2012尾瀬-6・燧ケ岳 長英新道は沢状態でした
- GPS
- 32:00
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 1,424m
- 下り
- 1,118m
コースタイム
7:49大清水一8:38一ノ瀬休憩所-9:32三平峠-9:45三平下-10:01尾瀬沼ビジターセンター(この後、大江湿原・尾瀬沼を周回して、自然観察・木道の破損状況等について調査、尾瀬沼畔宿泊)
※8日
7:50尾瀬沼ビジターセンター-8:01浅湖湿原分岐-(長英新道)-10:14俎10:22-11:04熊沢田代-11:33広沢田代-12:04御池駐車場12:30-(会津バス)-12:50沼山峠休憩所12:56-13:44尾瀬沼ビジターセンター13:56-14:27三平峠-15:11一ノ瀬休憩所-15:47大清水
天候 | 7日:雨(夕方豪雨・雷)、8日曇り時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
7日の豪雨で燧ケ岳への長英新道(林内部分)は沢状態でした |
写真
感想
7月7日、そうです七夕です。しかし今日は朝から雨模様で、16時頃には激しい雷雨となり雨が滝のように降りました。それでも尾瀬沼ヒュッテの軒下で、雷の光と大きな音を聞きながらの生ビールはやめられません。20時過ぎから大江湿原に出ましたが、雨は止まず七夕のお星さまと会うことはできませんでした。
7日尾瀬沼に到着後、登山道(ほとんど木道)の状態や自然観察を兼ねて、三平下〜沼尻休憩所〜浅湖湿原〜大江湿原の時計回りで尾瀬沼を歩いてきました。三平下〜沼尻休憩所手前の小沼湿原までは、木道の破損個所も多く見られました。このコースは南岸コースと呼ばれ、片側が尾瀬沼に切れ落ちており歩行には注意を要します。倒れかかっている木もあり、下を向いて歩いていると頭をぶつけたりしますので注意したいものです。
尾瀬ヶ原への分岐である沼尻休憩所には、大勢のハイカーが見晴を目指して出発するところでした。ほとんどはツアーに参加した団体さんのようです。時刻は15時近くで、尾瀬ヶ原東端の見晴地区までは2時間近く歩くことになります。雨天時及び団体での行動は通常よりも時間を要します。山小屋宿泊の方は16時前には到着するようにスケジュール設定すべきものと考えます。
大江湿原の花も2週間前と比べると様変わりです。赤いレンゲツツジ・ヒメシャクナゲ・ハクサンチドリ・カラマツソウなどが咲いています。ニッコウキスゲ・ヒオウギアヤメなども咲き始めました。来週から再来週にかけて、ニッコウキスゲの花が大江湿原を埋め尽くすようになることと思われます。
8日朝お勤めから解放されました。
本日は燧ケ岳の山開きということを聞き、天気の様子も回復に向かいそうなので燧ケ岳に行くことにしました。今朝まで相当数の雨量があったので、長英新道の状況は思った通りの状況でした。浅湖湿原分岐から長英新道に入ると、泥んこ状態と滝のような流れが所々にあり、まるで沢登りの様相でした。私は尾瀬に入山する時は長靴使用が多いので、水の中でも苦も無く進めます。通常の登山靴の方は相当難儀をされたことと思います。ミノブチ岳を過ぎると、ヒロハユキザサ・サンカヨウ・キヌガサソウなどの群落を楽しむことができました。俎瑤悗療个蠅亮蠢阿砲論齋未残っていました。4月15日にここを登りつめた(レコ掲載済)ことが思い出され、景観の相違に感無量でした。
俎瑤了劃困砲和臉の人が満足そうに休憩していました。桧枝岐村の関係者は見当たらず、山開き記念のバッチはいただけ無さそうでがっかりしました。せっかくなので御池新道を下ることにしました。少し下ったところで、山開き記念のバッジを配る桧枝岐村の関係者が登ってきました。大雨で交通に支障がでて遅れたとのことでした。バッヂを頂きました。しばらくするとかなりの量の雪渓があり、登ってくる方は大変そうでした。熊沢田代の独特のカーブを描く木道は、秋の紅葉シーズンはこれまた魅力的なものがあります。ここにもチングルマ・ヒメシャクナゲ・タテヤマリンドウなど多くの花を見ることができました。熊沢田代〜広沢田代〜燧裏林道分岐までは、石がゴロゴロの急坂が続き、しかも雨に濡れて滑りやすく慎重に降りてきました。
御池からは沼山峠休憩所まで会津バスに乗り、沼山峠を経て尾瀬沼ビジターセンターに戻りました。
VC前には、ツアーで来られたと思われる大勢の方が休憩していました。ここで山小屋に泊まる方、帰路につかれる方、それぞれこの時期の尾瀬を十分楽しまれたことと思います。尾瀬はこれからニッコウキスゲなどさまざまな花の見頃を迎え、秋の紅葉へと季節は移り変わります。皆様にはそれぞれの季節に再び訪れ、尾瀬を楽しまれることを願うばかりです。
コメント
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ozesaiさん、こんばんは。
2日間の尾瀬・燧山行、お疲れ様でした。
(雨の七夕になっちゃいましたが…
でも、生ビール の美味しさは変わらないですね )
長英新道、凄いことになってますね
燧ケ岳って雨の後等は、長英新道に限らず、登山道が水浸しになることが多いのでしょうか?
自分が以前に御池から登った時も、登山道が水浸しだったような気がします。
(でも、今回のozesaiさんのレコ程ではないですが…)
ニッコウキスゲも少しづつ咲きだしているのですね。
いよいよ、来週〜再来週にかけてが大江湿原ではピークですか。これも楽しみですね。
※燧ケ岳の山開き、山バッヂ担当の方が大雨のために遅れて登ってくるというのも、面白い思い出ですね
nabekaさん、こんにちわ
尾瀬では長靴使用がほとんどなので、泥濘などは苦にならないのですが、下山時では足の爪をけっこうやられてしまいます。
長英新道は長蔵小屋二代目の平野長蔵さんが開いた新道です。ここは現在でも長蔵小屋さんがメンテしてくれています。私も補修に係わったことがありますが、大雨が続くと荒れますね。
私は尾瀬沼ビジターセンターの近くに宿泊しますが、尾瀬沼のテント場もいいですよ~ 木製の床があり快適のようです。
大江湿原のニッコウキスゲ見ごたえがあります。しかし、ポスターなどの光景を毎年見られるわけではありません。尾瀬では7月に入って霜が降りることもあり、蕾がやられてしまいます。
今年はどうでしょうか?期待したいですね。
※少し興味がある放送のようです。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0819/index.html
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