞋のように紐を通し、踵の金具に通して足の項で縛る(一応試験済み)。だが、実際に雪面を歩くのは初めて。ずれを注意しながら歩くが意外としっかり固定されているが、踵が痛い。ワンタッチアイゼンというのはかなりの力で踵を固定していることが判る。12本爪の威力はさすがに凄く、過去二回軽アイゼンでは怖かったが、全く滑る心配が無く、サクサク登ってしまうと結局、またしても先頭に立ってしまった。下の方で前回間違った所を確認していたはずが、目の前の二股が前回間違えた光景に良く似ている。トレースも右にうっすらとあったので、右に入ってしまったが、しばらく登ったら、後ろから間違っていると声をかけられた。もう一人、付いてきてしまった人にも、本谷はあっちと指摘され、?のまま降りて登り返す。が、やっぱり指摘通り、私が間違ってました。見覚えのある急斜面の景色が続き、旧道と合流するコルまで。時折落石が音を立てて転がるが、運よく雪渓と壁との間に吸い込まれていく。しかし崩れやすい谷だ。斜度は黒岳上部位か? 前回はこんなとこ下れるか?と思っていたが、斜面に慣れたのかアイゼンのおかげか、今日は下れそう。
コルで間違いに付き合わせてしまった人に謝り、アイゼンを外し山頂へ。思っていたよりツクモグサが少ない。ハクサンイチゲがもう咲いている。岩場を登りつめ山頂へ到着。若者が1人先客でいた。若者は本谷で道を見失い、旧道に戻って登ってきたとのこと。藪こぎが酷かったと言っていた。どおりでトレースが無いわけだ。本谷今日初めてだったということになる。
日高側の展望は全く無く、夕張は時々雲に隠れ、十勝連峰の奥は雲。しかし、青空で風が心地よい。なかなかの山頂でした。が、またしても腕を歩くダニを発見。きっとユーフレ小屋奥の笹藪だ。後続1人山頂に来て、若者が新道を降り、更に道間違いを指摘してくれた人が山頂に到着、間違い指摘のお礼を言う。
本谷を降りようかとも思ったが、皆新道を降りるようだし、アイゼンの固定に少しだけ不安があるので新道を降りる。いつも本谷に吸い込まれそうになる所は雪が無く、脚滑りできそうだったが、いざうえに立つと思ったより急なので、半分以上降りてから足テレマークしたら、曲がり切れず転倒。雲峰山で新道を登ってきた人にしっかり目撃されていた。雲峰山の雪渓下りは快適、後はダラダラと新道を降りていく。この道が意外と長くだるい。途中から蝉時雨が五月蠅いぐらいになり、飽きてくる頃新道登山口到着。
登ってきた芦別を眺めながら、パークゴルフを楽しむ人たちの横を何か場違いな感じで歩いて、駐車場の自販機でコーラを買い、ザックをデポして冷たいコーラを飲みながらチンタラ車まで。500ml飲み干す頃到着。車が増えていてびっくりしたが、翌日のためのユーフレ小屋泊まりの人達でした。
ダニが心配なので、近場のハイランド富良野で一風呂浴び、夕景の芦別と十勝連峰を見ながら、何故明日休みなのにこの天気で帰らなければならないのだろうと、後ろ髪を引かれまくりながら帰途に付く。明日、1時から結婚式に出席になっているので仕方ない。が、本当に残念な良い天気でした。
本谷核心部パノラマ ちょっとビビって回転出来ませんでした。↓
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本谷最上部、旧道合流部直下。景色的にはこれが良いと思います。↓
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芦別岳山頂より↓
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