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Yamareco

記録ID: 1985921
全員に公開
ハイキング
剱・立山

剱岳トレッキング(馬場島in/out)

2019年08月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
10:25
距離
14.8km
登り
2,393m
下り
2,388m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:18
休憩
1:07
合計
10:25
1:16
28
馬場島
1:44
1:44
151
4:15
4:21
134
6:35
6:40
4
6:44
7:12
5
7:17
7:24
95
8:59
9:20
113
11:13
11:13
28
11:41
馬場島
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東京→富山までは新幹線。
その後、富山駅前でレンタカーを借り、馬場島まで乗りつけ、車中泊。
コース状況/
危険箇所等
馬場島→山頂まで、ほぼ登り返しなく、登り一辺倒(復路は下り一辺倒)。なので、アップダウンの激しい甲斐駒・黒戸尾根に比べ、覚悟を決めれば(!?)、ピストンしやすい。
山頂直下の"カニのハサミ"と呼ばれる補助鎖が多い岩場は、三点支持でゆっくり移動すれば、特に危険箇所はない。ただし、岩場が濡れている状況の場合は細心の注意を。
その他周辺情報 上市町の「北アルプスの湯」で入浴。
2019年8月期は、ワンコイン(500円)のキャンペーン中でした!
上野から新幹線で富山駅入り。山上の国境稜線以外では、人生初の富山入り!翌日は、憧れだった剱岳へ、馬場島から早月尾根経由で日帰り登山の予定!
2019年08月16日 18:02撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/16 18:02
上野から新幹線で富山駅入り。山上の国境稜線以外では、人生初の富山入り!翌日は、憧れだった剱岳へ、馬場島から早月尾根経由で日帰り登山の予定!
路面列車の走る富山市街!
2019年08月16日 18:07撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/16 18:07
路面列車の走る富山市街!
元祖という言葉に引かれ、富山ブラックの名店・大喜へ。少々しょっぱいが、おいしかったです♪。
2019年08月16日 18:20撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/16 18:20
元祖という言葉に引かれ、富山ブラックの名店・大喜へ。少々しょっぱいが、おいしかったです♪。
前夜、富山駅前で調達したレンタカーで、馬場島入りし、早朝(というか夜)1時過ぎ、馬場島より登山開始!
2019年08月17日 01:14撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 1:14
前夜、富山駅前で調達したレンタカーで、馬場島入りし、早朝(というか夜)1時過ぎ、馬場島より登山開始!
下山時に改めて見返しますが、有名な「試練と憧れ」の碑。ここから、標高にして2,200mを、登り返しほぼなく、登り一辺倒で進みます。まさに試練!
2019年08月17日 01:16撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 1:16
下山時に改めて見返しますが、有名な「試練と憧れ」の碑。ここから、標高にして2,200mを、登り返しほぼなく、登り一辺倒で進みます。まさに試練!
直前に台風10号が通過したばかりなので、台風一過に期待。雲も多いものの、月が見えるので、好天に期待をしていました、この頃は・・・。
2019年08月17日 02:22撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 2:22
直前に台風10号が通過したばかりなので、台風一過に期待。雲も多いものの、月が見えるので、好天に期待をしていました、この頃は・・・。
とにかく真っ暗な中、たまに月を見上げながら、樹林帯を黙々と標高を上げていきます。
2019年08月17日 02:40撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 2:40
とにかく真っ暗な中、たまに月を見上げながら、樹林帯を黙々と標高を上げていきます。
途中、富山湾沿いの富山市街地のイルミネーションに癒されます。
2019年08月17日 03:23撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 3:23
途中、富山湾沿いの富山市街地のイルミネーションに癒されます。
朝4時、風速は2m/秒程度、気温は20℃程度で、過ごしやすい気候です。
2019年08月17日 04:04撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 4:04
朝4時、風速は2m/秒程度、気温は20℃程度で、過ごしやすい気候です。
ご来光前に、早月小屋に到着。ここに前泊し、この時間から登頂開始するハイカーが2名ほどいました。
コースタイム5時間40分の所、ここまで3時間。軽身で涼しいので、かなり快調なペースです。
2019年08月17日 04:13撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 4:13
ご来光前に、早月小屋に到着。ここに前泊し、この時間から登頂開始するハイカーが2名ほどいました。
コースタイム5時間40分の所、ここまで3時間。軽身で涼しいので、かなり快調なペースです。
早月小屋からも富山市街地のイルミネーションがキレイに見えます!
2019年08月17日 04:18撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 4:18
早月小屋からも富山市街地のイルミネーションがキレイに見えます!
早月小屋から、改めて山頂へ向けてリスタート。間近の毛勝三山(毛勝山、釜谷山、猫又山)は、分厚い雲の中。
2019年08月17日 04:35撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 4:35
早月小屋から、改めて山頂へ向けてリスタート。間近の毛勝三山(毛勝山、釜谷山、猫又山)は、分厚い雲の中。
ジグザグした小窓尾根の向こうはピンク色となり、夜明けが近いことが伺えます!
2019年08月17日 04:51撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 4:51
ジグザグした小窓尾根の向こうはピンク色となり、夜明けが近いことが伺えます!
夜明け前、ついに剱岳の山頂が見えた!実は、後にも先にも、この日剱岳のてっぺんを望めたのは、この写真が最後・・・。
2019年08月17日 04:58撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 4:58
夜明け前、ついに剱岳の山頂が見えた!実は、後にも先にも、この日剱岳のてっぺんを望めたのは、この写真が最後・・・。
右手の奥大日岳も、すっぽり分厚い雲の中。
2019年08月17日 04:59撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 4:59
右手の奥大日岳も、すっぽり分厚い雲の中。
「(雪と)岩の殿堂」と呼ばれる剱岳の様相が変わる場所。
2019年08月17日 05:06撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 5:06
「(雪と)岩の殿堂」と呼ばれる剱岳の様相が変わる場所。
ここでヘルメットを装着!トレッキングポールもここでしまう人が多いようですが、自分は岩場でもポールを駆使して安全登山するスタイルのため、全工程を通して一度もポールはしまわず。
2019年08月17日 05:09撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 5:09
ここでヘルメットを装着!トレッキングポールもここでしまう人が多いようですが、自分は岩場でもポールを駆使して安全登山するスタイルのため、全工程を通して一度もポールはしまわず。
危ない岩には、鉄の足場が打ち込まれています。感謝。
2019年08月17日 05:11撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 5:11
危ない岩には、鉄の足場が打ち込まれています。感謝。
早月尾根を振り返ると、早月小屋も見えます!
2019年08月17日 05:19撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 5:19
早月尾根を振り返ると、早月小屋も見えます!
早月小屋をズーム!結局、往復共に、早月小屋では飲料含め、何も買っていません。
2019年08月17日 05:19撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 5:19
早月小屋をズーム!結局、往復共に、早月小屋では飲料含め、何も買っていません。
山頂部はガスってて、視界不良。おかげさまで、高度感を感じることなく、名だたる岩場も、怖さは全く感じませんでしたね。
2019年08月17日 05:33撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 5:33
山頂部はガスってて、視界不良。おかげさまで、高度感を感じることなく、名だたる岩場も、怖さは全く感じませんでしたね。
結構な急勾配の岩場をよじ登ります。
2019年08月17日 05:52撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 5:52
結構な急勾配の岩場をよじ登ります。
時折、雲の切れ間から青空が見えますが、一瞬で真っ白に戻る、残念な気候です。
2019年08月17日 06:02撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 6:02
時折、雲の切れ間から青空が見えますが、一瞬で真っ白に戻る、残念な気候です。
小窓尾根のジグザグの向こうには、晴れていれば、先月登った後立山連峰の峰々(白馬三山、五竜、鹿島槍)が見えるはずなんですが・・・。
2019年08月17日 06:06撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 6:06
小窓尾根のジグザグの向こうには、晴れていれば、先月登った後立山連峰の峰々(白馬三山、五竜、鹿島槍)が見えるはずなんですが・・・。
早月尾根側からアクセスする時のハイライト、カニのはさみがスタート!
2019年08月17日 06:28撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 6:28
早月尾根側からアクセスする時のハイライト、カニのはさみがスタート!
ここら辺が、カニのはさみの中でも最難関エリアでしょうか。
2019年08月17日 06:31撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 6:31
ここら辺が、カニのはさみの中でも最難関エリアでしょうか。
コースタイム9時間10分の所、5時間半程度で、憧れの剱岳へ登頂!百名山94座目♪。
ただし、試練に見合った眺望がなく、残念至極・・・。
2019年08月17日 06:48撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
8/17 6:48
コースタイム9時間10分の所、5時間半程度で、憧れの剱岳へ登頂!百名山94座目♪。
ただし、試練に見合った眺望がなく、残念至極・・・。
源次郎尾根をよじ登るクライマーって、どんな人種なんだろう???
2019年08月17日 06:51撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 6:51
源次郎尾根をよじ登るクライマーって、どんな人種なんだろう???
剱岳山頂には、色々な種類のポータブル山頂碑が勢ぞろい。軽く5,6種類はありましたね。
2019年08月17日 06:55撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 6:55
剱岳山頂には、色々な種類のポータブル山頂碑が勢ぞろい。軽く5,6種類はありましたね。
本当は、ピクニック的に、ポカポカの山頂でカットフルーツを食べる予定が、実際には強風にブルブル震えながら、縮こまって食べました・・・。
2019年08月17日 06:58撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 6:58
本当は、ピクニック的に、ポカポカの山頂でカットフルーツを食べる予定が、実際には強風にブルブル震えながら、縮こまって食べました・・・。
山頂は風速4〜5m/秒程度、真夏ですが11℃程度で、風が吹くと、体感温度はもっと寒く感じます。
2019年08月17日 07:08撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 7:08
山頂は風速4〜5m/秒程度、真夏ですが11℃程度で、風が吹くと、体感温度はもっと寒く感じます。
寒い山頂では、天気の好転を待ち望むことも難しく、早々に下山開始。別山尾根側から来たハイカーと分れ、再び早月尾根側へ。
2019年08月17日 07:18撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 7:18
寒い山頂では、天気の好転を待ち望むことも難しく、早々に下山開始。別山尾根側から来たハイカーと分れ、再び早月尾根側へ。
細心の注意を払う必要がある"カニのはさみ"エリア!
2019年08月17日 07:21撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 7:21
細心の注意を払う必要がある"カニのはさみ"エリア!
こんな厳しい環境でも、一輪の花(イワギキョウ?)が!癒されます。
2019年08月17日 07:31撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 7:31
こんな厳しい環境でも、一輪の花(イワギキョウ?)が!癒されます。
この日唯一となるライチョウに遭遇!
2019年08月17日 07:34撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 7:34
この日唯一となるライチョウに遭遇!
ライチョウが見える時って、大体こんな天気なんですよね・・・。
2019年08月17日 07:35撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 7:35
ライチョウが見える時って、大体こんな天気なんですよね・・・。
往路でヘルメットを装着したエリアまで戻ってきました。ここを通過後、ヘルメットをしまいました。
2019年08月17日 08:24撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 8:24
往路でヘルメットを装着したエリアまで戻ってきました。ここを通過後、ヘルメットをしまいました。
早月小屋でコンビニパンを食べてる間、上空を見上げると、ハート側の青空が!ただし、この後もずっと曇りで眺望が開けることはなかった。
2019年08月17日 09:19撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 9:19
早月小屋でコンビニパンを食べてる間、上空を見上げると、ハート側の青空が!ただし、この後もずっと曇りで眺望が開けることはなかった。
早月小屋から少し登り返した辺りから、剱岳山頂方面を臨む。ここで、意気投合した青年ハイカーと、麓までの2時間半、おしゃべりしながら、一緒に下りました。
2019年08月17日 09:22撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 9:22
早月小屋から少し登り返した辺りから、剱岳山頂方面を臨む。ここで、意気投合した青年ハイカーと、麓までの2時間半、おしゃべりしながら、一緒に下りました。
朝1時過ぎに出発し、正午前に戻ってきました!
試練と憧れ。言葉通り、憧れに対して、今日は終日試練のみ課せられた感じです。
2019年08月17日 11:40撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 11:40
朝1時過ぎに出発し、正午前に戻ってきました!
試練と憧れ。言葉通り、憧れに対して、今日は終日試練のみ課せられた感じです。
早月小屋から、20代の九州男児と一緒に下山。結局、登り、下りともに、コースタイム×0.6程度のペースでした!
2019年08月17日 11:40撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
1
8/17 11:40
早月小屋から、20代の九州男児と一緒に下山。結局、登り、下りともに、コースタイム×0.6程度のペースでした!
下山後は、上市町の北アルプスの湯にて、まったり。
本日は富山駅前の安宿泊で、十分に時間があるため、この後、ダイソーやワークマンに立ち寄り、翌日から始まる北アルプス大縦走に向け、諸々必要なグッズを調達。中でもテムレス(防水手袋)は大活躍!
2019年08月17日 13:43撮影 by  SO-04H, Sony
8/17 13:43
下山後は、上市町の北アルプスの湯にて、まったり。
本日は富山駅前の安宿泊で、十分に時間があるため、この後、ダイソーやワークマンに立ち寄り、翌日から始まる北アルプス大縦走に向け、諸々必要なグッズを調達。中でもテムレス(防水手袋)は大活躍!
富山といえば、白えび。
ということで、剱岳登頂記念も兼ね、駅ビルの有名店(白えび亭)で、白えびやホタルイカを揚げた「富山スペシャル天丼(1,680円)」を頂く!
2019年08月17日 16:55撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 16:55
富山といえば、白えび。
ということで、剱岳登頂記念も兼ね、駅ビルの有名店(白えび亭)で、白えびやホタルイカを揚げた「富山スペシャル天丼(1,680円)」を頂く!
白えび!
2019年08月17日 16:57撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 16:57
白えび!
白えびvsホタルイカ!ってわかりにくいですね(笑)。
2019年08月17日 17:01撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 17:01
白えびvsホタルイカ!ってわかりにくいですね(笑)。
駅前の安宿にて。しばらく、そうさせてもらいます。
2019年08月17日 17:29撮影 by  Canon PowerShot SX730 HS, Canon
8/17 17:29
駅前の安宿にて。しばらく、そうさせてもらいます。

感想

先週、南アルプス5Days(75km、36時間)を終えてから中2日を空け、今日から北アルプス大縦走がスタート。とは言っても、今日の剱岳は、急登で有名な、かの早月尾根の1Day登山で、本格縦走は折立から入る明日から。

本格的に登山を開始してから3年強。"槍ヶ岳"と共に、ずっと憧れだった"剱岳"への初チャレンジとなります。憧れに、実力が追いつくか、早月尾根で「試練」に挑みます。

東京から新幹線で富山入りし、レンタカーで馬場島へ。早月尾根ワンデーを心がける人は、レポを見ても、大体1〜3時頃に出発しているため、自分も1時前に起床し、1:15頃にスタートしました。まだ真っ暗ですが、うだるような暑さもなく、涼しくて登りやすい気候ですね、この時間帯は。

早月尾根辺りでご来光かな、と思って出発しましたが、想定より早く登れたため、早月小屋到着時もまだ真っ暗。ちょうど小屋に前泊し、今から登ろうとしているハイカーが2名いて、「1時過ぎに馬場島を出発した」と告げたら、ビックリされました(笑)。

早月尾根で屋外トイレを借り、更に黙々と標高を上げていきます。早月尾根は、よく比較される甲斐駒の黒戸尾根と異なり、アップダウンはほぼなく、ひたすらアップのみ。標高差2,200mをひたすら登り一辺倒で詰めていくスタイルのため、覚悟さえ決めて登れば、逆にガシガシ標高が上がっていき、メンタル的には楽ですね!

月は見えていたものの、ご来光時間を過ぎても太陽は一度も見えず、剱岳の山頂自体も、一回だけ見えた程度の眺望で、陸続きの小窓尾根のジグザグが見える程度で、奥大日岳や毛勝三山など、お隣の峰々もほぼガスで見えず、カニのはさみをはじめ、岩場地帯も高度感を感じることがほとんどなく、そういう意味では怖がるポイントがなく、登頂しちゃった感じです(苦笑)。

恐らく、早月尾根側から登頂する時のハイライト(最も危険なゾーン)であろう"カニのはさみ"エリアは、鎖が大量に打ち付けてあり、これらを補助的に使い、三点支持を着実に行えば、危険に感じる所は、私的にはほとんどありませんでしたね。朝露なり、数日前までの台風なりで、ガレ場は濡れているので、慎重に登り下りする必要はありますが。また、岩稜帯はヘルメットを持参・装着しました。ヘルメットを持参していないハイカーも散見されますが、落石対策のためにも、保険用途でヘルメットは装着したほうが無難でしょうかね。

そして、コースタイム9時間10分の所、正味5時間程度で、憧れの剱岳へ登頂。百名山94座目♪。軽身で、直射日光がない(=涼しい、むしろ寒い)こともあり、疲労感を感じる前に着いちゃった感じでした。

本来、剱岳山頂からは、北アルプス北部(後立山連峰・立山連峰)〜北アルプス最奥部(鷲羽・水晶・黒部五郎など)〜北アルプス南部(槍・穂高連峰)や、白山などが一望できる日本有数の名所なんですが、これだけ苦労して登りながら、山頂から何も見えないのは、厳しすぎる「試練」だと思いました。が、山は逃げないので、百名山完登後、今度こそ好天日を選んで、再び登り直したいですね。

朝4時頃、早月小屋前で会った前泊ハイカー(20代♂)と山頂でも少し対話しましたが、下山時に早月小屋辺りで合流し、以降は麓まで一緒におしゃべりしながら下山しました。おかげさまで、あっという間に時間が経過し(たように思え)、下りは4時間半程度で下りれました。

下山後は、十分に時間があるため、温泉やら翌日からの北アルプス最奥部縦走に備えたショッピングやらで、のんびり過ごしました。いよいよ明日から、北アルプス最奥部6Daysで未踏の百名山5座(薬師、鷲羽、水晶、黒五、笠)を巡る大縦走が始まります。無事に行けば、百名山は99座までカウントアップされているはずです。

この剱岳の早月尾根ワンデー(試練)に続く、北アルプス最奥部を楽しみたいと思います!

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