富士山(北口本宮冨士浅間神社〜剣ヶ峰)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 3,006m
- 下り
- 1,557m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 9:55
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 4:30
- 合計
- 12:45
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
北口本宮冨士浅間神社 無料駐車場に駐車 ▼復路 登山バス(富士スバルライン五合目〜河口湖駅)1540円 タクシー(河口湖駅〜北口本宮冨士浅間神社)1900円 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ヘルメット
|
---|
感想
日本一の富士山に、はじめて挑戦しました!
正直、これまで富士山には ほとんど興味がありませんでした。
「単調で面白みのない登山道」「人が多くてごみごみしている」
・・・そんな先入観から倦厭していました。
また、昔 誰かから言われた言葉
「富士山は、関東甲信の山々にたくさん登ったあとで登るのが良い。
これまでに登った山々が全て見えて、より大きな感動を味わえるから」
・・・というのが非常に印象的で、富士山を後回しにし続けていました。
そんな中、富士山に登る日は、突然やって来ました。
8/24-25の唐松〜五竜で、単独行の孤独さを噛みしめた私は、
久しぶりにパーティを組んで登山をしようと決意!
友人(東京在住・富士登山経験2回)を北アルプスに誘ったところ、
「北アルプスはハードそう。富士山ならOK」との答えが返ってきました。
これを受け、他の仲間たちにも「今週末 富士山行かない?」と呼びかけ、
追加メンバー1人が加わり、3人での富士登山が決定したのでした。
ところで、これまで富士山を倦厭していた私ですが、
それでも いつか登る日が来たら やろうと思っていたことがありました。
それは、ちゃんと一合目から登ること。
一番面白そうなのは、富士宮ルートを海抜0mから登ることですが、
今回は はじめての富士登山なので、まずは吉田口。
富士吉田市の「北口本宮冨士浅間神社」から歩くことにしました。
※友人も誘いましたが断られ、六合目で集合することにしました。
■8月31日(土)
前夜に残業が立て込み、就寝時間も起床時間も遅くなってしまいました。
予定よりも1時間ほど遅く、朝8時過ぎに 冨士浅間神社を出発。
神社ではお賽銭を奮発し、500円玉を投入しました!
しかし・・・歩きはじめて程なく、両足の付け根、股関節に、かすかな違和感。
その違和感は少しずつ大きくなり、中の茶屋を過ぎると痛みに変わりました。
「なんだこれは! いきなり、一歩一歩が痛い!」
・・・経験したことのない現象。
そういえば、先週の唐松〜五竜のあと、筋肉痛の治りがいつもより遅かった。
疲れがたまっているのかもしれない・・・。
馬返しで、股関節のストレッチをしながら長考。
この場所なら、まだタクシーを呼べる。
ここで早速 撤退すべきか、この痛みを抱えて登るべきか・・・。
結論としては、登ることにしました。
「今ストレッチをしたら、痛みが少し和らいだ気がする。
ひどくなるようだったら、五合目からバスで撤退しよう。」
その後、湿布を持っていることを思い出し、二合目で貼りました。
とはいえ、劇的に効き目が現れるわけもなく、
痛みと向き合いながら、単調な森の中を歩き続けました。
四合目あたりが一番辛く、
「やっぱ普通に五合目スタートにすればよかった」と後悔。
友人たちとの集合場所、六合目に着いたのは15:20。
予定よりも1時間以上 遅くなってしまいました。
しかし、友人たちも 新宿からの高速バスが遅延したそうで、
私のことを待ったのは15分間程度だったそうです。
これまでの景色とは打って変わって、多くの人であふれる六合目。
その活況を見ていると、なんだか元気がわいてきました。
今夜の山小屋・東洋館まで、残り2時間(予定)。
これまでの7時間と比べると、オマケのようにも感じるので、
このままとりあえず小屋までは行っちゃおうと決意。
富士山安全指導センターで、ヘルメットをレンタルしました。
そして状況は好転!
六合目を過ぎ、徐々に登山道の傾斜がきつくなっていきますが、
険しくなればなるほど、逆に股関節の痛みを感じなくなり・・・。
岩場など、スイスイ登ることができます。
どうやら この股関節、「垂直移動」なら大丈夫と判明!
展望を楽しむ余裕も出てきました。高度感がすごい!
そのままスイスイ、東洋館に到着! 初日の山行を終えました。
すぐに夕食。生ビールで乾杯! 沁みました・・・。
翌朝の御来光は小屋で見ることを決め、20時消灯、就寝。
(あいみょんを聴きながら寝ました)
(いびきがうるさかったそうで失礼しました)
■9月1日(日)
4:30起床。まずは温かいたまごスープを注文し、朝食弁当を食す。
そして御来光。吊るし雲とのコラボレーションでした。
見終わったら再び温かいものが欲しくなり、おしるこを食べました。
引き続き山頂目指して、6:00出発!
股関節の調子はそこそこ。何とか最後まで登って降りることはできそう。
それより何より、とにかく寒い!
元祖室あたりから雲の中に突入し、風も吹き荒れてきました。
本八合目トモエ館では屋内に入ることができ、まじ神でした・・・。
どん兵衛を注文。ダシがほんとうまくて、まじ神でした・・・。
御来光館でダウンを着用。
これまでの寒さが嘘のように、一気に快適になりました。
(もっと早くから着れば良かった・・・)
九合目から先は淡々と登り、例の鳥居をくぐり、山頂に到着!
扇屋にて、今度はカップヌードルを食べました。
温まったところで、お鉢巡りに出発! ルートは時計回り。
暴風があまりにも強烈で日和りましたが、とにかく淡々と歩きました。
視界不良で、火口も下界も見えず。
浅間大社奥宮から剣ヶ峰へ進む際に、道はどっちなのか若干迷いました。
最後の難所・馬の背は、あまりに人工的な道で拍子抜け。
馬の背を登り切ると風が弱まり・・・。
午後0時09分、日本最高所3776mに、生まれて初めて到達!!!
まずは三角点にタッチ。
富士山の三角点は、やはり特別な感じがしますね。
相変わらず視界不良でしたが、達成感・満足感は絶大でした。
さらに晴れていたら、一体どんな景色を味わえるのか。
また晴れた日に来たいと思いました。
その後、無事に一周のお鉢巡りを終え、扇屋でとん汁を食べたのち下山。
すぐに青空が見え、ひと安心。
本八合目まではザクザクした砂の柔らかい道で、一気に駆け下りました。
(下山の際、股関節はもはや まったく痛まなかった。)
七合目までのつづら折りの道は、単調な繰り返しでうんざりしました。
公衆トイレの前あたりでコーヒーブレイク。
仲間の1人が足を傷めてしまったため のんびり下山し、
ゴール地点の富士スバルライン五合目には午後6:45ごろ到着しました。
往路ではこの場所に来ていないので、しばらくブラブラ。
そして7:10発の登山バスで、五合目から下山しました。
▪️まとめ
股関節に爆弾を抱える中、無事登頂して降りてこられて良かったです。
そして実際に登ってみると、さすが日本一の富士山。
すごく楽しい山でした。
寒さと暴風はやばかったけれど、
それを補って余りある登り応えがありました。
早速 他のルートについても調べ始めている今日この頃。
これから毎年登ってみるのも良いかもしれない。
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