白馬岳・白馬鑓ヶ岳（栂池〜猿倉）

2012年08月08日(水) ~ 2012年08月10日(金)

• GPS: 56:00
• 距離: 23.2km
• 登り: 1,853m
• 下り: 2,428m

コースタイム

1日目:
9:30栂池自然園駅-10:20銀嶺水-10:55天狗原11:05-11:10風吹大池分岐-12:30白馬乗鞍岳12:45-13:30白馬大池

2日目:
5:25白馬大池-6:10船越ノ頭6:20-7:10小蓮華山7:25-8:15三国境8:25-9:05白馬岳山頂9:20-9:30白馬山荘9:55
-10:10頂上宿舎分岐-10:22 2768ピーク10:30-11:30杓子岳山頂への分岐-11:45巻道合流点
-12:50白馬鑓ヶ岳山頂13:10-13:40鑓温泉分岐-14:10天狗山荘

3日目:
5:55天狗山荘-6:20鑓温泉分岐-7:30鎖場開始点-7:50鎖場終了点-8:20鑓温泉-8:30最初の雪渓8:40
-9:30杓子沢9:45-10:10三白平(サンジロ)-10:55小日向のコル11:00-11:25水場11:30-11:48中山沢
-12:25水芭蕉平-13:10猿倉

天候

8/8 晴れ
8/9 晴れ、稜線風強い、夜中ガス
8/10 晴れ、暑い

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

白馬八方第2駐車場に駐車、バスで栂池高原、ケーブルカーで栂池自然園に移動。
猿倉からはバスで白馬八方に戻りました。
第2駐車場は砂埃が激しいようで第5駐車場に駐車した方がよかった気がします。

コース状況／危険箇所等

(栂池自然園〜白馬大池)
風吹大池分岐までは特に厳しい道はありません。そこを過ぎるとゴロゴロした大きい石の
登りになりました。傾斜も急、段差も大きいところがあるので下りに使うときは注意が
必要でしょう。白馬乗鞍岳から白馬大池までは岩伝いに進みます。たまにある浮石に気を
使いました。高校生(?)は普通に登っていましたが、風吹大池の手前から大学生の集団が
奇声を上げながら登ってきました。夏場は要注意です。

(白馬大池のテント場)
学生、子供会(?)の団体さんがあり、14:00でほぼ半分、15:00過ぎにはほぼいっぱいになり
ました。発電機の前に場所を確保してしまったためか、夜はうるさくて寝れませんでした。
発電機は21:00過ぎに停止、明け方4:00前には再稼働したようです。夜間は無風で快晴、
冷え込みました。天の川が綺麗でした。水はタンクに貯めてあるものを使うタイプでした。

(白馬大池〜天狗山荘)
稜線では風が強かったので危なそうなところはスタスタ歩きました。特に白馬岳山頂手前の
急な岩場では風も強く足場を確認しながら進みました。下ってくる方も多数おられます。
白馬岳から白馬鑓ヶ岳の麓までは特に問題なし。杓子岳は根性なしなので巻きました。白馬
鑓ヶ岳の手前の登りが割と急でじゃりじゃりしていました。鑓ヶ岳山頂からの下りは小粒の
石の道で崩れていく感じで歩幅の調整が難しかったです。遠くからシャーッと山の崩れる
音も聞こえて不気味。鑓温泉分岐から天狗山荘までは花が多く楽しめました。最後に緩い
雪田歩きがあります。

(天狗山荘のテント場)
棚田みたいな感じのテント場でした。発電機を避けて端っこに設営。風が強う場所のためか
自炊場あり。水は近くの雪田(?)の雪解水を濾過して使っていました。テン場の目の前がお花畑、
その向こうの白馬鑓ヶ岳と眺めが素晴らしい場所でした。夜間風が強くて寝れませんでしたが、
ガスがかかったためかそれほど冷え込みませんでした。

(天狗山荘〜猿倉)
鑓温泉分岐からの下りは滑りやすく、路肩の石も崩れやすくなっていました。鑓温泉から登って
こられた方を避けようと握りこぶしぐらいの落石を起こしてしまいました。人に当たらなくて
よかったです。ここは背後の景色を眺めながらゆっくり下った方がよいです。野鳥もたくさんお
り、休んでいるとすぐ近くによってきて、逆に観察されます。鑓温泉手前の鎖場は用心して進め
ばあまり問題ないと思いますが、各鎖の手前で小さい沢を歩くことがあり靴底が濡らされるので
滑らないよう注意した方がよいです。鑓温泉の後は中、大、中の雪渓があります。小さいのも
いくつか。アイゼンはなくても歩けそうでしたが、せっかく持ってきたので大の雪渓のところは
アイゼン装着しました。なくてもとおり抜けられると思います。そこを過ぎると標高2,000m以下の
夏道。鑓温泉から500ml/Hの割合で水を消費してましたが、小日向のコルを下りきったところに
あった水場でがっつり水分補給。助かりました。

下山後、「みみずくの湯」に寄ってきました。

写真

8/8 9:11

ガスっていて不安な出発。

8/8 10:50

千国揚尾根?

8/8 10:57

天狗原より。

8/8 10:59

右手に社があります。

8/8 11:12

木道を進んでいくと風吹大池への分岐があります。

8/8 11:15

ここからごつごつした岩の登りが始まります。

8/8 11:41

8/8 12:18

突然平地になって登り終了。

8/8 12:28

8/8 12:35

乗鞍岳山頂にあるケルン。

8/8 12:36

奥は雪倉岳でしょうか...

8/8 12:47

奥は小蓮華山。

8/8 12:50

白馬大池山荘が見えてきました。

8/8 12:57

白馬大池。

8/8 13:00

8/8 13:03

湖面が美しい。

8/8 13:07

8/8 13:19

8/8 13:19

8/8 13:22

8/8 13:26

大きな岩石が敷き詰められた道を下ってきました。

8/8 14:38

荷を下ろして湖畔より。疲れが癒される。

8/8 15:18

山荘の近くのお花畑。もう時期は終わっていました。

8/8 15:18

15:00過ぎですうがテン場は大賑わいです。

8/8 15:22

明日登る雷鳥坂に続く道です。

8/8 15:50

テントの中。ごしゃごしゃです。

8/8 17:52

夕方。

8/9 5:31

一夜明けて雷鳥坂を登攀中。朝焼けの小蓮華山。

8/9 6:13

船越ノ頭より小蓮華山。

8/9 6:13

船越ノ頭より杓子岳。

8/9 6:14

雪倉岳(?)

8/9 6:56

チングルマ。

8/9 7:19

小蓮華山の山頂の剣。

8/9 7:20

小蓮華山山頂より白馬大池。

8/9 7:21

小蓮華山山頂より白馬岳。確かに馬の背中だ。

8/9 7:41

奥は旭岳から続く尾根。

8/9 7:47

小蓮華山を振り返る。

8/9 7:47

鉢ヶ岳ですね。

8/9 7:47

8/9 8:15

三国境です。

8/9 8:19

鉢ヶ岳、雪倉岳に続く尾根。

8/9 8:19

白馬岳に続く尾根。きっついなぁ。

8/9 8:19

小旭岳、清水岳。

8/9 8:36

馬ノ背を登っている途中。小蓮華山を振り返る。

8/9 8:42

最後の急勾配の手前。

8/9 8:50

岩場。

8/9 8:51

登り切った!!

8/9 8:54

ほっと一息。下向きなのでチシマギキョウですかね。

8/9 9:05

山頂が見えた!!

8/9 9:07

白馬岳山頂到着!!

8/9 9:10

杓子岳、鑓ヶ岳。

8/9 9:11

ずっと歩いてきた稜線。小蓮華山。

8/9 9:11

鉢ヶ岳、雪倉岳。

8/9 9:11

旭岳。

8/9 9:13

8/9 9:13

8/9 9:15

剣岳もくっきり。

8/9 9:23

のんびりと白馬山荘に下ります。

8/9 9:57

無念。うろうろして水補給後、下山開始。

8/9 10:10

大雪渓からのルートとの合流点。

8/9 10:14

丸山に向かいます。

8/9 10:21

振り返ってみる。右下は頂上宿舎のテン場。

8/9 10:21

丸山より旭岳。

8/9 10:22

丸山より剣岳。

8/9 10:22

丸山より杓子岳、鑓ヶ岳。

8/9 10:23

丸山より白馬岳。

8/9 10:28

杓子岳に向かう途中は...

8/9 10:31

高山植物が多い。もっとゆっくり歩けばよかった...

8/9 10:43

8/9 11:09

8/9 11:21

8/9 11:21

8/9 11:23

8/9 11:23

8/9 11:23

振り返る。

8/9 11:29

杓子岳山頂への道と巻道の分岐。

8/9 11:29

ギブです。巻きます。

8/9 11:49

鑓ヶ岳への登りが大変そうなので...

8/9 12:22

だいぶ登ってきました。

8/9 12:35

鑓ヶ岳への登りの途中より、右手が杓子岳、奥は白馬岳。

8/9 12:39

下はガスってきました。

8/9 12:42

もうすぐ鑓ヶ岳の山頂です

8/9 13:00

鑓ヶ岳の山頂より。

8/9 13:02

鑓ヶ岳の山頂より杓子岳。

8/9 13:04

鑓ヶ岳の山頂より白馬岳方向。ガスが...

8/9 13:09

鑓ヶ岳の山頂より天狗平方向。

8/9 13:30

鑓ヶ岳を下ってきました。

8/9 13:31

8/9 13:32

下山中にコマクサ発見!!

8/9 14:07

天狗山荘。

8/9 15:22

テント設営後休憩。このシュワシュワと塩加減がたまらない。

8/9 15:52

テント内より。

8/9 16:19

白馬鑓ヶ岳をしばらく眺める。

8/9 16:19

8/9 16:22

風が強いのでテントの下部を石で囲んでみる。

8/9 17:55

まったり白馬鑓ヶ岳。

8/9 17:58

不帰ノ嶮に続く登山道。

8/9 18:02

この日は六張、静かなテン場でした。

8/9 18:05

天狗池。

8/10 4:18

夜中、風が強くて眠れない。

8/10 5:05

夜明け。

8/10 5:06

朝焼けに染まる鑓ヶ岳。

8/10 5:40

テントの傍で咲いていたウルップソウ。

8/10 5:43

8/10 6:35

8/10 6:47

この辺は野鳥が多かったです。写ってませんが...

8/10 6:48

朝は花が元気でした。

8/10 6:50

8/10 7:27

8/10 7:27

8/10 7:27

烏帽子岩ですかね。

8/10 7:33

お、おう。

8/10 7:51

鎖場はこんな感じ。

8/10 8:01

沢も多数。

8/10 8:05

雪渓が見えてくるともうすぐ鑓温泉です。

8/10 8:21

清掃中だったようで鑓温泉小屋はスルー。

8/10 8:28

8/10 8:31

8/10 8:32

雪渓を何度が横断します。

8/10 8:32

8/10 9:10

気温が上がってきたためか、すごい水蒸気でした。

8/10 9:18

ミヤマキンバイっぽいのと菊っぽいのが混ざっています。

8/10 9:23

8/10 9:37

杓子沢より。

8/10 9:37

岩の上の登山者。

8/10 10:49

だいぶ下ってきました。

8/10 11:26

最後の水場。これで助かりました。小日向のコルからのつづら折りを下ったところにありました。

撮影機器：

Canon IXY DIGITAL 510 IS Canon

NEX-7 SONY

感想

Gekko

夏休みを利用し白馬岳に登ってきました。出発前は天気予報がころころ変わり気を揉みましたが
天候には恵まれ景色もばっちりでした。が、初テント泊ということでかなり舞い上がっており
気持ちに余裕がなかったのが残念。やり残したこと多数。いろいろわかったことも多いので
次回に活かしたいと思います。もう一周したい...

コメント

deportivo21

同じルートでした
おはようございます。

同じルートを１日遅れで歩きました。我々は最終日の天候が悪かったのですが、Gekkoさんは３日とも晴れたようで羨ましいです。