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Yamareco

記録ID: 21601
全員に公開
山滑走
妙高・戸隠・雨飾

三田原山、火打山(頚城三部作ep供

2007年03月09日(金) ~ 2007年03月10日(土)
 - 拍手
GPS
30:50
距離
19.3km
登り
1,365m
下り
2,117m

コースタイム

3/9 9:25第三高速−11:54妙高山外輪12:05−13:04三田原山13:19−13:42黒沢池−14:40高谷池ヒュッテ
3/10 6:10高谷池ヒュッテ−8:31火打山9:00−10:10高谷池ヒュッテ10:30−11:11黒沢池−13:17三田原山13:28−14:05妙高山外輪14:20−16:15早大WV山小屋
天候 3/9 晴、3/10 晴のち曇
過去天気図(気象庁) 2007年03月の天気図
アクセス

感想

 6:30苗名の湯着。リフトが動くまで2時間ほどあるので、いらない荷物を新店さんに預けたり、全装となって行動準備を整える。リフトまで練習を兼ねてでシートラで歩く。

 9:25行動開始。天気は予想に反してどピーカン!日頃の行いがいいのかしら。他の登山者も10名ぐらいいる。行動開始してすぐに第三高速上の沢の通過。危険箇所の通過の仕方を確認し、ひとりずつ渡っていく。あまり苦戦せずに渡ることができたが、そこからの登りで山スキー初挑戦の長谷川が少しハマっていた。

 10:16三田原山2050m付近着。傾斜が急で少しカリカリになっているのでスキーアイゼンを装着する。

 11:54妙高山外輪着。妙高山が険しく聳え立っている。展望がよく、プレ春で登った乙妻山も見えたが、自分がそこに行ったかと思うと少し嬉しくなった。そうこうしているうちに三田原山着。とりあえず1年で写真を撮るがここがピークなのか。

 13:04シールをはずして滑降開始。ふかふかでとても楽しい。誰も滑っていない斜面に思い思いのシュプールを描く。廣光Aコーチの「他人のシュプールを汚すのはルール違反だ!」という言葉を思い出して慎重に滑る。酒井・穂高はスイスイと降りていく。小松も順調。長谷川もコケながらも奮闘している。黒沢池まで一直線で滑っていくが、最高に気持ちイイ!!

 13:40黒沢池着。14時リミットとしていたが、これまでの行動からみても行けると思ったので、ここからシールをつけて高谷池を目指す。登りで小松がMr.childrenの『しるし』を歌う。小松の最新ヒット曲収集力はスゴい。新人にもゼヒ披露してください。私も対抗して宇多田ヒカルの『Flaver Of L ife』を歌おうと思ったが、歌詞を頭のなかでぐるぐるさせていたら茶臼岳のコルについたのでやめた。

 14:40高谷池ヒュッテ着。他の登山者はいないようだ。時間がぎりぎりなので、現役で整地して急いでダンロップを立てる。今回は初6人テントである。6人テントでの狭さと個装整理の大事さを味わえばいい。ひっひっひ。先輩方は2人用のテントをサクサク設営。

 15:45食当開始。食当は穂高と長谷川。準備でバタバタしていたが、1年主導で食当を行えていた。しかし、8人分の水と食事を作るので2時間以上かかってしまった。8人分にまとめて軽量化と人員削減になったが、考え物である。16時から気象係の小松が天気図を描く。終わったあと、見せてもらったが時間も早いし間違いもなかった。しかも高気圧に恵まれて明日も晴れそう!この調子で頑張ってください。

 そして、食当組ではない春田Aコーチ、廣光Aコーチ、そして雪洞大好き(?)酒井で雪洞を作成。天気図の終わった小松も参加して食当が終わるまでせっせと作っていた。

 18:00食事開始。今日はハヤシライス。谷口からのチーズの差し入れを入れてさらにおいしい。すみません2枚も食べました。ここで小松が凡ミスを犯す。なんと米にルーをかけている!しかも「かけちゃった☆」とすこしお茶目。米にルーを入れたら丸食が汚れるだろうが!と渇を入れて食事終了。

 18:30上級生ミーティング開始。その前にトイレにいったらこの世のものと思えない景色が広がっていた。真っ白な世界に闇が訪れ始め、西の方は赤と青のグラデーションに彩られ、真上を見上げれば星がきらめいている。そして火打山は暗くたたずんでいる。写真を撮ったが、やっぱりうまくとれなかったので、心にしっかり焼け付けておいた。

 19:10T.P.開始。雪洞で行ったが、とても快適!「嫌になるほど掘った」というぐらい力作で8人入れて天井も高い。今日の行動の反省を行ったが、行動、読図係活動など問題なく取り組めていてすばやく終わった。そして、ろうそくをともしてムーディーに最終夜(最初夜)を迎える。ここで「雪洞に泊まろう!」という提案が出る。経験にもなるしいいでしょう。食当の2人と食当見の鳴海、そして雪洞大好き(確定)酒井でダンロップから装備を全部移動させて4人で泊まることにした。ダンロップには私と小松2人でラッキーと思いながらテントに戻ると、明らかに寒い!小松を起床係に任命して21時就寝。

3/10
 4:00起床。2人でダンロップはかなり寒かった。小松も寒かったようだ。小松と食当ではない酒井3人でダンロップを撤収。聞くと、雪洞は快適だったらしい。本日も晴天なり。

 4:40食事開始。朝食は雪洞でオニオンスープ。鳴海の差し入れのハーブウィンナーがマッチしていておいしい。大量の洗い茶が沸くのを待って、撤収。火打山にはピストンで行くので、いらない装備はまとめて雪洞にデポした。

 6:10行動開始。トレースのない場所を行くトップ鳴海がうらやましく思えた。ピストン中は付けていなかったが、団パイの赤旗もなんだかかっこよくてうらやましかった。天狗の庭でスキーアイゼンを装着。まもなくカリカリの斜面となった。

 7:23火打山の肩着。火打の斜面が少しカリカリなようなのでここでアイゼン・ピッケルを装着し、スキー板をデポする。しかし休憩時間内に小松がアイゼンを正確に履けない。見ると、サイズも合っていな。冬合宿前に上級生で確認したのにできておらず猛省する。廣光さんの「こんな装備で舐めるな。登るな。」という言葉が胸に響く。春田さんのアイゼンと交換するとぴったりだったので交換していただいた。ここだけで40分も掛かってしまった。下界での準備不足が命と時間を奪うことを再認識させられた。

 8:00火打山アタック開始。傾斜は急だがそこまでカリカリではない。後ろからみんなのピッケルワークを見ていたが、プレ春でやったことができていて安心した。たまにパウダーの部分も歩きながら、8:31火打山着。風は強いが360°のパノラマが広がり、富士山も顔をのぞかせている。そして焼山、雨飾、反対側には妙高山と頚城満点である。春合宿で行く焼山を臨みながら、その迫力に息を飲んだ。式典を行って記念撮影をしてシリセードを交えながら下山する。

 9:25火打山の肩から天狗の庭まで滑降開始。北東に伸びる澄川ルートに後ろ髪を引かれる。天狗の庭からシールをつけて高谷池ヒュッテに10:10に到着。そこから撤収を行ったが、みんなテキパキしていてすばやい。

 10:30高谷池ヒュッテ発。黒沢池へ滑降の前にシールをはがす。滑降を楽しみにしていたが、雪が重く滑りづらい。2度ほど顔面クラッシュして、11:11黒沢池着。ここで再びシールをつけて、三田原へ登る。尾根上を登っていくが、小松がしんどそう。
 
 13:17三田原山着。外輪から妙高山下へ下るトレースもあり、結構登山者がいるようだ。滑降地点についてシールをはがして滑降準備を行う。

 14:20外輪からの滑降開始。雪質はそこそこで、小松もすいすい滑っている。長谷川は何度も転んで体力を消耗しているようだ。酒井・穂高は果敢にジャンプを行っている。オバケ平からはすい〜と山小屋を目指す。

 16:15早大WV山小屋着。なんだかバスで東京に帰れそうな時間ではない。サンアントンで打ち上げをして解散した。鳴海・小松は新幹線で帰るらしいが、残りの6人で山小屋に泊まることにした。合宿以外で山小屋に泊まるのは初めてなのでうきうきしていたが、一番に眠りについてしまった。ワンダリングが終わったことにほっと胸をなでおろした。さぁ、次は春合宿だ!




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