槍ヶ岳（南岳小屋テント泊のゴールデンルート）

2012年08月08日(水) ~ 2012年08月09日(木)

• GPS: 35:25
• 距離: 29.3km
• 登り: 2,480m
• 下り: 2,462m

コースタイム

8月8日
05:50 深山荘駐車場 06:50
08:10 穂高平小屋 08:15
11:30 槍平小屋 12:05
16:50 南岳小屋

8月9日
04:00 南岳小屋 05:15
05:30 南岳 05:40
06:50 中岳 06:55
07:50 大喰岳 07:55
08:30 槍ヶ岳山荘 08:40
08:50 槍ヶ岳 09:30
09:45 槍ヶ岳山荘 10:20
13:05 槍平小屋 13:40
16:35 穂高平小屋 17:20
18:15 深山荘駐車場

天候

8月8日(水）　快晴（夕焼けが綺麗でした）
8月9日(木）　快晴（槍が青空にくっきり映えました）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

01:20 自宅 02:10
02:30 八王子IC 02:30
04:00 松本IC 04:00
04:05 コンビニ 04:25
05:50 深山荘駐車場

写真

8/8 6:42

深山荘無料駐車場
到着した時はなんと最後の1台となり満車となりました

8/8 7:10

笠ヶ岳は山頂までよく見えています

8/8 7:13

ロープーウェイの始発待ちの車が列をつくっていました

8/8 7:38

いよいよ登山開始で穂高平小屋まではこんな感じの林道歩きです

8/8 8:10

1時間程で穂高平小屋に到着です

8/8 9:04

今日も快晴の予感

8/8 9:27

登山道は整備されていて歩きやすいです

8/8 9:37

オコジョです！！
めちゃめちゃかわいいです！！

8/8 9:40

なんでブドウ沢というのかは不明です

8/10 1:27

滝谷ドームもよく見えています

8/8 10:57

ほんとに良いお天気で気持ち良い

8/8 11:22

大キレットの部分になるんでしょうか？

8/8 11:28

樹林帯を抜けると間もなく槍平小屋です

8/8 11:58

テント場は思っていたよりもこじんまりとしていました

8/8 12:27

本来は槍ヶ岳山荘に登る予定でしたが変更して南岳新道を登ることに

8/8 14:12

ここが噂通りきついきつい…

8/8 14:26

樹林帯が長すぎるので一気に森林限界まで飛ばします(笑)

8/8 14:31

ハイマツ帯で踏ん張る弟、ガンバガンバ！

8/8 14:51

登っても登っても山頂は見えてきません

8/8 14:56

でも森林限界を越えると登るのが楽しくなってきます

8/8 15:08

ここで超人とすれ違います、彼は新穂高を出て白出沢を登り奥穂から北穂、大キレットを越えて南岳新道を下り日帰りで新穂高に戻るとのこと

8/8 15:14

すると突然ガスの中から巨大な壁が出現します

8/8 15:22

今まで山頂だと思っていたのとははるかにスケールが違過ぎます

8/8 15:28

やっぱり北アルプスって何もかもがデカ過ぎます

8/8 16:11

写真ではこのスケールは伝わないかもしれませんがもの凄い迫力です

8/8 16:18

登ってきた南岳新道

8/8 16:33

ついに山頂が見えました

8/8 16:38

そして今回の最終目的の槍ヶ岳とご対面です

8/8 16:44

しばらく登ると南岳小屋が見えてきました、ここまではほんときつかった

8/8 17:37

日も暮れてしまうので早めにテントを張ります

8/8 18:12

南岳小屋

8/8 18:14

騒がしいのでピークに行ってみると夕焼け待ちの登山客が集まっていました

8/8 18:25

夕陽を浴びる常念岳

8/8 18:31

大キレットの影が写る蝶ヶ岳

8/8 18:35

いつかは行ってみたい大キレット

8/8 18:38

赤く染まる南岳と槍ヶ岳

8/10 1:34

アーベントロートの大キレット

8/8 18:47

弟は始めて見る山での日の入りに感動しているようです

8/8 18:50

そして今日という1日の終わりに感謝

8/9 5:15

朝は早めにテントを撤収して出発です、写真はありませんが夜空は今までに見たことがない星数でした

8/9 5:17

朝焼けが始まります

8/9 5:17

我々は南岳に向かいます

8/9 5:21

モルゲンロートの穂高連峰

8/9 5:23

南岳に向かう手前で雷鳥さんの親子と遭遇

8/9 5:23

お母さんとヒナ4羽

8/9 5:25

逢えると嬉しいもので何枚も写真を撮ってしまいました

8/10 1:38

常念岳と雷鳥さん

8/9 5:27

とても可愛らしいヒナ雷鳥

8/9 5:29

母親のあとを追うヒナ雷鳥

8/9 5:31

雷鳥親子に夢中の登山者たち

8/9 5:38

さて我々は槍ヶ岳に向かいましょう

8/9 5:38

雲海も消えくっきりと見える笠ヶ岳

8/9 5:46

ふり返って南岳

8/9 5:57

中岳、大喰岳、と槍ヶ岳

8/9 6:05

あとを追う弟

8/9 6:11

ここでトップを交代して槍へ向かいます

8/9 6:25

中岳への登りが案外きつい…

8/9 6:58

ふり返って穂高連峰

8/9 6:59

北アルプスの奥地

8/10 1:40

槍ヶ岳への稜線

8/10 1:40

中岳直下のハシゴ

8/9 7:46

大喰岳の山頂はスルーしていきます

8/9 7:50

いよいよ本日の目玉イベント槍ヶ岳です

8/9 8:07

飛騨乗越です、飛騨沢登りの場合は槍はここまで来るまでは見えません

8/9 8:18

槍ヶ岳山荘に到着です

8/10 1:41

ここまで来れただけでも満足ですが軽身になって山頂を目指します

8/9 8:41

自分は2回目、弟は始めての登頂を目指します

8/10 1:42

若いのもあってひょいひょい登っていきます

8/10 1:42

こいつは高所に怖さを感じないようです

8/10 1:42

自分は案外怖いんですけどね(笑)

8/10 1:43

そしてあっという間に最後のハシゴを登ると…

8/9 8:58

槍ヶ岳3180mに登頂です

8/9 9:07

山頂からの穂高連峰

8/9 9:07

槍ヶ岳山荘と笠ヶ岳

8/9 9:08

裏銀座方面

8/9 9:08

北アルプス深部

8/9 9:09

北アルプス深部

8/9 9:09

剱岳もバッチリ見えます

8/9 9:09

遥か遠方には先月登った白馬岳

8/9 9:10

大迫力の槍ヶ岳北鎌尾根

8/9 9:10

3年前に登った燕岳

8/9 9:10

まだ歩いたことない表銀座方面

8/9 9:10

大天井岳はなだらか

8/9 9:11

常念岳はピラミダル

8/9 9:11

最初に登った槍沢方面

8/9 9:31

景色も満喫したのでそろそろ下山します

8/9 9:45

渋滞もなくスムーズに下山できました

8/10 1:45

槍ヶ岳を目指す登山者たち

8/9 10:09

まるで蟻さんの行列のよう

8/9 10:20

名残惜しいですがそろそろ槍ともお別れです

8/9 10:29

高山植物と殺生ヒュッテ

8/9 10:32

長い長い飛騨沢を下っていきます

8/9 11:04

すると弟が立ち止まりなにやら声がするとのこと…

8/9 11:09

目を凝らして探してみるとまたもや雷鳥さん発見

8/10 1:46

自分が好きなクルマユリ

8/9 13:02

槍平まで下ってきました、もうかなりヘロヘロでした

8/9 13:27

今回のお供たち、久しぶりのテント泊装備に苦しみましたがまたよい思い出ができました

8/9 16:45

穂高平小屋で腹ごしらえ、小屋番のおばちゃんとオコジョの話や雷鳥の話などをし楽しいひと時を過ごさせていただきました

8/9 17:19

登りでは気づきませんでしたが近道があって10分早く下山できるそうです

8/9 17:55

今回は弟のテント泊デビューにふさわしい山行となり、また1人山バカを生みだせたかなと思います

撮影機器：

Canon EOS Kiss X5 Canon

感想

star

今年は槍ヶ岳に行こう☆

そう思ったのは、5月頃のことでした。
最近よく一緒に登るようになった弟を誘ってみると、休みが合えばオッケーとのこと。
それではと、槍ヶ岳の計画をたてました。

3年前にも登っているのですが、その時は上高地からの槍沢ルートでした。
せっかく行くのですから別ルートがいいなと。
いろいろ検討し、新穂高から飛騨沢を登り槍ヶ岳山荘でテント泊を第一候補としました。
ただこれでも、歩行時間は9時間となりテント泊装備ではキツイです。
実際歩いてみると、槍平小屋でテント泊してしまおうかとも思いました(笑)
ただそうすると、翌日がかなりきつくなってしまうと思い、南岳新道へ。
ここは噂通り展望もなく、急傾斜なので人気はありません・・・

ただ我々にとってはこれが、今回の山旅が大成功に終わる最高のチョイスだったのです。

森林限界を越えたあたりからはヘロヘロ状態でしたが、南岳小屋に着くなりすぐテントを張りました。
まもなく夕暮れが近づき、向かいのピークに登って夕陽を楽しんだり、大キレットや穂高連峰を眺めたりしました。
ここでは、ほとんどの登山者が明日は大キレットに向かうと息込んでいたのが印象的でした。
日没後、夜空を見上げるとそこにはまさに満点の星空☆
いままで、沖縄の離島で見た夜空が最高でしたが、今回はそれをはるかに上回る程でした。
おそらく標高が高く、空気が澄んでいたのがその理由だと思われます。

翌日は早めにテントを撤収し、槍ヶ岳への縦走に向かいます。
南岳の手前では親鳥1羽とヒナ鳥4羽の雷鳥ファミリーに出会うことができました。
南岳からは、ずっと槍ヶ岳を眺めながらの縦走となります。
徐々に近づいてくる槍に、思いは徐々に高ぶってきます。
飛騨沢から登ってくると、槍は飛騨乗越まで来ないと見られません・・・
これが今回、自分がゴールデンルートと名づけた由来です。

南岳新道はキツイですが、南岳小屋でテント泊し夕陽と星空を眺める。
翌日は槍に向かってその歩を進める。
最後は槍の穂先に立ち、360°の大パノラマを堪能する。

これが弟に対する自分からのプレゼントでした。
今まで3000m峰には立ったことのない弟に、北アルプスの魅力を少し伝えられた気がします。
まだまだ、先は長いですがひとつづつクリアしていきたいと思っています。
来年こそは、大キレットかなぁ・・・

いずれにしても、大満足の2日間、最高の夏休みになりました☆

chumler

初の北アルプス、
初の宿泊しかもテント泊
ということで連れていってもらいました。

とにかく北アルプスのスケールでかさに、
何度も雄叫びをあげました。

天候も最高、道も最高、言うことなしでした!!
南岳~槍ヶ岳縦走はまさにゴールデンルート。
前方は徐々に近づいてくる槍ヶ岳、
後ろを振り向くと全貌が明らかになる穂高の山々、
南岳新道の直登はきついですが、
期待を遥かに越える景色が待ってます!!

今回の山行でオコジョ・雷鳥などの動物、
新穂高と槍で再会した夫婦と外国人グループ、
南岳山頂と深山荘（温泉）で再会のキレット越えされた京都在住の男性、
南岳新道で出会った異次元の速さの人など、
数々の出会いも楽しむことができました。

家に帰ってきても、北アルプスの地図を何度も開いてます(^^)
徐々に北アルプスを開拓していこうと思います。
そしていつかはキレット越えを実現したいです！

コメント

yamatyan

弟さんと！
こんにちは！

starさん

新穂高からの南岳と槍ヶ岳お疲れ様でした
いい山行でしたね
天気にも恵まれて最高じゃないですか！

そして幻想的な雲海の夕焼け
美しい朝焼け
たまりませんね

オコジョにも出会えましたね！
私はまだ見た事がないんですよ

しかし弟さんも大満足だったんじゃないですか？
きっと山バカは1人増えましたよ

yamatyan

star

偶然にも☆
yamatyanさん

こんにちは、ご無沙汰しております。

今回の一番の目的は、弟のテント泊デビューでした。
なんとしても山の魅力を最大限伝えたい。
そう思って考えついたのが、このルートでした。

思い返してみると、自分が初めてテント泊したのが今からちょうど10年前くらい。
北岳にテントを背負って登り、くたくたになったのを思い出しました。
自分と弟はちょうど10歳違い。
偶然にも、同じ年代にテント泊デビューとなりました。
そんな弟とこのゴールデンルートを歩けたことを嬉しく思います。

テント泊ならではの、あのなんとも言えない夕暮れと日の出。
日帰りでは味わえないあの魅力を感じてもらえました。
オコジョもほんとに可愛らしかった（笑）
yamatyanさんも出会えると良いですね。

また次回弟と行ける日を、楽しみにしています☆

star

makasio

starさん、しばらくです。
弟さんと槍ヶ岳、良いですね。

天気も味方につけ、雲海の日の入り、
感動の兄弟での登頂。

写真から、雰囲気が伝わってきました。
おこじょ、僕は八ヶ岳で会いましたよ。

弟さん、これで、もう、山の世界から抜けられませんね。
最後のお二人のザックの写真が印象的でした。 また、レコ、楽しみです。

star

槍ヶ岳よかったですよ☆
makasioさん

こんばんは、コメントありがとうございます。

今回の山行は、天気に恵まれました。
弟には、きっと良い経験をさせられたかと思います。

オコジョは自分も初めて見たのは、八ヶ岳の編笠山でした。
山頂でくつろいでいると、岩場をヒョロヒョロ歩いていました（笑）
とても可愛らしかったので、いつか再会したいと思っていたら出会うことができました。

弟とは今後もちょくちょく行く予定です。

またよろしくお願いいたします☆

star