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Yamareco

記録ID: 215324
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

仙丈ヶ岳・甲斐駒ケ岳−南アルプス デビュー戦

2012年08月12日(日) ~ 2012年08月13日(月)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:52
距離
14.5km
登り
1,932m
下り
1,962m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

12日 13:00北沢峠(2030m) - 14:08大滝ノ頭五合目 - 15:00馬ノ背ヒュッテ - 16:00仙丈小屋(泊)
13日 04:20仙丈小屋 - 04:45仙丈ヶ岳(3033m)(約20分休憩)05:05 - 05:20仙丈小屋(朝食)06:00 - 06:35小仙丈ヶ岳 - 07:15大滝ノ頭五合目 - 08:15林道出合(北沢峠下)(1980m) - 09:35 仙水峠 - 11:10駒津峰(2752m) - 11:55 双児山 - 13:10 北沢峠(バス停)
天候 12日 曇り のち 小雨
13日 曇り 時々 ガス・小雨 そのうち本降りの雨
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR「甲府駅」駅 → 「広河原」停 2000円 所要時間1時間50分 山梨交通バス
「広河原」停  → 「北沢峠」停 750円  所要時間25分    南アルプス市営バス
本数は少ないが、バスの接続はスムーズ。

http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2012hirogawara.htm
期間・曜日により運行ダイヤが異なるので、要注意。
コース状況/
危険箇所等
所々にガレ場、岩場、急登があるものの、全体としては危険な箇所は少ない。
登山ポストは、広河原インフォメーションセンターや北沢峠の長衛荘内に設置。
水場は各山小屋で補給できる(ただし、仙丈小屋では涸れていた)。沢もある。
予約できる山小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
北沢峠。この登山口が、今回アタックする仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳の玄関口。南アルプス林道は一般車両通行止めにつき、山梨・長野の両県からバスで着く。付近に長衛荘、北沢駒仙小屋(建替工事中)、キャンプ場有り。
2012年08月12日 12:42撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 12:42
北沢峠。この登山口が、今回アタックする仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳の玄関口。南アルプス林道は一般車両通行止めにつき、山梨・長野の両県からバスで着く。付近に長衛荘、北沢駒仙小屋(建替工事中)、キャンプ場有り。
北沢峠登山口から登山道に入ったところ。樹林帯が続く。モミ、ツガ(?)などの針葉樹でいい香りがする。午後からの入山でさすがに登る人は少ない。
2012年08月12日 13:19撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 13:19
北沢峠登山口から登山道に入ったところ。樹林帯が続く。モミ、ツガ(?)などの針葉樹でいい香りがする。午後からの入山でさすがに登る人は少ない。
大滝ノ頭五合目。ここで、右に行くと馬ノ背方面、左に行くと小仙丈ヶ岳を経由して、ともに仙丈ヶ岳に通ずる。ここは、右に進む。
2012年08月12日 14:12撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 14:12
大滝ノ頭五合目。ここで、右に行くと馬ノ背方面、左に行くと小仙丈ヶ岳を経由して、ともに仙丈ヶ岳に通ずる。ここは、右に進む。
大滝ノ頭を過ぎると、何本かの滝を通過する。冷たくて気持ちいい。
2012年08月12日 14:34撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 14:34
大滝ノ頭を過ぎると、何本かの滝を通過する。冷たくて気持ちいい。
こじんまりとした薮沢小屋を通過。
2012年08月12日 14:36撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 14:36
こじんまりとした薮沢小屋を通過。
針葉樹林帯が終わり、視界が開け、明るくなる。低木のハイマツに変わる。
2012年08月12日 14:44撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 14:44
針葉樹林帯が終わり、視界が開け、明るくなる。低木のハイマツに変わる。
高山植物1:タカネグンナイフウロ
2012年08月12日 14:47撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 14:47
高山植物1:タカネグンナイフウロ
高山植物2:クルマユリ
2012年08月12日 14:48撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 14:48
高山植物2:クルマユリ
馬ノ背ヒュッテを通過。この辺りから小雨が降り始める。
2012年08月12日 14:57撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 14:57
馬ノ背ヒュッテを通過。この辺りから小雨が降り始める。
高山植物3:ヨツバシオガマ
2012年08月12日 15:24撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 15:24
高山植物3:ヨツバシオガマ
ハイマツ帯。既にガスで覆われ始め、遠景が見えない。
2012年08月12日 15:27撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 15:27
ハイマツ帯。既にガスで覆われ始め、遠景が見えない。
ホシガラス。雷鳥と思って一瞬喜んだが、よくよく見ると体形やくちばしの形が違う。
2012年08月12日 15:29撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
1
8/12 15:29
ホシガラス。雷鳥と思って一瞬喜んだが、よくよく見ると体形やくちばしの形が違う。
ハイマツ帯も終わりを告げ、森林限界に近づく。ますますガスがかかってきた。
2012年08月12日 15:33撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 15:33
ハイマツ帯も終わりを告げ、森林限界に近づく。ますますガスがかかってきた。
仙丈小屋もガスの中からその姿を現す。晴れていれば、仙丈ヶ岳の山頂もくっきり見えるはず。
2012年08月12日 15:35撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 15:35
仙丈小屋もガスの中からその姿を現す。晴れていれば、仙丈ヶ岳の山頂もくっきり見えるはず。
氷河の爪痕を残すカール(圏谷)の中を歩く。ガスの奥には仙丈ヶ岳山頂。
2012年08月12日 15:50撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 15:50
氷河の爪痕を残すカール(圏谷)の中を歩く。ガスの奥には仙丈ヶ岳山頂。
今回宿泊する仙丈小屋。想像していたより、立派な建物。
2012年08月12日 15:54撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 15:54
今回宿泊する仙丈小屋。想像していたより、立派な建物。
仙丈小屋の2階、清潔感ある寝室。
2012年08月12日 17:20撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/12 17:20
仙丈小屋の2階、清潔感ある寝室。
翌朝、ご来光を拝みに仙丈ヶ岳山頂へ。小屋から山頂まで約30分。しかし、残念ながらガスが取れず、逆に小雨までも降り始める。
2012年08月13日 04:44撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 4:44
翌朝、ご来光を拝みに仙丈ヶ岳山頂へ。小屋から山頂まで約30分。しかし、残念ながらガスが取れず、逆に小雨までも降り始める。
仙丈ヶ岳の山頂標識。しかし風が強い。そして結構寒い。
2012年08月13日 04:48撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 4:48
仙丈ヶ岳の山頂標識。しかし風が強い。そして結構寒い。
日の出時刻を過ぎ、徐々に明るくなる。が、ガスがかかり、眺望なし。
2012年08月13日 04:58撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 4:58
日の出時刻を過ぎ、徐々に明るくなる。が、ガスがかかり、眺望なし。
高山植物4:イワギキョウ
2012年08月13日 05:04撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 5:04
高山植物4:イワギキョウ
高山植物5:糸のような花びらが印象的で可憐な花。名称不明。
2012年08月13日 05:09撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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8/13 5:09
高山植物5:糸のような花びらが印象的で可憐な花。名称不明。
小仙丈ヶ岳山頂の標識。小雨が降り続く。この辺りは、日本一、二の標高を誇る富士山と北岳を望むことができる贅沢な地点だそうだ。
2012年08月13日 06:33撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 6:33
小仙丈ヶ岳山頂の標識。小雨が降り続く。この辺りは、日本一、二の標高を誇る富士山と北岳を望むことができる贅沢な地点だそうだ。
高山植物6:今まさにつぼみが開かんとする花。名称不明。
2012年08月13日 06:49撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 6:49
高山植物6:今まさにつぼみが開かんとする花。名称不明。
急な下り坂を下り、大滝ノ頭五合目に到着。
2012年08月13日 07:11撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 7:11
急な下り坂を下り、大滝ノ頭五合目に到着。
二合目で、北沢駒仙小屋(旧・長衛小屋)やテント場への近道を進む。
2012年08月13日 07:49撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 7:49
二合目で、北沢駒仙小屋(旧・長衛小屋)やテント場への近道を進む。
駒仙小屋近道の樹林帯。比較的なだらかな下り坂を快調に進む。
2012年08月13日 07:54撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 7:54
駒仙小屋近道の樹林帯。比較的なだらかな下り坂を快調に進む。
南アルプス林道との出合地点。ここが今回ルートの最低地点。
2012年08月13日 08:12撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 8:12
南アルプス林道との出合地点。ここが今回ルートの最低地点。
南アルプス林道出合に出る木橋。渡った所にある(写真では手前)水場でたっぷりと給水。
2012年08月13日 08:13撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 8:13
南アルプス林道出合に出る木橋。渡った所にある(写真では手前)水場でたっぷりと給水。
駒仙小屋の前に広がるキャンプ場。色とりどりのテントの花が咲く。
2012年08月13日 08:26撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
1
8/13 8:26
駒仙小屋の前に広がるキャンプ場。色とりどりのテントの花が咲く。
「北沢峠」の名前の由来である北沢。しかし、至るところから水が湧き出て、沢になり、大会に注がれている。南アルプスの雄大な自然を実感する。
2012年08月13日 08:28撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 8:28
「北沢峠」の名前の由来である北沢。しかし、至るところから水が湧き出て、沢になり、大会に注がれている。南アルプスの雄大な自然を実感する。
北沢を渡過する木橋。少し心許ない感じだが、慎重に渡り切る。
2012年08月13日 08:45撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 8:45
北沢を渡過する木橋。少し心許ない感じだが、慎重に渡り切る。
高山植物7:白い花びらが清楚で美しい。名称不明。
2012年08月13日 08:54撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 8:54
高山植物7:白い花びらが清楚で美しい。名称不明。
仙水小屋。ここで昼食を補給しようかと思っていたが、残念ながら準備中。給水は可能。昨日、そして早朝からの山歩きで疲れを感じ、足取りが重い。
2012年08月13日 09:02撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 9:02
仙水小屋。ここで昼食を補給しようかと思っていたが、残念ながら準備中。給水は可能。昨日、そして早朝からの山歩きで疲れを感じ、足取りが重い。
樹林帯を過ぎると、突然眼前に岩の壁が飛び込む。この岩壁をよじ登るのかと一瞬ひるんでしまったが、さすがに杞憂に終わり、右に折れる。
2012年08月13日 09:11撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 9:11
樹林帯を過ぎると、突然眼前に岩の壁が飛び込む。この岩壁をよじ登るのかと一瞬ひるんでしまったが、さすがに杞憂に終わり、右に折れる。
仙水峠に続く岩場。今回は悪天候で、視界が悪いなかで、大自然の荒々しさを感じられ、最もお気に入りの地点となった。
2012年08月13日 09:25撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 9:25
仙水峠に続く岩場。今回は悪天候で、視界が悪いなかで、大自然の荒々しさを感じられ、最もお気に入りの地点となった。
仙水峠に到着。想定ラップタイムより、多少遅れ始める。ここから、甲斐駒ケ岳山頂まで3時間。バスの発車時刻について勘違いしていることに気がつき、間に合うのか、非常に微妙なことに気づく。
2012年08月13日 09:35撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 9:35
仙水峠に到着。想定ラップタイムより、多少遅れ始める。ここから、甲斐駒ケ岳山頂まで3時間。バスの発車時刻について勘違いしていることに気がつき、間に合うのか、非常に微妙なことに気づく。
駒津峰に向かう稜線からの眺め。少し空が明るくなり、ガスが切れてきた。
2012年08月13日 10:04撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 10:04
駒津峰に向かう稜線からの眺め。少し空が明るくなり、ガスが切れてきた。
一瞬ガスが薄くなり、甲斐駒ケ岳の白い岩肌がその姿を現す。
2012年08月13日 10:25撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 10:25
一瞬ガスが薄くなり、甲斐駒ケ岳の白い岩肌がその姿を現す。
また、ガスが濃くなり、雨も降りだした。しかし、仙水峠から駒津峰までは結構な急坂が続く。
2012年08月13日 11:05撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 11:05
また、ガスが濃くなり、雨も降りだした。しかし、仙水峠から駒津峰までは結構な急坂が続く。
駒津峰山頂にある標識。ここから甲斐駒ケ岳まで往復2時間30分。バスに間に合わない・・・。そして、このガスと雨。今回の登頂は諦めよう。楽しみは次回に。
2012年08月13日 11:10撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
1
8/13 11:10
駒津峰山頂にある標識。ここから甲斐駒ケ岳まで往復2時間30分。バスに間に合わない・・・。そして、このガスと雨。今回の登頂は諦めよう。楽しみは次回に。
駒津峰山頂に到着。何組かのグループが休憩中。
2012年08月13日 11:10撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 11:10
駒津峰山頂に到着。何組かのグループが休憩中。
この方向に、甲斐駒ケ岳が間近に見えるはず。
2012年08月13日 11:12撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 11:12
この方向に、甲斐駒ケ岳が間近に見えるはず。
双児山までは岩礫の稜線が続く。濡れた岩は滑りやすので、要注意。
2012年08月13日 11:57撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 11:57
双児山までは岩礫の稜線が続く。濡れた岩は滑りやすので、要注意。
樹林帯の急な下り坂が続く。単調な道だ。
2012年08月13日 12:14撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 12:14
樹林帯の急な下り坂が続く。単調な道だ。
バスに間に合うように急ぎ足で下ったものの、意外に時間を要する。結局、わずか5分前にバスが発車。次のバス便まで2時間30分待たされることになる。
2012年08月13日 13:11撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 13:11
バスに間に合うように急ぎ足で下ったものの、意外に時間を要する。結局、わずか5分前にバスが発車。次のバス便まで2時間30分待たされることになる。
バス停で待っている間に、雨は本降りに。早めに下山していて良かった。
2012年08月13日 15:12撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
8/13 15:12
バス停で待っている間に、雨は本降りに。早めに下山していて良かった。

感想

 電車バスを乗り継いで自宅から片道5時間。これだけ、時間と費用を使って山登りをするからには、それなりの満足感・達成感が欲しいもの。となると、日帰りで1座だけではもったいない。
 そうすると、1泊で日本百名山2座、しかも3000m級の山を目指そうという欲張りなプランを企画。いろいろと調べていく中で、南アルプス北部に鎮座する仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳。自宅を早朝出かけ、1泊すれば、なんとか踏破できそう。相手に不足はない。

 と意気込んで臨んでみたものの、結果として準備不足で、完遂できなかった。
何しろ、盆休み期間中に行けたらいいな、あとは一番天気がいい日に行こうという程度の準備。結局、敢行を決意したのは、前日夜。山小屋の予約も、甲府駅についてから行うというドタバタ劇。

 反省点は、いろいろとあり、思いつくままに列挙する。

1.山の天気は急変する。まして、ここ数日上空には寒気が流れ込み、大気が不安定になり、午後は各地で雷雨の日が続いていた。そんな中、レインスーツを忘れてしまい、冷たい雨に打たれてしまった。幸い、ダウンジャケット、フリースジャケットを持参していて代用した。3000m級の山は、夏でも寒い。前夜に持参物を再確認しよう。

2.各区間のラップタイムの計算違いとバスの発車時刻の確認ミス。曜日によって、バスの発車時刻が違う。そのことに途中で気がつき、甲斐駒ケ岳までたどり着けなかった。ガイドマップに書かれたラップタイムよりは、全般的に順調に歩いていても、このような結果になってしまったので、もう少し入念に計画を立てる必要があった。

3.昼食弁当の確保。1日目はいつものように弁当を持参していたので大丈夫だったが、2日目は空腹の中、歩くことになる(非常食も持参していたが、時間もなかったので下山するまで我慢)。特に甲斐駒ケ岳は途中で昼食ができる山小屋がないので要注意。

4.仙丈ヶ岳の上りは、太平山荘前から沢沿いを通る通称「薮沢新道」を通りたかったが、当日現地ではすっかり忘れてしまい、北沢峠登山口正面から登ってしまった。


 まあ、いろいろと反省すべき点はあり、天気もガス・雨になり、眺望も雄大な自然もご来光も拝むことができなかった。

 一方、良かった点。

1.宿泊した仙丈小屋がアットホームで、夕食・朝食もしっかりと食べられ、布団・トイレも快適だった。支配人によると、開業して14年目、結構新しい。山頂から30分。御来光を拝むのも便利。ただ、今回のルートであれば、朝食を4時30分にして(あるいはおにぎりを握ってもらって)、それから仙丈ヶ岳で御来光を臨んでから直接小仙丈ヶ岳に向かったほうがいいだろう。

2.バス車中から見下ろす野呂川のV字渓谷は感動もの。急峻な南アルプスの山々が野呂川に迫り、その山腹の高い箇所を縫うように走る南アルプス林道。林道と川面まで1000mはあるのではないかと思われる位の落差。また所々には落差1000m以上の滝が糸を引くように落ちていく景観は圧巻。
山歩き中はガスや雨で視界がほとんどなく、自然を満喫できなかっただけに、より新鮮に感じられた。

3.高山植物に多く出会えた。名前も知らない草木が多くあり、もう少し勉強していれば、より楽しめたかもしれない。

4.コース的には、仙丈ヶ岳は上りを馬ノ背ヒュッテ経由、下りは小仙丈ヶ岳経由の方が楽。逆ルートは小仙丈ヶ岳までの急登が大変。甲斐駒ケ岳は仙水峠経由の方が変化があって面白い。

5. 時間的にはタイトであったが、ほぼ予定時間以上のラップで歩くことができた。時間があれば、体力的には甲斐駒ケ岳も十分に狙えたと思う。(これほど順調に歩けるのも珍しいことだが)

6.下山してから、北沢長衛荘で遅めの昼食。山菜そば600円。生き返りました。


 要望としては、

バス運行時間。
・東京方面から始発電車に接続よくバスのダイヤを組んで欲しいものだ。これによって、2時間早く北沢峠に着くことができ、2座をスムーズに回ることができる。
・帰りの最終便の発車時刻を曜日に関わりなく統一して欲しい。
・定刻に複数台のバスを走らせるより、臨時便を増発するなど、臨機応変に運行して欲しいものだ。

 いずれにしても、南アルプスは最高でした。まだまだ登ってみたい山々はたくさん残されているので、天気に恵まれた日に、再チャレンジしたい。

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利用交通機関: 車・バイク
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