長畑山―黒沢山―桑沢山


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,441m
- 下り
- 1,440m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
1泊の計画をたて休暇をとったが、夜に予定が入ってしまい計画変更。今日のコースは、長い間あたためていたもの。笹との勝負だろうとそれなりの覚悟をもつ。
登りの尾根は、はじめ笹混じりのヤブでどうなることかと思ったが、じきに歩きやすくなった。赤リボンなどは少なかったが、まあまあ歩かれているように思えた。1時間40分で長畑山に到着。森林管理局の立派な標柱が立っていて驚いた。とても山行記録も少ないこの山で、今後もどれだけの人の目にふれるだろうか。
しばらく明瞭な踏み跡あったが、腰下くらいの笹がでてくると、ようやく踏み跡がわかったり、それもわからなかったり。それほど笹が濃くないので苦労と言うほどではないが、これが延々と続くと思うと、想定していたこととはいえ・・・・・。
1803m三角点に着くと状況は一変、なんと立派な刈り払い道がここまで来ていた。よく見なかったが、北からの尾根方向から来ていたのか? 苦労するかと思っていた区間がどんどんはかどる。あれよあれよと、黒沢山の東の2090m峰に着く。かつて3月に南東尾根から登りあげた地点だが、その方向はびっしり笹で埋まっている。そのときは全部雪の下だったのに、季節による違いに驚かされる。刈り払いはなおも続くが、笹の刈り跡が15cmあるのが歩きにくい。贅沢を言ってはいけないけど。
黒沢山には予定より大幅に早く到着。ここも広く刈り払われていて森林管理局の標柱が立っていた。あれっ?三角点もあるはずだけど。少し探すと笹の中にありました。ここを刈らないとは変な感じ。刈り払いはここが終点で、経ヶ岳方面へは笹で苦労しそう。やはり残雪期が良いようだ。ゆっくりしたいけど、ブヨの攻撃がすさまじいので20分弱で出発。
さて桑沢山への分岐は往きには気づかなかったなぁと心配したが、やはり何も無く、笹ヤブがあるのみである。ここは地図で見ても尾根の分岐が全く不鮮明の所である。現地でも尾根のかけらも見えないし、木々で先の見通しも無い。ここと決め、めざす方向を地図に線を引いて、笹に入り込む10:32。笹丈は腰くらいで、やや薄いのが幸いである。10分ほどで稜線が明らかになってきたが、カラマツと笹以外に何も無い。ここは大きな主稜線だから、赤リボンとか踏み跡を期待していたのだが、本当に何も無いのには驚いた。笹はカラマツの落枝で寝ていることが多く、上から踏めるので歩きやすい。(と言っても苦労ですけど) 笹ヤブに入って約30分、1952m峰のやや東でようやく赤リボン+杭があらわれた11:01。この先目印は多いが、それに比べれば踏み跡が不明瞭な所も多く、注意が必要だった。この苦労も11:46林道に出て終了した。こんな稜線上ですごい勾配の所もあるのだが、地図の破線は立派な車道で、最近の轍もある。なるべく林道は歩きたくないので、2ヶ所で山に入るが、林道を歩くしかない区間も多い。12:25林道と別れてまた山道になる。松島区の山林巡視の看板も多く、よく整備されている。それは「峰の地蔵」が置かれている1556m峰までで、その先は数ランク落ちて、ヤブこぎと言ってもよい程度。桑沢山との鞍部では、また右手から細い道が上がってきたので、1ランクあがる。
桑沢山にくるのも3回目となった。さてあとは下りである。車のある所に向かうには太い尾根は無いので、あらためて地図上で検討する。地図に4本の線を引いたところ、どれも入口がわかりにくいが、そのうちの一番北の小尾根を選択しよう。先々週の尾根下りでは失敗しているだけに、失敗を繰り返したくないが、まあ失敗しても山が浅い所だし、標高差500mなら適当に下りれば着けるという考えで進む。古い木の伐り跡はあるが、目印はない。途中の尾根の分岐も成功して、最適な位置に下り立ち、とても満足。5分で車に戻り周回を終えました。
今日は4つのマイマップをつなげる山行でして、その目的も果たしました。情報が少ない山域で、思わぬ良い道に出会い、一方で笹の中で埋もれたり、多彩に楽しめた1日でした。
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