五竜岳・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,718m
- 下り
- 2,829m
コースタイム
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:45
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 7:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢<バス>大町駅<電車>神城駅<徒歩>エスカル駐車場 |
写真
感想
安直にも馴染みのスキー場の名前にも冠されている五竜岳・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳が並ぶ後立山連峰を北から南に向けて縦走するコースを目指した。
初日、五竜とおみスキー場のゴンドラリフト・アルプスだいら駅を7時50分に出発。遠見尾根から主稜線にアクセスする。途中、好天のなか小遠見山からは今回目指す三山や唐松岳・白馬三山が一望できる。大遠見山を過ぎると森林限界を過ぎ、周辺の木々も低くなる。それと同時に登山道の傾斜もきつくなる。後半はペースもスローダウンしたが、11時半に稜線上の五竜山荘に到着する。この日はここにテントを張る。
二日目、日の出とともに出発する。五竜岳へ向かう登山道は砂礫の尾根道を登るとガレ場に変わる。黒部側の谷は斜度もカナリ急である。五竜岳山頂には6時過ぎに到着。鹿島槍ヶ岳へ向かう稜線や剣岳・立山が一望できる。白馬岳から爺ヶ岳に至る山々が何故?後立山連峰と呼ばれるかが理解できる。五竜岳からの不安定なガレ場を下り終えると、切り立った岩峰伝いのアップダウンが長く続く。この辺りは慎重にクリアしする。9時過ぎ、この日のチェックポイントにしていたキレット小屋に到着する。ここまでは標準的なコースタイムで来ているようだ。キレット小屋を出発すると直ぐにハシゴやクサリが続き、細く切り立った岩峰のハシゴを下ると八峰キレットと呼ばれる足場の狭い細い岩壁伝いの道に出る。ここを横伝いにクリアし、急斜度の稜線を四つん這いになりながら登ると、鹿島槍ヶ岳・北峰への分岐点になっている吊尾根にでる。鹿島槍ヶ岳は南峰と北峰の双耳峰である。吊尾根分岐に荷物を置いて空身で北峰までを往復する。北峰山頂から険しかった主稜線を振り返る。険しい道もこの南峰までで、この先は比較的楽なコースになる。そういえば、ここまではゆっくりと慎重にきたので好天で暑かったにもかかわらず思ったほど汗をかいていない。主稜線の吊尾根に戻り、少し行くと今度は鹿島槍ヶ岳・南峰山頂に到着する。南峰山頂は少し広めのスペースがあり、ここからは剣岳・立山の他、北アルプスのほとんどの山々が間近に見られる。鹿島槍ヶ岳・南峰から冷池山荘まではペースアップ。冷池山荘に到着したのは14時前で、この日の行程は実に9時間近くもかかった。この日はここにテントを張る。
三日目、やはり日の出とともに出発する。この日は先の二日と異なり薄曇りの天気である。比較的楽なコースで爺ヶ岳の北峰脇を過ぎ、中峰・北峰のピークをハントする。2時間ほどで扇沢への下山口分岐である種池山荘に到着する。ここから一気に柏原新道を下り扇沢にでる。扇沢からバスと電車を乗り継ぎ五竜とおみスキー場の駐車場に戻る。
今回はカナリ険しい道もあったが、天候にも恵まれて無事に帰還。このコース、雨が降って岩場が滑るようだったらカナリ厳しいことになるような気がする。安易に人にお奨めできるコースではないような気がするが、景色の良さは天下一品である。
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