【丹沢山・蛭ヶ岳】百名山大手! ヒルの連続襲撃に戦々恐々(雨の早戸川林道)
- GPS
- 12:23
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,818m
- 下り
- 1,809m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 7:23
天候 | 9/15(日);晴れ一時曇か霧。晴れるととても蒸し暑いが稜線の東側は東の風が強く涼しい。 9/16(月);雨(本降り)。気温は適温、急な下りで汗をかく程度 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
本間橋を渡った先の広い路肩に駐車。他に1台のみ |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼本間橋→本間ノ頭 ・登山口は写真参照。石段を登ります。 ・登山道に入ると最初は植林の中の緩やかな登り。仕事道も交錯し、登山道を示すテープ以外にも多数の林業用テープがあり惑わされます。一番はっきりした踏み跡をたどるのがよさそうです。途中ひし形の標識があればそこが登山道です。 ・涸れ沢を渡って対岸の踏み跡をたどりロープのある急斜面をよじ登って尾根に出ます。 ・尾根上は踏み跡はしっかりしていますが、最初はかなりの急斜面で、次第に緩やかになります。丹沢三峰の主稜線に出る手前は道が細くなり少しわかりにくくなります。テープがあります。 ▼姫次⇒造林小屋 ・東海自然歩道最高地点を過ぎてすぐ、右前方に鹿柵が現れる手前の右への小笹の中の踏み跡へ入ります。「鳥屋造林組合管理地」の白い標識があります。 ・笹がなくなると尾根が広くて倒木があるため踏み跡がわかりにくくなりますが、白い標識と赤い石杭があります。 ・尾根が次第に細くなり榛の木丸手前で地図に無い痩せ尾根のアップダウンとガレ場、ロープ場があります。 ・榛の木丸から先も白い標識に従って右へ下る踏み跡に入ります。 ・急斜面を下りきると広い尾根の下りになり、落ち葉、倒木等で踏み跡がわかりにくくなります。 ・尾根がはっきりして緩やかになる手前で、鹿柵をテープ印がたくさんついているところで右から左へくぐり(柵が途切れている場所)柵の左側をたどります。 ・再び斜度が出てくるとジグザクの仕事道になりますが、途中から柵沿いに踏み跡がるので尾根をまっすぐ下ります。 ・標高930mで踏み跡に従って尾根から離れて左へ降りていきましたが、すぐ小さな尾根に乗り、そのままはっきりした踏み跡で造林小屋のすぐ近くで雷滝早戸大滝方面への道に降り立ちました。 ▼造林小屋⇒本間橋 ・急斜面の下りで細い沢に降り立ちます。その先は巻道で小尾根を乗り越えるとやや大きな沢に下り付き、対岸に踏み跡が見えるので渡渉します。雨でも岩伝いに足を濡らさずに渡れました。 ・伝道で林道に降り立ちましたが、そこは蛭の住処で大群による襲撃をを受けました(写真参照)。早戸川林道も歩いている足元に飛び乗り這い上がってくるので、しばしば立ち止まって引きはがすを繰り返しました。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池ライト用&gps用
カメラ用)
1/25
000地形図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
バンドエイド
バンダナ
スマホ
計画書
折りたたみ傘
レインスーツ(ヤッケをかねる)
薄手フリース
薄手ダウン
ストック
GPS
時計
非常食
カメラ
帽子
日焼け止め
サングラス
スパッツ
手袋
着替え下着
洗面用具
|
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共同装備 |
ファーストエイドキット
|
感想
▼日本百名山制覇へ
昨年夏に日高の幌尻岳に妻と二人で登頂し、私は残るは恵那山だけ、妻はプラス焼岳と丹沢山の3座となりました。今年は全制覇を目標にし、できれば同時に達成したいということで、先々週、私が奥穂⇒ジャンダルム⇒西穂と縦走したときに妻は焼岳に登頂し、残りは丹沢と恵那の2座となりました。
そして今回が丹沢山、11月が恵那山登頂で全制覇を達成の計画。
丹沢山は一般には真っ先に上られる登りやすい百名山の一つですが、一般の登山者である妻が日帰りで行くにはコースタイム的にちょっと厳しいこと、しかし泊りはいつもテント泊なので天場がない丹沢山にはいくことができずにいました。
▼丹沢で小屋泊り
私自身は何度も行っている丹沢山&蛭ヶ岳ですが、いつも日帰りあるいは徹夜のロング(丹沢24の会)でしたので、今回は丹沢で初めての小屋泊山行となる蛭ヶ岳山荘を予約しました。
▼天気
4〜5日前までは良い予報だったのに、近くなるにつれて予報が悪化、金曜日あたりには2日とも悪い予報で、一時は延期しようかとも悩みましたが、日曜日は何とか振られない予報に代わり、今度は丹沢山だけを塩水橋から頑張って日帰りで行こうかとも悩みました。しかし丹沢山は蛭ヶ岳も登ってこそ制覇したことになると、私は考えるので(丹沢山は丹沢山塊の代表として選ばれただけで、最高峰蛭ヶ岳も「丹沢山」の中に含まれている)、やっぱり蛭は外せない、と2日目の悪天覚悟で泊りとしました。結果的には予報通り2日目は雨となりましたが、初日は予想以上の好転に恵まれ、丹沢山〜蛭ヶ岳の好展望も堪能できて正解でした。蛭の襲来は想定外でしたが…
▼蛭の襲撃
・夏の間、丹沢の特に東側の沢沿いは蛭がいるので避けるべき、とは知っていました。実際、今まで千回を超える登山の中で、唯一蛭にやられたのも今の時期の東丹沢の沢沿いでした(晴れていましたが)。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-345430.html
・今回は尾根コースで、沢に降りてもからも林道だったので警戒していませんでしたが、榛の木丸への尾根でも1匹ザックカバーに付着しているのを確認、雨の丹沢は尾根でも危ないことを認識。ましてや、巻道の沢をまたぐところや沢沿いの林道は雨だと蛭の餌食になってしまうことを痛感。
・蛭をこれほど間近にするのはもちろん初めてのことですが、おかげでその生態について良く知ることができました。
…全く予想外の俊敏さ、歩いていても靴に這い上がってくる、小さいものは米粒ほどしかないがしっかり食いついてくる、縫い目や靴溝等の隙間に入ると見つけにくい(隠れる)、小さいものはなおさら、スパッツと靴の隙間からも入り込む、水をかけると途端に元気に動き回る、とても硬くてちょっと踏んだくらいではつぶせない(殺せない)、皮膚やゴムについた瞬間に吸盤?でしっかりくっついてはがれにくい、靴下はダメだが、サポートタイツは大丈夫、タイツの小さな穴を探し出してそこから皮膚に食いつく、血を吸っていても意外と簡単に取れる、出血はなかなか止まらない、吸われても痛くも痒くもない、数日後に1か所だけ少し痒くなった(個人差があるかも)、土色なので地面にいるときにはほとんど見えない、水が無いところでは縮まって丸くなり蛭とは分かりにくい…
・車についてから、蛭が付いているかもしれないので外で雨具を脱いだりスパッツを外したりしましたが、その間にも這い上がってくる心配があり、戦々恐々でした。
自宅に帰ってからのチェックでも10匹以上見つかり、中には洗濯後の服に付着しているのを見つけたくらいで、車に乗るときかなりしっかり見たつもりでも、相当丹念に探さないと見逃がします。
いやいやおそるべし丹沢の蛭。蛭ヶ岳の山名はだてしゃなかった😱
丹沢にヒルが多いとは聞いてはいましたが、これまでとは(⌒-⌒; )僕が夏に鈴鹿とか深南部に行かないのはこれがまさに理由ですけど(⌒-⌒; )しかし、百名山大手お疲れまです。11月は快適な恵那山になりそうですね(^ ^)
延期になっている深南部も日程調整させてください(^ ^)当然、ヒルのいない時期に(^ ^)
しんさん、こんにちは
丹沢でも、場所と天気とタイミングによるのかと思います。今まで何度も丹沢にいっていて、その中には雨や沢もありましたが、こんなの初めてでしたから😩
塩やヒルサガリのジョニー等の効果確認にうってつけでしたが、あいにく持ち合わせてませんでした😰
深南部、よろしくです☺️
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