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Yamareco

記録ID: 1999240
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ハイキング
甲信越

二十六夜山-寺下峠 〜夏の終りの秋山にて〜

2019年09月01日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:58
距離
10.6km
登り
880m
下り
1,096m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:08
休憩
0:18
合計
4:26
距離 10.6km 登り 883m 下り 1,098m
10:17
16
10:33
11
10:44
10:56
61
11:57
11:59
56
12:55
12:59
54
13:53
0
13:53
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
上野原駅発8:35(富士急バス、850円)浜沢BS着9:17
コース状況/
危険箇所等
浜沢コースは短い分、急勾配の連続。下山は野崎コースが良い。
寺下峠越えはほとんどいないらしく、秋山側は道標無し。
辿ってしまった破線(昭文社地図)の道は、崩壊等により廃道状態。
その他周辺情報 https://www.yamareco.com/10th/?p=5566
そのとおりです!
秋山の浜沢を出発地点に選んだ。何だか過ぎゆく夏を惜しむ響き。
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秋山の浜沢を出発地点に選んだ。何だか過ぎゆく夏を惜しむ響き。
看板の下部に、既に山頂の眺望の無いことが記されていた。
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看板の下部に、既に山頂の眺望の無いことが記されていた。
キャンプ場を過ぎて登山道に入る。
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キャンプ場を過ぎて登山道に入る。
一旦舗装路に出るが、とにかく急勾配。そして更に急坂の登山道が待ち受けていた。
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一旦舗装路に出るが、とにかく急勾配。そして更に急坂の登山道が待ち受けていた。
東屋、それほど古くない。もう少し上にあれば有難いのだが。
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東屋、それほど古くない。もう少し上にあれば有難いのだが。
それにしても急登が続く。発汗激しく、凍らせてきたスポーツドリンクが有難い。
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それにしても急登が続く。発汗激しく、凍らせてきたスポーツドリンクが有難い。
道志の山々が垣間見える。
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道志の山々が垣間見える。
このところ静かな低山歩きが少し怖い。前にも増して熊が怖い。道迷いが怖い。
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このところ静かな低山歩きが少し怖い。前にも増して熊が怖い。道迷いが怖い。
どんよりとした空。降られないだけ良しとしよう。
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どんよりとした空。降られないだけ良しとしよう。
吹き上げる風が涼しく気持ち良い。
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吹き上げる風が涼しく気持ち良い。
二十六夜山山頂。
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二十六夜山山頂。
山梨百名山の標柱を見ると、眺望の無いこと、天候に恵まれないこと、暫し忘れさせてくれる。
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山梨百名山の標柱を見ると、眺望の無いこと、天候に恵まれないこと、暫し忘れさせてくれる。
立ったまま惣菜パンを口にし、下山を開始する。
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立ったまま惣菜パンを口にし、下山を開始する。
二十六夜塔。正月、七月に宴を催し、二十六日目の月を待つ。何とも風情のある悠長な催事。
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二十六夜塔。正月、七月に宴を催し、二十六日目の月を待つ。何とも風情のある悠長な催事。
植林帯を下りてゆく。
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植林帯を下りてゆく。
リニアのせいで沢水が枯れてしまうのです。或るテレビ番組で、そんな説明をしている人がいたなあ。
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リニアのせいで沢水が枯れてしまうのです。或るテレビ番組で、そんな説明をしている人がいたなあ。
爽やかな沢沿いの道。この後の峠越えに備え、のんびり下る。
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爽やかな沢沿いの道。この後の峠越えに備え、のんびり下る。
ここもやがて枯れてしまうだろうか。
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ここもやがて枯れてしまうだろうか。
尾崎の集落を下る。ふと松岡直也「夏の旅」が過る。
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尾崎の集落を下る。ふと松岡直也「夏の旅」が過る。
下尾崎には、廿六夜山と表記あり、やはり現状が記されていた。
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下尾崎には、廿六夜山と表記あり、やはり現状が記されていた。
本数の少ないバスを待たず、寺下峠越えを敢行す。入口ちょっと藪。ちょっと嫌な予感。
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本数の少ないバスを待たず、寺下峠越えを敢行す。入口ちょっと藪。ちょっと嫌な予感。
沢沿いに、徐々に高度を稼いでゆく。「コルからの登り返し」と思えばそれほどきつくはない。
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沢沿いに、徐々に高度を稼いでゆく。「コルからの登り返し」と思えばそれほどきつくはない。
踏跡を追ってしまったらしい。次第に薄く藪もひどくなる。
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踏跡を追ってしまったらしい。次第に薄く藪もひどくなる。
踏跡は消失。直登しようにも勾配がきつ過ぎる。
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踏跡は消失。直登しようにも勾配がきつ過ぎる。
崩壊地で途方に暮れる。低山道迷い遭難はこうして起きるのだろう。仕方なく少し戻って強引に直登。
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崩壊地で途方に暮れる。低山道迷い遭難はこうして起きるのだろう。仕方なく少し戻って強引に直登。
一般道に復帰した。正直怖かった。長い20分だった。
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一般道に復帰した。正直怖かった。長い20分だった。
寺下峠。予定よりも早い到着なのだが。正規の道は優しく上がってきていた。
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寺下峠。予定よりも早い到着なのだが。正規の道は優しく上がってきていた。
こちらには真新しい標識。そう言えば秋山側に標識無かったよなあ。
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こちらには真新しい標識。そう言えば秋山側に標識無かったよなあ。
さあどこを通ろうか。
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さあどこを通ろうか。
崩壊地にはちゃんとロープが張られている。
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崩壊地にはちゃんとロープが張られている。
車道に飛び出た。1本早い列車に乗れそうだ。
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車道に飛び出た。1本早い列車に乗れそうだ。
梁川駅の待合室は4年前より綺麗になっていた。予想どおり、山中誰にも会わなかった。
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梁川駅の待合室は4年前より綺麗になっていた。予想どおり、山中誰にも会わなかった。
いつものミニサンデー。無事に帰れて、食べることができて良かった!こんどはちゃんと引き返さないとだめだぞう。
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いつものミニサンデー。無事に帰れて、食べることができて良かった!こんどはちゃんと引き返さないとだめだぞう。

感想

まるで学習能力が無い。またやってしまった。今回は本当に怖かった。低山道迷い遭難はこういう無謀さから起きるのだと痛感した。今、こうして反省文を書いていて思うことは、これまでの経験からどうにかなるという甘い考えを捨てない限り、また同じことを繰り返してしまうということ。
 
急登、独り、眺望の無い道、セミの声。

その二日前。
「南アルプスはどうでしたか」
台風の影響で下りました。先生こそマッターホルンはどうだったのですか。
「成功しました」
そう言うや否や、背後から大きな登頂証明書を取り出した。
山の話は尽きない。先生、次の患者さんは?思わず口に出そうになった。
https://yamare.co/1556981.html

二十六夜。月光の中に現れる弥陀・観音・勢至の三尊。
次は前穂でなく阿弥陀岳へ登れ、ということ、かな。

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