餓鬼岳から有明山へ大縦走(白沢〜餓鬼岳〜東餓鬼岳〜清水岳〜有明山〜有明温泉)
- GPS
- 32:39
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 2,526m
- 下り
- 2,154m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 7:13
天候 | 13日は晴れ時々曇り、14日は曇りのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
餓鬼岳山頂までの登山道はやや荒れ気味だが、静かで綺麗な森。東沢岳まではハシゴや岩場の連続。東餓鬼岳、清水岳はほぼノートレースのやぶ漕ぎ。ハイマツやシャクナゲのやぶ漕ぎは全身を使うので非常に疲れた。ごく稀にリボン・テープが付いている。東餓鬼〜獣道やかろうじて見つけたトレースなどを、稜線を見失わないように進むのが難しかった。 |
その他周辺情報 | 登山後は、下山口の有明荘の有明温泉に入りたかったが17時までなので間に合わず。しゃくなげの湯より奥へ入ったところにある、“檜湯の宿松伯”は日帰り入浴500円、21時までで空いていて泉質も雰囲気も最高です! |
写真
装備
MYアイテム |
satomin-
重量:-kg
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個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
行動食
非常食
飲料
サンダル
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
1人用テント
寝袋
寝袋カバー
ウレタンマット
着替え
|
備考 | 2人で1人用のテントを使用。 |
感想
誕生日はお盆ということで、空いている山へ。
餓鬼岳、笊ヶ岳、霞沢などを候補にしたが天気で餓鬼岳に。
初日寝坊したため出発が遅れ唐沢岳は断念。途中大凪山への登りでは、熱中症らしき症状で一時停滞。大量の発汗に伴うミネラル不足と推察。
テント場は六張で満員。お盆でも空いてました。
翌日は東沢岳まではご機嫌な縦走路。空木岳〜南駒ヶ岳みたいな雰囲気の岩場も楽しい。裏銀座、鹿島槍は終始、たまに槍の穂先や立山剣が見えてご機嫌。
東沢からは本番の東餓鬼岳へ。東餓鬼岳までは砂礫地とハイマツ帯、灌木帯が順繰りにあらわれる。トレースはほぼ皆無だがたまに痕跡がある。
東餓鬼岳からの下りは深い深いハイマツとシャクナゲと灌木帯がついた急峻な尾根を下る。部分的に左右が落ちていたり、大岩を下る必要があるので足元が見えない藪こぎでは注意が必要。
急坂が終わるとかなり歩きやすくなり、獣道を辿る。
清水岳からはピンクリボンがマーキング。トレースは不明瞭だが藪こぎのグレードとしては簡単な方。
有明山塊の最高峰のピークを越えるとトレースは明瞭になり、急坂を下ると登山道にでましまた。
藪こぎと言えば、笈や深南部、中ア南部のイメージでしたが、整備されている北アの主脈の二百名山の間に、記憶に残るような厳しくも素晴らしい人の手のほとんど入ったことのない山域があることに感動した山行となりました。
寝坊して登山開始が8時過ぎと遅くなってしまったので、晴れて暑くきつかった。私が早く歩けないので荷物をタップリ持ってもらった直後に、ダンナが熱中症のような症状でクラッときて吐きダウン。ポカリと塩タブレット・ゼリー飲料で回復。かいた汗に対して水分・塩分摂取が足りなかったようです。私も暑くて辛かったが沢沿いに浴びるも良し・飲むも良しな滝や水場がたくさんあり、すごく疲れては少し回復しながら歩いて行けたと思います。テント場は合計6張り、小屋泊まりの方も4〜5人くらいでお盆とは思えない空きっぷりでした♪
翌日の登山はダンナのルートファインディング能力が発揮されて、やぶ漕ぎルートは予想していたコースタイムより巻くことができました。約3時間、全身を使ってやぶ漕ぎしたので翌日は全身筋肉痛と腰痛がひどいです(笑)
餓鬼岳山頂までは、登山者は少ないですが迷うほど荒れていなくて静かでいい雰囲気です。東沢岳〜清水岳はハイレベルな猛者しか歩けませんが、人の歩かない本来の山の姿を垣間見れました。有明山周辺は、地図にも登山道が載っているので安心して歩けます。有明温泉までの下山路は非常に急でアップダウンもけっこうあるので、疲れた体にはきついですが。
35歳を迎えたダンナにとって、「感無量」と言える良い思い出となったアドベンチャー登山でした。きつかった…。