赤岳〜横岳〜硫黄岳 晩秋の南八ヶ岳縦走
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 12:14
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,767m
- 下り
- 1,764m
コースタイム
- 山行
- 9:59
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 12:14
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
横岳付近にカニの横ばい。人によっては難所かも |
その他周辺情報 | もみの湯(650円) |
写真
感想
木曽駒空木岳縦走以来だらっとした山行が目立ったので活を入れるべく赤岳から硫黄岳の日帰り縦走を決行。と言う名目のケチケチ山行w
前日美濃戸口の駐車場に車をとめ、車中泊。やまのこ村までの林道は台風19号の影響で橋が崩れて車両通行止めなので朝は早めの4時半に出発。
とちらにしても林道は未舗装でもともと車高が低めの僕の車では行けませんです。
鹿に見つめられながら暗い林道を一人歩いて約一時間でやまのこ村に到着。少し先に美濃戸山荘があり、そのすぐ先が南沢ルートと北沢ルートの分岐。まずは南沢で赤岳を目指します。
登り始めてしばらくは比較的緩やかな山道で、ときどき橋を渡ったりちょっとした渡渉を繰り返しながら登ります。途中で追いついてきた方と話をしながら歩いてました。その方は赤岳ピストンの予定とのこと。自分は前日は一日かけて下道で来たこともあって疲れが残っていたのか体がダルい。。
とはいえまだそんな大変な道ではなく、どんどん標高を上げて沢の水がなくなり開けた場所に出ると目の前に赤い岩壁。ここまでくると行者小屋はすぐ近く。赤岳を背景に行者小屋で休憩後、本当は文三郎尾根で登る予定でしたが、一緒に歩いていた方が地蔵尾根で登るというので僕もそうしました。
地蔵尾根に入りしばらく登ると急階段。このあたりから道は険しくなってきました。登るに連れ急階段や鎖場がなんどもでてきました。そして展望もよくなり北アルプスから御嶽山まで見渡せるように。いい景色見ると体のだるさが吹き飛びました。途中に凛々しい顔をしたお地蔵さんが居ました。
しばらく一緒に行動していた方はペースが落ちてきていたので、縦走する自分は時間の都合でそのまま別れて再びソロで登りました。稜線で登りきると地蔵の頭。ここにも道標の下にお地蔵さんがいました。
稜線に出ると風が強い。フードをかぶりながら赤岳展望荘の脇を通り、赤岳山頂へ。稜線を歩いてると富士山が裾野からくっきりよく見えました。昼から曇りの予報だったので、まだ持ってくれてよかった!
山頂への登りは急登で岩に雪が付いた場所がありましたが、自分の感覚ではアイゼンつけるほどではなかったので(付けてる人もいます)そのまま登りました。もうちょっと積もってたらアイゼンつけてました。
赤岳頂上山荘までのぼると山頂はすぐそこ、人がたくさんいました。
しばらく休憩してから赤岳展望荘まで下りてお湯やらバッジやらを買ってから横岳へ。お湯は茶葉を入れてお茶に。あとFD飯に。
横岳に向かってると太陽が出てきて暑かった。
三又峰というところまで登り、標識も何もないピークでここが横岳なのかな〜?とそこにいた人達と話してましたが、ここは違いました。
というより、横岳に含まれるピークというのが正確な言い方か。横岳は複数のピークの集まり。もっと先の奥の院というピークに横岳の標識が経っていました。
横岳の奥の院でFDの赤飯と焼き鳥を食べてエネルギーチャージ。奥の院までは結構岩場とかある難所です。奥の院から降りるとカニの横ばいといわれる難所もあります。
下り切るとあとは比較的安全。”横岳側から見れば”木曽駒のような緩やかな山頂をもつ硫黄岳へはガレた登りですが危険は感じません。硫黄岳に登りきると、その反対側が見えます。とてつもなく抉れた爆裂火口。噴気さえ出ていないものの火山であることを否が応にも感じさせられます。
広い硫黄岳山頂でも少し休憩、というか火口の淵を歩けるようになってるのでザックをデポって見に行きました。
下山は赤岳鉱泉を経て北沢ルートで美濃戸口へ。赤岳鉱泉のメニュー見てるとがおいしそうで何か食べたかったんですが、時間もあまりないしパス。北沢を下ってると時々硫黄の匂いのする赤い小川が流れていました。
そして堰堤広場まで下るとあとは広い林道。とちゅう林道をショートカットできる場所がありました。ほぼ予定通り美濃戸山荘に到着。
計画段階で標準CTの0.9で計算していましたが、今回カメラ撮影も結構したし、休憩も割ととったので丁度よかったです。計画通りだったので焦らずに過ごせました。本当はもうちょい早く下りれるかとか思いましたがw
霜柱ができるような気温でしたが、今回の登山中、試しにワークマンのパーカー?ムーブアクティブ ライト フーディとかいうのを着ていました。程よく風を遮ってくれるしフードもついているのでかなり役に立ってくれました。まあ厳冬期の強風では無謀でしょうが。フリースやネックゲイター、ハードシェルも持って行ったけどほぼ使わずただの重しとなりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
![](https://yamareco.info/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fmodules%2Fyamainfo%2Fupimg%2Fpt%2f39e84a1c42e27446ff82874cc314a442.jpg)
標高差も距離も梯子&鎖場の数も段違いでした。私には1日では無理に思えました。
mono-さん、本当に完全復活ですね。
まず小屋の「山なめんなよ」や「休憩無料」に愛を感じました。
赤岳からの富士山と360度パノラマや硫黄岳からの爆裂火口と360度パノラマ、
どちらも絶景ですね。(途中も景色が良いです)
蓼科山、確かに晴れてたら景色が良さそうな感じに見えました。
本当に濃い山行で癒されました。
ありがとうございます^^
なかなか大変な行程でしたが、木曽駒〜空木岳に比べればまだ楽だったかな、という山行でした。
「山なめんなよ」のカモシーは行者小屋の番長キャラらしく、LINEスタンプもあるみたいですw
八ヶ岳の山小屋の方が台風による通行止めを早急に復旧させたり、林道の整備もSNS発信を狙った看板キャラ等、赤岳に来てほしいという努力が垣間見えます。
山の上から富士山を見ることは何度もありましたが、裾野からというのは今回が初めてでした^^
天気も相まって、なんというかまるで絵画を見ているような景色でした(*´ω`)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する