黒姫山〜妙高笹ヶ峰〜新潟焼山 ・黒姫駅から糸魚川駅への山旅
- GPS
- 24:06
- 距離
- 47.8km
- 登り
- 2,993m
- 下り
- 3,314m
コースタイム
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 10:17
- 山行
- 10:59
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 12:06
天候 | ・11/2:晴れ ・11/3:くもり昼過ぎまで時々晴れ、夕方一時雨 ・11/4:朝まで雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・北陸新幹線、大宮→長野・北しなの線、長野→黒姫(計約8000yen) ◎帰り ・糸魚川バス、焼山温泉0730→糸魚川駅0815(710yen) ・北陸新幹線、糸魚川0913→上野1130(約11000yen) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・黒姫山表登山道 中盤から急登つづき。下山では利用したくない。 ・西登山口分岐〜妙高笹ヶ峰 よく整備されている。途中林道に出る。 ・杉野沢林道(笹ヶ峰〜杉野沢橋) 10月の大雨の影響か、林道が途中で通行止めになっており、その先で土砂が堆積していた。杉野沢橋も護岸が一部崩落していた。何とか徒歩で渡れた。 ・杉野沢橋〜富士見峠 沢の渡渉数ヶ所あるも、飛び石つたって渡ることができた。 ・富士見峠〜焼山頂上 足もと不安定なザレ場や、岩場の登攀あり。経験者向け。下山時にルートを見失った。 ※新潟焼山の火口2km圏内に立ち入る場合、登山計画書の提出が義務づけられています。 https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/bosaikikaku/yakeyama.html |
その他周辺情報 | ・笹ヶ峰キャンプ場は営業期間外(9月まで)、テント張るのはOK(管理所へ事前に問い合わせ済)だが、現地での飲料水やビールの調達は不可能。 ・笹倉温泉日帰り入浴 土日祝850yen ・ゆのかわうちキャンプ場(無人)200yen (入金箱) |
写真
感想
【概要】
・10月中旬にかけての天候不順&マイカーのトラブルにより、2回続けて山行中止によりストレスフルな日々が続く。この3連休も車が使えず、交通機関で山旅ができないか探った結果。
・3連休の初日、北陸新幹線始発便は満員、であれば前夜のうちにアプローチすればよい。そうすれば2日に黒姫山のピークを踏んでも笹ヶ峰まで余裕を持って歩ける。
3日は焼山登頂後、泊岩避難小屋で一晩過ごす予定でいたが、4日は標高約1500m以上で降雪となる見込みであるため3日のうちに下山しておきたい。ガスに覆われたなか、積雪凍結した登山道では道迷いのリスクやスリップの危険を伴う。雨降りにはなるが、麓で一晩過ごした方がよいだろう。
4日は糸魚川市バスで焼山温泉から糸魚川駅へアクセスし、北陸新幹線で帰路につく。これで公共交通機関利用の山旅完となる。
【黒姫駅〜妙高笹ヶ峰】
・1日22時過ぎに長野駅着、北しなの線に乗り換え23時頃に黒姫駅着。そのまま登山口のトイレ併設の休憩所(町民の森休憩所)まで歩き24時前に着き、シュラフにくるまる。先に寝ていた人がいて起こしてしまい申し訳ない気持ちになったが、どうやら登山者ではなく酔っぱらいか何かだった模様。自分が来たせいか、しばらくして去っていった。じゃあいいか(?)
・翌朝06時頃歩き始め、黒姫山を直登するようなルートの表登山道を登る。序盤は緩やか、終盤になるにつれ斜度が増し急登となる。道中誰ともすれ違わなかった。熊が木登りしたとおぼしき痕跡が多数あった。11時頃には賑やかな山頂に着き、ランチ休憩。天気は無風快晴、久々の北信の山岳景観を存分に楽しめた。下山は外輪山を降り大池へ降下、岩に霜が降りていたせいか、滑りやすく何度も足を滑らせた。西登山口分岐で妙高笹ヶ峰へ歩みを進め、途中の沢で一晩過ごせる量の水を沢で確保しておいた。
・妙高笹ヶ峰キャンプ場は営業期間外で、管理棟などは閉鎖されていた。事前に管理所に問い合わせ、テント張ってもよいと回答もらったのでここで初日の夜を過ごす。公衆トイレはあるが、大量のカメムシに占拠されていて不愉快きわまりない。飲料に適した水も得られない。もちろんビールの販売は無いが、想定の範囲内。野営することを想定した計画なのだから。
【妙高笹ヶ峰〜杉野沢橋〜新潟焼山】
・4日の悪天を見越して、3日のうちに苗名滝方面へ歩き、上越妙高駅へ下山することも検討していたが、せっかくの好天日にピークを踏まずには居られない。
6時前に出発し、杉野沢橋を目指しまずは未舗装の杉野沢林道歩き。10月中旬の台風第21号による大雨の影響か、林道は途中土砂流出があり車両通行止め。ここで2台の車両が駐車されていた。杉野沢橋も護岸が一部崩落しており、徒歩でなんとか通過できるレベル。そのうち徒歩でも通過できなくなるかも。
・杉野沢橋からはいよいよ焼山へ向けて沢沿いを進む。最初の尾根の取り付きで一部道を見失い余計な渡渉をしてしまったが、踏み跡はわりとしっかりしており、要所にピンクテープがあったおかげで大きなタイムロスせずに歩けた。
何度も渡渉はするが、すべて靴を脱がずに通過できた。バリエーション入門には最適か?
・焼沢で水を1Lほど確保、ここからいよいよ九十九折の急登区間へ入る。
事前に情報収集していたところによると、相当な藪を想定していたが季節柄すでに枯れ果てていて、踏み跡は明瞭で道迷いする要素は無かった。
富士見峠手前に短いながら笹ヤブが現れ、崩落地のトラバースがありかなり危険。バランス崩したら生きて帰れないと思う。
・泊岩に大荷物をデポし、いざ新潟焼山のピークへ。ここで今日初めて人を見かけた。約5名、みなさんどうルートどりしてきたのだろう。
火山地形特有の岩場やガレ場があり注意を要する。山頂直下の岩場には雷鳥が群れをなしていた。パッと見だけでも10羽はいた。噴気活動は以前より落ち着き、轟音は聞かれなかった。硫化水素臭はした。
【新潟焼山〜ゆのかわうちキャンプ場(下山)】
・焼山を13時に出て、泊岩を14時前に下山開始。同時に雲頂約2kmの下層雲が広がり、下山は終始ガスの中。16時台の終バスには間に合わないだろう。地形図を見て分かる通り、幾つもの火山性の谷を登下降した。崩落しているところもあり、注意を要する。どこかしらに水場があるだろうと勝手に妄想していたが、若い焼山溶岩台地は間隙率が大きく降った雨はすぐに地中に染みこむ。からさわシェルターで一晩過ごしたかったが、水不足によりゆのかわうちキャンプ場まで日が暮れつつも歩く。
笹倉温泉で入浴でき、ビールも手に入ったので結果オーライ。
4日の悪天候なため予定を1日早めて下山したかったがために、湯を沸かしてコーヒーを飲み時間的余裕すらない山旅となってしまった。重量装備でこのようなことはしたくないが、ここ1ヶ月山に行けなかったので仕方が無い(?)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する