雨天決行 草津白根山 霧で迷ってソロ散策
- GPS
- 04:30
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 712m
- 下り
- 696m
コースタイム
天候 | 雨、霧、時々晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険という箇所はありませんが、火山ガスの為立ち入り禁止エリアがありますのでそちらには入らない様ご注意を。 どこでもですが、霧が出ると周囲状況が大変分かりづらくなります。逢の峰から降りた目の前10数mの所がリフト乗り場、その真横が本白根山方面への登山道です。そこから弓池の方に歩いて戻る人多数なので、人につられると来て早々帰ってしまいます(笑) レストハウスにお土産食事等あります。温泉は草津方面に下りるもよし、志賀高原に下りるも良し、ですがどちらも少々距離あります。 |
写真
感想
草津は良いとこなので、2回目ですが来てみました。
候補は幾つかありルートや計画も練っていたのですが、
雨天でしたし、比較的山行時間も短めで標高も低すぎず高すぎず…で
昨年11月に来たけど登れずバッジも売り切れて無く、だった草津白根山へと
リベンジへ。コマクサも楽しみです。
今回は現地へのアクセスの途中も楽しめました。
八ヶ岳東麓を抜け、小諸を経由し、湯の丸山を見上げつつ地蔵峠を越えると、歌の発祥の地である鹿沢温泉付近では、道路が「雪よ岩よ」のメロディーを奏でて迎えてくれました。
山を越えれば嬬恋村。前回は一面の紅葉でしたが今回は一面緑とキャベツ畑でした。あわよくばリフトで四阿山にも…と様子見に行きましたが、ゴンドラリフトの運行は下旬からでした。
四阿山を見上げながらキャベツ畑を抜け草津へ向かっていくと、「愛妻家に注意」の看板が。
「?」
日本武尊と弟橘媛の故事にちなんで作られた丘のようでした。碓氷峠とか足柄峠とかあちこちにあるんですね。丘に登って浅間山とキャベツ畑を眺めていると、何となく「好きだーーーーー!」と愛を叫んでみたくなりましたが、まだ目的地までは距離もあるし、先を急ぎました。
途中、場所場所で雨が降っていたり止んだり。
草津から幾つものカーブを上り、レストハウス前へ着きました。
今回は先にバッジを見ておく事に。前回は再生産の予定もシーズン中無し、と言われていたので、沢山あるのを見て安心しました。
まずはのんびり、クマザサソフトクリームを食べてからスタート。ちょっと抹茶の様なテイストでした。駐車場から湯釜展望台に登るも、何も見えず。
見事に霧の中。心の目で湯釜をイメージ、駐車場に降りて奥白根山方面へと向かいました。舗装路もありますが、やっぱ山行に来たからにはわざわざ逢の峰を登らずには居れません。他に人もなく雨も降り付ける中でしたが、フーフー言いながらウォーミングアップ代わりに登りました。今日の荷物も約15kg。半ばトレーニングです。
霧の中、逢の峰の反対側まで降りると、深い霧の中ですが、黄色いバスが見えました。地図を見ると、多分ここがロープウェイ山頂駅?右手に少し進めば奥白根方面の様です。人も沢山歩いていたので、着いていきました。
中々登山道に出ないな…と思いつつ歩いていると、大きな池が。
中に入って木道を散策。池塘なんかもあって、霧の中で幻想的ないい感じでした。
看板を見ると「弓池」。
ん??どうやらスタート地点に戻ってしまった様です。orz
時間も3時過ぎ。ヤバイ…はよいかんと再敗退の予感。霧も晴れて来たので来た道を戻ると、下山方向のロープウェイと思ったのは、奥白根方向へと登るリフトでした。登山地図が若干紛らわしく見える表記だったのもありますが、全く景色が別物に見え、改めて霧のこわさを知りました。スタートに戻っちゃったし、ある意味リンゲワンゲリング?
気を取り直し、リフト駅奥の山を巻く道をスタート。まずはNAV-Uできちんと確認。登山地図に載ってなかった道が何本もある様でした。ペースを上げると若干息切れ苦しくもありますが、かまわずハイピッチで進んで行きました。
道の脇にはコイワカガミやツマトリソウが至る所にありました。
鏡池まで登る頃にはちょっと軽くヘトヘト。でも池はしっかり見に行きました。
降りてくる登山者とは時々会いますが、登る人は皆無。霧で迷ったらえらいこっちゃなので、道が分かりづらくなる所はないか慎重に確認しながら進みました。
樹林が切れ、荒れたザレ斜面の上に差し掛かると、コマクサが一面に。
わぁ・・・歓声が漏れました。荒涼とした風が吹けばザレが崩れていきそうな場所に、
可憐な赤い花、ピンクの花が咲いている様は、高山らしくもあり、健気な感じもあって、霧の中で独特の雰囲気を出していました。
奥白根山展望台からも何も見えません。時折霧が少し晴れたりしますが、視界もイマイチなのでとりあえず最高点を目指しました。特に難しい所もなく、コマクサ保護の為、木道というか木で登山道も仕切ってあるので迷う要素もありません。
何度かつづら折の道を通り、最高点まで着きました。
涸れ釜も爆裂火口ですし、気がつけば最近また火山続きでした。
ごみを落とさない様に気をつけつつ、おにぎりを食べながら、早々に帰路へ。
霧の中なので、逆を言えば夏ですが涼しい山行が出来てます。
木道を下る道を行くと、看板に出ている様に、段々植生が変わる様子が見て取れ、楽しくもありました。リフトの駅まではあっという間でした。
駐車場まで戻るも、まだ堪能しきってないので、弓池横の湿原へ行きました。
ワタスゲや苔のカーペットなどがいい雰囲気でした。
更に戻ると、あれ…?何だか湯釜の方もポッカリ霧が無いようです。
湿原の向こうから霧が上がって来てますが、今がチャンスかも。
5時を過ぎると観光の人も皆引き上げてほぼ誰も居ませんが、湯釜展望台へと登りました。荷物は置いて登ると、最初は登り20分下り10分かかりましたが、その倍速で行けました。やっぱ軽量化だよな…つくづく思います。
湯釜、くっきり見えました。早くに帰った人は霧しか見えてなかったかもですが、残り者には福がある???暫くゆっくり眺めていました。
帰りは、嬬恋でなく志賀高原側へ。高原の雰囲気や、夕日が霧の上に顔を出す西の山々を照らす様なんかもとても綺麗でした。
志賀草津道路をひたすら降りていくととても行程は長く、草津白根山の標高を実感する事が出来ました。
今回は雨の日ならではの山行を楽しめました。
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