西蔵王〜瀧山〜蔵王〜お釜 今年の紅葉は？・・

2019年10月21日(月) [日帰り]

• GPS: 07:36
• 距離: 14.9km
• 登り: 1,488m
• 下り: 436m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:50
• 休憩: 1:41
• 合計: 7:31

6:46 西蔵王放牧場入口駐車場
7:02 7:02 うがい場
8:27 8:55 瀧山
10:16 10:26 中央高原駅
10:31 10:31 ドッコ沼
10:57 10:57 樹氷の家
11:48 12:37 地蔵山頂駅
12:38 12:39 蔵王地蔵尊
12:49 12:51 地蔵山
13:02 13:03 ワサ小屋跡分岐
13:28 13:34 蔵王山
13:40 13:44 熊野十字路分岐
13:44 13:44 熊野岳避難小屋
13:49 13:49 馬の背分岐
13:59 13:59 馬の背
14:17 蔵王レストハウス内避難小屋

今回からGPSログ取得をスマホから中古のGARMIN etrex20Jに変更。スマホのログと比較したが、比べものにならないくらい精度が高かった。

天候

午前中少し薄日が差すものの、一日通して薄曇り優勢

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

自宅←→山形駅：新幹線
山形駅→西蔵王放牧場（登山口）：タクシー
刈田駐車場（ゴール）→かみのやま温泉駅：無料バス（グリーンエコー号）

コース状況／危険箇所等

台風19号の影響が心配だったものの（特に西蔵王〜瀧山）、特段問題なし。

その他周辺情報

１日２往復ではあるけど、かみのやま温泉駅〜刈田駐車場のバス（グリーンエコー号）に無料で乗車できる。これはすごい。感謝感謝です。

写真

10/20 16:54

登山前日に山形市街から見た瀧山。市民のシンボル（と思う）。昔このあたりに住んでいたけど、険峻な山容で、いつもカッコいいと思っていた反面、その頃は情報がなかったので簡単に足を踏み入れて良い山だとは思えなかった。

10/21 6:40

西蔵王放牧場からスタート。駐車場近くにロッジがある。更にその手前にはパン屋さんとか蕎麦屋さんがあるようで人気なよう。

10/21 6:44

7時少し前で平日のせいか車は1台もなし。

10/21 6:48

暫く放牧場内の舗装路を歩きます。ちゃんと目印があります。

10/21 6:51

朝の気持ちよい時間、放牧場内を気持ちの良い散策ができる。

10/21 7:02

ここを左に入って登山道開始。

10/21 7:02

入ってすぐに分岐。他の方のレポをみると前滝コースで登って乳母神コースで降りる方が多いようだけど、自分はへたれなので危険の少ない乳母神コースで。

10/21 7:06

市街地の上に雲海が。ウェザーニューズの天気予報だと今日は「抜けるような青空」らしいのだけど、果たしてどうなることやら。

10/21 7:08

新緑ではありません（笑）。登山口から暫くの標高700前後だとまだ見頃は先な感じ。

10/21 7:23

中央線沿線のマイナー低山をメインに歩いている自分としてはなんて道幅が広くて歩きやすいことか。

10/21 7:35

標高が上がると少しずつ色づきが感じられます。

10/21 7:36

この位置で標高約1000m

10/21 7:38

この場所が事前の調査で心配だったが実際みるとそれ程大したことなし。

10/21 7:39

上から見るとこんな感じ。下りで使っても問題ないように見えます。

10/21 7:41

間もなく乳母神さまが表れます。

10/21 7:51

強いて言えばここのロープ場だけちょっと登りにくかった。下りだとここが一番気をつけるところかな。

10/21 8:04

途中、通行禁止の大滝コースと合流しますが

10/21 8:04

相当長い間通行禁止になっているんでしょう、大滝コース方面は完全に消失してヤブの中です。

10/21 8:18

だいぶ標高上げてきました。市街のほうはまだ雲海があります。

10/21 8:19

山が黄色に染まっていました。この撮影場所で標高約1300m。もうちょっと太陽が出ていればもっと映えるんだけど残念。

10/21 8:26

ほどなく到着。拍子抜けするほどあっけなく登れました。30年以上前、山形市民だった頃はすごく難易度の高い山のように見えたけど、それでも感慨無量。こんなに思い入れのある山は自分にはほかにありません。

10/21 8:26

いつも不思議に思う漢字問題（笑）。竜山と瀧山、どっちが正しくてどういう使い分けなんでしょうか。

10/21 8:29

瀧山山頂の眺望はとても良くほぼ360°見渡せる。こちらは山形市街。

10/21 8:52

山形市のシンボルと言えばもう一つこのテレビ塔。昔良く自転車でここまで登ってきたことを思い出します。

10/21 8:27

反対側の蔵王温泉側も、いい感じで紅葉しています。

10/21 8:54

これから向かう熊野岳、お釜方面。一見遠そうに見えて内心「なんだ大したことなさそうだ」と思ったことが、いかに浅はかだったかが後で判ることになる。

10/21 8:55

雁戸山ですかね。こちらも紅葉が見頃な感じでしょうか。個人的にこういう険峻な山容は大好き。いつか登りたい。

10/21 9:16

なんとなくススキをアップで。

10/21 9:16

さて中央高原スカイケーブル駅に向かって歩いていきます。少し降りてから振り返った蔵王温泉側の瀧山も色づいています。

10/21 9:19

紅葉はやっぱり日が射さないと映えないですね。

10/21 9:28

山が燃えています。方角的に瀧山の東稜・・・かな。

10/21 9:36

瀧山→スカイケーブル駅間は瀧山山頂直下を除いて歩きやすい散策路という感じです。鼻歌交じりで歩きます。

10/21 9:55

欲を言えば真っ赤に綺麗なモミジというのがこの周辺はなかなか見当たりません。

10/21 10:12

ほどなくスキー場のゲレンデに出る。ここまで来ると一気に「登山」という気分から解かれます。

10/21 10:12

けど人のいない秋のゲレンデもとても良い風情。

10/21 10:14

但しここまで来て、ここから地蔵山頂まで登るのが結構きつそうだ、というのがはじめて判る。

10/21 10:16

中央スカイケーブル駅。今日は動いていませんでした。

10/21 10:28

暫くは一般観光客も歩く散策道。ドッコ沼に向かいます。

10/21 10:33

ドッコ沼付近の紅葉はちょっと今ひとつだったかも。

10/21 10:36

このあたりは一般観光客が多く、ガチ登山の格好をしている自分はものすごく浮いた感があります（笑）。とりあえず一旦熊鈴はしまいました。

10/21 10:43

ドッコ沼周辺の紅葉はいまひとつだけど山全体を眺めるといい感じで紅葉しています。

10/21 10:43

10/21 10:48

ただ標高的に紅葉はこのあたりで限界です。これから地蔵山頂に向かうので紅葉とはさようならです。

10/21 10:50

地蔵山への取り付きの片貝沼周辺まではいい感じの紅葉が続きます。

10/21 10:57

そしてこのゲレンデを直登していきます。

10/21 11:07

かなりの急登です。スキー的には上級者コースだろうと思って調べてみたら中級者コースっぽいです。でもかなりの斜度です。

10/21 11:09

登りがシンドイので何度も後ろを振り返って紅葉を眺めつつ呼吸を整えます。

10/21 11:12

さっき登った瀧山がだいぶ遠くなりました。

10/21 11:47

ひぃひぃ言いながら何とか地蔵山頂駅に到着。お腹がぺこぺこなのでお昼にします。幸いレストハウスは営業中。

10/21 12:03

「炭火焼きチキン入りキノコうどん」だったかな。ネットで調べたときは「芋煮そば、うどん」とあったのでそれを楽しみにしてたんだけど残念ながらメニューが変わったようです。（芋煮は別に単品で売ってました）　とはいえすごく美味しかった。意外にも麺にちゃんとコシがあったのと、鶏肉が本当にしっかりと炭火の風味がした。

10/21 12:39

地蔵山頂駅からは地蔵山頂を経由しないで熊野岳方面に行けますが折角なので登ります。ゆるやかな坂道に見えるけど結構しんどい。

10/21 12:51

地蔵山頂です。少し向こうに見えるのは瀧山。更にその先は月山かな。

10/21 12:51

ここから熊野岳方面は火口周辺ならではの景観。

10/21 12:52

道もごろごろした石が敷き詰められていてちょっと歩きにくい。

10/21 13:02

ワサ小屋跡というところに姥神さまがいらっしゃいます。

10/21 13:02

こういうことのようです。

10/21 13:14

熊野岳山頂に向かうには直登で行くのと巻いて行くのとが選べますが巻きだとかなり巻きそうな感じなので直登で。かなり急登でガレガレだけどさほど登りにくくはない。

10/21 13:28

熊野岳山頂

10/21 13:27

山頂には神社があります。

10/21 13:33

神社前には避難小屋があります。おそるおそる中をのぞいたら・・・うん、まぁ、そうだよね。でもいざとなれば何物にもかえがたいでしょう。

10/21 13:43

こちらは熊野岳避難小屋。火口近くとあってすごく頑丈そうです。

10/21 13:55

これを見ないと帰れません。子供のときに見て以来・・・たぶん40数年ぶり。子供のときにみたときの強烈な印象がこの歳になっても未だに鮮明に思い出されます。相変わらず綺麗なエメラルドグリーン。

10/21 14:09

今日は予報だと抜けるような青空の筈だったんだけど・・・紅葉目的で来たのでちょっとガックリ。

10/21 14:11

こんな樹林が一切ない火口近くで出没するんでしょうか。素朴に疑問に感じましたがどうなんでしょう。

10/21 14:55

無料バスのグリーンエコー号です。ロープウェーを乗り継いで蔵王温泉バスターミナルから山形駅まで行くと3000円超えるのでこれは大きい。ちなみに今日は平日ですが8割がた埋まってました。外人さんが多かったですね。ただ、聞いたところ休日でも今年は満員で乗れなかったということはなかったようです。

10/21 15:51

これは帰りにライザワールドのバス停車時間で取った一枚。このあたりも見頃ですが、この先も天気が悪そうで勿体ない・・・

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

感想

benriya-san

◆相変わらず仕事の都合と天気とがマッチせずどんどん秋は深まっていく・・・そしてやってきた台風19号。次に予定していた仙丈ヶ岳は今年はもう絶望的。山梨エリアにこれほど迄の影響は想像していなかった。ほかに今年予定していた鳳凰三山も、秋になっても天候が安定しない。
◆そこで今回の山行に。山形は高校まで住んでいた故郷。市街地からいつも見える瀧山は、住んでいたときはとても高くそびえて見え、登山に関する情報もないので容易に登れる山ではないと思い込んでいた。なのでこの歳になって比較的短時間で登れる山だと判っても、憧れの思い入れのある山であることには変わりが無い。やっと長年の夢が叶った。

（ルートに関し）
◆西蔵王〜瀧山
　台風前に登ったことがないので詳しくは判らないが、乳母神コースは全般的にとても歩きやすい。数カ所急坂があるものの慎重にすすめば問題ないレベル。
◆瀧山〜中央高原
　こちらも歩きやすい稜線。但し通る人が少ないためか顔にクモの糸が頻繁にあたる。
◆中央高原〜片貝沼
　一般観光客の遊歩道なので・・（以下略）
◆片貝沼〜地蔵山頂駅
　急坂でしんどい以外は何ら問題なし。道も明瞭。
◆地蔵山頂駅〜地蔵山頂〜熊野岳山頂〜お釜
　ガレ場が続くので足元を注意する以外は問題なし。お釜に近づけば一般観光客の遊歩道レベル。

（自己用備忘録）
帰宅時点での疲労度★★★★☆（かなり疲れた）