記録ID: 21320
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
乗鞍岳 野麦街道・阿多野郷から往復
2001年04月21日(土) ~
2001年04月22日(日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,592m
- 下り
- 1,553m
コースタイム
4月21日下呂温泉(10:00) →阿多野郷キャンプ場(13:30) →林道終点(15:00) →標高2100mC1(16:30)
4月22日標高2100mC1(8:00) →標高2450mシーデポ(8:40) →山頂(11:20〜40) →シーデポ(13:00〜20) →林道終点(14:20) →キャンプ場(15:30)
4月22日標高2100mC1(8:00) →標高2450mシーデポ(8:40) →山頂(11:20〜40) →シーデポ(13:00〜20) →林道終点(14:20) →キャンプ場(15:30)
アクセス | |
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コース状況/ 危険箇所等 |
阿多野郷から往復 名古屋在住の強み、ひと気のない飛騨側からアタックする。美濃の松原君のおかげで先週の能郷白山(不発)、白山山域・銚子ヶ岳に続き、今週は乗鞍岳。早春の美濃路はここのところ桜の季節。今週は高山線下呂温泉駅で拾ってもらう。僕にとっては鉄道入山、詰めは車でと良いことづくし。車の運転が好きじゃないので助かる。 阿多野郷は野麦の手前の小さな集落。車以外のアプローチは考えられないが、やはり車で通り過ぎるには忍びない集落だ。バスで来て、てくてく歩いてこられる時代だったらさぞ感動的だろうな。車を止めたオートキャンプ場からの林道は、かろうじて雪がつながっているが周囲の斜面は既に藪。阿多野郷川の三つの川を越え、地図のとおりの場所から黒谷右岸の尾根への斜面を登る夏道をたどる。一応雪は残っていて藪を避けつつ標高差300mの急斜面。道はすぐに不明になる。急場ではスキーを担いだりもして標高2100mあたりの台地状のまばらな針葉樹林で泊まることにする。このルートは、飛騨側南面にある三つの登山ルートのうち一番地味そうなルートで、道もほとんど廃道寸前。ますは人と会うこともないだろう。 週末は雨という弱気な天気予報に一週間やきもきしたが、結果大して崩れない。立ち枯れのタンネをぶっ倒して集め、習慣の焚き火。チーズを焼き、焼酎。焚き火の床が噴火口のように陥没する頃、満天の星。雨は降らないが結構冷えた一夜。僕は来たる連休への実験的試みで茶筒大の小型羽毛シュラフで果敢に寝たが、やはり寒かった。ツェルト、シュラフ、シュラフカバーが、たたむと三つとも同サイズになり、小さくて楽なんだけどな。 朝、青空に喜び樹林帯を抜けてびっくり。2500mから上の一番楽しそうな斜面の雪が無い!ハイ松クログロが2700mあたりまで見渡せる。さすがにこのルート、記録にないわけだ。南向きで日当たりが良い上に風が強くて雪が積もらないのね。早々にシーデポ。右手の沢(真川源流)の中は雪べったりで滑ったら快適そうではあるが、朝のうちは硬くて怖い。2700mの肩を越えると再び雪原。白山、日本海方面は秋の空のようにさわやかな青空だ。今日の風は特別冷たい。大雪原を最高点目指してキシキシとアイゼン歩き。視界が効かないとつらいところだ。剣ヶ峰直下では岩をよじり、山頂へ。信州側から何人かの登山者。幼少の頃より家の窓から臨み慣れ親しんだ乗鞍岳にやっと登頂となる。 帰りは寒風吹きすさぶ高地帯を戻る。さすが3000m峰の貫禄というのか、寒い。 シーデポからの樹林帯の滑降は、やや木が多いのが気になるが、シールはずして樹林スラローム。こけたり飛んだりで、楽しい山スキーだ。黒谷側に早々下り、水の出始めたあたりもなんとか雪の上をつなぎ、林道を滑って帰る。今週もフキノトウ7つばかりおみやげ。みそ汁にいれるとうまいんだこれが。 下呂温泉の銭湯300円で冷えた体を温める。 |
写真
感想
乗鞍 ・剣ヶ峰
パーティー;ヨネヤマ、松原
4/21-22(時間記録無し)
阿多野郷から雪の三千m峰へ。雪中焚き火と、これまた十年振りのアイゼン・ピッケルの感触の懐かしさよ。やや風があったが視界は十分で、至近な穂高連峰の山々の名前を米氏に教わった。
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