剱岳・チンネ左稜線

2019年09月19日(木) ~ 2019年09月23日(月)

• GPS: 104:00
• 距離: 18.3km
• 登り: 2,344m
• 下り: 2,346m

コースタイム

9/19 晴れ
930 室堂
1200 別山乗越
1245 剣沢
9/20 晴れ
350 剣沢
440-55 剣山荘
830-910 剱岳
1040 長次郎の頭
1125-45 池ノ谷乗越
1235 三の窓
1320-1415 左稜線取付偵察

9/21 雨
停滞

9/22 晴れ後ガス
430 テント発
545 左稜線登攀開始 20m
615 2p開始 35m
700 3p開始 25m
720 4p開始
735 クライムダウン
745 4p開始 35m
815 5p開始 30m
840 6p開始 40m
915 7p開始 35m
955 8p(鼻) 30m
1050 9p 30m
1130 10p 10m
1155 11p 40m
1225 12p 40m
1250 t.o.
1500 三の窓

9/23 曇、風強し
530 三の窓発
630 長次郎の頭
715 剱岳
945-1000 剣沢
1225 室堂

天候

19日晴れ　20日晴れ　21日雨　22日晴のちガス　23日強風

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

18日に八重洲口近くのバス乗り場から富山経由金沢行の深夜バスに乗る。
VIPライナーは座席が広く寝やすいのでおすすめ、でも八重洲のラウンジは微妙だったのでたぶん次使うときはバスタ新宿から乗ると思う。

19日は電鉄富山からオキマリのコースで室堂へ。その日は剣沢まで。

帰りは3連休最終日だったのでバスが取れず新幹線で買えるはめになった。高すぎる。なぜかわからないが指定席より自由席のほうが空いていた。
学割は忘れないように。

コース状況／危険箇所等

登山道：かにのたてばい、思ったより難しい。

本峰〜池ノ谷乗越（狭義の北方稜線）：下りより登りのほうがルートファインディングに難儀すると思う。特に気を付けたいのは、登り方向で、本峰北面下のコルに下るフェーズ。

池ノ谷ガリー：上部は踏み跡があるが下部に行くにつれザレ度が高まる。基本は左岸の岩の基部沿いに行き、三の窓に着きそうなところで右岸にトラバースした。

三の窓：docomo電波強し、softbank弱いけど入る。西側(池ノ谷側)2張.東側(黒部川側)3張くらい張れると思う。

雪渓：まだ三の窓側から採水できそうだが汚いと思うのでる程度水は担いだほうが良いと思われる。とりつきまでのトラバースは一瞬平坦な雪渓の横断しかない。むしろそのあとのガレっぽいところがもろく、前日に偵察したほうが早朝出ができると思う。

チンネ左稜線：ナッツ、キャメロットが有効。今回はナッツ( )とキャメロット( )を持っていった。大抵怖い部分にはカムをさせる。リッジ部のザイルの流れを意識するといい。グレードも高くなく残置もそこそこあって割と任意の場所で切れる。
残置はかなりボロいものも多い。余裕があればハーケンを持っていくのが吉。ピナクルは豊富。スリング多めがいいと思う。

チンネの頭〜ガリー:頭からルンゼ入口までは歩きとクライムダウンでいける。ルンゼ入口からは60mロープでぎりぎりガリーに着くかというところ。しかし流れが悪くなるし落石の危険が高まるので途中で切る方がいい。大きい落石でロープを切断しないよう注意。ただクソみたいな残置の懸垂支点もあったのでよく見極めること

その他周辺情報

立山グリーンホテル（600円）。立山駅から登山研修所じゃない方向に歩くと突き当たるところにあるほてる。

写真

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 長袖インナー ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン 行動食 非常食 水筒（保温性） ガスカートリッジ コッヘル ライター 地図（地形図） トポ コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 ガムテープ 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ロープ クライミングシューズ ハーネス ヘルメット チョーク 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード キャメロット カム ナッツキー ギアスリング

備考

テルモスと手袋など防寒系はやはり必要だった持って行ってよかった、初秋などで漏れがちな装備。

感想

yo_olll

23日はまれにみる強風で瞬間だと25m秒くらいあっただろう。
これのせいで、地獄谷の臭気が強烈だった。ガスを吸いすぎて帰りは不調すぎて死にそうになった。まごうことなき毒ガス。
本当に苦しすぎた。ライチョウ平の近くの斜面がハゲているのは地獄谷からたつ煙が毒性であることを明らかにしていると強く思ったので、今度からは玉殿岩屋のほうから迂回したいと思う。