大キレット(槍から穂高)
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- GPS
- 52:22
- 距離
- 32.1km
- 登り
- 3,348m
- 下り
- 3,348m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 8:52
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 9:02
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 4:54
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高から槍ヶ岳までの道は、眺望に優れたとは言えず、距離もあるので非常にツライ。 大キレットは、個人的には危険というより体力勝負。長谷川ピークがちょっと怖いくらい。危険度という意味では、北穂から涸沢までの道の方が危険だと思う。ただし、これについては同行の友人は同意してくれず。友人は大キレットの方が、と。 白出沢の下山は、ぱっと見、崩落地にしか見えないところを下りていく。似たような場所を歩いたことがないので、ちょっとおもしろかった。石畳で道を付けてくれてあるので、見た目よりは歩きやすい。途中、雪渓がある場所より下は、石畳がなくなって、砂利道のようなカンジになり、歩きづらい。さらに進むとやや荒れた登山道となる。渓谷を歩いたりと、変化があって、退屈しない。登りは大変そうだが。 |
その他周辺情報 | 槍ヶ岳山荘、穂高岳山荘、ともに、予約なくても宿泊できました。 ただし、予約しておいた方が、比較的良い場所をあてがって貰えるようです。2段ベットの下、とか。疲れていると、上段に上がるのもキツイです。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
二泊三日、ハードな山旅だった。
噂の大キレットに初挑戦。
天気が悪ければまたハナシは変わってくるとは思うけれど、好天に恵まれた今回、個人的にはそれほど危険なルートとは思わなかった。下りがやや危険。長谷川ピークがちょっと危ないな、というくらい。激下りと激登り。危険というより体力勝負の印象が強い。
ぼくは北穂から涸沢までのルート。最低コルからの登りの方がよほど危険だと思ったが、友人は同意してくれず。
「あっちの方がヤバいでしょ」
「いや、そんなことないでしょ」
と永遠に平行線。
ちょっと考えてみる。
A)落ちたら死ぬ
B)ヘタしたら落ちる
という違いがあるのではないかと思う。
高所恐怖症気味の友人はAをより恐れ、運動神経の悪いぼくはBをより恐れるのではないだろうか。
たとえば、友人はよく
「ガスっていて高度感がなかったから平気だった」
みたいなことを言う。
ぼくはそれを聞いて、分からないでもないけれど、あまりピンとこないな、と思っていた。
逆に平地では、ぼくが
「ここ行ける?」
と腰が引ける場所で、友人は
「大丈夫だよ」
と平気な顔。
高所恐怖症も運動神経も、どちらも程度問題で、すっぱりタイプ分けできるわけではないのだろうけれども、まあそういう違いがあるのかな、ということを、疲労困憊で意識ももうろうとしながら、考えていました。
友人は
「もう岩はお腹いっぱい。横になって目をつむったら、岩がチカチカ浮かび上がってきてなかなか眠れなかった」
と。
「ヒツジの代わりに岩を数えれば良かったじゃん」
「ははは(苦笑)」
みたいな。
槍ヶ岳山荘に泊まりながら槍ヶ岳の山頂には立たず、穂高岳山荘に泊まりながら奥穂まで行かず。というヘタレっぷり。もう一人の同行者である先輩は、三日で8つの3000m峰に立ったというのに。
大キレットを踏破したという達成感は大きいけれど、次はもうちょっとラクチン登山にしたい。トレーニング?なにそれ?
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