令和元年富士登山(第6回職場登山)
- GPS
- 12:18
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,425m
- 下り
- 1,443m
コースタイム
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 3:01
- 合計
- 12:19
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
富士山スカイラインはマイカー規制中、2合目〜5合目はシャトルバスで往復 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所:特になし |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
GPS
保険証
携帯
タオル
カメラ
サングラス
日焼け止め
お昼ごはん
防寒着
計画書
ヘッドランプ
ストック
|
---|
感想
写真は肖像権の関係で自分の姿しか載せていませんが、職場の有志10人で富士山の山頂を目指し、全員で無事登頂を果たしました。
「一生に一度は富士山に登ってみたい!」
職場でそんな声が数人から出始めたのは今年の春頃。
そして、気がつけば参加希望者はいつの間にか10人に膨れ上がっており、大人数を日本一の高所までアテンドするという重責が懸かった山行は8月最後の週末、いよいよ実行に移されたのである。
今回富士登山に参加したメンバーの中にはほとんど登山経験のない人もいたが、ほぼ全員がジム通いやマラソンなど日常的に体を鍛えていることを把握してたので計画段階から体力的な心配はほとんどしていなかった。登山装備は各自購入したりレンタルしたりでしっかりとしたモノを揃えてもらうとして、一番心配な問題は高山病である。
メンバーの中で標高3,000m以上の空気の薄さを過去に経験しているのは自分だけ。しかも、高山病の発症率と体力の相関関係はあまり無いと聞いているので、正直なところ10人全員が初の富士登山で登頂を果たせる確率はどれほどのものかと思ってもいた。
そこで、今回の富士登山は以下のような作戦を組み立ててみた。
1、敢えて小屋泊をせず、麓のビジネスホテルで前夜泊をして、早朝出発夕方下山の日帰りで富士登山に挑む ⇒ 高山病対策として小屋泊をして高度順応云々言われているが、週末の富士山の山小屋の環境は劣悪そのものである(という噂をよく聞く)。とてもじゃないが、初めて小屋泊を経験する者が熟睡し、体力を回復できる環境ではない(と思われる)。それならいっそ、快適なビジネスホテルのシングルルームで6時間熟睡してもらおうと考えた。
2、ルートはお鉢めぐりをすることなく最短で剣ヶ峰に辿り着ける富士宮ルート ⇒ 富士宮ルートは急勾配で見た目以上に大変だとか言われるらしい。しかし、仮に吉田ルートで登り詰め、やっとの思いで吉田口頂上に辿り着いたところで、お鉢の反対側にある剣ヶ峰を指差して「あれが頂上ですよ〜」なんて言ったら、ほぼ確実に「まだあんなに歩くの?!」というクレームに近い声が出ると思われる。なので、急勾配はゆっくり歩くことでクリアさせるとして、なるべく精神的な辛さを感じさせないであろうルートを選択した。
なお、実のところ自分自身も富士宮ルートを使うのは今回が初めてで、過去2回の富士登山ではいずれも吉田ルートを利用してきた。で、両方を歩いてみての感想は、お鉢に到着するまでの難易度は吉田も富士宮も同じである。そして、御鉢巡りを省略できる分だけ頂上(3776m地点)目指すには富士宮の方が圧倒的にラクである、という計画当初に想像した通りの結果だった。
3、5合目から6合目までは特にゆっくり歩き、オーバーペースにならない感覚を掴んでもらう ⇒ 職場登山では過去に高尾山や箱根をハイキングしているがいずれもかなりのオーバーペースだった。同じことを富士山でやったら大変なことになることを何度も説明して理解してもらう。
この作戦が功を奏したのかどうかは分からないが、10人全員、高山病に見舞われることもなく(正確には軽い頭痛を発症した人は数名いたが)で、全員が笑顔で富士山の頂に立つという最大の目標を果たすことができた。
富士登山そのものはもう3回目であるが、みんなで頂上に着いた瞬間、自分は思わず「やったぞー!」と絶叫していた。サングラスに隠れて半分泣いていたのは絶対に内緒である。。。。今まで何百という頂を踏んできたが、こんなに嬉しい山の頂は今までに経験したことがない。(ぶっちゃけ、百名山完登の瞬間より嬉しかった)
ヤマレコのIDは内緒なので職場の人がこのレポートを見ることは永久にないと思うが、この夏一緒に富士登山に臨んでくれた10人全員に心から”ありがとう”と言いたい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する