赤木沢



- GPS
- 11:25
- 距離
- 35.8km
- 登り
- 1,572m
- 下り
- 2,131m
コースタイム
10日(金) 入渓5:50→赤木沢出合7:10→本流の標高2140m地点8:20→赤木沢出合 9:00→大滝10:20→稜線(昼食)12:20〜12:50→太郎平小屋14:40→折立17:10着
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
通常の登山道はとても整備されていて歩き易い。 |
写真
感想
折立から太郎小屋までは暑いのでペースがあがらなかった。太郎平小屋で食事をとって、薬師沢小屋を目指す。太郎平小屋から薬師沢小屋までのルートは行程の7割程度は木道で、歩きやすかった。笹原広がるカベッケが原では、ちょっと獣臭い場所もあり、笛を吹きながら通りぬけた。渓流の音が聞こえ、小尾根を下ると薬師沢小屋に着いた。デッキでビールを飲み、翌日の打ち合わせをしながらロープワークの復習をして、夕食後は健全に就寝。
5時に朝食を食べ、6時前には出発。薬師沢小屋のデッキ横から梯子を使い、河原に降りる。本流の左岸(上流に向かって右側)を中心に遡行するが、何回か膝程度の渡渉をする。(ここ数日は天気が良く、水量は少ない方であると小屋の方から聞いていた)一時間ほど進むと赤木沢出合である。いろいろ調べているとここのミニゴルジュは左岸を高巻くということであったが、本日は腰まで浸かり、高巻かずにクリアした。目の前には雑誌やネットで必ず出てくる2メートルの二つの滝に囲まれた大瀞の光景があり、感動である。時間も早いので、本流も少し見たくて、そのまま進む。ナメではないが、水もきれいで、結局1時間ちかく本流を進み、黒部五郎岳もまじかに見えてきた。ぼちぼちタイムアップで戻ることにする。赤木沢出合に戻り、赤木沢遡行を再開した。
赤木沢に入ってからは本流とまったく異なる景色で、赤みがかった岩を光る筋となって流れるナメ滝から始まり、その後もため息がでるくらいの美しい大小のナメ滝が続いた。天気も良く、岩肌と水流のキラメキにみとれてしまった。パートナーと「やはり来て良かった」と頷きあった。ウマ沢を超えると四段の滝があり、左側の笹藪から入り高巻いた。最後の方は灌木をつかみながらかろうじて進んでので、ここは左岸(右側)を高巻くべきだったかもしれない。その後も美しい光景に目の保養をしながら散歩気分で進む。しばらく行くと一枚岩のスラブに落ちる赤木沢大滝が右奥の方に見えた。直下まで進んで、岩稜を登ることも考えたが、少し戻り、左岸(右側)の草付きを一番下から堅実に登った。その後灌木帯に入り、枯れ木を掴まないように注意して、灌木に頼って登り、あとは藪こぎをした。このあたりは踏み跡もなく、少し迷ったが、大滝の2段目の上に来ていることを確認して、無事に降りた。
大滝の上は小ぶりになるがまだまだ美滝が続く。二つ目の枝沢を右俣に入り、そのまま進む。徐々に水量が減り、水源に近くなる。枝沢がいくつかあるが、藪こぎを避けるべく且つGPSで赤木岳の右手に出るようにルートをとる。最後は沢から草原に出て、残雪と稜線が見えた。ここから見る薬師岳や赤牛岳が見事であった。草原のお花畑に癒されながら稜線に出た。登山道を入り、食事をとり、沢靴から登山靴に履き替えて、太郎小屋を目指した。途中ガスが出て、北の俣岳山頂では展望はなかったが、その後はまた回復してきて、パートナーから花の名前を聞きながら楽しく縦走した。太郎小屋からは折立まではだんだんと疲れも出てきたが、無事に折立に戻ることができた。二日間天候に恵まれて、これまで経験した中で、最高の沢登りだった。
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