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Yamareco

記録ID: 1984790
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

裏銀座縦走のはずが…

2019年08月17日(土) ~ 2019年08月19日(月)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
51:45
距離
19.4km
登り
2,556m
下り
2,903m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:55
休憩
0:20
合計
6:15
5:44
77
7:01
7:13
278
11:51
11:59
0
11:59
宿泊地
2日目
山行
6:59
休憩
0:05
合計
7:04
6:00
73
宿泊地
7:13
7:17
176
10:13
158
12:51
12:52
12
13:04
3日目
山行
3:36
休憩
0:20
合計
3:56
5:31
25
5:56
38
6:34
6:46
49
7:35
7:43
37
8:20
29
8:49
36
9:25
2
天候 17日 曇り
18日 晴れ
19日 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
扇沢に駐車
七倉温泉からタクシーで扇沢へ戻り
コース状況/
危険箇所等
稜線登山道は標高差もあり、悪場も多くて難儀する。
小屋間の距離が長いのでできるだけ早出が必要。
予約できる山小屋
七倉山荘
【1日目】扇沢自然歩道から登山道へ入って行く
2019年08月17日 05:46撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
8/17 5:46
【1日目】扇沢自然歩道から登山道へ入って行く
何回か渡渉する
2019年08月17日 06:54撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
8/17 6:54
何回か渡渉する
1時間15分くらいで大沢小屋
2019年08月17日 07:01撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
8/17 7:01
1時間15分くらいで大沢小屋
さらに30分程歩いて行くと雪渓が見え始める
2019年08月17日 07:44撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
8/17 7:44
さらに30分程歩いて行くと雪渓が見え始める
1時間ほど右岸(下から見ると左側)を歩いてきたがここで流れを渡り返して左岸へ。
2019年08月17日 08:56撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/17 8:56
1時間ほど右岸(下から見ると左側)を歩いてきたがここで流れを渡り返して左岸へ。
雪渓上を歩けないので高巻く
2019年08月17日 09:09撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
8/17 9:09
雪渓上を歩けないので高巻く
雪渓の最上部が見えてきた
2019年08月17日 09:21撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
8/17 9:21
雪渓の最上部が見えてきた
カラマツソウか?
2019年08月17日 09:33撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/17 9:33
カラマツソウか?
登山口から4時間
雪渓を渡るのはここだけ
2019年08月17日 09:51撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
8/17 9:51
登山口から4時間
雪渓を渡るのはここだけ
振り返ると岩小屋沢岳の影
2019年08月17日 10:14撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
8/17 10:14
振り返ると岩小屋沢岳の影
最後の登りが辛い
2019年08月17日 11:21撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/17 11:21
最後の登りが辛い
チシマギキョウ?
2019年08月17日 11:55撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
8/17 11:55
チシマギキョウ?
やっと針ノ木峠に到達
2019年08月17日 11:59撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
8/17 11:59
やっと針ノ木峠に到達
登山口から6時間余りかかって今日の宿、針ノ木小屋
2019年08月17日 11:59撮影 by  X-T2, FUJIFILM
3
8/17 11:59
登山口から6時間余りかかって今日の宿、針ノ木小屋
明日歩く北葛岳と七倉岳
2019年08月17日 18:02撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
8/17 18:02
明日歩く北葛岳と七倉岳
【2日目】奥に槍穂が見える
2019年08月18日 05:08撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
8/18 5:08
【2日目】奥に槍穂が見える
蓮華岳へ登り始めて振り返ると針ノ木岳の山頂
2019年08月18日 06:09撮影 by  X-T2, FUJIFILM
4
8/18 6:09
蓮華岳へ登り始めて振り返ると針ノ木岳の山頂
1時間登り続けてやっと蓮華岳の山頂が見えてきた
2019年08月18日 06:53撮影 by  X-T2, FUJIFILM
3
8/18 6:53
1時間登り続けてやっと蓮華岳の山頂が見えてきた
小屋からは見えなかった剱岳が見えてきた
2019年08月18日 06:57撮影 by  X-T2, FUJIFILM
4
8/18 6:57
小屋からは見えなかった剱岳が見えてきた
80分で蓮華岳山頂(奥)
右へ行くと大下り
2019年08月18日 07:18撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
8/18 7:18
80分で蓮華岳山頂(奥)
右へ行くと大下り
こんなところに登山道作るのか?
2019年08月18日 08:09撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/18 8:09
こんなところに登山道作るのか?
長い鎖
2019年08月18日 08:22撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/18 8:22
長い鎖
北葛岳へ登り返す道が見える
2019年08月18日 08:35撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/18 8:35
北葛岳へ登り返す道が見える
下りて来た岸壁
2019年08月18日 08:57撮影 by  X-T2, FUJIFILM
3
8/18 8:57
下りて来た岸壁
北葛岳山頂近くから「蓮華の大下り」の全体を眺める
2019年08月18日 10:05撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
8/18 10:05
北葛岳山頂近くから「蓮華の大下り」の全体を眺める
蓮華岳頂上から約3時間もかかって北葛岳の山頂
2019年08月18日 10:14撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/18 10:14
蓮華岳頂上から約3時間もかかって北葛岳の山頂
200m下って、また七倉岳へ登り返す
2019年08月18日 11:17撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/18 11:17
200m下って、また七倉岳へ登り返す
遠くになってしまった針ノ木岳(左)と蓮華岳(右)
2019年08月18日 12:35撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
8/18 12:35
遠くになってしまった針ノ木岳(左)と蓮華岳(右)
七倉岳山頂。
もう疲労困憊
2019年08月18日 12:51撮影 by  X-T2, FUJIFILM
2
8/18 12:51
七倉岳山頂。
もう疲労困憊
テント場へ行く道と分ける
2019年08月18日 12:58撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/18 12:58
テント場へ行く道と分ける
針ノ木峠から7時間
やっと船窪小屋に到着!
2019年08月18日 13:03撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/18 13:03
針ノ木峠から7時間
やっと船窪小屋に到着!
【3日目】ランプの下で朝食
2019年08月19日 04:59撮影 by  X-T2, FUJIFILM
3
8/19 4:59
【3日目】ランプの下で朝食
船窪新道を下りる
2019年08月19日 05:30撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/19 5:30
船窪新道を下りる
三ッ岳方面に朝日が当たってきた
2019年08月19日 05:43撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/19 5:43
三ッ岳方面に朝日が当たってきた
高瀬ダムの景色の向うに槍ヶ岳
あそこまで行くはずだったのに…
2019年08月19日 05:50撮影 by  X-T2, FUJIFILM
3
8/19 5:50
高瀬ダムの景色の向うに槍ヶ岳
あそこまで行くはずだったのに…
鼻突き八丁あたり
凄い角度で下りる
2019年08月19日 06:29撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/19 6:29
鼻突き八丁あたり
凄い角度で下りる
もうこの辺で疲労感いっぱい
2019年08月19日 06:41撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/19 6:41
もうこの辺で疲労感いっぱい
この坂は絶対登りたくない…
2019年08月19日 08:06撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/19 8:06
この坂は絶対登りたくない…
小屋から4時間
やっと下りて来た
2019年08月19日 09:22撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/19 9:22
小屋から4時間
やっと下りて来た
水平の道が凄く有難い…
2019年08月19日 09:23撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
8/19 9:23
水平の道が凄く有難い…
ああ、やっと終わり
2019年08月19日 09:26撮影 by  X-T2, FUJIFILM
8/19 9:26
ああ、やっと終わり
七倉温泉に何とか無事下山!
2019年08月19日 09:29撮影 by  X-T2, FUJIFILM
1
8/19 9:29
七倉温泉に何とか無事下山!
撮影機器:

装備

個人装備
半袖シャツ 長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ
備考 途中でクマに遭遇した(見た)という人が複数いたので、熊ベル持った方が安心。

感想

未踏の北アルプス裏銀座を7日間かけて扇沢から上高地まで歩こうと計画。昨年の南アルプス縦走の経験から達成することに不安はなかった。

【1日目】
扇沢の駐車場に前泊して6時前に扇沢を出発。意外に沢山の登山者がこの時間から登山道を歩いている。やや気温が高めでペースを抑えないと息が上がってくる。1時間余りで大沢小屋に着き、休憩がてら雪渓や夏道の状況を聞くと、雪渓上を歩くのは100mくらい、夏道は行けば分かる、と面倒くさそうな答え。
やや長めに休んでから出発。他の登山者と前後しながらゆっくり登る。

やがて雪渓が見えてくるが、あちこちが薄くなっているので上を歩くことはできず、一旦沢の流れを渡って右岸(下から見ると左側)へ移って雪渓の横の岩場を伝って登る。この辺りからは傾斜が一段と急になり、少し進むのも時間がかかるようになる。
休み休み1時間ほど登って行くと雪渓が一旦切れている箇所があり、ここで沢を渡り直して左岸(下から見て右側)へ移り、さらに岩場の斜面を這い登って高巻きの道を行く。ここでかなり疲労してしまう。

雪渓のそばに出たところで少し休憩。朝は曇っていた空が少しずつ晴れてくる。小屋の人が雪渓へ渡る部分の雪に階段を作っている傍を通って雪渓を対岸に渡る。
雪の上を歩くのはこの数十mだけだが、渡り終えたところで急に足の疲れを覚えて進めなくなる。休み休み登って、少し開けたところで大休止。みんなこの辺りで疲れるのか、座っているとだんだん人が増えてくる。

意を決して小屋へ向かって登り始めるとジグザグの急な登りが続く。谷の対岸でサルの鳴いている声が聞こえる中を汗を絞りながら登る。やがてやっと峠が見え始めるが、なかなか近づかない。
結局休憩した場所から1時間ほどもかかって、12時に針ノ木小屋に到着。扇沢を出てから6時間以上かかった。

台風の去った土日ということもあって小屋は混雑。だが2年前に泊った時とは異なり、同部屋の人同士のやり取りは殆どなく、つまらない半日を過ごす。

【2日目】
この日は船窪小屋までの予定。針ノ木小屋の前からは北葛岳と船窪小屋のある七倉岳が見える。蓮華岳の大下りの後に二度も登り返すのが気になる。

朝食後にゆっくり準備をし、6時に出発。天気は昨日よりさらに良く、一日晴れそうな空。小屋の前からの蓮華岳への急な登りは20分余り続いた後に緩やかになり、コマクサも咲く中を進んでいくが、1時間ほど経つとその先に頂上へ続く大きな尾根が見えてきて、そこを再び20分程登って頂上に着く。

ひと休みして早速この日の最初の難所の蓮華の大下りへ足を踏み出す。最初のうちはザレた小石混じりの急坂をジグザグに下って行くが、やがて大きな岩の間を手足を使って下る箇所が増えてきて疲労と緊張が増す。最後は鎖が連続する岩壁を下りて、頂上から1時間15分程かかって北葛乗越に下りる。

かなり疲労したのでここで15分程休憩。腰を上げて北葛岳への急登を登り始めるが強い陽射しも重なって、がっくりペースが落ちる。乗越から標高差300m近くを1時間15分かけて登り返し北葛岳の頂上でひと休み。疲労の度がさらに増している。
ここからもう一度200m下った七倉乗越からの登り返しは、いきなりロープを掴んで体を引き上げなければいけない急坂。これですっかりエネルギーを奪われて、この後は数歩歩くのも苦しい程になる。

七倉岳までの200mほどの登り返しは超スローペースで進んだり、止まったりを繰り返す。結局針ノ木小屋から7時間余りかかって船窪小屋に着く。
船窪小屋はどういう訳か小屋泊まり客は少なく、天泊が多い場所。小屋の前で情報交換した登山者も殆ど天泊者。中には種池山荘から一日で来たという客もいて度肝を抜かれる。

この日の天気予報では翌日は途中から雨模様。烏帽子小屋からこの日歩いて来た人の話では、烏帽子までの道はさらにアップダウンが強く、体を使って登下降する場所も多いので雨の場合は危険かも知れない、とのこと。
歩くだけなら小雨でもOKと捉えていたが、危険かも知れないと言われると体の疲れと考え併せて無理をしない方が良いか、という考えに傾く。

【3日目】
朝起きてみると靄はあるが好天。しかし疲労が殆ど取れず、やはり七倉へ下山することに決める。

朝食後、5時半に小屋を出て、泊まっていた数グループの登山者たちと前後しながら船窪新道の超急坂を下る。下りても下りても続く坂道に疲労が増し、何度も何度も座って休みを取っては歩き出すことを繰り返して、4時間かかって七倉温泉に下山。

裏銀座の山々の様子を知らず、一気に縦走できる想定で計画を作ったのは甘すぎた、と反省の山行だった。
これ以降をどう繋いでいくかは相当情報を集めて検討しないと難しいと理解した山行だった。

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訪問者数:1022人

コメント

お疲れさまでした。
針ノ木から船窪小屋までは辛いですよね。
我々もかなり苦労しました💦
2019/8/22 15:35
Re: お疲れさまでした。
satoo様、レコ読ませて頂きました。やはり船窪の先も大変そうですね。
次はちゃんと予習して計画します
2019/8/22 16:34
プロフィール画像
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