甲斐駒・仙丈
- GPS
- 56:00
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 2,172m
- 下り
- 2,218m
天候 | 1日目:曇り 2日目:曇り時々雨 3日目:曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目:新宿>甲府>北沢峠>仙駒キャンプ場 2日目:キャンプ場>仙水峠>駒津峰>甲斐駒ケ岳(ピストン) 3日目:キャンプ場>小仙丈>仙丈ケ岳>馬の背>北沢峠>甲府>新宿 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
「7月は南アルプス。」と、あたしが厳かに宣言したのは4月の話。
目標は、白根三山縦走か、いまだ未到の甲斐駒・仙丈。どっちにしてもあたしにとってはすっごい魅力。
当初は、日本第二位・四位の北岳・間ノ岳を目標にしてたものの、紆余曲折があり、結局甲斐駒・仙丈をターゲットにすることで落ち着きました。
7月14日新宿発朝09:00のあずさ9号に乗り込んだのは、あたし、たろう、ぼっか、そして唯一の女の子へねく。
ときちも参加予定でしたが、お連れ合いの具合が悪く、無念のリタイヤ。
甲府で酒やつまみ、スイカを買い込み、南アルプス林道を通るバスに乗って、ベースとなる北沢峠到着が15:00。
今回はここをベースキャンプにし、一日目に甲斐駒ケ岳を、二日目に仙丈ケ岳を目指します。
北沢峠は三連休とあって、100張り張れると言うテント場もほぼ満杯。仕方なく、テント場のはずれ、小川のほとりに三つのテントを設営し、各自用意した食料を、これまた各自用意したバーナーとコッフェルで調理して晩飯。
晩飯食べたら、UNOやってちょっとお酒飲んで、その日は就寝。
夜半に「ポツ、ポツ、ポツ」というテントを叩く雨の音。
げんなりしながら迎えた朝は、霧が立ちこめ、好天と呼ぶには程遠い感じ。
それでも朝食をかっ込んで、長蛇の列をなしたトイレに並びます。
06:35、北沢峠を出発し、仙水峠へ。そこから駒津峰と呼ばれる前衛峰にいたる急坂を2時間ほど登ると、岩稜帯の先のガスの切れ間に、白く浮かび上がる甲斐駒ケ岳の山頂が見えます。
11:00、甲斐駒ケ岳(2967m)山頂着。天気曇り。
山頂で昼食を腹に入れているうちに、ところどころガスが晴れ、展望が開けてきて、鳳凰三山や鋸岳がはっきり。でも、「南アルプスの女王」仙丈ケ岳は依然として雲の中。照れ屋の女王はなかなかその姿を見せてくれません。
頂上でしばらく滞在したあと、ぼっかとへねくを先に下ろして、下りの苦手なたろうさんとゆっくり下山。15:30頃、ベースキャンプ到着。
翌16日は仙丈ケ岳へ。
なんとなく(せんじょうは登らなくてもいっかなー)なんて気分がどっかにあったのと、さすがに前日標高差1000メートルを上り下りして足の筋肉が悲鳴を上げてるのと、さらには登山者が多いため、「お先どうぞ!」とどいてくれるパーティーを抜いたり、あたしらが登ってくるのを道をよけて待ってる下山者のためムリして急いでペースが狂ったりして、5合目にたどり着いたときはすっかりゼーゼーハーハー。
「もうあたしムリだから。馬の背フュッテで待ってるからおまえらだけ行って来い」というと、一同沈黙。
しかし3000m級の山では何らかの形で必ず活躍するへねくが眼で「弱音を吐くな。戦え。」と静かに訴えていました。
そんなこんなで弱気になった自分に活を入れつつ、なんとか小仙丈を越え、仙丈ケ岳頂上につづく稜線に出たとき、突然うそのようにガスが晴れ、ずっと隠れてた女王の姿がはっきりと見れました。
09:20、仙丈ケ岳(3,033 m)到着。
頂上では夏の青空が広がり、南の方角には目の前に北岳、間ノ岳の雄姿、そして東には富士山がはっきり。日本1,2,4位のそろい踏みです。
西側には中央アルプス、北東には昨日登った甲斐駒が岳。地蔵岳の向こうには八ヶ岳も見えます。お金を払っても見れない絶景。まさに夏山の醍醐味でした。
馬の背と呼ばれるなだらかな尾根を経由して下山し、北沢峠で冷やしておいたスイカを食べ、ぎゅうぎゅうに混んでるバスで着いた甲府では猛暑に閉口しつつ焼肉を平らげ、実り多い南アルプス登山を締めくくりました。
めでたしめでたし。
・・・といいたいところだけど、仙丈下山後北沢峠で生ビールを飲んでたときに、長年使ってたG-SHOCKガウスマンをなくしてしまいました。
これもかなり痛い・・・。
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