北沢峠からの定番 甲斐駒と仙丈
- GPS
- 27:09
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 2,256m
- 下り
- 2,256m
コースタイム
7:34北沢峠-9:39-駒津峰-10:15直登分岐-直登コース-10:58甲斐駒ケ岳11:38-13:44仙水峠-14:55北沢峠
7/31 仙丈ヶ岳
4:26北沢峠-5:45大滝の頭-6:39小仙丈ヶ岳-7:42仙丈ヶ岳8:25-8:48仙丈小屋-9:30馬ノ背ヒュッテ-10:05大滝の頭-10:55北沢峠
天候 | 7/30 晴れのち夕立 7/31 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
翌朝、芦安始発の広河原行きに乗り、広河原で始発の北沢峠行きに乗り換える。 最終日、北沢峠13:05発の広河原行きに乗り、広河原から乗合タクシーで芦安まで戻る。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■甲斐駒ケ岳 双子山経由で登る場合、駒津峰まで特に危険なし。駒津峰から少し岩場が現れるが特に問題となる岩場はなし。直登/巻道分岐から直登ルートを選ぶと、大岩を越えながらの登りとなり危険はないが、1つ1つのアクションが大きくなり、体力的に消耗する。大岩地帯を抜けて頂上直下は白ザレとなり登りにくいが一頑張りで頂上に着く。直登ルートは下りで使うには嫌だと感じた。 下山は巻道を辿るが、白ザレで滑りやすく、滑らない様に気を使う。樹林帯に入りしばらく下ると仙水峠に着く。仙水峠からしばらく、岩石帯を抜けていくが、濃霧時などは道を失わない様に注意が必要。所々にケルンが積んであるのでそれを目印に進むとよい。また樹林帯に入り仙水荘を通り過ぎ沢沿いを進むと、駒仙小屋に到着する。 ■仙丈ヶ岳 大滝の頭まで樹林帯を歩くが危険個所はなし。大滝の頭を過ぎて少しすると、森林限界となり視界が開ける。小仙丈ヶ岳を越えて仙丈ヶ岳まで多少のアップダウンがあるが気持ちの良い稜線歩きが楽しめる。仙丈小屋へ向かってカールをぐるっと周り、馬ノ背方面へ下っていくと、整備されたハイキングコースのような散策路のような雰囲気の道を進む。植物を見ながら明るい気持ちの良い道になっている。 分岐を馬ノ背ヒュッテへ進み大滝の頭方面へ向かうと、山腹をトラーバースする道に変わり、いくつかの小さな沢を何度か渡る、これまでとは一風変わった道となるが、甲斐駒や鋸岳が時折姿を見せ、楽しめて歩ける。大滝の頭まで着けば、あとは樹林帯の尾根を下るだけ。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
土日で甲斐駒を黒戸尾根で登る予定だったのが、仕事で予定変更となり、初めての甲斐駒ということで北沢峠から一気に仙丈ヶ岳も登ってしまおうと定番コースを行ってきました。
■甲斐駒
北沢峠からの甲斐駒はせっかくだから色々な道を歩きたいと思い、双子山ルート→直登ルート→巻道→仙水峠ルートで行くことにします。
登り始めは快晴だったこの日、双子山ルートで登っていくと森林限界まで出ると背後に北岳や仙丈ヶ岳が見えてきます。とその時すでに北岳には雲の塊が上昇中。もしかしてせっかく来た甲斐駒はガスで景色見えずか?とこの時点でなってきます。駒津峰まで到着し、摩利支天と一緒に甲斐駒の写真を取ろうとカメラを構えると、雲がサーッと現れ姿を消してくれました・・・(泣)
撮影をあきらめ、先に進むと、お待ちかねの直登ルートと巻道の分岐点に到着します。後ろか足の速い母子に追い付かれたので、道を先に譲りますが、直登と巻道とどちらが早く登れるか?と問われましたが、地図には直登ルートのコースタイムは書いていません。というか破線。地図を見せると直登ルートを行くというので、後を着いていくことにしました。それにしてもこの母子、子供は速いしお母さんは元気で、良い感じの母子でした。直登ルートは大岩をいくつも越えていく感じですが、危険と感じるような個所はないですが、手や足を総動員して動かすので体力を消耗します。そして下山に使うにはちょっと下りにくそうです。
大岩地帯の終わりで母子を追い抜きここから頂上までは白ザレで歩きにくかったです。白ザレ地帯を登りきると頂上に到着でした。
辺りは真っ白で景色は見れませんが、日差しはとにかく暑かった。
下山は巻道ルートを取りますが、直登ルート同様に頂上直下は白ザレで滑らない様に注意sて歩きます。駒津峰まで辿り着くと、ついに雨がぽつぽつとやってきて、樹林帯に入ったので大丈夫とやり過ごしていたのですが、いよいよ本降りになってしまい雷もゴロゴロと鳴りだし、ちょっと焦り。レインウェアを着て仙水峠に着いたのですが、開けた場所なので雷が心配でした。仙水峠から岩石帯を過ぎて仙水小屋で最高においしい水を頂きました。
長衛荘の夜ご飯は、これ迄に泊まった宿では一番でした。メニューも多く美味しく頂くことができました。寝床も各自のスペースをカーテンで仕切ることができ、比較的落ち着いて眠ることができました。朝食も前夜に用意してくれて、朝3時にはおかわり自由の味噌汁を用意してくれて温かい朝ご飯を食べて自由に行動できました。
小屋の周りも植物が多く散策するにも良い雰囲気で、登山だけでなく自然鑑賞にも適した山小屋だと思いました。
■仙丈ヶ岳
翌朝、団体ツアーさん達が早く動き出したためつられて早起き。
お弁当とキノコ味噌汁を頂き、暗いうちから出発です。樹林帯を進んでいくと日の出が始まりました、樹々にはばまれ景色は見えません。途中何合目の目印があるが意外と早く次々に現れ進んでいる感がある。大滝の頭まで来ると、ひと登りで森林限界に達し視界が開ける。ここからが気持ちの良い稜線歩きが楽しめます。この日は快晴で甲斐駒ヶ岳、北岳、富士山と近くの山はもちろん、北アルプスに隣の中央アルプスも見えました。小仙丈ヶ岳まで来るとお待ちかねのカール地形がどーんと眼前に現れ気分が高揚してきます。
小仙丈ヶ岳から、仙丈ヶ岳までが意外と長く感じましたが、景色は最高にいいです。塩見岳のその向こうまでずっと見えました。頂上から反対側を下って、薮沢カールをぐるっと回って下山することにしましたが、ここから花が一気に増えました。綺麗なお花がたくさん咲いていて綺麗な景色と青空と合い、本当に気分の良い山歩きでした。仙丈小屋まで下ると、薮沢カールが一望できます。雄大で気分爽快になります。そこから馬ノ背方面へは散策路のようなロープに囲まれた道を行きますが、これも樹林帯ではなく背丈の低い植物に囲まれて歩けるため歩いていて本当に楽しいです。
馬ノ背ヒュッテからは王滝の頭までは、トラバースの道をいくつか小さな沢を越えて行きます。王滝の頭からは、一気に駆け下りて北沢峠に下りましたが、結局バスが来るまで2時間待ちで、その間は長衛荘でのんびり日なたぼっこで普段はできないのんびりとした時間を過ごしたのでした。
7月末に同じ山を登った者です。特に31日は最高でしたよね。視界が素晴らしくてmadmanbb4さんの写真を見て思い出しました。
またキレイな写真を見に遊びに来ますので、よろしくお願いします(>_<)/
YASZO71さん、こんにちは。
同じに日にほぼ同じコースを辿られていたとは、もしかしたら顔を会わせていたかもしれませんね
今回は2回目の南アルプスでしたが、なんとか天気が良い日ができて良かったです。
私はまだテン泊したことがありませんが、テン泊したらまた別の山の魅力に取りつかれるかも
写真はまだまだ未熟ですが、たまに遊びに来てくださいね
ありがとうございます
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する