白雲岳〜紅葉ハイキング〜
- GPS
- 07:32
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 868m
- 下り
- 841m
コースタイム
天候 | 曇り〜晴れ〜霰〜霙 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
折からの霙のため、それなりに泥んこでした |
その他周辺情報 | 帰りにいつもの幌加温泉 大人500円 小人200円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
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感想
今日は当初、天気予報が北西ほど良さそうな感じだったこともあって、愛山渓から沼ノ平を歩いてみたいなと思い、愛山渓〜沼ノ平〜当麻岳〜安足間岳〜永山岳〜愛山渓の計画を立てていました。ところが、「仕事が忙しくて今回も不参加」を表明していた登山パートナーのSU-SUNが昨夜になって急遽「なんとか行けそう」と返事を翻したことで計画は一変します。
なにせ3ヶ月以上のブランクがあるSU-SUN。「どこに行く予定なの?」「愛山渓から沼ノ平を考えているんだけど」「何時出発予定?」「3時かな?遠いから。SU-SUNご希望はある?」「近い方がいいかな?(笑)」「じゃ、白雲岳にする?天気予報は午後からの方が良さげだから4時出発で」こんなやり取りがありまして、行き先をメジャーな銀泉台〜赤岳〜白雲岳ピストンに変更します。「成り行き次第で緑岳縦走もアリかな?」と目論んでいたことは内緒です。(笑
厚岸を出てから銀泉台に到着するまで、道中は雨が降ったり止んだり、その雨も強まったり弱まったりしましたが、石北峠辺りから道路は乾きます。空には青空も覗きます。我々のテンションも上がります。
銀泉台はガスで真っ白でした。「でも徐々に晴れてくるよね」楽観しながら登山開始。「やっぱり下の方の紅葉はまだもう少し先だね」などと話しながら歩を進め、奥の平を過ぎてコマクサ平に到着します。SU-SUNが「今年はとうとうコマクサを見ることが出来なかったな」と言います。「まだどこかに咲いている花があるかもよ?」「いやいや、無理でしょ!」目につくコマクサの株は、どれも黄色く枯れています。しかし、たった1輪だけまだ花を抱いているコマクサを見つけます。
「ええっ!?まるで俺を待っていてくれたかのように!」
感激するSU-SUN。「俺、今日はもう満足したから帰ってもいいわ」(笑
コマクサ平のウラシマツツジも真っ赤に燃えていましたが、第3雪渓に差し掛かるとナナカマドが鮮やかに赤く染まっていました。斜面を彩る極彩色にため息が出ます。花はウメバチソウやイワギキョウ、エゾノミヤマアザミ、タカネアキノキリンソウ、ウサギギクなどが頑張って咲いていましたが、いずれもピークを過ぎた感があります。そして赤岳山頂。
赤岳山頂はとても賑わっていました。ツアーのグループも2組ほど見かけました。平日でもやはりこの時期は人気のルートです。鮮やかな紅葉の感動を共有する面々ですから、見ず知らずでも話題のネタには事欠きません。
赤岳にはあまり長居をせず、白雲岳を目指して歩き始めます。
…と、空から雨がパラつきます。
いや、痛い。雨じゃない、アラレだ。
霰は間もなく止みますが、予報では山頂の気温は3℃〜4℃。霰が降っても雪が降ってもおかしくはありません。そんなこんなで、白雲分岐を過ぎ、間もなく白雲岳に登頂します。先ほどの霰が嘘のように青空が広がります。絶景です!
「今日はここに来て良かったね‼」
空気の抜けが良く、旭岳も、裾野に広がる池塘群も、反対側の高根が原もクッキリと見渡せます。緑と赤の補色の縞模様が浮き上がるように見えます。表大雪の向こう側に、山に堰き止められたかのような厚い雲が見えています。「今日、愛山渓に行っていたら意外と悪天候だったかもしれないね」
絶景を思う存分堪能して下山を開始します。と同時に、先ほども降っていた霰が再び降り始めます。しかし今度はすぐには止まず、逆に粒の大きな雪に変わり、再度霰に戻ります。帽子が嫌いな私は、遮るものがなく霰の攻撃を直接顔や目に受けることになります。たまらず私はサングラスを取り出します。
「まさかサングラスをこんな用途で使うことになろうとは」
白雲分岐でSU-SUNに「白雲小屋から緑岳まで行ってみない?」と打診しますが、即時却下されます。そりゃそうだよね。
霰は強さを増し、赤岳を通過して高度を下げると次第に雨に変わります。「今更だけど、レインウェアを着ようかな」などと思っていると、雨は上がります。私は汗っかきなのでレインウェアも嫌いなのです。「レインウェアはいいとして、ザックカバーは掛けた方が良かったね」後の祭りでした。ザックの中の着替えはいずれも適度に濡れていました。とは言え、既にコマクサ平を過ぎており、間もなく登山口です。
見上げると、空には虹が掛かっていました。
虹に見惚れていると、ずるっと滑って転びました。油断していました。「これから車に乗るので、お尻だけは汚したくない!」と思ってエビ反りスタイルを貫いたため、ザックが泥だらけになりました。下山後、登山靴と一緒に汚れたザックを洗うことになります。
色々とアクシデントはありましたが、今日はとても充実した登山になりました。
SU-SUN、ありがとう!
こんばんわ。
もう高山では雪が降る時期になりましたか?
「紅葉の始まりと雪」これもいいですね。
ところで、新弟子さんたちはお休みですか?
コメントありがとうございます。
9月の雪は登山をしていれば驚くほどではありませんが、それでも今年はちょっと早いなと思います。多少なり「冬山の用意」はしておいた方がいいでしょうね。私も今回はザックの中に防寒具を上下一式用意しておりました。
厚岸は9月10月とイベントが目白押しなので、日曜日はお手伝いに駆り出される機会が多く、なかなかメンバーが揃いません。「弟子」たちのうちの1人「小林君(仮名)」が1ヶ月間の研修中ってこともあって、今年はあと1度行けるか行けないか・・・微妙なところです。いや、最低でもあと1回は連れて行きます!(笑
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