槍ヶ岳(奥さん 念願の穂先へ)
- GPS
- 18:48
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 2,443m
- 下り
- 2,427m
コースタイム
- 山行
- 9:36
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 10:23
- 山行
- 8:01
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 8:19
天候 | 1日目:晴れときどき曇り 2日目:早朝は霧のち晴れ〜午後は曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日(金曜日)夜22:00くらいの到着でしたが意外にもガラガラでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【滝谷の渡渉】 木製の1本橋が架けられていますが雨などで増水するとここが渡れなくなります。当日は問題ありませんでしたが、前日(23日)朝は増水で渡渉できない状態だったようです。 ●槍平小屋さんのホームページで最新の登山情報が配信されており、また滝谷の状況(ライブカメラ画像)が確認できます。 http://yaridairagoya.sakura.ne.jp/ 直前の情報を入手されることをお勧めします。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
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写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
ヘルメット
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感想
奥さんが「いつかその穂先に立ちたい」と憧れていた槍ヶ岳へ。
yoisa過去2度の槍ヶ岳山行と同様に新穂高温泉にて前日車中泊、5時前に出発します。8月最終の土曜日、もっと混むかと思っていましたが駐車場にも余裕があり、歩いていく道も静かです。ゆったり目のペースで、ほぼ予定通りに槍平小屋に到着。
一休みした後に千丈分岐へと向かいますが、途中から奥さんのペースがダウン。睡眠不足と疲労が重なってしまったようです。さらにときどき足に痙攣も起きるようになり、千丈分岐から先は「少し進んでは休憩」といった状態になってしまいました。道端に座って足をマッサージしていると通りかかった男女ペアさんが「足が攣ってしまったのですか?」と声をかけていただきました。慣れた様子の男性の方はザックから梅干を、女性の方からは漢方薬を分けていただきました。お名前も伺わず先を行かれてしまいましたが、あの時のお二方、本当にありがとうございました。
いただいた薬が効いたらしく(本当に助かりました)、足が攣ることはなくなったという奥さん、疲労はあるもののゆっくりペースで歩を進めます。
槍ヶ岳山荘前のベンチで休憩。当初はここで穂先登頂の予定でしたが、奥さんの疲労、また穂先に取り付いている人の渋滞状況から穂先アタックは翌朝にプラン変更しました。
南アルプス縦走時に三伏峠小屋で夕食時にご一緒させていただいたご夫婦から「おすすめ」と伺っていた山小屋へ。槍を見上げる立地、ワイン付きのおいしい料理といい時間を過ごさせていただきました。この日は宿泊にも余裕があり、ゆっくり休むことができました。
「しっかり休養できた」という奥さんとともに2日目朝、ふたたび槍ヶ岳へ。しかし槍ヶ岳山荘に着いたタイミングで穂先はすっかりガスの中、さらに体が煽られるような冷たい風が吹いてきました。とりあえずヘルメットを被って様子を見に取り付き口へ、風に煽られ、見えない山頂を見上げながら思案を巡らせます。ここまで来たのだからできるのなら登頂させてあげたい。しかし「安全・無事」が最優先であることは言うまでもない。私の逡巡が伝わったかのように、奥さんも不安そう・・・とにかくこの時点でのアタックは見合わせ、しばらく様子をみることとします。状況が回復しなければ登頂にこだわらずに下山することも確認しました。
待機しようと山荘方面へ戻りかけると、やはり状況様子見のグループさん(男性1名と女性2名)がいらっしゃいました。「回復しますかねぇ?」と声をかけていただいたグループさんとしばし歓談、空を見上げながら話している間に私も少し落ち着くことができました。
風が弱まり、空が少し明るくなったとき、グループの男性さんが「よし、行こう!」と歩を踏み出しました。我々もつられるようにその後を・・・壁面をトラバースして岩に手をかけた瞬間、迷いは消えていました。
確実に手をかけ、足を置くよう声をかけながら岩を登っていきます。幸いにも後ろが空いており(1組だけ先に進んでいただきました)、焦らずに登ることができました。岩に手をかけ、クサリを掴み、そしてハシゴを登って・・・奥さんもついにその頂に立つことができました。
多くの人にお世話になり、また助けていただいて念願のひとつが叶いました。喜びとともに、今回得た教訓を今後の山行に活かしたいと思います。
ありがとうございました。
ご夫婦での槍ヶ岳到着、おめでとうございます!
道中大変なことも全て含めて素晴らしい思い出ですね。
山頂でのお二人の笑顔がほんとに素敵です♪
うちの奥さんは・・・滑るのは好きでしたが、登るのは全く。。。です
xyzJINさん、こんにちは。コメントありがとうございます!
私自身は余裕を持って計画したつもりでしたが妻にとっては通常のペース、トラブルがあった時は対処できる幅を充分に持たせておかないと、と今回改めて思いました。
苦労もして、出会った方のお力添えもいただきながら行って来られた今回は、本当に思い出深い山行になりました。
奥さんと「滑る」のもいいですね
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