仙丈ヶ岳・甲斐駒ケ岳−南アルプス デビュー戦
- GPS
- 11:52
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,932m
- 下り
- 1,962m
コースタイム
13日 04:20仙丈小屋 - 04:45仙丈ヶ岳(3033m)(約20分休憩)05:05 - 05:20仙丈小屋(朝食)06:00 - 06:35小仙丈ヶ岳 - 07:15大滝ノ頭五合目 - 08:15林道出合(北沢峠下)(1980m) - 09:35 仙水峠 - 11:10駒津峰(2752m) - 11:55 双児山 - 13:10 北沢峠(バス停)
天候 | 12日 曇り のち 小雨 13日 曇り 時々 ガス・小雨 そのうち本降りの雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
「広河原」停 → 「北沢峠」停 750円 所要時間25分 南アルプス市営バス 本数は少ないが、バスの接続はスムーズ。 http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2012hirogawara.htm 期間・曜日により運行ダイヤが異なるので、要注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
所々にガレ場、岩場、急登があるものの、全体としては危険な箇所は少ない。 登山ポストは、広河原インフォメーションセンターや北沢峠の長衛荘内に設置。 水場は各山小屋で補給できる(ただし、仙丈小屋では涸れていた)。沢もある。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
電車バスを乗り継いで自宅から片道5時間。これだけ、時間と費用を使って山登りをするからには、それなりの満足感・達成感が欲しいもの。となると、日帰りで1座だけではもったいない。
そうすると、1泊で日本百名山2座、しかも3000m級の山を目指そうという欲張りなプランを企画。いろいろと調べていく中で、南アルプス北部に鎮座する仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳。自宅を早朝出かけ、1泊すれば、なんとか踏破できそう。相手に不足はない。
と意気込んで臨んでみたものの、結果として準備不足で、完遂できなかった。
何しろ、盆休み期間中に行けたらいいな、あとは一番天気がいい日に行こうという程度の準備。結局、敢行を決意したのは、前日夜。山小屋の予約も、甲府駅についてから行うというドタバタ劇。
反省点は、いろいろとあり、思いつくままに列挙する。
1.山の天気は急変する。まして、ここ数日上空には寒気が流れ込み、大気が不安定になり、午後は各地で雷雨の日が続いていた。そんな中、レインスーツを忘れてしまい、冷たい雨に打たれてしまった。幸い、ダウンジャケット、フリースジャケットを持参していて代用した。3000m級の山は、夏でも寒い。前夜に持参物を再確認しよう。
2.各区間のラップタイムの計算違いとバスの発車時刻の確認ミス。曜日によって、バスの発車時刻が違う。そのことに途中で気がつき、甲斐駒ケ岳までたどり着けなかった。ガイドマップに書かれたラップタイムよりは、全般的に順調に歩いていても、このような結果になってしまったので、もう少し入念に計画を立てる必要があった。
3.昼食弁当の確保。1日目はいつものように弁当を持参していたので大丈夫だったが、2日目は空腹の中、歩くことになる(非常食も持参していたが、時間もなかったので下山するまで我慢)。特に甲斐駒ケ岳は途中で昼食ができる山小屋がないので要注意。
4.仙丈ヶ岳の上りは、太平山荘前から沢沿いを通る通称「薮沢新道」を通りたかったが、当日現地ではすっかり忘れてしまい、北沢峠登山口正面から登ってしまった。
まあ、いろいろと反省すべき点はあり、天気もガス・雨になり、眺望も雄大な自然もご来光も拝むことができなかった。
一方、良かった点。
1.宿泊した仙丈小屋がアットホームで、夕食・朝食もしっかりと食べられ、布団・トイレも快適だった。支配人によると、開業して14年目、結構新しい。山頂から30分。御来光を拝むのも便利。ただ、今回のルートであれば、朝食を4時30分にして(あるいはおにぎりを握ってもらって)、それから仙丈ヶ岳で御来光を臨んでから直接小仙丈ヶ岳に向かったほうがいいだろう。
2.バス車中から見下ろす野呂川のV字渓谷は感動もの。急峻な南アルプスの山々が野呂川に迫り、その山腹の高い箇所を縫うように走る南アルプス林道。林道と川面まで1000mはあるのではないかと思われる位の落差。また所々には落差1000m以上の滝が糸を引くように落ちていく景観は圧巻。
山歩き中はガスや雨で視界がほとんどなく、自然を満喫できなかっただけに、より新鮮に感じられた。
3.高山植物に多く出会えた。名前も知らない草木が多くあり、もう少し勉強していれば、より楽しめたかもしれない。
4.コース的には、仙丈ヶ岳は上りを馬ノ背ヒュッテ経由、下りは小仙丈ヶ岳経由の方が楽。逆ルートは小仙丈ヶ岳までの急登が大変。甲斐駒ケ岳は仙水峠経由の方が変化があって面白い。
5. 時間的にはタイトであったが、ほぼ予定時間以上のラップで歩くことができた。時間があれば、体力的には甲斐駒ケ岳も十分に狙えたと思う。(これほど順調に歩けるのも珍しいことだが)
6.下山してから、北沢長衛荘で遅めの昼食。山菜そば600円。生き返りました。
要望としては、
バス運行時間。
・東京方面から始発電車に接続よくバスのダイヤを組んで欲しいものだ。これによって、2時間早く北沢峠に着くことができ、2座をスムーズに回ることができる。
・帰りの最終便の発車時刻を曜日に関わりなく統一して欲しい。
・定刻に複数台のバスを走らせるより、臨時便を増発するなど、臨機応変に運行して欲しいものだ。
いずれにしても、南アルプスは最高でした。まだまだ登ってみたい山々はたくさん残されているので、天気に恵まれた日に、再チャレンジしたい。
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