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Yamareco

記録ID: 206249
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

悪天のため、小同心をあきらめ硫黄岳から横岳を周回

2012年07月14日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
18.9km
登り
1,532m
下り
1,515m

コースタイム

6:15美濃戸口−7:02〜16美濃戸山荘−8:41〜9:24赤岳鉱泉−10:31〜34赤岩の頭
−10:57〜11:02硫黄岳山頂−11:20〜12:03硫黄岳山荘−12:42〜44横岳山頂
−13:46〜48地蔵の頭−14:25〜40行者小屋−16:19〜28美濃戸山荘−17:09美濃戸口
天候 雨のち曇り(稜線上は強風)のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央高速の南諏訪ICで降り、八ヶ岳ズームラインを東進し、突き当たりのT字路
を左折して富士見原茅野線を北上して美濃戸口へ。駐車場料金は、1日500円です。

 美濃戸口から美濃戸までの林道には砂利が投入され、普通車でも充分通ることが
できる状態まで整備されていました。そのため、下山時に美濃戸を通過した時には、
駐車場待ちと思われる車がいました。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは、美濃戸口にあり、しっかりと提出してから出発。

<コース状況>
 今回は、珍しく一般コースを歩きました。道に迷うようなところはありません
が、赤岩の頭から硫黄岳横岳の間は、ガスで視界があまりありませんでしたが、
特に迷い易い硫黄岳山荘までの間は所々にあるケルンがわずかに見えてていたため
これを目安に歩きましたので、迷うことなく山荘にたどり着くことができました。
 横岳手前辺りからは、鎖場や梯子があり、所々急なアップダウン、稜線沿いに
ある踏み跡を進むと、急な岩場があったりと、ルートの選択の仕方によっては、
かなり厳しいところもあります。南沢の新しく作っている堰堤の回避(?)ルート
は、木の根が出ている上に泥だらけで、非常に歩き難かった。

 下山後の温泉は、いつもの「もみの湯」に浸かりました。今回は、到着時間が
17時過ぎだったため、入浴料がいつもの半額の300円で入ることができましたが、
そのためなのか連休中だったためなのか、洗い場待ちが10分ほどで、常時5人ほど
の人が並んでいました。
赤岳山荘の駐車場はかなり埋まっていました
2012年07月14日 06:58撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 6:58
赤岳山荘の駐車場はかなり埋まっていました
まずは北沢から
2012年07月14日 07:16撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 7:16
まずは北沢から
赤岳鉱泉に到着
コーヒーをいただきました
2012年07月14日 08:41撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 8:41
赤岳鉱泉に到着
コーヒーをいただきました
赤岩の頭はガスガス
2012年07月14日 10:31撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 10:31
赤岩の頭はガスガス
このケルンを目印に霧の中を進みます
2012年07月14日 10:40撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 10:40
このケルンを目印に霧の中を進みます
硫黄岳山頂
2012年07月14日 22:52撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 22:52
硫黄岳山頂
硫黄岳山荘に到着
2012年07月14日 11:20撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 11:20
硫黄岳山荘に到着
身体を温めるためラーメンをいただきました
2012年07月14日 11:47撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 11:47
身体を温めるためラーメンをいただきました
梯子と鎖
2012年07月14日 22:52撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 22:52
梯子と鎖
横岳直下の最後の急な岩場
2012年07月14日 22:52撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 22:52
横岳直下の最後の急な岩場
横岳山頂
2012年07月14日 22:52撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 22:52
横岳山頂
ガスの中の先に
(杣添尾根手前)
2012年07月14日 22:52撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 22:52
ガスの中の先に
(杣添尾根手前)
晴れてきました
(赤岳鉱泉が見えます)
2012年07月14日 13:07撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 13:07
晴れてきました
(赤岳鉱泉が見えます)
定番の眺め
(初めてじっくりとみました)
2012年07月14日 22:52撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 22:52
定番の眺め
(初めてじっくりとみました)
富士山も顔を出してくれました
2012年07月14日 13:26撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 13:26
富士山も顔を出してくれました
赤岳、中岳、阿弥陀岳
2012年07月14日 13:27撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 13:27
赤岳、中岳、阿弥陀岳
この下りは結構滑りました
(久しぶりに鎖を頼って下った)
2012年07月14日 22:52撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 22:52
この下りは結構滑りました
(久しぶりに鎖を頼って下った)
地蔵の頭
(赤岳は時間切れで諦め、ここから下ります)
2012年07月14日 22:52撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 22:52
地蔵の頭
(赤岳は時間切れで諦め、ここから下ります)
長〜い階段
(20人程の団体さんとすれ違ったため、かなり待ちました)
2012年07月14日 13:57撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 13:57
長〜い階段
(20人程の団体さんとすれ違ったため、かなり待ちました)
行者小屋は大盛況
(布団は1枚当たり何人だったのでしょうか?)
2012年07月14日 14:38撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 14:38
行者小屋は大盛況
(布団は1枚当たり何人だったのでしょうか?)
キバナノヤマオダマキ
2012年07月14日 06:48撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 6:48
キバナノヤマオダマキ
コマクサ
2012年07月14日 11:17撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 11:17
コマクサ
キバナシャクナゲ
2012年07月14日 12:08撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 12:08
キバナシャクナゲ
初めて見た白いコマクサ
2012年07月14日 12:27撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 12:27
初めて見た白いコマクサ
チョウノスケソウ
2012年07月14日 12:32撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 12:32
チョウノスケソウ
ウルップソウ
2012年07月14日 13:12撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 13:12
ウルップソウ
ミヤマオダマキ?
2012年07月14日 13:38撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
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7/14 13:38
ミヤマオダマキ?
撮影機器:

感想

 当初の予定では、小同心クラックを登攀して横岳に突き抜け、赤岳もしくは硫黄岳
を周回する予定だったが、天気予報があまり芳しくない。翌朝、起きた時点での様子
を見てルートを決めることに。しかし、美濃戸口に近づくにつれ、雨がひどくなって
くる。駐車場に着いてからテント泊を考えていたが、後片付けやその後のことを考え、
少し贅沢をして八ヶ岳山荘の仮眠室で寝ることにする。仮眠室には布団が用意されて
いて、軽くお酒を飲んで就寝する。2時頃に目が覚めた時、2重サッシを通してもかなり
大きな音で雨音が聞こえてくる。4時に起床するが、雨は本降りのため、テンションが
まったく上がらずに布団の中で時間をつぶそうとゴロゴロしていると、主将はやる気
満々で準備をしている。結局、雨が止んだ6時過ぎに美濃戸口を出発。周りの人も天気
の回復を待っていたようで、同じような時間に出発して行った。既に、この時点では
岩がしっかりと濡れているだろうということで、小同心クラックは諦めて、天気の
回復が早ければ、昨年同様に大同心稜から大同心ルンゼを狙うことにする。今回の
山行に使った車の車高から、美濃戸口から歩くことにしたが、歩いてみると砂利が
投入されていて、ほとんどフラットの状態、セダンでも充分に赤岳山荘の駐車場まで
入って来ていた。この往復2時間はかなり痛いが、下山時には駐車場待ちと思われる車
が道に止まっていた。北沢から赤岳鉱泉まで行くが、赤岳鉱泉についても天気は回復
する兆候は見られず、コーヒーをいただいて時間をつぶしても良くなりそうにもない
ので、赤岩の頭から硫黄岳、横岳を縦走し、時間に余裕があれば赤岳まで回ることに
する。高度を上げるにしたがってガスはひどくなるばかりで、赤岩の頭に到着した頃
にはほぼ真っ白。硫黄岳山頂に着く頃には風もかなり強くなり、ウインドブレイカー
だけでなく、手袋をしないと手が凍えてしまいそうなほど寒い。この先は、ケルンを
目印に硫黄岳山荘へ。山荘では丁度お昼時ということと身体を温めるためにラーメン
をいただく。十分身体が温まったところで横岳を目指して出発する。この先、稜線
歩きとなるので、雨は降ってはいないがかなり風が強いので注意して歩く。時には
耐風姿勢を取らなければいけないほど強い風が吹くことも。この途中、登山道の両脇
にはコマクサが咲き出していたので、これを鑑賞しながら進む。少し前のデーター
では、ツクモグサが咲いていたとのことだったので、かなり真剣に探しながら歩いた
が、結局見つけることができなかった。その代りと言っては何だが、ウルップソウを
見ることができたのと、白いコマクサを見ることができたのは一つの収穫だった。
 横岳を越した辺りから、瞬間的ではあるが、一瞬霧が晴れることも。石尊峰を越し
たあたりからは赤岳鉱泉や行者小屋までくっきりと見えるようになる。写真で良く
見る赤岳の定番ショットも見ることができ、大満足。地蔵の頭に到着した時点で既に
14時近かったので、赤岳は諦めて地蔵尾根を下ることに。この下り、かなり登って
来る人が多く、階段場ではかなり待つこともしばしば。途中から、靴の紐をきつく
縛りすぎたためか、足の甲が痛くなりだし、スピードを緩めて行者小屋に到着する。
後は、南沢を下って、林道を歩いて美濃戸口へ。その間にもどんどんと登山者が
登って来る。途中、クラブ○○○○○の団体さんと南沢の中間辺りで15時半頃に
すれ違ったが、こんなスケジュールで大丈夫なのか?ちょっと首をひねりたくなる
ような行動をされていた。それにしても、行者小屋のテン場はほぼ満員でサイト
以外にも張られていて、小屋泊と思われる人もかなりいたが、それ以降にも見た
多くの人々、1枚の布団に何人が寝たのか?考えただけでもゾッとした。
 悪天候から回復傾向にあるということで、天気予報を信じて突入したが、目的の
小同心クラックは中止、サブの大同心ルンゼも中止となり、一般道を歩いた。天気
としてはかなり厳しかったが、目的だったコマクサやウルップソウを見ることが
できた上、最後には、目の前に聳え立つ赤岳の定番ショットも見ることができ、
とりあえず満足できる山行となった。何か、八ヶ岳とは天気の上で縁がないな〜。

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コメント

横岳西壁
西壁は迫力あり圧巻だった。
暫く岩をやっていなかったので、一寸足元に不安を感じる事もあった。それにしても花は凄かったですね。まるで図鑑状態。風が強く小石でも頭に当たったらやだなと思い、ヘルメットを被った、とかげの仲間でした。

天気がいい日にもう一度行きましょう。
2012/7/16 20:27
お疲れ様でした
 スタート前にテンションが下がってしまい、結局は天気を見ながらの山行と
なってしまいましたが、コマクサをはじめ、色々な花を見ることができました。
横岳までの道のりは大変ですが、ここの花畑っていつ見てもきれいで、
いやされますね。小同心、いつリベンジしまようか?
2012/7/17 12:55
お疲れ
他3人て誰だろうと思っていましたが、ロック氏だったんですね。
雨の中、ご苦労様でした。
横岳と硫黄岳は、まだ登っていないので挑戦したい山です。
また、情報を教えてください。
お疲れ様でした。
2012/7/17 23:01
これからも
 私も、満足のいく天気の中で八ヶ岳って歩いたことがないので、
また今度、ご一緒させて下さい。

(ロックさんもはまったようですよ。)
2012/7/18 17:42
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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