朝日連峰(泡滝ダム〜以東岳〜大朝日岳〜朝日鉱泉)
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- GPS
- 23:23
- 距離
- 40.3km
- 登り
- 3,392m
- 下り
- 3,350m
コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:57
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 8:15
天候 | 9日:雨・雷のちくもり、10日:霧・強風 11日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
飛行機
[空路] 1300/ 成田空港(ジェットスター庄内便行)/1405 [レンタカー] 庄内空港 - エスモールBT [バス] 1720/ エスモールBT - 1834/大鳥口 (朝日屋泊) ※空路は今年8月から成田-庄内間のLCCが就航 注意)機内はボンベの持込が出来ないので現地で調達するか、固形燃料にて代用するしかない。あと手荷物(7kg)以外に必要に応じて預け荷物(10kg)で別途2,000円がかかる。 ※レンタカーは市内観光兼移動にて利用(乗捨て可) 復路 [バス] 1430/ 朝日鉱泉(乗合タクシー)1550/ 左沢駅 [電車] 1615/ 左沢駅 - 1556 山形駅 [電車] 1705/ 山形駅 - 1942 上野駅 (新幹線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
[以東岳〜寒江山] ルートに見誤りそうな紛らわしい箇所があるがペイントを気にしながら歩けば問題なし。 [御影森山〜] 2箇所ほど左右に落ち込んだ砂地の稜線部があるので気を抜かずに歩きたい。 朝日鉱泉直前の吊橋より手前にもう一つ吊橋があるが、ワイヤーの手摺が無いので慎重に歩きたい。 [小朝日岳] 稜線上に熊が出た模様。稜線上であっても熊鈴の携行は心がけたい。 |
その他周辺情報 | ※朝日屋 宿泊者は泡滝ダムまでの送迎サービス可。出発時間に応じて朝食はおにぎりなどに変えてくれる。 ※ビール 今回のコース上では大鳥小屋、狐穴小屋、龍門小屋にしか置いてない。 ビールが無いと生きていけない人は要注意。ちなみに350ml缶で850円。 |
写真
感想
昨年も訪れた朝日連峰。昨年はほとんど雨と霧でレコにあげるほどの写真がとれず仕舞いで終了し、今年はそのリベンジマッチ。
昨年以東小屋の女性小屋番の方に朝日屋さんを強く薦められたこともあり今年は朝日屋さんにて前泊。昨年は大鳥口(バス停)からスタートしたが、今年は泡滝ダムまで送迎付き。
同宿者2人いたが、2人とも下山組で一人は朝日鉱泉(狐穴経由)でもう一人は以東小屋泊の方。天候は良好だったそうで、朝日鉱泉からの方は今年で4度目のリベンジでやっと天気に恵まれたとか。
朝から雷鳴が轟く雨の中出発。朝日屋さんの若旦那がしきりに心配してくれる。登り始めで大鳥小屋に宿泊したと思われる人と4組ほどすれ違う。みなずぶ濡れ。
予報だと午後には雨があがるので稜線に出る頃には止んむと見込んだ通り大鳥小屋に着く頃には一旦晴れ間が見え始める。昨年は直登コースを選んだが、今年はオツボ峰コースを行く。稜線に出ると時折雲が切れて美しい稜線が顔を見せてくれる。登山道も石畳が積まれていて非常に歩きやすい。天気は生憎だが足元はさながら高山植物園で花に疎い自分でも暫し足を止めたくなる。
以東小屋は私以外に単独の方が1名と山岳部の学生の方6名。水場は2箇所で雪渓とさらに下った沢でおすすめは沢の方。日没時、夕焼けが美しい。
2日目は霧の中出発。稜線はなかなか姿を見せてくれないがそれでも相変わらず花が目を楽しませてくれる。風が強く油断していると体を持っていかれそうになる。龍門小屋に寄ると小屋番の方が去年宿泊したことを覚えてくれていた。大朝日小屋でビールが無いことを確認し1缶調達。西朝日岳を超えると雲が時折切れ、美しい稜線が姿を現すがカメラを構えるころには隠れてしまう。日が差すと一気に暑くなる。金玉水で龍門の小屋番に薦められたとおりビールを冷やし、辛抱堪らず一気に飲み干してしまう。
大朝日小屋の到着時刻が早かったせいか、山の日前日にも関わらずスペースはかなり余裕が感じられた。が、さすがに5時を過ぎるとバタバタと常連組と思われる方々が到着し中2階のスペースを埋めていく。一人泡滝から8時間で到着したという猛者がいた。
3日目。3時頃目を覚ますと小屋の窓から大朝日岳のシルエットが見える。1階から星が綺麗という話し声が聞こえてくると居ても立っても居られずカメラを手に外に出る。朝をもうすぐ迎える予感があるが、星空はまだ美しく、天の川もぼんやりと確認できる。雲海も見事で大朝日という名に恥じない朝焼けが姿をあらわす。まさかの3日目。終わりよければ全てよし。
大朝日岳頂上からは360度の大展望で降りるのを躊躇する。
昨年は鳥原ルートだったので、今年は御影森山ルートを選択。稜線の雰囲気が谷川岳馬蹄形に似ている。目を移すと磐梯山、飯豊連峰が見渡せる。素晴らしいルートだが朝日鉱泉に到着するまで不思議と誰一人ともすれ違わなかった(一人、鳥原から来た方に追い越されたが)。
朝日鉱泉では名物のお蕎麦とビールを頂いて無事終えることができた。
正直、天気を期待しておらずあと2回ぐらいは来る必要があるかなと覚悟していたので今回はいい意味で期待を裏切られてしまった。
お盆に関わらず静かな登山が楽しめる東北の山の魅力を改めて実感した。アクセスが悪いと思われがちだが、今年から庄内へのLCCも就航したのでこれを機に多くの人に朝日連峰へ足を運んでもらえたらと思う。
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