第24回定例山行 贅沢な快晴を歩く。鳩待峠から至仏山


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 878m
- 下り
- 836m
コースタイム
28日4時ごろ戸倉着
同4時半ごろ鳩待峠行きマイクロバスに乗り換え
同5時過ぎ 鳩待峠着
5:30 鳩待峠を出発
6:20 山の鼻に到着
(尾瀬ケ原の入り口付近を散策)
7:00 山の鼻を出発
9:30 至仏山(昼食)
10:40 小至仏山
11:00 オヤマ沢田代
12:30 鳩待峠
天候 | 早朝は曇っていたがすぐに晴れ、その後はほぼ快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳩待峠から山の鼻までは樹林帯の木道を緩やかに下る。山の鼻から至仏山頂まではかなりの急登。アップダウンやトラバースも全くない直登が続く。森林限界が低いため登り始めて間もなくハイマツ帯となり、三点支持が必要な個所や鎖場も出てくるが、危険を感じるほどではない。 登山道の脇にはさまざまな高山植物が咲いているが、植生保護のためロープが張られ、立ち入り禁止になっている。なお、このコースはかつて登山者に踏み荒らされて裸地化し通行禁止になった経緯があり、現在も下山に利用することは禁じられている。 燧ヶ岳や尾瀬ケ原、越後三山々など360度の展望がすばらしい至仏山頂から小至仏山までは広々とした尾根道。オヤマ沢田代を過ぎると樹林帯の湿原となる。 最大の注意事項は岩場で足を滑らせないこと。ルート全体が蛇紋岩という種類の岩石に覆われており、濡れていなくても滑りやすい。登山者の靴底で磨かれてツルツルに黒光りしている個所もあり、足を載せる時は十分な注意が必要。 |
写真
感想
暑かった。水を2リットル飲んだので、その分の汗は出た。でも使ったエネルギーより、取り込んだエネルギー(ビールと食い物)が多かったのでまたも体重増となった。この二律背反的バランスシートは何とかならんか。
山の鼻から山頂まで最短距離の直登で絞られる。登山道を作った人はよほど曲がったことの嫌いなお方だったのだろう。それは良しとしても、登山道を覆うなんじゃもんじゃ岩(蛇紋岩)の滑りやすいこと。雨の日なら御免こうむりたい。受験前にはこの山に行かぬこと、縁起が良ろしくない。
好天下の眺望に堪能した。尾瀬ヶ原、尾瀬沼が箱庭のように見下ろせ、遠くを望めば、福島、群馬、新潟の山々(山座同定しなかった)が見渡せ、足元にはお花畑が広がる。稜線ではそよ風が汗をぬぐう。結構毛だらけ、いや汗だらけな山行でした。
帰りの新宿で「半額大魔神」のご好意にあずかり、更に1人平均ビール2リットルを補給したのは、この会の奥ゆかしくも大きな声では他言できない伝統である。
▲お日様の直射は厳しかったけど、稜線の風が天の恵みでした。前に行った時(1993年10月)、山ノ鼻−至仏山は植生回復のため閉鎖されていて、鳩待峠からピストンだった上ずっと雨。今回は全部返してもらった気分になりました。誰に何を貸してたわけでもないんですが。
尾瀬には4回ほど行っていながら、燧ヶ岳も至仏山も登ったことのない私には貴重な機会になりました。計画してくれた会長と同行者の皆さんに感謝しています。
優しい山容に似ず、ひたすら直登・急登が続く登山道にカンカン照りの太陽が加わり、たっぷり汗を絞られましたが、それだけに山頂からの雄大な眺望が感動的でした。
また、少しだけ散策した尾瀬ケ原と山の鼻〜至仏山頂の登山道は高山植物の宝庫で、大いに収穫がありました。名前を調べきれなかったものが多いのが残念ですが、引き続き調査します。
メボソムシクイ、コマドリ、ホトトギスなど山ではおなじみの鳥たちが鳴いていましたが、今年初めてカッコーの声を聞けたのもうれしかった。
帰りのバスを待ちながら鳩待峠で食べたイワナの塩焼きも最高でした。次は燧ヶ岳にも登りたいし、改めて尾瀬ケ原も歩きたい。後者は今まで夏場ばかりだったので、草紅葉の季節が狙いかな。
尾瀬という場所に初めて来ました。湿原の美しさ、花の可憐さ、青空のすがすがしさに圧倒される思いでした。丹沢や北アルプスとはまた違う晴れやかな自然ですね。
ただし、なだらかな山容とは別人のような急登に次ぐ急登、そしてきつい日差し。熱中症にならないように、ペースに非常に気を使いました。スポドリと水を合わせて2・5リットル飲みました。今年一番の多さでした。夏山を全身で堪能することができました。
特に、至仏山山頂直下からの青空が美しく、忘れられない。この道を歩き続ければ、大空に登れるような風景。そんなことはないと分かっているのですが、ついついそんなことを思ってしまいました。
今回も、山っていいな、と素直に思えました。
尾瀬は4回目の訪問です。水芭蕉2回と紅葉1回で、登山は初めてでした。至仏山の山頂は、登っても登っても、逃げていきます。仰ぎ見て、空との境目まで行けば頂きかと何度も思います。アルコール漬け、主にビール腹の身体での直登は、厳しかったです。しかし、天候に恵まれて、360度の眺望を目に焼き付けることができました。鳩待峠のロング缶ビールは500円で、焼き岩魚は630円。こちらも堪能しました。次回は、燧ケ岳の山頂から、至仏山を見たいと思います。
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