乗鞍岳千町尾根（長野県側から奥千町避難小屋へ）

2024年09月25日(水) [日帰り]

• GPS: 08:38
• 距離: 15.4km
• 登り: 1,180m
• 下り: 1,186m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:57
• 休憩: 1:41
• 合計: 8:38

距離 15.4km 登り 1,180m 下り 1,186m

7:00 肩の小屋口
7:22 7:24 肩ノ小屋
7:30 7:32 剣ヶ峰口
7:55 7:56 朝日岳（乗鞍）
8:01 蚕玉岳（乗鞍）
8:06 乗鞍岳頂上小屋
8:11 8:28 乗鞍岳
9:15 9:16 皿石原
9:30 9:42 中洞権現
10:42 11:34 奥千町避難小屋
13:00 13:08 中洞権現
13:23 13:24 皿石原
14:27 大日岳(奥ノ院)
14:56 14:59 乗鞍岳
15:02 乗鞍岳頂上小屋
15:06 蚕玉岳（乗鞍）
15:22 剣ヶ峰口
15:36 15:38 肩の小屋口
15:38 ゴール地点

天候

晴れ後ガス

アクセス

利用交通機関：

バス

・乗鞍高原観光センター前から始発（6:00）のバスを利用（往復4,000円）
バスは4台。剣が峰を目指すので大雪渓で降車。

コース状況／危険箇所等

・肩の小屋口・大雪渓〜剣ヶ峰
　バスを降りたところにトイレ・避難小屋あり。
　整備された登山道です。浮石、段差、渋滞あり。
　肩の小屋で休憩所・トイレあり、グリーンロープあり。

・剣ヶ峰〜中洞権現
　剣ヶ峰の手前の南側に登山口あり。赤ペイントあり（千町尾根登山口と表記）。
　剣ヶ峰から下降する際は直下の岩の斜面をトラバース気味に降りていきます。
　道は明瞭で赤ペイントあり。急斜面なので落石に備えヘルメット装着。
　大日岳の鞍部から南側の斜面を緩やかに下っていく。
　やがてハイマツ帯に覆われてくる。また、岩を伝ってあるくところもあるが概ね歩きやすい。
　右手に屏風岳を仰ぐようになるとさらに緩くなる。見通しが良くなると中洞権現に到る。御岳や千町尾根全体を望める。遠く奥千町避難小屋もキャッチ。

・中洞権現〜奥千町避難小屋
　さらに広大なハイマツ帯の中を下っていく。遠くにあるいくつか岩稜帯が目印になる。
　ハイマツは手入れされ、心配していたハイマツ漕ぎは皆無。快適な下降が続く。
　ただ、日差しを遮るものが無いので暑さを感じる。
　標高2500mを切り樹林帯に入ると急に湿りだし、道の状況は一変。
　やや荒れたところもある。倒木一か所、泥濘など出てくる。木道が現れるがコケで大変滑りやすいので注意。
　真ん中が削られてやや歩きにくいところもある。
　池塘と草原が出てくると再び木道となり奥千町避難小屋に到る。
　所々、お地蔵様があり、昔の歴史を感じさせる。
　小屋は扉が重く開け閉めは手間がかかる。中はキレイに整頓され、マット、シュラフ、水、ガスカートリッジがあった。網戸、トイレあり。　
　
　帰りは往路を戻る。ガスがかかり始め、心配だった日差しが遮られて有りがたかった。
　

その他周辺情報

・お風呂　
　湯けむり館　https://norikura.co.jp/yukemuri/
　730円　露天風呂あり　白色の湯で温まります。食事も可能

写真

9/23 6:58

久しぶりの乗鞍岳、スカイラインは始発が遅いので乗鞍高原からアルピコバス利用。千町尾根を目指すので大雪渓口で下車。
雪渓は小さくなりもうすぐ消滅か。

9/23 7:00

ここから登山道。久しぶりなのでゆっくりエントリー。

9/23 7:20

八ヶ岳と南アルプス

9/23 7:27

肩の口小屋で一服。肌寒いので衣服の調整が大変。

9/23 7:39

初氷。

9/23 7:55

乗鞍高原を見下ろす。遠く、浅間山を仰ぐ。

9/23 8:08

尾根に乗っかると剣ヶ峰はすぐそこ。
畳平からの人も合流してやや賑やか。

9/23 8:13

山頂小屋にてご主人から千町尾根が手入れされた情報を聞く。
ありがとうございます。NHKの番組取材があったらしい。

9/23 8:20

穂高連峰
前日の雨天から回復して有りがたかった。

9/23 8:20

何度見ても飽きない景色。午後からガスなのでよく見ておこう。

9/23 8:21

御嶽も見えてくる。

9/23 8:27

定番ショット。ここからが本番。

9/23 8:28

9/23 8:30

このペイントが目印です。

9/23 8:36

大日岳鞍部まで下り。
剣ヶ峰直下は落石に気をつけましょう。

9/23 8:44

赤ペイントがあります。

9/23 8:47

鞍部を過ぎると大日岳の南側を下っていく。

9/23 9:01

アカモノ？

9/23 9:21

さらに緩くなる。道は明瞭。

9/23 9:25

ところどころ、距離表示の案内板アリ。

9/23 9:29

お地蔵様もたくさんありました。

9/23 9:32

乗鞍岳を振り返る。
屏風岳と大日岳が主で剣が峰は隠れてしまった。

9/23 9:36

中洞権現に到着。
見晴らしがよく快適。ただし、日差しが強い。

9/23 9:37

まだ見つからない地蔵も多いらしい。

9/23 9:58

さらに下ってハイマツの海へ
手入れされていてハイマツ漕ぎは皆無。

9/23 10:05

快適ロード。下りだけで帰りが思いやられる。

9/23 10:08

9/23 10:11

まだまだ続きます。
遠くの岩を目印に下っていく。

9/23 10:23

この辺が森林限界。

9/23 10:35

急にジメジメした道に変化。

9/23 10:37

この辺は小屋付きの地蔵が多い。

9/23 10:38

最初の木道、大変滑るので注意。

9/23 10:43

やや荒れた道を通ると湿原へ

9/23 10:44

池塘に草原、人気が無い。

9/23 10:45

一つずつ手を合わせていきます。

9/23 10:46

ここも

9/23 10:48

9/23 10:49

なんて多いんだろう。

9/23 10:51

奥千町避難小屋に到着。
中はキレイで過ごしやすそう。
先に岐阜側から二名到着されていた（富山県民）。
クマに吠えられたそうです。

9/23 11:02

ボードにもたくさんのコメント、ノートもあります。

9/23 11:31

昼食を取って戻ります。

9/23 11:41

ガスが上がって涼しくなってくる。

9/23 11:54

帰りも滑りまくり。

9/23 12:42

見ごたえあり。

9/23 13:17

ガスガスの尾根。あまり荒れなかった。

9/23 13:31

夏の名残り。

9/23 14:40

剣ヶ峰まで最後の登り。

9/23 14:44

9/23 15:12

山頂で一服して下山。
帰りも山頂小屋にご挨拶。

9/23 15:28

ここはスルー。下山は速い。
ガスが多めなのでエコーラインまで下ってしまう。

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

osamuin

前々から悪天で延期になっていた乗鞍岳の千町尾根へ日帰りで往復してきました。
剣ヶ峰まで一般登山道、そこから千町尾根登山道に入ると静寂だけ。
序盤は下り主体で緩やかな中洞権現からハイマツの海へ。
道は手入れされ快適でした。さらに下って森林限界を切るとジメジメした道に一変。
滑る木道、泥濘、削れた道を過ぎると千町尾根の核心部へ
人気のない湿原と草原、さらに奥に進んで目的地の奥千町避難小屋に到着。
予想通りの静かな雰囲気を味わって小屋で昼食を取り、来た道を戻る。
避難小屋には二名様の先行者。岐阜側から来られたそうだ（富山県民）。
小屋内で昼食を取り、避難小屋を後に来た道を登り返し。
帰りは一定ペースであまり疲労感は無かった。また、心配だった暑さはガスがかかり事なきを得た。
剣ヶ峰を超えると一安心、山頂小屋のご主人にご挨拶して下山する。

尾根歩き、海のようなハイマツ帯、神秘的な湿原など変化に富んだ山行でした。
お地蔵さんも多く歴史を感じさせられる道でした。
千町尾根登山道では、避難小屋で2名、途中で1名とスライドのみでした。
もっと多くの登山者に歩いてもらいたい登山道だと思います。

御同行頂いたメンバーに感謝致します。

今度、NHKのBSの日本百名山で放映があり、楽しみにしています。
https://www.nhk.jp/p/100yama/ts/K8938MW1R4/episode/te/Q62W548ZXY/