南駒ケ岳ー仙涯嶺ー越百山周回(予想以上の残雪に苦戦) ー>百高山完登
- GPS
- 11:38
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 2,733m
- 下り
- 2,712m
コースタイム
6:25 南駒ケ岳四合目登山口
7:35 見晴台
8:40 北沢尾根三角点
11:05 南駒ケ岳頂上 11:20
12:40 仙涯嶺頂上 13:00
13:55 越百山頂上
14:35 越百小屋
15:35 展望台
17:05 今朝沢橋ゲート
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・林道に入るのに駅側から行くとT字路の所でダム側へは通行止めとなっていたので一旦西側に回りこんでほぼ並走している南側の道路を行く(一瞬ダムまで行けないかと心配した) ・林道は狭いながらも舗装されている ・ポスト有り、トイレ無し |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口から高度2,500mぐらいまでは良く整備された歩き易いコースだがこれより上は雪稜が出始める ・南駒ケ岳頂上手前1時間くらいから雪稜と岩稜と烈しい這い松の抵抗に遭い、ルートファインディングに神経を使う ・南駒ケ岳と仙涯嶺間の稜線上は予想以上の残雪で夏道は所によっては使えずルートの選択を迫られる ・仙涯嶺と越百山間は問題無し ・越百山から越百小屋の下10数分までは残雪が多く下降の場合は特にルートファインディングに神経を使う コースを外していたのかもしれないが踏み跡は非常に薄い ・残雪が無くなった以降は特に問題無く良く整備されている |
写真
感想
・数年前から目標にしていた仙涯嶺に登頂出来た
5月に龍王岳に登り「日本百高山」最後の山と為っていた仙涯嶺を越える事が出来た
「日本百名山」終了後ここ数年は「日本百高山」で未踏の山を目標に登山をしてきたが終わった!!
・今回この周回コースを実行するに当り時期を何時にするか悩んだ。昨年8月甲斐駒と鋸岳間を縦走後の河原歩きで熱中症(?)に罹り1週間ほど辛い思いをしたので梅雨入り前に登りたい。しかし残雪の状況が判らない中、それなりの装備をして今回実行した
・南駒ケ岳までは空木岳側から何度か来た事はあるが伊奈川側からは未経験である
途中の雪稜は登りということも有りアイゼンを使う事も無くキックステップで通過できたがピーク手前1時間ほどの岩稜と這い松には相当苦戦して予定時間をオーバーしてしまった
何故か右足の脛は傷だらけ!!
・南駒ケ岳と仙涯嶺間の稜線上は予想以上の残雪で夏道は所によっては雪壁と化していた。この雪壁の下降トラバースは縦走の装備では無理で登攀の領域であると思った
兎に角一度でもスリップしたら遥か下方まで滑落するであろう
迷わず夏道から外れて稜線の岩稜上を下降と這い松帯のトラバースを繰り返して夏道が確認出来る処まで下降した
また這い松の無い所は雪壁と岩壁の間に出来た隙間を利用して下降した処もあった
・仙涯嶺手前のピークに登る所にも雪壁が現れたがここは登りと言う事も有りキックステップとストックによる確保で慎重に通過した
ストックによる確保は初めての経験だったが停止能力は無いものの支持としては意外と使えそうだ。先の尖ったツバの無いストックを半分くらいに縮めて(伸縮タイプ)2本使用すれば移動時も3点支持が可能となりピッケル1本より効果的か??
今回の様な雪壁でスリップしたらピッケルでも停止は無理だろう
・手前のピークから仙涯嶺までは素晴らしい稜線でこれまでの緊張から一気に解放された。当然、この間もタイムオーバーしたが仙涯嶺の頂上は特別に感慨深いものがあった
仙涯嶺は名前もいいが南駒ケ岳から下降中に見た山容、頂上の雰囲気、共に素晴らしい山だった
・仙涯嶺から越百山までは残雪も無く快適な稜線で越百山に到着、越百山にはシオジ園から一度登っているが福トチ沢側は未経験だったが稜線はなかなか良いコース。しかし樹林帯に入ると途端に残雪が増えて踏み抜きながら、ルートファインディングにも神経を使いながら下降
結局予定より約1時間遅れで駐車場に到着、無事終了
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