大文字山（法然院コース、大の火床で「からげし」拾い、山頂経由で蹴上に下山。）、東山（宝が池公園の山の中を探索。法の火床には下りられず。）

2019年08月17日(土) [日帰り]

• GPS: 03:47
• 距離: 10.1km
• 登り: 522m
• 下り: 533m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:13
• 休憩: 0:15
• 合計: 4:28

距離 10.1km 登り 529m 下り 541m

7:08 銀閣寺道
7:16 7:22 法然院
7:45 東山三十六峰 善気山
8:10 8:11 大文字火床
8:33 8:34 大文字山
9:16 9:17 七福思案処
9:25 9:29 天岩戸
9:30 9:32 日向大神宮
9:41 インクライン
9:49 蹴上駅
10:33 国際会館駅
11:07 東山
11:36 国際会館駅

（大文字山）
■所要時間：2時間41分
■歩行時間：161分（小休止を含む。）
■距離：6.96km
■累積標高差：+-470m
■行程量：13.92+9.4+4.7=28.02P（14.01EK）（★）
■ラップタイム：5.75分/P、+392m/h（マイペース登高能力：ランク�掘�
■エネルギー定数：161x0.03+0.47x10+0.47x0.6+6.96x0.3=11.9
■山のグレーデイング：2A
■消費カロリー：11.9x(77+(4.0+3.4)/2)=960kcal
（東山）
■所要時間：1時間3分
■歩行時間：63分（小休止を含む。）
■距離：3.15km
■累積標高差：+-100m
■行程量：6.3+2.0+1.0=9.3P（4.65EK）（★）
■ラップタイム：6.77分/P、+332m/h（マイペース登高能力：ランク�掘�
■エネルギー定数：63x0.03+0.1x10+0.1x0.6+3.15x0.3=3.895
■山のグレーデイング：1A
■消費カロリー：3.895x(77+(4.0+3.4)/2)=314kcal
（大文字山＋東山の合計）
■所要時間：3時間44分
■歩行時間：224分
■距離：10.11km
■累積標高差：+-570m
■行程量：20.22+11.4+5.7=37.32P（18.66EK）（★★）
■ラップタイム：6.00分/P、+375m/h（マイペース登高能力：ランク�掘�
■エネルギー定数：224x0.03+0.57x10+0.57x0.6+10.11x0.3=15.795
■山のグレーデイング：2A
■消費カロリー：15.795x(77+(4.0+3.4)/2)=1275kcal
※各指標の詳細は、個人プロフィールで説明。

天候

晴れ時々くもり一時小雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

（行き）銀閣寺道 まで京都市バス
（移動）蹴上から国際会館まで京都市営地下鉄
（帰り）国際会館から京都市営地下鉄
※その他の用事も含めて、地下鉄・バス一日券（900円）を使用。

コース状況／危険箇所等

■法然院コースは、法然院から大の字の下の台地まで直登するコースです。所々に倒木がありました。
■宝が池公園から法の字の火床へは関係者以外入山禁止になっていました。

写真

8/16 20:05

8月16日は、夜の8時から大文字の送り火を久しぶりに見ました。

8/17 7:12

翌日の朝になり、大文字に「からげし」を拾いに行きました。法然院コースから登るため、麓の哲学の道を歩きます。

8/17 7:14

道沿いのお地蔵さん

8/17 7:18

法然院に立ち寄ります。

8/17 7:18

手水鉢

8/17 7:20

法然院の本堂

8/17 7:20

本堂の横の山の祠に祀られた仏さん

8/17 7:21

法然院の庭の路を歩きます。

8/17 7:21

朝は涼しいです。

8/17 7:22

池

8/17 7:22

仏舎利塔

8/17 7:23

法然院を出ます。

8/17 7:26

法然院コースの登山口。お墓の中にあります。

8/17 7:29

山を直登していきます。

8/17 7:31

最初は谷沿いに登ります。

8/17 7:35

尾根にトラバースします。

8/17 7:41

尾根を登リ、京都の市街地が眺められるようになりました。

8/17 7:45

大の字が見えてきました。多くの人が朝から登っておられるのが見えます。

8/17 7:46

大の字の下の台地に到着。

8/17 7:51

大の字の右下から登ります。

8/17 7:56

大文字の火床。この時点で、大きなからげしは拾われて、かなりきれいになっていました。残っている細かいからげしを拾いました。

8/17 7:59

大の字の中心に向かって登ります。

8/17 8:00

後ろを振り返ります。からげし拾いをしている人が大勢いらっしゃいます。

8/17 8:02

大の字の中心にある祠

8/17 8:05

大の字の中心から左手を見ると、京都の市街地中心部の景色が見えます。左端に京都タワーが見えます。

8/17 8:06

正面には吉田山、京都御所と二条城が見えます。

8/17 8:06

右手に市街地の北部の景色が見えます。下賀茂神社の糺の森や、京都府立植物園の森が見えます。

8/17 8:10

大の字の最上部に登ります。

8/17 8:12

一番上からの景色

8/17 8:14

さらに上に、山頂に向かう道が続きます。

8/17 8:29

山頂に到着。

8/17 8:29

山頂の標識

8/17 8:29

大文字山山頂の三角点

8/17 8:31

大の字の火床で拾ったからげし。登った時間が遅かったので、細かいものばかりでした。

8/17 8:33

山頂からの眺望。南側が開けています。

8/17 8:38

京都一周トレイルに合流。これから蹴上まで、京都一周トレイルを下ります。

8/17 8:39

最初は平たんな道

8/17 8:45

過去の台風の被害で、倒れている木が目立ちました。

8/17 8:55

グリーンのトンネル

8/17 9:00

市街地の景色が見られるスポット。正面は御池通。

8/17 9:02

このような標識が、分岐点に見られます。

8/17 9:08

山科の景色

8/17 9:16

天の岩戸を経るコースをたどります。

8/17 9:19

倒木の多い道でした。

8/17 9:23

小雨が降っています。

8/17 9:23

日向大神宮の天の岩戸に向かうコースを下ります。

8/17 9:26

天の岩戸

8/17 9:26

岩戸の内部、通り抜けできます。

8/17 9:31

日向大神宮の内宮。伊勢神宮と同じく、天照大神を祀っています。

8/17 9:31

内宮の鳥居。

8/17 9:33

こちらは外宮

8/17 9:34

大鳥居

8/17 9:38

参道を下ります。

8/17 9:39

琵琶湖疎水（第一疎水）の蹴上船溜りに出ました。

8/17 9:39

第一疎水は、この先の南禅寺船溜りとの高低差がありすぎて、ロック（閘門）での水位変動では対応できず、船だけを台車に載せて運ぶインクライン（傾斜鉄道）が設けられました。

8/17 9:40

船を台車に載せて、坂を上り下りしていました。

8/17 9:42

台車のレールが残っています。複線でレール幅が2,515�弌�高低差36m、距離582m、最急勾配は15分の1（66.7‰）で、碓氷峠と同じです。
なお、内陸水運の盛んなヨーロッパでは、船を浮かべた水槽ごと上下させる、大規模なインクラインも稼働中とのことです。

8/17 9:44

下に展示されていた台車

8/17 9:45

疎水を使って、酒樽や米俵などを運んでいたようです。

8/17 9:48

蹴上発電所。疎水の水の落差を利用して、明治24年（1891年）よりこの地で水力発電を始め、夜の電灯や昼間のインクラインの動力や路面電車に電力を供給してきました。現在も関西電力の発電所として稼働中。

8/17 9:49

地下鉄の蹴上駅に到着。

8/17 10:33

地下鉄で蹴上から国際会館に移動しました。京都国際会議場の建物。

8/17 10:38

宝が池プリンスホテルの出入口の横に、宝が池公園への入口があります。

8/17 10:42

宝が池と比叡山と京都国際会議場

8/17 10:45

池の端まで来ました。

8/17 10:47

山の中に入っていきます。

8/17 10:56

山の中の交差路。右奥の道を行きます。

8/17 11:01

鹿柵が2か所設置されていました。

8/17 11:05

五山送り火の一つである妙法の「法」の字の上部。常時、関係者以外入山禁止になっていました。

8/17 11:05

火床を望遠で

8/17 11:05

山の上からの景色

8/17 11:17

比叡山が近くに見えます。

8/17 11:21

山から下りてきました。

8/17 11:22

いこいの森

8/17 11:27

しばらく園路を歩きます。

8/17 11:30

国際会館駅に向かうために橋を渡ります。

8/17 11:30

川で子供が水遊びをしていました。

8/17 11:31

園路を歩きます。

8/17 11:36

国際会館駅の南入口に到着。

撮影機器：

SHV32 SHARP

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 日よけ帽子 靴 ザック 飲料 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル 軍手

感想

shokunpapa

京都五山の送り火では、火床で薪を燃やして消火した後の消し炭が残ります。京都弁では消し炭のことを「からげし」と言います。からげしを拾いに行って、半紙にくるんで家の軒下に吊るしておくと、無病息災になるとの言い伝えがあります。

からげしを拾うために、五山送り火の翌日の17日に、大文字山に登リ、その後、地下鉄で移動して松ヶ崎の東山（妙法の「法」の山）に登りました。

結論から言うと、大文字山の方は朝早くから大勢の人がからげしを拾いに登られているので、大きなからげしを取るには、もっと朝早く起きて出かける必要があること、東山の法の方は、火床の区域内が地元の保存会関係者以外は常時入山禁止になっていて、からげしを拾えないことが、わかりました。

からげし拾いの成果は、細かいものばかりであまり大したことはありませんでしたが、それぞれの山で、法然院からのコースや京都一周トレイルの一部を歩いたり、明治時代の産業遺産を見学したり、宝が池公園の山道を探索したりできました。