♪大峰シンフォニーホール♪ へようこそ! 〜八経ヶ岳〜
- GPS
- 09:30
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,389m
- 下り
- 1,382m
コースタイム
天候 | 曇り、ほんの一時日差し。 午後にわか雨数回。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トンネル西口の登山口に登山ポストがあり、登山者カードも備えてあります。 |
写真
感想
GWに大風で撤退した大峰奥駆道に、今回はちょっと趣向を変えて入ってみました。
「雨でもガスでも」楽しむことには支障がないのを経験で知っているのですが、今回はもう少し積極的に「雨を、ガスを楽しむ」目的で出かけてみようと思ったわけです。
「雨でもガスでも」の「でも」の言葉の裏には「晴れを望んだけど雨でも仕方ない」との気持ちが隠れていそうで、他人から見ればちょっと言い訳じみて聞こえるニュアンスですよね。
この「でも」を消してみようと今回の計画なんですが、こんなことをこねくり回して頭の中で転がしているのが好きなもので、行き先は大峰になりました。
雨やガスの確率は言うまでもなく、日本の森の原風景の中をあれこれ頭を忙しくさせながら(考え事をしながら)歩いてみたいと自分でもちょっと妙な動機です。
前夜に自宅を出て一般道を約130km。
スムーズに走って夜中には現地について車中で仮眠を取ります。
土曜日の夜ですが車の台数は多くなく、この駐車場の脇でテントを張っている人もいます。
1時間程度は寝たのでしょうか、最近少し睡眠不足の気がある私は出来ればもう少し寝ておこうと体を2転3転させますが何しろ小さい車、節々が痛くなるだけで時間が過ぎるのを待つのみでした。
早めに車を出て準備を始め、スタートしたのは5時。
前回と同じルートを登ります。
登山口は大丈夫でしたが登り出すと案の定ガスに包まれます。
出だしの急勾配を呼吸を整えながらゆっくり登りますが、予想以上に暗い山中です。
奥駆道出合から稜線歩きが始まりますが、ふと気がついて耳を澄ますと聞こえるのは小鳥の声。
前回のような猛烈な風の音は全くなく、そよとも動かない空気をかすかに震わせて聞こえてくるのですが、ガスの吸音効果のおかげで変な響きを伴わずに一羽一羽の声が明瞭に聞き分けられます。
目を閉じると頭の中に3次元の空間が広がって、一羽ごとの声の位置が点で感じられます。
昼間の街中のすずめやカラスの騒々しいさえずりではなくて、配置の決まったオーケストラの演奏のようにハーモニーを奏でているようです。
自然の音響効果の絶妙さをしばらく立ち止まって楽しんでいましたが、いきなりガスの楽しみを見つけてしまった今日はなんだかついていますよ!
弥山(みせん)の山頂に着くころには意外にガスが晴れ出して、やたらと明るくなってきました。
道の両側はコケで埋め尽くされていて、稜線のほとんどが緑のじゅうたんを敷き詰めたような豪華さです。
八経ヶ岳も予想外に全貌を見せてくれて、大峰の山には珍しい女性的な緩やかな裾野を広げています。
そのピークに至る途中に自生しているのがオオヤマレンゲでした。
皆さんのレコに出てきたのを見て自分でも是非一度見たいと思っていた花です。
花の大きさ、白さ、優雅さにどうしても足を止めて見入ってしまう存在感ですね。
由紀さおりさんを連想したのをわかってくれる人もいると思うのですが?
コケの広がる地面を眺めながら写真に収めながら、緑の濃淡を堪能して歩きます。
地面すれすれに視点を落としてコケを逆に見上げると、とたんにコケが演技を始めます。
ちょっと格好をつけてポーズを決めてみたり、わがまま言って地面に寝そべろうとしてみたり、割とやんちゃがそろっていそうですよ。
狼平の避難小屋で昼食と若干ののんびりタイム。
避難小屋も立派なもので、食料さえ確保していれば避難小屋で夜を過ごすのになんの問題もなさそうです。
火気に充分気をつけることと、ゴミを残さないこと。
使用のルールは言うまでもないのですが、周辺の地面も拾えるゴミがあればと一通り見て回ります。
ボランティアの意識なんてないのですが、せめて山にはホッと一息ついてもらおう。
ここの山域はゆっくり時間をかけて縦走してみたいものです。
奥駆道しかり、そこを外れての峰も拾って歩きたいですね。
最初の目的をいつの間にか忘れていましたが、ガスが消えてしまえば晴れ間を楽しむ山歩きで充分ですよね!
小鳥のオーケストラにいきなり満点をつけてしまってもうつける点がないです。
ガスがあってもなくても、どんな条件の下でもいいもの探しは出来ます。
見つけたものでどれだけ遊べるかは自分の想像力次第です。
テンションさえ下がらなければ遊び方なんていくらでも作れますよね♪
・・・そんなことばかり考えてるから成長しないんだ!
そんな突っ込みはもらい慣れています(笑)
ここの森はいいですよ!
自分の心を取り戻したいときに時間を過ごしたいところです。
日帰りの急ぎ旅でしたが、時間も当初の目的も忘れて(笑)癒してもらいました。
「そうよ、鹿さんはその網目の渡り板は足をふみはずすから通れないのよ。本当よっ」バンビ
「息を殺して見守ってくださってありがとう 」大山蓮子
ムッシュさんがところどころポエムチックなので、
私は動物チックと、お花チックで攻めてみました。
ここのところ山三昧でいいですね〜。
ps・>小鳥のさえずりがオーケストラの演奏のようにハーモニーを奏でているようです。
コメントしづらいですが・・・ひょっとして恋の予感ですか?
それとも・・幻覚?幻聴? 妄想〜?
大山蓮子さん、こんばんは
おっちゃんは元気がなくて、そんな予感などいつの話か・・・ゴホゴホ
幻覚でも幻聴でもなくて、オーディオの趣味の人ならけっこう共感してくれるんじゃないかと思っています。
「バイオリニストの指の動きまで再現する解像度!」なんて宣伝文句がならぶ世界が見事に現実の音になっていましたよ
ちょっと遠征が続いています
来週は長野に
・・・あれこれ悩みは尽きませんが、山に行くことだけは悩む余地がないのでとりあえずはいいもの探しに
八経ヶ岳は一度は行ってみたい山です!
カエルといい51の花といい、ガスといい比良と似ていました。
山の味わい方も似ている気がします。
長野、気をつけて楽しんできてください。
11枚目は、ショウキラン(鍾馗蘭)ですよ。
元気に毎週登山で、monsieurは、絶好調ですね。
churaも、子どもたちとの夏休み登山がたのしみです。
立山、唐松、白馬、木曽駒、御岳などどれだけ実現できるかな。
大峰山系、行ってみてください!
「山深い」という言葉が実感を伴って迫ってきます。
「太古の」、「原風景」、「もののけ姫の森」・・・
こんな形容が頭を飛び交います。
比良は自分を包んでくれる柔らかさのような印象ですが、大峰でのこの2回に限っての印象は、息を潜めて耳を澄ましていたくなります。
(言い方が下手でごめんなさい )
やっぱり時間をかけたいところですよ
今週は遠征を控えようと思っているんです・・・
子供さんとの山ライフ、現在と未来の両方に夢のある素晴らしいことです
子供さんを引っ張り回そうというのではなくて、意志を尊重しながらお互いに前を向いている様子がとてもりりしくて素敵です
ステップアップの1段は低いほど何度も喜べる
・・・私の座右の銘のひとつです。
(書くとなんだか情けない?)
また覗かせてくださいな
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