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Yamareco

記録ID: 2010981
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

地蔵ヶ岳(広河原〜日野春駅)

2019年09月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
10:50
距離
29.4km
登り
2,043m
下り
2,970m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:34
休憩
0:15
合計
10:49
距離 29.4km 登り 2,062m 下り 2,970m
11:19
11:20
127
13:27
13:28
61
14:29
14:36
48
15:24
15:28
50
16:18
62
17:20
17:21
19
17:40
17:41
73
18:54
185
21:59
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は特になし。
その他周辺情報 ・スパランド ホテル内藤
http://www.hotel-naito.com/spaland/
本日は広河原インフォメーションセンターから出発。
バイオトイレ(水洗・洋式)、水場完備。
2019年09月07日 11:09撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 11:09
本日は広河原インフォメーションセンターから出発。
バイオトイレ(水洗・洋式)、水場完備。
登山口までの舗装道度で北岳がバッチリ。そしてこの空の青さ。
2019年09月07日 11:11撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 11:11
登山口までの舗装道度で北岳がバッチリ。そしてこの空の青さ。
そして登山口がこちら。ここから急登が始まります。
2019年09月07日 11:20撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 11:20
そして登山口がこちら。ここから急登が始まります。
取り付きから標高差400mほどは、岩と木の根が露出した斜面を直登することになります。これがキツい。
2019年09月07日 11:27撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 11:27
取り付きから標高差400mほどは、岩と木の根が露出した斜面を直登することになります。これがキツい。
極稀に、こうした巻道が出てきますが、ほとんど登り一辺倒です。
2019年09月07日 12:05撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 12:05
極稀に、こうした巻道が出てきますが、ほとんど登り一辺倒です。
標高2,000m手前くらいから、平坦な巻道に入ります。
2019年09月07日 12:05撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 12:05
標高2,000m手前くらいから、平坦な巻道に入ります。
このルート唯一の鎖場。ステップがついていますので、特に問題なく登れます。
2019年09月07日 12:09撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 12:09
このルート唯一の鎖場。ステップがついていますので、特に問題なく登れます。
巻き巻き…
2019年09月07日 12:14撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 12:14
巻き巻き…
時折、鉄のハシゴも出てきます。ちなみに、木製のハシゴはしょっちゅう出てきます。
2019年09月07日 12:20撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 12:20
時折、鉄のハシゴも出てきます。ちなみに、木製のハシゴはしょっちゅう出てきます。
尾根筋から谷筋に移る巻道です。
2019年09月07日 12:26撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 12:26
尾根筋から谷筋に移る巻道です。
そして、このあたりから、谷筋を詰めていき、峠に登ります。ここからは、比較的傾斜が緩みます。
2019年09月07日 12:32撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 12:32
そして、このあたりから、谷筋を詰めていき、峠に登ります。ここからは、比較的傾斜が緩みます。
傾斜が緩い深い森の中を登っていくと…
2019年09月07日 12:43撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 12:43
傾斜が緩い深い森の中を登っていくと…
突然視界が開け、ガレた斜面に出ます。そして振り返るとそこには…
2019年09月07日 12:47撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 12:47
突然視界が開け、ガレた斜面に出ます。そして振り返るとそこには…
北岳がドーン!いい感じに日光が上から注がれています。
2019年09月07日 12:50撮影 by  iPod touch, Apple
1
9/7 12:50
北岳がドーン!いい感じに日光が上から注がれています。
とはいえ、景色に見とれている場合ではありません。
ここ、踏み跡がまったくわからないのですが、向かって左側のハイマツ帯に沿って登ると、写真の目印にたどり着きます。
2019年09月07日 12:50撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 12:50
とはいえ、景色に見とれている場合ではありません。
ここ、踏み跡がまったくわからないのですが、向かって左側のハイマツ帯に沿って登ると、写真の目印にたどり着きます。
そして、こちらの正規ルートをたどります。
2019年09月07日 12:51撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 12:51
そして、こちらの正規ルートをたどります。
次第に空の青さが視界を占めてきます。
2019年09月07日 12:57撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 12:57
次第に空の青さが視界を占めてきます。
飛行機雲なんて、何年ぶりだろ…
2019年09月07日 13:00撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 13:00
飛行機雲なんて、何年ぶりだろ…
これまた踏み跡が分かりづらいのですが、今度は向かって右側のハイマツ帯に沿って登っていきます。
2019年09月07日 13:18撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 13:18
これまた踏み跡が分かりづらいのですが、今度は向かって右側のハイマツ帯に沿って登っていきます。
そして白鳳峠へ。
この時点では、目標である13:30以内だったので、まずまずのペースでしたが…
2019年09月07日 13:28撮影 by  iPod touch, Apple
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そして白鳳峠へ。
この時点では、目標である13:30以内だったので、まずまずのペースでしたが…
そしてしばらく登って振り返ると、そこには甲斐駒ヶ岳の姿が!
これには思わず感嘆の声を漏らしました。
2019年09月07日 13:32撮影 by  iPod touch, Apple
1
9/7 13:32
そしてしばらく登って振り返ると、そこには甲斐駒ヶ岳の姿が!
これには思わず感嘆の声を漏らしました。
こちらは八ヶ岳。
2019年09月07日 13:33撮影 by  iPod touch, Apple
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こちらは八ヶ岳。
もちろん、北岳も。
2019年09月07日 13:36撮影 by  iPod touch, Apple
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もちろん、北岳も。
さて、こちらが次に目指すピークの高嶺。
(あそこまで登ってしまえばなんとかなる)と、このときは思っていましたが…
2019年09月07日 13:50撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 13:50
さて、こちらが次に目指すピークの高嶺。
(あそこまで登ってしまえばなんとかなる)と、このときは思っていましたが…
登山道はこれまた斜面の直登。
しかもハイマツとシャクナゲが思いのほか繁茂していて、登りにくいことこのうえなし。
2019年09月07日 14:18撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 14:18
登山道はこれまた斜面の直登。
しかもハイマツとシャクナゲが思いのほか繁茂していて、登りにくいことこのうえなし。
それなりに岩場もありますが、三点支持で慎重に登れば、特に難しくはありません。
2019年09月07日 14:22撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 14:22
それなりに岩場もありますが、三点支持で慎重に登れば、特に難しくはありません。
そして本日初の地蔵ヶ岳のオベリスク。この距離で見たのは初めてですが、相変わらずご立派なことで。
2019年09月07日 14:26撮影 by  iPod touch, Apple
2
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そして本日初の地蔵ヶ岳のオベリスク。この距離で見たのは初めてですが、相変わらずご立派なことで。
で、どうにか登頂。
軽い高山病なのか、頭がボーッとして、どうにも足がついてきません。
2019年09月07日 14:30撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 14:30
で、どうにか登頂。
軽い高山病なのか、頭がボーッとして、どうにも足がついてきません。
太陽が降り注ぐ北岳。
2019年09月07日 14:31撮影 by  iPod touch, Apple
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太陽が降り注ぐ北岳。
雲に浮かぶ甲斐駒ヶ岳。
2019年09月07日 14:31撮影 by  iPod touch, Apple
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雲に浮かぶ甲斐駒ヶ岳。
八ヶ岳と富士山は、残念ながら雲の中。
2019年09月07日 14:31撮影 by  iPod touch, Apple
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八ヶ岳と富士山は、残念ながら雲の中。
アカヌケ沢の頭(左)と観音ヶ岳(右)。
…のはず。
2019年09月07日 14:32撮影 by  iPod touch, Apple
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アカヌケ沢の頭(左)と観音ヶ岳(右)。
…のはず。
そしてオベリスク。
2019年09月07日 14:44撮影 by  iPod touch, Apple
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そしてオベリスク。
鳳凰三山独特の砂の稜線。
2019年09月07日 14:53撮影 by  iPod touch, Apple
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鳳凰三山独特の砂の稜線。
見てる分にはキレイなのですが、場所によっては滑落のリスクもあるので、慎重に足を運びます。
2019年09月07日 15:08撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 15:08
見てる分にはキレイなのですが、場所によっては滑落のリスクもあるので、慎重に足を運びます。
岩陰に咲く…何だっけ?
2019年09月07日 15:13撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 15:13
岩陰に咲く…何だっけ?
アカヌケ沢の頭が遠い…
もっと快適な稜線歩きを予想していたのですが…
2019年09月07日 15:15撮影 by  iPod touch, Apple
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アカヌケ沢の頭が遠い…
もっと快適な稜線歩きを予想していたのですが…
岩をかき分けて進むと…
2019年09月07日 15:22撮影 by  iPod touch, Apple
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岩をかき分けて進むと…
ようやく登頂。
2019年09月07日 15:24撮影 by  iPod touch, Apple
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ようやく登頂。
そして本日最後の北岳。
今年の秋か来年の夏にでもお邪魔します。
2019年09月07日 15:25撮影 by  iPod touch, Apple
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そして本日最後の北岳。
今年の秋か来年の夏にでもお邪魔します。
そして、いざ地蔵ヶ岳へ。
2019年09月07日 15:25撮影 by  iPod touch, Apple
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そして、いざ地蔵ヶ岳へ。
で、地蔵ヶ岳のお地蔵様とオベリスク。
2019年09月07日 15:32撮影 by  iPod touch, Apple
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で、地蔵ヶ岳のお地蔵様とオベリスク。
オベリスクに寄ったところから。
2019年09月07日 15:33撮影 by  iPod touch, Apple
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オベリスクに寄ったところから。
山頂標識もあります。
2019年09月07日 15:34撮影 by  iPod touch, Apple
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山頂標識もあります。
オベリスクへの取り付き箇所から。意外と多くの方(しかも女性が大半)が登頂しようとしていました。
時間も限られていますし、クライミングシューズも持ってきていなかったので、今回はアタックしていません。いずれ登ってみたいものです。
2019年09月07日 15:41撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 15:41
オベリスクへの取り付き箇所から。意外と多くの方(しかも女性が大半)が登頂しようとしていました。
時間も限られていますし、クライミングシューズも持ってきていなかったので、今回はアタックしていません。いずれ登ってみたいものです。
降りは、いきなり砂の登山道から。
これはまだマシな方で、グリセードができそうなくらい、ズルズルな箇所もありました。登りでは使いたくないルートです。
2019年09月07日 15:45撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 15:45
降りは、いきなり砂の登山道から。
これはまだマシな方で、グリセードができそうなくらい、ズルズルな箇所もありました。登りでは使いたくないルートです。
樹林帯に入ると、よく踏まれた土の登山道となります。
2019年09月07日 15:56撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 15:56
樹林帯に入ると、よく踏まれた土の登山道となります。
そして鳳凰小屋に到着。水場(無料)・バイオトイレ(200円)あり。
団体さんが到着した直後だったため、給水だけしてそそくさと下山開始。
2019年09月07日 16:18撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 16:18
そして鳳凰小屋に到着。水場(無料)・バイオトイレ(200円)あり。
団体さんが到着した直後だったため、給水だけしてそそくさと下山開始。
ここは左側の燕頭山コースへ
2019年09月07日 16:18撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 16:18
ここは左側の燕頭山コースへ
燕頭山までは、よく整備された登山道となります。
2019年09月07日 16:21撮影 by  iPod touch, Apple
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燕頭山までは、よく整備された登山道となります。
ご立派。
2019年09月07日 16:46撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 16:46
ご立派。
目指す燕頭山。
2019年09月07日 17:10撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 17:10
目指す燕頭山。
そしてどうにか約1時間で到着。
しかし、鳳凰小屋からはわずか280mしか降れていない。
2019年09月07日 17:20撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 17:20
そしてどうにか約1時間で到着。
しかし、鳳凰小屋からはわずか280mしか降れていない。
燕頭山からは、岩と木の根が混じった急降下となります。
さすがに広河原からの登りに比べると斜度は緩いものの、日没が迫る中での下山とあって、ヒヤッとする場面が何度かありました。
2019年09月07日 17:51撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 17:51
燕頭山からは、岩と木の根が混じった急降下となります。
さすがに広河原からの登りに比べると斜度は緩いものの、日没が迫る中での下山とあって、ヒヤッとする場面が何度かありました。
で、どうにか西ノ平に到着。
18:30到着は想定通りだったのですが、ここからが想定外でした。
2019年09月07日 18:31撮影 by  iPod touch, Apple
9/7 18:31
で、どうにか西ノ平に到着。
18:30到着は想定通りだったのですが、ここからが想定外でした。
本来の見積もりよりも5kmほど余分に歩き、どうにか日野春駅に到着。これにて本日の山行は終了。
日野春駅の終電には間に合いましたが、結局自宅に接続する終電には間に合いませんでした。
2019年09月07日 21:59撮影 by  iPod touch, Apple
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9/7 21:59
本来の見積もりよりも5kmほど余分に歩き、どうにか日野春駅に到着。これにて本日の山行は終了。
日野春駅の終電には間に合いましたが、結局自宅に接続する終電には間に合いませんでした。
撮影機器:

感想

公共交通機関を使って関東から日帰りで鳳凰三山に登るには、甲府駅に09:05発のバスを利用することになり、しかも帰りの終バスも早いため、かなりの健脚でなければ難しい。だったら帰りはバスを使わず駅まで歩けばいいじゃない。

…ということで、いろいろとルートを検証し、燕頭山コースの途中にある西ノ平の北側にある林道に降りて、日野春駅まで歩くコースを思いつきました。

あわよくば、地蔵ヶ岳だけではなく、観音ヶ岳と薬師ヶ岳も狙っていたのですが…

【ルート状況】
■広河原〜登山口
・広河原到着は11:00前。当たり前ですが、日帰りで計画する登山ではありえないスタート時間です。
・広河原インフォメーションセンターには、トイレ(水洗・洋式)と水場(建物内)があります。
・登山口は、広河原インフォメーションセンターから北沢峠方面への舗装道路をしばらく歩いたところにあります。

■登山口〜白鳳峠
・登山口からは、いきなり斜面の急登が始まります。
・しばらく登ると、巻道となり、そしてまた急登となります。
・谷筋の登山道に入ると、傾斜が緩み、やがて樹林帯を抜けて、ガレ場の登りとなります。
・振り返ると、北岳が良く見えます。
・始めのうちは、向かって左側のハイマツ帯に沿って登り、その後、ハイマツ帯の中の登山道を歩きます。
・再びハイマツ帯を抜けたガレ場では、逆に向かって右側のハイマツ帯に沿って登ります。
・やがて樹林帯に再び入り、白鳳峠に到着します。

■白鳳峠〜高嶺
・白鳳峠からは、高嶺を目指し、斜面を直登します。
・標高が高い割には、ハイマツやシャクナゲが生い茂っていて、意外に歩きにくいです。
・景観が開けてくると、甲斐駒ヶ岳、北岳、八ヶ岳が一望できます。
・時折、岩場もありますが、三点支持で登れる程度のものです。
・白鳳峠への登りでペースを上げていたせいか、この時点で足の調子が怪しくなります。
・高山帯のせいか、意識がボーッとしてきて、すぐに息が上がる有様でした。
・どうにか休み休み、高嶺に登頂し、景色に癒やされます。

■高嶺〜アカヌケ沢の頭
・高嶺からは稜線歩きとなりますので、比較的楽かと思いきや、そうでもありません。
・これまたハイマツやシャクナゲが生い茂っていて、登山道を歩いていても、かき分けるように進まざるを得ません。
・また、花崗岩の砂礫で足元も滑りやすく、慎重に歩かないといけません。
・そして、意外にアップダウンもあります。
・ヘロヘロになりながらも、なんとかアカヌケ沢の頭に登頂します。
・時間的には、薬師ヶ岳どころか、観音ヶ岳もままならないため、この時点で下山を決意。
・最後に北岳を見届けてから、地蔵ヶ岳に向かいます。

■アカヌケ沢の頭〜地蔵ヶ岳〜鳳凰小屋
・アカヌケ沢の頭からわずかに降ると地蔵ヶ岳のオベリスクの直下にたどり着きます。
・オベリスクは登れるらしいのですが、それなりにクライミングの技術が必要だそうです。
・時間があればアタックしてみたかったのですが、終電を逃すわけにはいかないため、再訪を誓い、早々に下山します。
・地蔵ヶ岳からの降りは、グズグズに崩れる砂?の登山道です。
・中には、グリセードができそうなくらいの傾斜の箇所もありました。登りでは使いたくないルートです。
・樹林帯の中に入ると、普通の土の登山道となります。
・しばらく降りると、鳳凰小屋にたどり着きます。

■鳳凰小屋〜西ノ平
・鳳凰小屋には、水場・トイレ(200円)がありました。ちょうど団体さんが到着したため、給水だけして、下山開始。
・西ノ平までは、標高差約1,000m。2時間もあれば余裕で降りられる、と思っていたのですが、地形図を見たら、嫌な予感しかしない。
・最後のピークの燕頭山まで、わずか280mほどしか降らない。赤岳の真教寺尾根の核心部を抜けた後にそっくりです。
・というわけで、ほとんど標高差が変わらない巻道・尾根筋を延々と降っていきます。
・どうにか燕頭山に到着後、日没に追われながら、傾斜が急になった登山道を降っていきます。
・なんとかヘッドライトを使うことなく、18:30に西ノ平に到着しました。

■西ノ平〜日野春駅
・西ノ平からは、北に伸びる林道を歩き、麓の集落まで降りたら、日野春駅を目指します。
・事前にGoogle Mapで確認したところ、距離にして約15km。降り基調であれば、2時間30分程度で降りられる、と踏んでいたのですが…
・実はこの林道、傾斜がかなり緩く、実質的には平坦といっていいレベルで、想定していたほどスピードがでません。
・林道を降りると麓の集落の間の道を歩きます。
・困ったことに、トイレ・コンビニはおろか、自販機すら終盤までありません。
・どうにか国道20号まで出たところで、ハッピードリンクショップがあり、水分補給ができます。
・そして釜無川を渡った最終盤では、登り返しが待っています。
・どうにか終電には間に合い、本日の山行は終了。

【まとめ】
・かくして、日帰りで鳳凰三山を登る計画は、完全に破綻しました。
・同じバスでアプローチした場合は、おそらく夜叉神峠から狙ったほうが、まだ可能性があると思われます。
・とはいえ、広河原から登ると、なんといっても甲斐駒ヶ岳の勇姿を見られます。
・鳳凰三山のうち、地蔵ヶ岳しか登頂できませんでしたが、天気に恵まれ、景色は最高でした。
・やはり、鳳凰三山は日帰りで登る山ではないと思います。

【余談】
・実はこの日、諏訪湖花火大会があったため、「快速 諏訪湖花火大会号」が運行されていて、後に検証したところ、21:40の電車に乗れていれば日帰りはできたことが判明。
・また、同じく「快速 諏訪湖花火大会号」として、深夜に運行するものがあったのですが、こちらは全席指定で、満席だったため、利用できず。
・結局、終電に乗れなかった場合に備えて検討していた、石和温泉の24時間営業の温泉で一晩過ごしました。
・石和温泉には、3件の24時間営業の温泉があり、いずれも約3,000円で朝まで過ごせます。
・また、甲府駅まで徒歩で1時間程度であるため、広河原へのバスの始発に乗ることもできます。
・一瞬、「始発のバスに乗って北岳に登ろうかな?」とも思いましたが、台風が迫る中、無謀極まりないため、諦めました。
・さすがに温泉としては結構なお値段であるため、施設は充実しています。朝風呂も満喫して、ゆっくりと帰ってきました。

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