◆袈裟丸山最高点・奥袈裟丸山は奥深かった〜郡界尾根から往復
- GPS
- 07:31
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,221m
- 下り
- 1,215m
コースタイム
11:12 後袈裟丸山 1908m
11:55 中袈裟丸山 1903m
12:54 三角点
13:10 奥袈裟丸山 1961m
14:31 中袈裟丸山 1903m
14:59 後袈裟丸山 1908m
16:35 郡界尾根登山口
所要時間7時間31分 累積標高差±1010m 移動距離12.8km
天候 | 晴れときどき曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小中大滝から先は、ツーリングマップル関東2012年度版でも、ダートのように記載されていますが、登山口まで完全舗装されています。落石はありますけど。 現在、小中西山林道は落石のため「沢入」交差点から塔ノ沢登山口への分岐までの区間が通行止めです。 折立登山口や塔ノ沢登山口へは、国道122号線から「沢入」交差点を左折したほうが早いのですが、現在は通行止めのため「小中」交差点から遠回りしていくことになります。 詳細は掲載している写真を参照してください。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口・駐車場・ポスト ○郡界尾根登山口 舗装、見た目5台程度、自販機、街灯、トイレ、人家、一切なし。 ポストは、登山口にあり。 ◆トイレ ○小中大滝園地駐車場 非水洗。紙なし。手洗い用水は飲用不可。24時間利用可能。照明なし。 ◆危険箇所等 ○登山口から後袈裟丸山までの区間(郡界尾根)には危険箇所はありません。 良く整備されたハイキングコースです。 ただし、部分的に笹が深い箇所があります。顔の高さくらい。 ○後袈裟丸から奥袈裟丸までは、深い藪に覆われています。距離は1.8キロ。 一応、踏み跡のようなものがありますが、著しく生育した笹やシャクナゲの枝が踏み跡をほとんど隠しています。 概ね、笹の丈は腰の高さより少し上くらいですのでかき分けながら進むことになります。 目安として笹の葉っぱが痛んで枯れているところが、人が歩いた場所です。 7〜8回ほど、ルートをはずしました。その都度、藪を突っ切って尾根方向へ這い上がって怪しげな踏み跡を見つけています。 この踏み跡だと思って辿っても、倒木の前で途切れていたりします。 大岩から先へは踏み跡が錯綜していたりと、経験と勘がものを言います。 前袈裟丸や郡界尾根のようなハイキングコースとは雲泥の差ですので、ご注意ください。 個人的な感想を言えば、かなり危ないです。 ルートをはずしているということに直ぐに気がつかなければ道迷いの危険があるという意味で。 山登りを始めて間もない人が行く山とは思えませんが、行かれる場合は登山経験豊富な方との同行を強くお勧めします。 ◆温泉 ○水沼駅温泉センター 11:00-20:00 ¥600 循環 日帰施設 駅構内に温泉がある・・・というのがウリらしいです。サウナがあって・・・露天があって・・・。 群馬県桐生市黒保根町水沼120-1 0277-96-2500 http://www.mizunuma-sb.com/ ◆バッチ 水沼温泉センターの売店にはありませんでした。まあ、ないでしょうね。 |
写真
感想
前回の女峰山に続き、またしても人のいなさそうな気配の奥袈裟丸山へ。
見かけたのは、一人だけでした。もちろん、郡界尾根でですけど。
正直なところ、高速が混むだろうことが予測されたので、高速を使わずに行ける山ということで、ココになったというわけでございました。
この辺りへ行くには、高速を使うとかえって遠回りになってしまうのです。
袈裟丸山は、前袈裟丸山、後袈裟丸山、中袈裟丸山、そして標高では最高点となる奥袈裟丸山から構成されています。
一般的には、前袈裟丸山を袈裟丸山の山頂としており、そこまでの道のりであれば、相当に整備された誰しもが歩ける快適なハイキングコースとなっています。
さらに、前袈裟丸山の先、八反張を通って後袈裟丸山までであれば、特別、難しいことなく到達できると思います。
私は郡界尾根から登っているので、八反張は通っていないのですけど。
しかし、最高点である奥袈裟丸山への道のりは、長く険しいものがあります。
後袈裟丸からは、距離にして1.8キロです。途中に中袈裟丸山があります。
まず、縦走路の入口に立ち「本当にこの先に進むのか、道があるのか」という疑問を感じます。
笹藪深く、シャクナゲの枝が激しく張り出していて、どこに踏み跡があるのか、分かりません。
20メートルも進めば、自分が入り込んでよい領域なのかどうかの判断ができると思います。
この時点で無理だと思ったら、引き返すことを強くおすすめします。
たまに藪が途切れて踏み跡が明瞭になる箇所がありますが、奥袈裟丸山の山頂までは、基本的には植物の生育が著しく、どこに踏み跡があるのか分からない状況です。
一番、険しく感じたのは、後袈裟丸から中袈裟丸までの区間です。行きも帰りもここでルートを見失いました。
基本的にルートは尾根上を行くのが正しいです。尾根をはずして西側に下っていった場合、それは遭難の入口です。引き返すか、尾根を目指して藪をかき分けて突っ切ってください。
中袈裟丸にたどり着ければ、奥袈裟丸まで行くことができると思います。
進むべき方向を探しながらの1.8キロは、けっこう長く感じます。
後袈裟丸から奥袈裟丸の往復で3時間くらいかかっています。
大岩の手前で踏み跡がいくつかに分かれていたり。倒木で踏み跡が途切れていたり。
目印のビニールテープは、集中してある箇所と、全くない箇所があったり。
このテープもあまり過信すると、妖しげな方向へと引きずり込まれてしまいそうになります。
自分で正しいと判断できる方向へ進むことが大切です。
格好よく言えばルートファインディング。分かりやすく言えば、ルートミス多発。
そこにあるのは、整備された登山道ではありません。不明瞭な踏み跡です。
かき分けた深い笹の下に、誰かが倒れているのではないかという恐怖すらあります。
誰もいないことが分かりきっているこの場所で、数メートル先の藪の向こうから、
ガサ・・・ガサ・・・ガサ・・・という物音を聞いたのは2回。
多分、鹿だろうとは思いますが並の恐ろしさではありません。
アルプスの何とか銀座みたいに、困ったときには誰かが都合よく通りかかってくれるような山域ではありません。
滑って転んで骨折して歩けなくなれば、次に他の登山者が訪れるのは、いつの日になるか知れません。
奥袈裟丸山の記録を検索してみれば分かりますが、私より以前に登録されている記録はごくわずかです。
いずれも、相当な猛者たちの記録となります。初心者が安易に入り込んでよい領域ではないと思います。
地図、コンパス、GPS、経験を駆使しなければ、奥袈裟丸山の登頂は困難です。道迷いで遭難の危険すらあります。
最低でも必要なものは、私よりもはるかに豊富な登山経験と思います。
あんまり、行く人はいないと思いますけど。行かれる場合は食料は多めに。
最後に、もらってきた袈裟丸山のパンフレットには、奥袈裟丸から皇海山へ縦走していく上級者がいます、というようなことが書いてありました。
とても、私には真似できません。奥袈裟丸にたどりつくのがやっとです。
次に袈裟丸山に登る際には、塔ノ沢コースから寝釈迦像でも見物しながら、前袈裟丸山までノンビリとしたいものです。
下山後の温泉。水沼駅温泉センターは・・・。浴室内の排水溝に、そこにあってはならないモノがありました。
色といい・・・形といい・・・大きさといい・・・。見れば誰しもが絶句するモノです。
そういえば、浴室の入口に「オムツをしている方はご遠慮願います」というような張り紙がしてあった。
しかし、このサイズは赤ちゃんのモノではないぞ。
この施設が悪いというわけではないのでしょうが、結局のところ、そういう利用者がいるというのが日帰り施設というわけで、もう二度と日帰り施設には入りたくないなと思いながら、さっさと出ました。
ここの温泉はお湯を循環させているということは・・・排水溝にソレがあるということは・・・。
エキスがお湯に染み出しているということか。げぇ。あまり考えないようにします。
かなり「良い加減」なプロフィールを大笑いしながら拝見。オナカガヨジレタデス
山ガールならぬ山姥ですけど愛されたくてコメントしたくなりました
袈裟丸山は寝釈迦コースで2回登っていますが私にとっては長くてキツかったですよ。
ほとんどヤブ漕ぎで歩くのは私は精神的にダメです。
山で一番怖いのは道迷いですからね。
私も山と はよくコラボしますけどたまにハズレの もありますね。
また楽しいレコ待っています。
あ、お若い時の写真は私の大好きなナキウサギにそっくりですねぇ(北海道の彼です)
モサモサの笹藪大変でしたね。
肌にあたってかゆくなりませんでしたか?
私には絶対に行けない登山道ですので写真で楽しませてもらいました
塔ノ沢コースには岩に彫られた寝釈迦たるものがあるんですね。
歴史ある登山道や石仏がある場所は結構好きなので私にはこちらのコースが良さそうです。
温泉…感想読みました。
すみません、笑いごとじゃないんですが笑ってしまいました。
あり得ないですねー
温泉は登山後の楽しみでもあるのに。今回はハズレですかね。
とても良い情報をありがとうございました
はじめまして、こんばんは。
OBABA様のストレートなユーザーネームが見事です。
ほとんど思いつきのプロフィールをご覧になっていただき、ありがとうございます。
そこから受け取られる印象そのままの人間でございます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
そういえば、自分のプロフィールにはナニが書いてあったのか、確認してみました・・・ムチャクチャですね。
プロフィールの一番下の欄は、今のナキウサギの写真ではなくて、その前のコウモリの写真を使っている時の記述です。
写真だけかえて、更新していなかったですね。
愛情は欲しいままに存分に受け取ってください。
いらなくなっても、そこらの道路に捨てたりしてはいけません。
OBABA様のプロフィールを拝見させていただきました。
とても私など足元に及ばないような大ベテランではないですか。
そのような方に、私のけったいな記録をご覧になっていただき、恐縮の至りでございます。
寝釈迦コースは、通行止めが解除になりましたら、何時の日にか歩いてみたいコースです。
私も基本的には藪漕ぎは好きくないので、この奥袈裟丸山には、もう二度と行くことはないと思います。
後袈裟丸からは、常に道迷いの恐怖が付きまとっていました。
私が入り込んでよい領域ではなかったのかもしれません。
温泉は。この近辺では、他に無いので仕方なく水沼駅温泉センターに入らざるを得ませんでした。
しかし、あの状況では入らない方がよかったことは言うまでもありませんです。
長袖、長ズボンですので、笹があまり肌に当たることはありませんでした。
しかしながら、笹の丈が背丈くらいの箇所もあって、端整で無防備な顔には当たりました。
寝釈迦像。写真で見る限りは、たいしたモノでもないような感じがしなくもないです。
誰がいつ頃作ったのか不明とか。けっこう大きいらしいです。
あと、途中にあるカマボコ型のミニシェルターも見モノとか。
塔ノ沢コースに興味がおありで。
ふーん・・・私も行こうかなーみたいなー。紅葉時期にでも、ご一緒に。
ちなみに、前の女峰山もお不動様の石像や石祠があったりして、歴史を感じさせてくださいます。
温泉は。カラダを洗おうと椅子に腰掛け、何気なく排水溝を見てみると・・・。
言葉を失いました。そして、ソレが何なのか。いや、まさかそんなはずはないと、否定するためにも、マジマジと見てしまいました。
でも、やっぱり、ソレなんです。どう見ても。げぇ。思い出してきた。
オジイサンに連れられて入ってきた小さな子が「ナニコレー?」と言っていましたが、本当に「ナニコレー!」でした。
余計にカラダがキタナクなったのではないかと。
私が今までに入った温泉の中では、これより下はないですね。
袈裟丸山の近くにはこれしかないのが困ります。
北関東の地図見ていると気になってしまう稜線ですよね。
皇海山〜錫ヶ岳〜日光白根山まできれいに繋がっていますから。
5日に分けてランした方が居るようです。
確かに、固形物は衝撃的ですね。
でも、オリンピックプールですら尿まみれですし、洗わないで湯船に入る方をかなり見かけますから”実があるか無いか”程度の違いかもしれませんよね(笑
次亜塩素酸で消毒していますから原虫は無理ですが細菌に関しては無菌に近いので、濾過すれば飲用できるレベルでしょうけれど・・・
実はキタカントウという言葉の響きが好きです。
あ、本当だ。皇海山から日光白根まで繋がっているんですね。
ここを5日間に分けて、ランとは。相当な猛者ですな。
後袈裟丸から奥袈裟丸山までは、不快なだけの藪深い雰囲気ですが、かき分ければ何とか踏み跡が見えてくる状況でした。
笹を刈り払えば、状況は変わるのでしょうけど。
奥袈裟丸山からは完全に踏み跡が消えていて、木々が密集して生い茂り、とても人間が歩けるような雰囲気ではありませんでした。
やっぱり、残雪期限定のルートなのですかね。皇海山までの縦走路は。
いつの日にか、1955様も家族で奥袈裟丸ですか?
険しい上に、眺望も思わしくなく、かなり禁欲的で、登山を楽しむというよりも、単にその山域の最高点を極めてみたいという自己満足度の高いお山でした。
たいていの人は、もう一度行きたいと思うことはないでしょう。
風呂は。飲んでも大丈夫ですか。思いっきり湯船に浸かってしまって、全身にエキスをいただいてしまったかと思って後悔していたのですが。
カラダを洗わないで湯船に入るのは、日帰り施設の定番ですから、仕方がないですね。
付近に日帰りで入れる温泉がないので、仕方なく入りましたけど、どうにも、日帰り施設は好きになれません。
国民宿舎かじか荘は逆方向ですし、梨木温泉は日帰り入浴は受け付けていないし。
風呂から出る時に、従業員に文句を言ってやろうかと考えたのですが、植物性人間なので辞めておきました。
moglessさん、おはようございます〜。
袈裟丸に行かれたんですね。
ここはいつか行ってみたい山でした。
藪、すごいですね これはやばいなあ〜。
でも楽しそう。奥深い袈裟丸山をぜひとも体験したい。近々挑戦してみよう。
でもたぶん、行って後悔しそうです
温泉、怖いですね。
せめて掛け流しだったら。。。ってそういう問題でもないか。
藪がひどいのは、後袈裟から奥袈裟丸までの区間です。
袈裟丸山登山は、一般的には前袈裟丸までです。
ですから、袈裟丸山は藪深く奥深いというわけではありません。
きわめて整備された快適なハイキングコースとなっています。
袈裟丸山を登る人で、奥袈裟まで行く人は、ほとんどいないと思います。
なにしろ、特別眺めがよいというわけでもなく。
最高点到達という自己満足度の世界です。
奥袈裟までの道のりは、楽しいという感じではなかったです。むしろ、苦痛。
そもそも、八反張が通行禁止らしいですからね。
前袈裟丸の先の八反張を通行して、後袈裟・・・。
ここで、八反張について。
みどり市が発行している登山地図を確認しますと、「八反張は風化が激しいため通行禁止」と書かれています。
しかし、現地の登山口にあった比較的新しめの地図には、「注意して通行してください」と。
いったい、とおっていいのか、とおってはいけないのか。
実際、後袈裟から八反張方向へは、特に通行禁止を示す表示はなかった。
つまり、通るか通らないかは自己責任ということですかね。
温泉はーー。見たときは、気を失いそうでした。
東北からは、もうお帰りになられてのでしょうか。
いつのまにか、お盆も終わったようですね。
おや、珍しく花のお写真が無いですねぇ。
それだけ深かったのでしょうか?
先月、上田の低山に行ってアブの襲撃&敗退以来、虫に敏感になってしまいました。未だにかゆい
藪漕ぎが多そうですが、虫は大丈夫でしたか?
ここは、お花を楽しむような山ではなくて、藪笹を楽しむお山です。楽しくないですけど。
花は咲いていませんでした。いや、多少は咲いていたかな。どこでも見かけるような花が。
もうシーズンオフかもしれません。
上田の低山? なにやら、最近またハイペースに記録が更新されているご様子で。
いつの間にか東北に行ってきているし。
私も、今年は東北へ行くぞ。9月にでも・・・行けたらいいなぁ。飯豊山。
アブサンは登山口にたくさんいて、車のドアを開けていると、やたらに車内に入ってきて困りました。
途中では、トンボがやたらにいたくらいでしたので、御蟲は気になりませんでした。
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