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Yamareco

記録ID: 211193
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳 花の稜線 〜白馬大池にBC2泊

2012年07月26日(木) ~ 2012年07月28日(土)
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
48:27
距離
19.2km
登り
1,422m
下り
1,393m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

26日:栂池登山口9:50 - 11:00天狗原 - 12:45乗鞍岳ケルン - 13:30白馬大池
27日:白馬大池4:05 - 6:40小蓮華山 - 8:00白馬岳〜頂上山荘9:00 - 10:25小蓮華山 - 11:50白馬大池
28日:白馬大池7:45 - 8:12乗鞍岳 - 9:05天狗原 - 10:05栂池登山口

電池切れのためGPSログは船越の頭〜白馬岳が欠落
 
天候 26日:曇り のち 晴れ
27日:晴れ
28日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
 
栂池スキー場駐車場 1日300円
栂池自然園までゴンドラ+ロープウェイ往復 3000円
 
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト:栂池ゴンドラ乗り場近くの登山相談所で投函
■道の状況:
(栂池〜天狗原)樹林の中の急登だが危険箇所なし
(天狗原〜白馬大池)乗鞍岳斜面に雪田残る。心配なら軽アイゼン持参。大池までは大きめの岩ゴロの道
(白馬大池〜白馬岳)危険箇所はないが、稜線が長いので雨具などの装備は十分に
 
ゴンドラ乗り場前の相談所に登山届を投函してスタート
2012年07月29日 22:53撮影 by  iPhone 4S, Apple
7/29 22:53
ゴンドラ乗り場前の相談所に登山届を投函してスタート
平日なのにロープウェイへの乗り換えでは行列ができる
2012年07月29日 22:53撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 22:53
平日なのにロープウェイへの乗り換えでは行列ができる
栂池平から見上げる乗鞍岳の雪田
2012年07月29日 22:53撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 22:53
栂池平から見上げる乗鞍岳の雪田
天狗原でひと息
2012年07月29日 22:53撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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天狗原でひと息
乗鞍岳の雪田を登りながら振り返って天狗原を見下ろす
2012年07月29日 22:53撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 22:53
乗鞍岳の雪田を登りながら振り返って天狗原を見下ろす
白馬大池が見えてきた
2012年07月29日 22:53撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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白馬大池が見えてきた
池の周りではチングルマが盛り
2012年07月29日 22:51撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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池の周りではチングルマが盛り
蓮華温泉側ではハクサンイチゲとチングルマが競う
2012年07月29日 22:51撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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蓮華温泉側ではハクサンイチゲとチングルマが競う
平日だが夏休みに入った中高生の団体などでテント場は盛況
2012年07月29日 22:53撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 22:53
平日だが夏休みに入った中高生の団体などでテント場は盛況
昇ってきた金星(明けの明星)は木の影を湖面に映すほどの明るさでビックリした
右斜め上のやや明るい星は木星
2012年07月30日 09:35撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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7/30 9:35
昇ってきた金星(明けの明星)は木の影を湖面に映すほどの明るさでビックリした
右斜め上のやや明るい星は木星
増感してみると他の星の光も水面に反射しているのが分かる
2012年07月30日 09:37撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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7/30 9:37
増感してみると他の星の光も水面に反射しているのが分かる
日の出前の大池の青黒い水面
後方は妙高山系
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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7/29 22:52
日の出前の大池の青黒い水面
後方は妙高山系
妙高の肩からの日の出
微速度撮影中でカメラが使えないのでiPhoneで
2012年07月29日 22:53撮影 by  iPhone 4S, Apple
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妙高の肩からの日の出
微速度撮影中でカメラが使えないのでiPhoneで
ミヤマキンポウゲと雪倉岳
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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ミヤマキンポウゲと雪倉岳
船越の頭から小蓮華山を眺める
長いなあ〜という感じ
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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船越の頭から小蓮華山を眺める
長いなあ〜という感じ
ミヤマアズマギク?
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:52
ミヤマアズマギク?
小蓮華山は偽ピークに二、三回騙されてガックリする
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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小蓮華山は偽ピークに二、三回騙されてガックリする
小蓮華山頂直前に現れるキンバイ、ハクサンイチゲなどのお花畠と白馬三山
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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小蓮華山頂直前に現れるキンバイ、ハクサンイチゲなどのお花畠と白馬三山
遠くなった白馬大池を振り返る
山頂の湖ということがよく分かる
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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遠くなった白馬大池を振り返る
山頂の湖ということがよく分かる
宝剣が突き刺さる小蓮華山頂
白馬岳への道筋が見えてくる
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:52
宝剣が突き刺さる小蓮華山頂
白馬岳への道筋が見えてくる
三国境
GWの遭難事故の跡を示すものは特にない
あと200mの登り
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:52
三国境
GWの遭難事故の跡を示すものは特にない
あと200mの登り
馬ノ背の斜面に咲くシナノキンバイ
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:52
馬ノ背の斜面に咲くシナノキンバイ
もう一回、これを登り越さないといけない
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:52
もう一回、これを登り越さないといけない
やっと剱が見えた
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:52
やっと剱が見えた
登り道沿いにとりどりの花が咲く
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:52
登り道沿いにとりどりの花が咲く
白馬山頂まであと少し
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:52
白馬山頂まであと少し
タカネツメクサ?
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:52
タカネツメクサ?
山頂の方位盤
2012年07月29日 22:52撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:52
山頂の方位盤
帰路、馬ノ背方面
右が信州側で切れ落ち、左は富山側でなだらかな、典型的な後立山地形
2012年07月29日 22:53撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:53
帰路、馬ノ背方面
右が信州側で切れ落ち、左は富山側でなだらかな、典型的な後立山地形
花の斜面と飛行機雲
2012年07月29日 22:53撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:53
花の斜面と飛行機雲
小蓮華山にもガスがかかってきた
2012年07月29日 22:53撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:53
小蓮華山にもガスがかかってきた
船越の頭のピークで沢山の人が休んでいる
2012年07月29日 22:53撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:53
船越の頭のピークで沢山の人が休んでいる
大池に戻ってきた
テント場はまだ空いている
2012年07月29日 22:53撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
7/29 22:53
大池に戻ってきた
テント場はまだ空いている
2日目の夕焼けもきれいだった
2012年07月29日 22:53撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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2日目の夕焼けもきれいだった
下山日の朝
ゆっくりと準備
2012年07月29日 22:53撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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下山日の朝
ゆっくりと準備
乗鞍岳への登りから振り返る
大池と奥にガスのかかる小蓮華山
2012年07月29日 22:53撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 22:53
乗鞍岳への登りから振り返る
大池と奥にガスのかかる小蓮華山
乗鞍岳への岩の道
重い荷物に堪える
2012年07月29日 22:53撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 22:53
乗鞍岳への岩の道
重い荷物に堪える
行きにも見たこの景色
山行も終わりに近い
2012年07月29日 22:53撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 22:53
行きにも見たこの景色
山行も終わりに近い
栂池平の建物群が見えてきてホッとする
2012年07月29日 22:53撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 22:53
栂池平の建物群が見えてきてホッとする
登山口に帰還
お疲れ様!
2012年07月29日 22:53撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
7/29 22:53
登山口に帰還
お疲れ様!

感想

花の具合はどうだろうか?と気にしながら白馬大池に泊まって白馬岳へ往復する計画。
今回は星の写真も撮りたいのでテント2泊することにした。

荷物を作りながらカテゴリー毎に重さを計っていると、途中で合計重量が20kgを越えることがほぼ確実になったので、怖くて計るのを止める。
カメラ関連だけで5kg以上ある…。

栂池平の登山口から上を窺うと雲がかかるが、青い空が見えているので好天を確信。
このルートは2年前に初めてのソロキャンプで歩いた道。
(⇒ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-71300.html
その時は荷物の重さに耐えきれず、歩き始めて30分もしないうちにダメなのではないかと思った。
今回は歩き方も身に付けたためか、天狗原まではあまり苦に感じることもなく到着。

ところが、ここから乗鞍岳の岩と雪の斜面を登るうちにどういう訳かえらく消耗。
足が止まって、天狗原から大池まで2時間半もかかってしまう。

大池のテント場は既に結構埋まっていた。
平日とはいえ夏休みに入っているので、先生に引率された中高生の団体や海外からのグループなどで賑わっている。
テントは一人500円/日。飲料水は無料。
2年前と違い、トイレにペーパーが備えられた。

池の周囲の花の状況は、ハクサンコザクラが既に終わりかけ、チングルマが最盛期。少し離れるとハクサンイチゲもよく咲いている。
池に近いエリアはチングルマの保護のために幕営禁止になっていた。

日が落ちるとガスが出てきて、また上弦の月が空にあるので星の撮影には向かず、早めに就寝する。
2時頃に目を覚ますと既に月は落ち、雲もなくて星が見える。
池の岸辺にカメラを備え、対岸の山の上に顔を出したばかりの金星を中心に撮影。

すると向こう側の岸辺でライトを点滅させる者がいる。
最初はやはり撮影している人がヘッドランプの灯りを消せと警告しているのかと思ったが、その後も何回も点滅があるので、遭難の可能性もあるかと小屋の人を起こして事情を話す。
小屋の人は見に行ってくれるとのことだったが、確認せずに撮影を中断してテントに戻る。
明るくなってから場所を確認すると、小屋から100mも歩けば行けるところだったので少なくとも遭難の可能性はないと安心。

日の出前に大池を出発し、池が見えるところまで登って日の出を待つ。
空が暗い青から次第にオレンジに変わり、その下に青黒い湖面が浮かんでいる絵は2年前に初めて見てから気にいっている。
D800で日の出の様子を微速度撮影しながら、日が出てきたところをiPhoneでも撮影。

その後、撮影をしながらゆっくりと白馬岳まで歩く。
2年前に比べると、雪の残っている場所が少ないので歩きやすく、稜線の花の種類や数も多い。
早い時間帯には標高の高いところにはガスが残っていたが、頂上へ着く頃にはすっかり晴れ、2日目も好天!
頂上山荘まで下り、2年前と同じくコーヒーを頂いてから元来た道を戻る。

白馬大池に戻ると、昨日以上の混雑ぶりでテント場は足の踏み場もない状況。
5時を過ぎても到着する登山者が後を絶たない。
ビールを飲みながら、池の岸辺の岩の上でそれを眺めているのは何とも幸せな気分だった。

この日も早めに寝て、翌朝は2時に起き出し、金星が昇ってくる前から微速度撮影を仕掛ける。
3時を過ぎるとテント場は早くも出発する登山者で騒々しくなる。
星の撮影を終えて暫くテントの中で休み、日の出前から今度は池と山に日が当り始める場面の微速度撮影。

辺りのテントが大方撤収してから後片付けを始めて、8時少し前に下山開始。
最終日も良い天気だが、土曜日とあって大変な人数の登山者が後から後から登って来る。
ちょっと心配した乗鞍岳斜面の雪田の下りも楽に切り抜けて、2日前に登り始めたのと同じくらいの時刻に登山口へ戻った。

狙い通り、最初から最後まで好天で、ほぼ完璧な山行となった。
 



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技術レベル
2/5
体力レベル
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利用交通機関:
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