御嶽山も紅葉の盛り
- GPS
- 08:01
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,005m
- 下り
- 999m
コースタイム
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 7:52
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
車中泊・テント泊 |
写真
感想
これは「つくばね山の会」の会員山行
御嶽山の入山規制一部解除が10月16日までなので、慰霊と紅葉登山をかねて10月最初の週末に行こう、と夏のうちに個人的な計画を立てていた。最近の観測データによると、目立った微小振動はないようだし、登山しても良いだろう、と。
山の会の人に話したところ、「御嶽なら、去年、自分が行ったから案内しますよ。皆で行きましょう。」となった。
前日16時集合で、私の車ともう1台の2台に4人ずつ分乗して出発。
一路、御嶽ロープウェイへ。
到着後、7名は隅にテント泊、私は一人自車にて車中泊。
当日は4時半起床。簡単な朝食を済ませ、先に準備の出来た人が切符をまとめ買いして下さり、ロープウェイ乗り場に並ぶ。人数が多いとこんな時に随分と楽ですね。
日の出の前から快晴。御嶽の山腹に紅葉が燃えている。
ロープウェイのゴンドラの中から御嶽だけではなく、隣の乗鞍や周辺が大きく迫って見える。
7時10分頃にはロープウェイ飯森高原駅着。
間もなく登山開始。
富士山なみの混雑で、前後の登山者の列が途切れることなく山頂まで続く。
御嶽山が修験道のお山だとは、ここに来るまであんまり知らなかった。
歩き始めてすぐに行場山荘があった。
次いで女人堂に至る。展望が良くて御嶽の頂上がよく見える。
登っているうちに少しずつ曇ってきた。
岩がゴロゴロしてきたと思ったら、崖の上に石室山荘が見えてきた。
石室山荘で通路左右の上がりかまちに腰をかけてしばし休憩。
山頂の御朱印は9月2日まででしたという話が耳に入る。
折角ここまで来たので、半紙の御朱印を頂いた。
ヘルメットをかぶる。
石室から、またゴロゴロを登る。
火口の稜線に出た。二の池と剣が峰が見える。
二の池の表面は7割がた火山灰に覆われている。
剣が峰の御嶽神社の階段下までいくと、避難用のシェルターと慰霊碑があった。
階段を上り始めてはじめて、5年前の噴火の際に登山者が遭遇した深刻な状況が飲み込めてきた。階段の左右の手すりの金属パイプの至るところが凹んだり、ゆがんだりしている。また、一対の石灯籠の一方は傾いて歪み、もう一方は倒れて崩れている。噴火の際に火山弾が当たったことを物語っている。
山頂の神社で手を合わせた。
山頂の標識に長い列ができていて、写真は順番待ち。
次の方に8人の写真を撮ってもらい、そのあとパッパと個人写真を撮って、パッとその場をはなれた。
二の池のほとりで昼食後、紅葉を楽しみながら一路下山した。
帰りは中央自動車道に事故渋滞があり、予定より遅い23時近くに元の集合場所に帰着。解散した。
帰宅して改めて御嶽の5年前の噴火の論文を探して読んだ。
高温の噴煙に襲われて亡くなった方たちのことを思うと胸が詰まる。
最近では火山の地震観測データが公表されるようになっている。どんな山でも、自分で調べて自分で納得して登れるようになったのは良いことだ。リスクマネジメントは自分でやらないとね。
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