記録ID: 1986591
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
【剱岳・28年ぶりの別山尾根】+エピソード2編
2019年08月17日(土) ~
2019年08月18日(日)
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,709m
- 下り
- 1,711m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:45
2日目
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 9:58
■28年ぶりの剱岳・別山尾根へ
■17日 曇り
扇沢からアルペンルートを乗り継いで室堂へ。観光客で賑わう室堂を後に雷鳥沢をめざす。途中、かつてバックカントリーで何度か宿泊したことのある雷鳥沢ヒュッテを左に見て、あまりに老朽化が進み廃墟のようになっている様に驚き、胸が痛んだ。剱御前小舎横で大休止。ここでは誰もが剣岳方面の展望を期待するが、剱様はご機嫌斜めかガスの中で姿を見せない。剱山荘直ルートは雪渓、お花畑、モレーンと変化もあって楽しめた。14:15剣山荘にチェックイン。スペースを確認後、早々に温水シャワーで汗を流してサッパリ。夜は部屋内の気温が異常に高くなり窓を開けて調整した。
■18日 快晴のち曇り
3時45分起床。(外気温9℃)荷物をまとめ、屋外のテーブルでお湯を沸かして朝食を済ませる。明るくなり始めた5時に剱山荘を出発。透明感のある朝の展望を楽しみながら高度を上げて行く。前剱では暫し撮影タイム。前剱の門付近から平蔵のコルにかけて、先を行くガイドツアーのペースに合わせ、多少のロスタイムが発生したが止むを得ない範囲であった。剱山荘を出てから3時間、8時に大混雑の山頂に立った。山頂で珈琲タイムと行動食でエネ補給して下山へ取りかかる。予想通り、ガイドツアーの下りは大幅に時間がかかり、複数個所で渋滞を起こしていた。しかし、トップシーズンの週末は仕方ない、これも剱様なので、がまん我慢!10時50分、無事に剱山荘着。ここで湯を沸かして早めの昼食とティータイム。剱御前小舎に着く頃にはガスで湧き出して、曇り空となってしまった。雷鳥沢キャンプ場で、再び行動食でエネ補給を図ったが、最後の室堂までの石段登りがきつかった。
■剱岳 登頂履歴
登山期間 登頂日 ルート メンバー 宿泊
1986年8月2日〜4日 8/3 源次郎尾根 2人 剣沢テント
1991年8月17日〜19日 8/18 別山尾根 7人 剣沢テント
2008年9月14日〜15日 9/15 早月尾根 3人 早月小屋
2018年9月18日〜19日 9/19 早月尾根 単独 早月小屋
2019年8月17日〜18日 8/18 別山尾根 単独 剱山荘
■17日 曇り
扇沢からアルペンルートを乗り継いで室堂へ。観光客で賑わう室堂を後に雷鳥沢をめざす。途中、かつてバックカントリーで何度か宿泊したことのある雷鳥沢ヒュッテを左に見て、あまりに老朽化が進み廃墟のようになっている様に驚き、胸が痛んだ。剱御前小舎横で大休止。ここでは誰もが剣岳方面の展望を期待するが、剱様はご機嫌斜めかガスの中で姿を見せない。剱山荘直ルートは雪渓、お花畑、モレーンと変化もあって楽しめた。14:15剣山荘にチェックイン。スペースを確認後、早々に温水シャワーで汗を流してサッパリ。夜は部屋内の気温が異常に高くなり窓を開けて調整した。
■18日 快晴のち曇り
3時45分起床。(外気温9℃)荷物をまとめ、屋外のテーブルでお湯を沸かして朝食を済ませる。明るくなり始めた5時に剱山荘を出発。透明感のある朝の展望を楽しみながら高度を上げて行く。前剱では暫し撮影タイム。前剱の門付近から平蔵のコルにかけて、先を行くガイドツアーのペースに合わせ、多少のロスタイムが発生したが止むを得ない範囲であった。剱山荘を出てから3時間、8時に大混雑の山頂に立った。山頂で珈琲タイムと行動食でエネ補給して下山へ取りかかる。予想通り、ガイドツアーの下りは大幅に時間がかかり、複数個所で渋滞を起こしていた。しかし、トップシーズンの週末は仕方ない、これも剱様なので、がまん我慢!10時50分、無事に剱山荘着。ここで湯を沸かして早めの昼食とティータイム。剱御前小舎に着く頃にはガスで湧き出して、曇り空となってしまった。雷鳥沢キャンプ場で、再び行動食でエネ補給を図ったが、最後の室堂までの石段登りがきつかった。
■剱岳 登頂履歴
登山期間 登頂日 ルート メンバー 宿泊
1986年8月2日〜4日 8/3 源次郎尾根 2人 剣沢テント
1991年8月17日〜19日 8/18 別山尾根 7人 剣沢テント
2008年9月14日〜15日 9/15 早月尾根 3人 早月小屋
2018年9月18日〜19日 9/19 早月尾根 単独 早月小屋
2019年8月17日〜18日 8/18 別山尾根 単独 剱山荘
天候 | ■17日 曇り ■18日 快晴のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
■登山届提出 室堂ターミナル |
その他周辺情報 | ■下山後温泉 上原の湯 大町市平上原1955-446 入浴料500円 ■下山後宿泊 大町温泉郷「アルペンルートホテル」 (1泊朝食付7,450円) |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
日よけ帽子
行動食
非常食
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
ヘルメット
|
---|
感想
■剱山荘から剱岳の登りと下りで、それぞれ若い世代の方とご一緒して山への想いを交流することが出来ましたので紹介します。
★エピソード
前剱山頂で、挨拶を兼ねて声をかけた女性が、何と住まいが激近であることが判明。女性は軽い高山病の症状を危惧しており、山頂を目指したパートナーが下ってくるのを、ここで待っているとのこと。最高の天気で、標高差あと180m余り、もったいない・・・聞けば、沢登りの経験や八ヶ岳の岩稜帯の経験もあるとか、ならば「一緒に山頂へ」とアシストを申し出ました。岩稜帯の登下降もしっかり熟しており、不安なく登られていた様子でした。カニのタテバイを過ぎた辺りで、山頂から降りてきたパートナーと無事合流、無事登頂・・・良かった!(ホッ)
★エピソード
剱岳からの下り渋滞で、私の前を行く青年。前日は雷鳥坂の登りで抜きつ抜かれつの関係?かつ剱山荘でも一緒だったので声をかけました。山歴はそう長くはないものの、すっかり山の魅力に取りつかれている様子。「他に3000m級でお奨めの山は?」との問いに、「剱岳を登ってしまったなら、槍・穂高しかないでしょう」と私。剱山荘までの下りの時間があっと言う間に過ぎました。大阪から来られていた彼は、5月に結婚したばかりの新婚さんでした。どうぞお幸せに!
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激近の女です。体調が優れなく弱気になっていましたが、peak315さんの励ましとお話しのお陰で快晴無風の剱岳の山頂にたてて、感謝しております!山頂では美味しいコーヒーもいただき、ごちそうさまでした!
台風一過の素晴らしい天候に恵まれ、改めて登頂おめでとうございます。
mowさんの沢登りも含めた、これまでの経験が登頂の扉を開いたのだと思います。見ていて安定した確実な登りだったと思います。これからもパートナーと良き山行を積み重ねて下さい。
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