立山(雄山)【遭難事故に遭遇 雪山の怖さと美しさを実感】
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 04:37
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 698m
- 下り
- 708m
コースタイム
天候 | 快晴で暑いくらい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 自転車
▼立山駅駐車場 ・8時過ぎで、一番近い駐車場は残り2〜3台でした。先週のレコでは余裕だったみたいで安心していたのですが、焦りました https://www.alpen-route.com/_wp/parking_information/89 ▼立山黒部アルペンルート ・今シーズンの営業は11/30(土)までとなります https://www.alpen-route.com/index.php |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況(2019年11月23日現在) ※これからの時期、状況は一晩で豹変します。以下は参考程度にとどめ、最新の情報を入手してください ▼室堂⇄みくりが池 ・遊歩道ですが、アイゼンがないと怖い箇所も ▼みくりが池⇄一ノ越 ・結構疲れる登りが続きます ▼ 一ノ越⇄雄山 ・本日の高温でシャーベット状になっている箇所が多かった。とはいえ3000m峰ですのでガチガチの箇所も。アイゼン・ピッケルは必須です ・岩の露出も多いので、アイゼンを引っ掛けないように ※本日、滑落死亡事故がありました。雄山から大汝山へのトラバース地点から400m滑落したとのことです。倒れている姿を目撃し、本日の大汝山へは大変危険な状況と悟りました。雄山で話した方も、今日はやめといた方がいいと。「危なそうだったら引き返す」では手遅れになることがあります ◆登山ポスト 室堂で提出します |
その他周辺情報 | ◆登山後の温泉 ♨ 立山山麓温泉 湯宿 ホワイトベル ・本日は宿泊のため、日帰り施設は利用しておりません https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/14491/14491.html ◆飲食店 ▼海の駅 蜃気楼 ・朝市定食が有名です。カニもその場で食べることもできます http://www.shinkirou.jp ▼まんだら食堂 ・蕎麦やラーメンなど、食堂っぽいメニューですが美味かった。要予約の「あしくら御膳」は次回の楽しみに ・↓こちらのHPが詳しい https://arnon.jp/mndr_skd ◆観光地 ▼魚津総合公園ミラージュランド ・言わずと知れたTJARスタート地点 ・早月川が富山湾に流れ込む光景は感動的でした http://www.mirageland.net ▼立山博物館 ・一帯を総称して立山博物館と呼んでいるようです ・展示館、遙望館、まんだら遊苑などなど、見どころ満載です。「山の帰りにちょっと寄る」程度ではとても時間が足りないので、半日くらいかけて楽しむことを強くお勧めします http://www.pref.toyama.jp/branches/3043/home.html ▼雄山神社芦峅中宮 ・立山頂上峰本社の中宮。頂上の御朱印帳も販売しておりました ・なんと、3年前頂上でお祓いしていただいた宮司さんと再会! http://www.oyamajinja.org/kiganden.htm ◆宿泊施設 ▼立山山麓温泉 湯宿 ホワイトベル ・見た目の古さは感じるものの、清掃は行き届いておりとても快適に過ごせました ・露天風呂は温泉で、強烈なアルカリ性。お肌つるつるになります ・食事も地元の食材を中心とした和洋折衷。とても美味しくお腹いっぱいになります https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/14491/14491.html |
写真
感想
前日の20時に決定した立山。
睡眠3時間で運転5時間は、限界ギリギリの年齢になってきましたが、あの快晴のもとに圧倒的迫力です聳える立山連峰を眺めたく、頑張りました。
晴れている山域は北アルプスくらいしかなかったということもあってか大混雑の立山で、8時到着時で至近の駐車場は残り数台という盛り上がり具合。
チケット売り場も行列で、8:30始発だったのですが、9:20便になってしまいました。
丁度一年振りの立山。
快晴の室堂から眺める立山連峰はやはり圧巻。
半氷結したみくりが池と立山・浄土山、定番の光景ではあるものの、ずっと見続けていたい絶景。
雷鳥は遠くに一羽しか発見できませんでしたが、意気揚々と一ノ越まで登ります。
当初は最高峰の大汝山まで当然行くつもりで張り切っていましたが、雄山山頂の様子がなにかおかしい。
居合わせた方にお聞きしたところ、ついさっき滑落事故があったとのこと。
雄山から大汝山へのトラバース路で400m滑落したようで、確かに遥か下に横たわっている姿が。
本日の高温で少し溶けた雪が強風で磨かれ、アイゼンの刃も受け付けないほどになったのでしょうか。
もうとても大汝までは行く気になれず雄山で引き返すことに。
15分後くらいで赤い救命ヘリが飛んでくるもなかなか発見できず。
ヤキモキしながら見守りましたが、その後も30分くらい旋回し続けていました。
後ほど本日の宿で見たニュースで、32歳男性がお亡くなりになったそうです。
立山といえども立派な3000mの雪山。
私もあの様な事故に居合わさなかったら、確実に大汝山を目指していたかと思うと、やはり、雪山の美しさと危険さは表裏一体なのだと改めて思う次第でした。
32歳という若さで亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する