那岐山 〜12月の中国山地はそんなに甘くなかった〜
- GPS
- 04:18
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 755m
- 下り
- 750m
コースタイム
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 3:59
天候 | 晴〜曇り/雪ちらつく〜小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は整備されていて標識も設置されているので、道迷いの危険はないと思います。登山道には小石の転がるところや落ち葉で滑りやすくなっているところ、濡れると滑りやすい土の斜面などがあります。トレイルランニングのコースにもなっているようですが、走ると危ないですよ。 |
その他周辺情報 | 登山を終えた後、「那岐山麓山の駅」でお茶して帰りました。地元食材を使ったランチバイキング\1200が人気のようですが、食事の時間帯が11:00〜14:00だそうで、間に合いませんでした、残念。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
ウインドブレーカー
帽子(キャップ)
手袋
靴
サブザック(15L)
トレッキングポール
昼食(パン)
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(お茶600mL)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
バッテリー
携帯電話
腕時計
手拭い
日焼け止め
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感想
この日、私の住む鳥取市は曇り時々雨の天気予報だった。山が好きと言っても12月の雨の中を歩くほどの覚悟は無いので、県境を越えて「晴れの国」岡山県の山に登ろうと計画を立てた。岡山県は晴れのち曇りの天気予報、降水確率は10%だった。津山の少し北に頃合いのトレッキングルートを見つけ、そこを目指して車を走らせた。国道53号線を南下し、黒尾峠を超える頃にはスッキリと青空になっていた。先日は山の頂あたりが雪で白くなっていたが、今日は雪は無いようだ。奈義町で車の右側に青空の中、陽光に明るく照らされた那岐山を見ながらふと思い立った。「今日なら那岐山に登れるんじゃないか?」急遽予定を変更して、53号線を右折、那岐山へ向かった。
まずは那岐山麓山の駅へ立ち寄った。昼食は途中のコンビニで調達しようと思っていてまだ買ってなかったので、山の駅でパンを買った。店の方に那岐山の様子を聞いてみると、「昨日は白くなっていたので登山道の日陰には雪があると思います」とのことだった。まあ、天気さえよければ少しぐらいの雪は気にしない。今日履いている登山靴でも問題ないだろう。
那岐山には登山を始めて間もない頃(と言っても3年前)、鳥取県側から登ったことがある。木段の直登が延々と続き、ずいぶん大変だった記憶がある。それに比べると、岡山県側からは上りやすくコースも整備されていて多くの人が訪れるという話は聞いていた。道の駅でもらった「那岐山麓トレッキングマップ」でコースを確認し、大神岩Cコース→蛇淵Bコース の時計回りコースを歩くことにした。
登山口に近い第3駐車場には8台ぐらいの車が停められるようになっているが、ほぼ満車だった。幸運にも軽自動車が1台停まれるスペースが空いていたので、そこに私の車を停めた。私以外にも既にたくさんの人が那岐山に登っていると思うと、急な思い付きではあったが私の判断も間違いではなかったんだと少し心強くなった。
上り始めは快調だった。日差しは明るいし、空気は澄んでいて眺めも良い。登山道は整備されていて歩きやすく、足元に顔を出している岩の凸凹に気を付けさえすれば危ない様子はない。落葉した林越しに差し込む光は美しく、振り返って見る風景も壮観だ。
ところが、徐々に空が曇ってきた。肌寒さを感じるのは標高が上がったからという理由だけではないようだ。登山道脇の倒木の上にうっすらと雪が残っているのを見かける頃には空全体がどんより曇ってきた。稜線の三角点辺りでは登山道は雪で白くなっていた。ただ、雲は山頂を覆うような低い雲ではなかったので、奈義町、津山市方向そしてその先の峰々まで遠く展望することができた。
そうは言ってもさすがに寒い。山の駅で買ったパンを一つ食べてさっさと下山することにした。稜線を歩いていると、細かい雪が舞ってきた。やはり、中国山地の12月は雪の季節なのだ。雪が残り濡れた下り坂は滑りやすい。あまりペースを上げずに慎重に下山をした。山頂でパンを食べているときに後ろから追いついてきた30代ぐらいの夫婦とその母親と思しき3人組が私の後ろを歩きながら「私らみたいなのが遭難するんだよね」などと話しているのが聞こえた。母親はきちんと登山装備をしていたが、若夫婦は普通にハイキングするようないでたちだった。中でも嫁さんはダウンジャケットは着ていたもののジーンズ姿にローカットのスニーカー、手にはスマホだけを持って那岐山頂まで登ってきていた。ある意味豪快、きっと旦那のリュックの中に荷物は入れているのだろうが、小雨が降ってきた、「気を付けて下山してね」と思わずにはいられなかった。雨はそれほど強くはならなかった。杉林の中では落ちてくる雨粒も僅かで、車に戻るまで身体が冷えるほど濡れずに済んだのは幸いだった。
朝の清々しい青空に気を許して那岐山に登ってみたものの、さすがは豪雪の山、ポカポカ日和が続くことは無く、山の神様に「なめんじゃねーよ」と叱られたような気がした。もう春になるまで県境辺りの山に登るのはやめよう。登るのなら海に近い低山を。そして春になってからの計画を立てよう。登山道を調べたり、Geographicaにルート登録をしたり。山ゴハンのレパートリーも増やしておこう。今年の冬は寒くなるのだろうか、雪はどれぐらい降るのだろうか。車のタイヤをそろそろ冬用タイヤに替えなければ。冬の体力維持のためにストレッチなんかもしてみようか…。
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